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1章 異世界に召喚されました
22話 カルネル山のダンジョン
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「……にしても、こっちの世界の住人がスキルを取得できないってのは地味に不便だな」
私がフォークで果物をつつきつつ、呟いた。
エルフの神殿の誰かが【鑑定】を使えれば、今回の結界破り騒動もなかったわけで。
リリやコロネにだって仲間なのだから、それなりに強いスキルを覚えさせてあげたいと思ってしまう。
こうゲーヲタとしての性というか何というか。
因みにすでにリリにもコロネにも、私が持っていたレベル200のいい装備はあげている。
もちろんリュート達にもだ。
でも、結局はどの装備もレベル200時点の最高装備であって、正直レベル400と500のリリちゃんとコロネには装備としては心もとない。
もちろん私もいくらレベル適正武器とはいえ、B級装備では頼りない。
「方法がまったくないという訳ではないのですが……」
と、コロネが躊躇いがちに私に言う。
「え!?何か方法があるのか!?」
「エルフの大神殿にはスキル書を持つ魔獣が封じられていると、神殿の古文書に記されてあります。
スキル書は呪文書と同じで、スキルを獲得できるらしいとの噂なのですが……」
「おおおおー!!すごいじゃないか!!行きたい!そこ行きたい!!」
私が身を乗り出せば
「ですが、記録では魔獣のレベルは800とあります。
猫様でも倒すのは無理かと」
と、コロネ。
うん。それは確かに無理だわ。
エルフの大神殿とかそういう街中にあるボスモンスターとの対決はゲームと同じ仕様ならほぼ100%、チャレンジミッションだろう。
チャレンジミッションは特別なイベントでもちろん普通のボスモンスターより強い。
パーティーメンバーだけで挑み人数が5人~8人でやっとクリアできるレベルのボス戦なのだ。
「うーーん。それは確かにレベルが足りなくて無理かもしれない。
装備も心もとないし。せめて装備がなんとかならないかな。
適正レベルの装備がほしい」
私がぷすっとメロンにフォークをぶっさせば
「もしかしたら リリ いた ダンジョン。
レベル 800まで ボス モンスターいるかも」
と、いい子に果物を食べていたリリが会話に参加した。
「へ!?マジで!?」
私が食い気味に尋ねれば
「うん リリ 倒しにきた プレイヤーが言ってた 気がする
将来 リリのいた ダンジョン レベル800くらいまで奥いける
まだ未実装で 行けない って」
おおおおお!?マジか!!
それすごい情報じゃないか!!
「行きたい!是非行きたい!!」
私が言うと
「何というか……猫様とお会いしてから今が一番輝いているように見えるのですが……」
やや引き気味に言うコロネに
「コロネ リリ プレイヤーいっぱい見てきた
きっと ネコ ゲームオタク
レア装備と 最強武器を 常に求める 廃人
ゲームのためなら ズル休みも 仮病も いとわない
生粋のガチ廃人」
とジト目でリリちゃん。
くっ!?リリちゃんさすがにNPCとしてボス部屋でボスやってた時の記憶があるせいか、ゲームオタクの習性をよく理解していらしゃる!
なに一つ反論できない。
結局、私の猛烈プッシュでリリが以前ボスをしていたというカルネル山のダンジョンへと挑むことになるのだった。
△▲△
「まさか、カルネル山にこのようなダンジョンが存在していたとは」
カルネル山の中腹にででんっ!!と立ちそびえた、神殿を前にコロネが呻く。
山肌の広がる野ざらしの場所にやたら豪華な神殿が立っているため違和感が半端ないのだがダンジョンなんてこんなものだろう。
「ふっふっふ!!聞こえる聞こえる!武器装備が私に手に入れてくれと呼んでいる!!」
と私がガッツポーズで呟けば
「コロネ、聞こえる?」
と、リリがコロネに聞き
「いえ、まったく。
猫様のことですから、きっと常人には聞こえない何かが聞こえるのでしょう」
と、口では多少褒め称えているが引き気味にコロネ。
「ふーっふっふっふ。
二人とも何とでも言うといい!!
こう見えても私はガチのゲーヲタなのだ。
そのレベルになったら常に最強装備を目指すのは廃人の宿命!
