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1章 異世界に召喚されました
21話 王子達のレベル上げ
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結局、私たちはカストリーナ砦周辺の魔物を倒すことになった。
と、いうのもカルネル山から一気に魔素が流れてきてしまったため、一時的に魔物のレベルがあがってしまったらしい。
レベル200~300くらいの魔物がウヨウヨしているのだ。
私やリリ、コロネには雑魚だが、この地に住まうエルフ達に倒せるレベルの敵じゃない。
私が寝ている間にコロネがそれなりの数を倒したらしいが、それでもまだ結構な数の魔物が残っている。
とりあえず、森に沸く魔物のレベルが以前と同じくらいの40~80になるまで、山の魔素濃度を下げないとやばいだろう。
リュートとそのお付きのクランベールと他にも一緒にいたリュートに忠誠の高い騎士達のレベルをあげてやることになったのだ。
経験値のオーブは貸せるものが2個しかないのでリュートとクランベールに渡してある。
ちなみにパーティーを組めるのは8人まで。リュートの護衛は6人。
私を入れると丁度8人になってしまうので今回はリリとコロネはパーティーには入っていない。
いちいち一匹ずつ倒すのは面倒なのでリュート王子達をリリの背中にのせて、私が敵を倒す事した。
罠で森の魔物など一撃死だし。
「うっしゃ!!それじゃあ、いっちょやりますか!!」
私の気合の一言と共に、罠が発動し、森に居るモンスター達を撲滅していくのであった。
△▲△
「レベル……325ですか」
レベルを鑑定してやると、リュートがまじまじと感想を述べた。
その場に居合わせただれもが信じられないといった表情をしている。
あの後。森に沸くモンスターを罠で撲滅しまくり、リュート達のレベルも面白いようにあがっていった。
まぁ、レベルが低いからってのもあるけど。
ちなみに経験のオーブをもっていたリュートとクランベールが300前半。
他の騎士達は200後半までレベルがあがっている。
森に沸くモンスター達も、カルネル山の結界が解ける前の40~80までレベルが下がっていた。
「うっしゃー。ここまで上げればセズベルクも、もうリュートに嫌味もいってこないだろう!」
と、私がガッツポーズをとるが
「猫様。まだ皆現実を受け止められていないようです」
と、コロネ。
言われて、見やれば、リュートも騎士達もレベルが測定できる魔道具を見つめ、魂が抜けたかのようにブツブツ言っているのだった。
△▲△
「それにしても……猫様は人が良すぎるといいましょうか、なんといいましょうか」
コロネの家に戻って、食堂で食事をとっていると、コロネが器用にバナナの皮をナイフとフォークで切り分けながら呟いた。
「リュート達のレベルを上げた事か?何かまずかったか?」
と、私が鳥肉をぱくつきながら尋ねた。
コロネも強く止めなかったからOKかと思ったのだけれど、何かやらかしてしまっただろうか?
「いえ、セズベルク第一王子よりリュートの方が王としての資質はあります。
それに、リュートがレベル325もあれば、プレイヤーのレベルも超えていますから。
ほとんどのプレイヤーのレベルが200なので今まで以上にプレイヤーはエルフの領土に手を出しにくくなりますから助かります。重ねて御礼申し上げます」
「迷惑じゃないならいいんだけど。
言われてみればそういえば、エルフの領土ってあまりプレイヤー見ないよな」
「プレイヤーは基本、私が張った結界で森の中に入れないようにしてあります。
入ってきても迷ってすぐに森の外に出てしまうように細工させていただきました。
他の地域もです」
「ええええ!?マジで!?あれ、でも自分は?」
「猫様は私が一緒ですから。それに猫様のレベルでは私の結界など効果はないでしょう。
その結界も聖樹の力の一部を借りてなんとかレベル200くらいのプレイヤーを幻覚でエルフ領には入れないようにするのがやっとです」
「……にしても、中に入れないようにするとか、随分エルフに嫌われているんだなプレイヤーは」
私の言葉にコロネが黙って、ナイフとフォークを置き
「最初の頃は交流もあったのですが……。
元の世界に帰りたいと方法を探すプレイヤーが大賢者と言われる私に頼ってくる事もありました。
私もその時にプレイヤーの方に教わりいろいろ学びましたから。
おかしくなったのは、女神に召喚されたというプレイヤーが現れてからです」
「ああ、ラファが仕えてるっていう女神か」
「はい。女神に召喚されたと自称するプレイヤーは素行が悪いものが多く、エルフの領土も一度大きな被害を被ったことがありました。
その時は神々の作った施設に閉じ込める事で事なきを得たのですが。
以後はプレイヤーはエルフの領土には入れないという方針が決まったのです。
今は人間種もエルフ領には入れないように細工してあります」
「大きな被害?プレイヤーが何かしたのか?」
私の問いにコロネは一瞬口ごもり
「エルフの集落の一つを占拠し、男性を皆殺しにしたうえで、女性を洗脳しハーレム?というものを作っていました」
と、申し訳なさそうに告げる。
……って、皆殺し?
