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短篇
一妻多夫制(短編19)
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浮気した夫を去勢する。
執行日まで私は考えた。
去勢により、夫は生殖機能を失う。
でも、私を裏切った事を一生後悔させたい。
「陰茎のみの切断で、陰嚢は残すで間違いないかしら?」
去勢女医の問いかけに無言で頷いた。
陰嚢にはレーザーを照射し、原始生殖細胞を死滅させるとの事だった。
睾丸が残る為、去勢後に男性ホルモン薬を飲み続ける必要は無い。
去勢方法は沢山あり、器具も用意されている。
でも、例え手袋越しであろうと陰茎を触りたくなかった私は
「ギロチンでお願いします」
ギロチンとはフランス革命時期に用いられた処刑器具。別名、断頭台と言われる様に首を切断する器具である。
その原理を応用して陰茎を切断する。
壁から突き出されている陰茎の50センチ上方に斜めに加工されている鋭い刃。
陰茎と陰嚢を一瞬で切り落とす事が出来るらしい。
今回は陰茎のみ切断する。
ダラリと情けなく頭を垂れているソレは、ただただ執行の時を待つしかない。
何度も受け入れてきた男性器。
私の中で精を出し続けてきたが、子を授かる事は無かった。
今としてみれば、妊娠しなかった事が不幸中の幸いだ。
何故なら、私を裏切り、私を抱いた翌日には別の女を抱き放精していたのだから。
今回、陰嚢を残してあげたのには考えがあったから。
陰茎が無ければ女と交わる事も出来ない。陰嚢は関係なく、種が無くなった精子を作り続ける。
性欲だけが溜まる地獄の苦しみの中で後悔すればよい、、、、
執行の時間が来ると同時に、私はギロチンのスイッチを押した。
1秒もかからない。一瞬だった。
下の受け皿に重力で落ちる陰茎。
ギロチンの刃は高温に赤く熱を放っており、切断面は炭化し血の一滴も流れない。
自分で刑を執行したとは言え、目の前にある切断された陰茎。
非日常の空間で暫し呆然としていた。
「はい、お疲れ様でした。後はこちらで処分しますので、お帰りになられても結構ですよ」
陰茎が乗ったトレーを回収しながら声をかけてきた女医の存在を感じ、我に返った。
処置室を後にする私。
尿意を感じトイレへと歩きながら、暫く男とは関わりたく無いと思った。
他の夫へ性交渉権を移行しなかったのも、そんな理由があったからだ。
トイレは全て空いており、私は1番手前の個室に入り下着を下ろす。
シートをしていた為に、全く気づかなかったが私は濡れていた。
私の股間と下着を透明で粘度の高い愛液がダラリと糸を引く。
去勢に興奮していた私に初めて気づく、、、、
いつの間にか尿意は消えていた。
私は、静まり返ったトイレの個室内で声を押し殺しながら自慰をした....
執行日まで私は考えた。
去勢により、夫は生殖機能を失う。
でも、私を裏切った事を一生後悔させたい。
「陰茎のみの切断で、陰嚢は残すで間違いないかしら?」
去勢女医の問いかけに無言で頷いた。
陰嚢にはレーザーを照射し、原始生殖細胞を死滅させるとの事だった。
睾丸が残る為、去勢後に男性ホルモン薬を飲み続ける必要は無い。
去勢方法は沢山あり、器具も用意されている。
でも、例え手袋越しであろうと陰茎を触りたくなかった私は
「ギロチンでお願いします」
ギロチンとはフランス革命時期に用いられた処刑器具。別名、断頭台と言われる様に首を切断する器具である。
その原理を応用して陰茎を切断する。
壁から突き出されている陰茎の50センチ上方に斜めに加工されている鋭い刃。
陰茎と陰嚢を一瞬で切り落とす事が出来るらしい。
今回は陰茎のみ切断する。
ダラリと情けなく頭を垂れているソレは、ただただ執行の時を待つしかない。
何度も受け入れてきた男性器。
私の中で精を出し続けてきたが、子を授かる事は無かった。
今としてみれば、妊娠しなかった事が不幸中の幸いだ。
何故なら、私を裏切り、私を抱いた翌日には別の女を抱き放精していたのだから。
今回、陰嚢を残してあげたのには考えがあったから。
陰茎が無ければ女と交わる事も出来ない。陰嚢は関係なく、種が無くなった精子を作り続ける。
性欲だけが溜まる地獄の苦しみの中で後悔すればよい、、、、
執行の時間が来ると同時に、私はギロチンのスイッチを押した。
1秒もかからない。一瞬だった。
下の受け皿に重力で落ちる陰茎。
ギロチンの刃は高温に赤く熱を放っており、切断面は炭化し血の一滴も流れない。
自分で刑を執行したとは言え、目の前にある切断された陰茎。
非日常の空間で暫し呆然としていた。
「はい、お疲れ様でした。後はこちらで処分しますので、お帰りになられても結構ですよ」
陰茎が乗ったトレーを回収しながら声をかけてきた女医の存在を感じ、我に返った。
処置室を後にする私。
尿意を感じトイレへと歩きながら、暫く男とは関わりたく無いと思った。
他の夫へ性交渉権を移行しなかったのも、そんな理由があったからだ。
トイレは全て空いており、私は1番手前の個室に入り下着を下ろす。
シートをしていた為に、全く気づかなかったが私は濡れていた。
私の股間と下着を透明で粘度の高い愛液がダラリと糸を引く。
去勢に興奮していた私に初めて気づく、、、、
いつの間にか尿意は消えていた。
私は、静まり返ったトイレの個室内で声を押し殺しながら自慰をした....
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