レベル700なのにいまだレベル200武器装備とか恥ずかしくてお天道さまに顔向けできない!
さぁ!行こう二人とも!」
私がテンション高めに言えば
「コロネ、ネコ相手 変
ネコ 最強装備の前 変
リリの周り大人 変な人しかいない。
リリ、はやく 大人になって二人守らないと」
と、憂いを含んだ瞳でポツリとリリちゃんが呟く。
何故か風も吹いていいないのに、リリちゃんの髪が風にふらりとたなびいた。
……うん。テンション上がりすぎましたごめんなさい。
もうちょっとまともな大人になろうかと思います。
△▲△
ザシュ!!
リリが宙を舞いモンスターを鍵爪であっけなく葬った。
モンスターの死体がぽんと消え、宝箱が出現する。
コロネの言うとおり、ダンジョンではモンスターが宝箱になるらしい。
ここらへんはゲームと同じだ。
因みにリリちゃんは私がもっていた竜人用の武器の鍵爪を装備している。
服装も、忍者をイメージしたアバターに着替えさせた。
というのも、竜人用の防具がほぼ水着のような格好だったため、幼女にこれは……というわけで持っていた忍者アバターを着せたのだ。
ちなみにグラニクルオンラインでのアバターは鎧の上から着込める服みたいな感じである。
この神殿の敵のレベルは300台のため私達の敵ではない。
リリちゃんが一人で敵をたおしサクサク進んでいた。
しかし神殿をきょろきょろと見渡し私は思う。
ここまで、来るまでにほぼ通路は一本道なのだが……めちゃくちゃ道が狭い。
いや、人間サイズなら別に狭くはないのだが、ドラゴンのリリちゃんサイズだととてもじゃないが通れるサイズじゃないのだ。
コロネも同じ事を感じたらしく
「リリ様。出口は別にあるのでしょうか?リリ様が通るには少し通路が狭いようですが」
と、尋ね
「リリ わからない リリ 気づいたら外いた
どうやって ダンジョンの外でたか おぼえてない」
と答える。
「ってことはリリがいたボス部屋見れば何かわかるかもしれないな」
私が言うとリリがうん!と嬉しそうに頷くのだった。
△▲△
「たぶん。リリがいたのこの扉の向こう。
この扉の文様覚えがある」
リリがそう言って立ち止まったのはいかにもボス部屋です!という扉の前だった。
うん。確かにボス部屋前はゲーム内でもわかりやすかった。
これがボス部屋と思っていいだろう。
しかしだ。本来この部屋は、リリがボスとしていた部屋だ。
今ボスモンスターであるはずのリリがここにいるのだからボス不在のはずなのだが。
『……何かいますね』
『いる 禍々しい何か』
と、他二人も気配を察知したのか、通常会話を念話に切り替えた。声も緊張している。
【魔力察知】で調べてみれば……何故かレベル555何かがこの部屋の中にいるのだ。
『この中の魔物、物凄くいろいろなモノがまざってる』
と、リリ。
『猫様どうしますか?本来いるはずのないボス部屋にボスがいるというのは危険な気がしますが』
と、コロネも緊張した面持ちで聞いてくる。
『さて、どうしたものかな。
レベル的には十分倒せるレベルだけど……』
ここで警戒して入らないという選択肢をしてしまうと、エルフの大神殿を諦めなければいけなくなるわけで。
そうなるとスキル書もあきらめないといけなくなる。
将来的に私がいなくなった時にだれも聖樹を鑑定できなくなってしまう。
やっぱり将来の事を考えるとスキル書はほしい。
そして何より私も装備が欲しい!