「皆殺しって……石化とかじゃなくて?本当に殺したのか?」
「はい。そうです。元々は集落の人々と仲良くやっていたプレイヤーだったらしいのですが。
集落の方針で意見が合わなくなったところで、対立がおきたらしく……。
私たちが気づいた時にはすでに手遅れでした。
その問題をおこしたプレイヤーも女神に呼ばれたと自称していたらしいのです」
コロネの言葉に私は言葉を失った。
コロネが言うのなら嘘はないのだろう。
だけど、プレイヤーって普通に日本人だよね?
ラファの時はまだ、工作員だったらしいからそういう関係だったのだろうと無理やり納得するにしても、一般人を殺すとかマジありえなくないか。
だってプレイヤーなら相手を無効化したいなら石化とかいろいろ方法あるじゃん?
それをかっ飛ばしてなぜ殺すかな?私的にはすごくありえないんだけど。
ああ、でも日本でも通り魔とか普通にあるし、そういう神経の持ち主はいるのだろうな……。
なんだか切なくなってくる。
「でもレベル200の相手をよく閉じ込められたな」
沈んだ気持ちで聞けば
「ええ、あまり人道的に宜しくない手も使わせていただきましたが。致し方ありません」
と、コロネが大きなため息をつく。どうやら閉じ込めたのはコロネらしい。
「でもプレイヤーと交流があったのに、コロネは一緒に旅にでなかったのか?
コロネなら真実探しに一緒に旅にでそうなものなのに」
私が聞けばコロネは苦笑いを浮かべて、
「はい。
私がこうして旅をご一緒させていただきたいと思ったのは猫様だけでありまして!
こう猫様は他のプレイヤーと溢れるオーラが違うといいましょうか!」
と、またまた手を大仰にポーズを取り熱く語りだす。
「コロネ 時々 変」
お子様用フォークでパスタを食べながら突っ込むリリちゃん。
「へ、変ですかっ!?」
変な祈りのポーズのまま何故かショックをうけるコロネ。
むしろなぜ変だと思わないのか逆にこっちが聞きたい。
と、いうのもカルネル山から一気に魔素が流れてきてしまったため、一時的に魔物のレベルがあがってしまったらしい。
レベル200~300くらいの魔物がウヨウヨしているのだ。
私やリリ、コロネには雑魚だが、この地に住まうエルフ達に倒せるレベルの敵じゃない。
私が寝ている間にコロネがそれなりの数を倒したらしいが、それでもまだ結構な数の魔物が残っている。
とりあえず、森に沸く魔物のレベルが以前と同じくらいの40~80になるまで、山の魔素濃度を下げないとやばいだろう。
リュートとそのお付きのクランベールと他にも一緒にいたリュートに忠誠の高い騎士達のレベルをあげてやることになったのだ。
経験値のオーブは貸せるものが2個しかないのでリュートとクランベールに渡してある。
ちなみにパーティーを組めるのは8人まで。リュートの護衛は6人。
私を入れると丁度8人になってしまうので今回はリリとコロネはパーティーには入っていない。
いちいち一匹ずつ倒すのは面倒なのでリュート王子達をリリの背中にのせて、私が敵を倒す事した。
罠で森の魔物など一撃死だし。
「うっしゃ!!それじゃあ、いっちょやりますか!!」
私の気合の一言と共に、罠が発動し、森に居るモンスター達を撲滅していくのであった。
△▲△
「レベル……325ですか」
レベルを鑑定してやると、リュートがまじまじと感想を述べた。
その場に居合わせただれもが信じられないといった表情をしている。
あの後。森に沸くモンスターを罠で撲滅しまくり、リュート達のレベルも面白いようにあがっていった。
まぁ、レベルが低いからってのもあるけど。
ちなみに経験のオーブをもっていたリュートとクランベールが300前半。
他の騎士達は200後半までレベルがあがっている。
森に沸くモンスター達も、カルネル山の結界が解ける前の40~80までレベルが下がっていた。
「うっしゃー。ここまで上げればセズベルクも、もうリュートに嫌味もいってこないだろう!」
と、私がガッツポーズをとるが
「猫様。まだ皆現実を受け止められていないようです」
と、コロネ。
言われて、見やれば、リュートも騎士達もレベルが測定できる魔道具を見つめ、魂が抜けたかのようにブツブツ言っているのだった。
△▲△
「それにしても……猫様は人が良すぎるといいましょうか、なんといいましょうか」
コロネの家に戻って、食堂で食事をとっていると、コロネが器用にバナナの皮をナイフとフォークで切り分けながら呟いた。
「リュート達のレベルを上げた事か?何かまずかったか?」
と、私が鳥肉をぱくつきながら尋ねた。
コロネも強く止めなかったからOKかと思ったのだけれど、何かやらかしてしまっただろうか?