『ちょっと様子だけでも見てこよう。危険そうなら即退避。
やばいと感じたら、周りにピンチが伝わるように念話の精神ブロックを解除すること。OK?』
と、私。なんとなく私は昔からカンだけはいいほうで、今回この敵に対しては何も悪い予感はしない。
レベルも555なら対応できるレベルだろう。
私の言葉にリリとコロネがコクりと頷いた後、私は扉を開けた。
リリが以前いた部屋というだけあって、部屋の中はとても広く、彫像が立ち並び幻想的な部屋となっている。
その部屋の中央で幻想的な神殿の雰囲気にまったく似合わない物体が鎮座していた。
そう――複数の人間の顔をもつ黒い丸い物体が横たわっているのだった。
私がフォークで果物をつつきつつ、呟いた。
エルフの神殿の誰かが【鑑定】を使えれば、今回の結界破り騒動もなかったわけで。
リリやコロネにだって仲間なのだから、それなりに強いスキルを覚えさせてあげたいと思ってしまう。
こうゲーヲタとしての性というか何というか。
因みにすでにリリにもコロネにも、私が持っていたレベル200のいい装備はあげている。
もちろんリュート達にもだ。
でも、結局はどの装備もレベル200時点の最高装備であって、正直レベル400と500のリリちゃんとコロネには装備としては心もとない。
もちろん私もいくらレベル適正武器とはいえ、B級装備では頼りない。
「方法がまったくないという訳ではないのですが……」
と、コロネが躊躇いがちに私に言う。
「え!?何か方法があるのか!?」
「エルフの大神殿にはスキル書を持つ魔獣が封じられていると、神殿の古文書に記されてあります。
スキル書は呪文書と同じで、スキルを獲得できるらしいとの噂なのですが……」
「おおおおー!!すごいじゃないか!!行きたい!そこ行きたい!!」
私が身を乗り出せば
「ですが、記録では魔獣のレベルは800とあります。
猫様でも倒すのは無理かと」
と、コロネ。
うん。それは確かに無理だわ。
エルフの大神殿とかそういう街中にあるボスモンスターとの対決はゲームと同じ仕様ならほぼ100%、チャレンジミッションだろう。
チャレンジミッションは特別なイベントでもちろん普通のボスモンスターより強い。
パーティーメンバーだけで挑み人数が5人~8人でやっとクリアできるレベルのボス戦なのだ。
「うーーん。それは確かにレベルが足りなくて無理かもしれない。
装備も心もとないし。せめて装備がなんとかならないかな。
適正レベルの装備がほしい」
私がぷすっとメロンにフォークをぶっさせば
「もしかしたら リリ いた ダンジョン。
レベル 800まで ボス モンスターいるかも」
と、いい子に果物を食べていたリリが会話に参加した。
「へ!?マジで!?」
私が食い気味に尋ねれば
「うん リリ 倒しにきた プレイヤーが言ってた 気がする
将来 リリのいた ダンジョン レベル800くらいまで奥いける
まだ未実装で 行けない って」
おおおおお!?マジか!!
それすごい情報じゃないか!!
「行きたい!是非行きたい!!」
私が言うと
「何というか……猫様とお会いしてから今が一番輝いているように見えるのですが……」
やや引き気味に言うコロネに
「コロネ リリ プレイヤーいっぱい見てきた
きっと ネコ ゲームオタク
レア装備と 最強武器を 常に求める 廃人
ゲームのためなら ズル休みも 仮病も いとわない
生粋のガチ廃人」
とジト目でリリちゃん。
くっ!?リリちゃんさすがにNPCとしてボス部屋でボスやってた時の記憶があるせいか、ゲームオタクの習性をよく理解していらしゃる!
なに一つ反論できない。
結局、私の猛烈プッシュでリリが以前ボスをしていたというカルネル山のダンジョンへと挑むことになるのだった。
△▲△
「まさか、カルネル山にこのようなダンジョンが存在していたとは」
カルネル山の中腹にででんっ!!と立ちそびえた、神殿を前にコロネが呻く。
山肌の広がる野ざらしの場所にやたら豪華な神殿が立っているため違和感が半端ないのだがダンジョンなんてこんなものだろう。
「ふっふっふ!!聞こえる聞こえる!武器装備が私に手に入れてくれと呼んでいる!!」
と私がガッツポーズで呟けば
「コロネ、聞こえる?」
と、リリがコロネに聞き
「いえ、まったく。
猫様のことですから、きっと常人には聞こえない何かが聞こえるのでしょう」
と、口では多少褒め称えているが引き気味にコロネ。
「ふーっふっふっふ。
二人とも何とでも言うといい!!
こう見えても私はガチのゲーヲタなのだ。
そのレベルになったら常に最強装備を目指すのは廃人の宿命!
レベル700なのにいまだレベル200武器装備とか恥ずかしくてお天道さまに顔向けできない!
さぁ!行こう二人とも!」
私がテンション高めに言えば
「コロネ、ネコ相手 変
ネコ 最強装備の前 変
リリの周り大人 変な人しかいない。
リリ、はやく 大人になって二人守らないと」
と、憂いを含んだ瞳でポツリとリリちゃんが呟く。
何故か風も吹いていいないのに、リリちゃんの髪が風にふらりとたなびいた。
……うん。テンション上がりすぎましたごめんなさい。
もうちょっとまともな大人になろうかと思います。
△▲△
ザシュ!!
リリが宙を舞いモンスターを鍵爪であっけなく葬った。
モンスターの死体がぽんと消え、宝箱が出現する。
コロネの言うとおり、ダンジョンではモンスターが宝箱になるらしい。
ここらへんはゲームと同じだ。
因みにリリちゃんは私がもっていた竜人用の武器の鍵爪を装備している。
服装も、忍者をイメージしたアバターに着替えさせた。
というのも、竜人用の防具がほぼ水着のような格好だったため、幼女にこれは……というわけで持っていた忍者アバターを着せたのだ。
ちなみにグラニクルオンラインでのアバターは鎧の上から着込める服みたいな感じである。
この神殿の敵のレベルは300台のため私達の敵ではない。
リリちゃんが一人で敵をたおしサクサク進んでいた。
しかし神殿をきょろきょろと見渡し私は思う。
ここまで、来るまでにほぼ通路は一本道なのだが……めちゃくちゃ道が狭い。
いや、人間サイズなら別に狭くはないのだが、ドラゴンのリリちゃんサイズだととてもじゃないが通れるサイズじゃないのだ。
コロネも同じ事を感じたらしく
「リリ様。出口は別にあるのでしょうか?リリ様が通るには少し通路が狭いようですが」
と、尋ね
「リリ わからない リリ 気づいたら外いた
どうやって ダンジョンの外でたか おぼえてない」
と答える。
「ってことはリリがいたボス部屋見れば何かわかるかもしれないな」
私が言うとリリがうん!と嬉しそうに頷くのだった。
△▲△
「たぶん。リリがいたのこの扉の向こう。
この扉の文様覚えがある」
リリがそう言って立ち止まったのはいかにもボス部屋です!という扉の前だった。
うん。確かにボス部屋前はゲーム内でもわかりやすかった。
これがボス部屋と思っていいだろう。
しかしだ。本来この部屋は、リリがボスとしていた部屋だ。
今ボスモンスターであるはずのリリがここにいるのだからボス不在のはずなのだが。
『……何かいますね』
『いる 禍々しい何か』
と、他二人も気配を察知したのか、通常会話を念話に切り替えた。声も緊張している。
【魔力察知】で調べてみれば……何故かレベル555何かがこの部屋の中にいるのだ。
『この中の魔物、物凄くいろいろなモノがまざってる』
と、リリ。
『猫様どうしますか?本来いるはずのないボス部屋にボスがいるというのは危険な気がしますが』
と、コロネも緊張した面持ちで聞いてくる。
『さて、どうしたものかな。
レベル的には十分倒せるレベルだけど……』
ここで警戒して入らないという選択肢をしてしまうと、エルフの大神殿を諦めなければいけなくなるわけで。
そうなるとスキル書もあきらめないといけなくなる。
将来的に私がいなくなった時にだれも聖樹を鑑定できなくなってしまう。
やっぱり将来の事を考えるとスキル書はほしい。
そして何より私も装備が欲しい!
『ちょっと様子だけでも見てこよう。危険そうなら即退避。
やばいと感じたら、周りにピンチが伝わるように念話の精神ブロックを解除すること。OK?』
と、私。なんとなく私は昔からカンだけはいいほうで、今回この敵に対しては何も悪い予感はしない。
レベルも555なら対応できるレベルだろう。
私の言葉にリリとコロネがコクりと頷いた後、私は扉を開けた。
リリが以前いた部屋というだけあって、部屋の中はとても広く、彫像が立ち並び幻想的な部屋となっている。
その部屋の中央で幻想的な神殿の雰囲気にまったく似合わない物体が鎮座していた。
そう――複数の人間の顔をもつ黒い丸い物体が横たわっているのだった。
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