「いえ、セズベルク第一王子よりリュートの方が王としての資質はあります。
それに、リュートがレベル325もあれば、プレイヤーのレベルも超えていますから。
ほとんどのプレイヤーのレベルが200なので今まで以上にプレイヤーはエルフの領土に手を出しにくくなりますから助かります。重ねて御礼申し上げます」
「迷惑じゃないならいいんだけど。
言われてみればそういえば、エルフの領土ってあまりプレイヤー見ないよな」
「プレイヤーは基本、私が張った結界で森の中に入れないようにしてあります。
入ってきても迷ってすぐに森の外に出てしまうように細工させていただきました。
他の地域もです」
「ええええ!?マジで!?あれ、でも自分は?」
「猫様は私が一緒ですから。それに猫様のレベルでは私の結界など効果はないでしょう。
その結界も聖樹の力の一部を借りてなんとかレベル200くらいのプレイヤーを幻覚でエルフ領には入れないようにするのがやっとです」
「……にしても、中に入れないようにするとか、随分エルフに嫌われているんだなプレイヤーは」
私の言葉にコロネが黙って、ナイフとフォークを置き
「最初の頃は交流もあったのですが……。
元の世界に帰りたいと方法を探すプレイヤーが大賢者と言われる私に頼ってくる事もありました。
私もその時にプレイヤーの方に教わりいろいろ学びましたから。
おかしくなったのは、女神に召喚されたというプレイヤーが現れてからです」
「ああ、ラファが仕えてるっていう女神か」
「はい。女神に召喚されたと自称するプレイヤーは素行が悪いものが多く、エルフの領土も一度大きな被害を被ったことがありました。
その時は神々の作った施設に閉じ込める事で事なきを得たのですが。
以後はプレイヤーはエルフの領土には入れないという方針が決まったのです。
今は人間種もエルフ領には入れないように細工してあります」
「大きな被害?プレイヤーが何かしたのか?」
私の問いにコロネは一瞬口ごもり
「エルフの集落の一つを占拠し、男性を皆殺しにしたうえで、女性を洗脳しハーレム?というものを作っていました」
と、申し訳なさそうに告げる。
……って、皆殺し?
「皆殺しって……石化とかじゃなくて?本当に殺したのか?」
「はい。そうです。元々は集落の人々と仲良くやっていたプレイヤーだったらしいのですが。
集落の方針で意見が合わなくなったところで、対立がおきたらしく……。
私たちが気づいた時にはすでに手遅れでした。
その問題をおこしたプレイヤーも女神に呼ばれたと自称していたらしいのです」
コロネの言葉に私は言葉を失った。
コロネが言うのなら嘘はないのだろう。
だけど、プレイヤーって普通に日本人だよね?
ラファの時はまだ、工作員だったらしいからそういう関係だったのだろうと無理やり納得するにしても、一般人を殺すとかマジありえなくないか。
だってプレイヤーなら相手を無効化したいなら石化とかいろいろ方法あるじゃん?
それをかっ飛ばしてなぜ殺すかな?私的にはすごくありえないんだけど。
ああ、でも日本でも通り魔とか普通にあるし、そういう神経の持ち主はいるのだろうな……。
なんだか切なくなってくる。
「でもレベル200の相手をよく閉じ込められたな」
沈んだ気持ちで聞けば
「ええ、あまり人道的に宜しくない手も使わせていただきましたが。致し方ありません」
と、コロネが大きなため息をつく。どうやら閉じ込めたのはコロネらしい。
「でもプレイヤーと交流があったのに、コロネは一緒に旅にでなかったのか?
コロネなら真実探しに一緒に旅にでそうなものなのに」
私が聞けばコロネは苦笑いを浮かべて、
「はい。
私がこうして旅をご一緒させていただきたいと思ったのは猫様だけでありまして!
こう猫様は他のプレイヤーと溢れるオーラが違うといいましょうか!」
と、またまた手を大仰にポーズを取り熱く語りだす。
「コロネ 時々 変」
お子様用フォークでパスタを食べながら突っ込むリリちゃん。
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