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番外編
一妻多夫制(番外編53・新製品)
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去勢科に、1人の女性営業が訪れていた。
「久しぶりね。今日はどうしたの?」
彼女の会社とは、数件取引している。
自社で、研究施設と製造所を持ち合わせているので、急に薬剤や器具が必要になった時には素早く対応してくれるので助かるのだ。
彼女はガムテープの様なモノを私の前に差し出した。
「去勢バンドという新商品です。安価で使いやすいのが特徴です。ぜひ、先生のところでも使って頂けないでしょうか!」
どう見ても、ただの銀色ガムテープににしか見えない。
首を傾げる私に対してカタログを開き
「あっ、これはサンプルですので地味な色合いですが、カラーバリエーションは数多く揃えています。こんなクマさんのプリント付きなんか私好きですけどね~」
カラーなんかどうでも良かったが、カタログに記載されている価格が安い事に驚いた。
一般的に安価なのはワイヤーカッター。
しかし、それなりに慣れていないと一回で男性器を切断するのは難しい。
去勢カッターは電動式の自動巻き取りタイプだから失敗こそ少ないものの、ちゃんとしたメーカー品を揃えるとなると価格は一気に跳ね上がる。
去勢科は、独立行政法人に分類される国立病院内の1つの科に過ぎない。
特性上、サービスの向上(被害者ケア)や予算の適正配分等、運営に関してはシビアと言わざるを得ない。
もし、安価で良い去勢器具であれば早急にそろえたい気持ちはあった。
「機能としては何が出来るの?例えば陰茎切断であるとか。具体的には?」
私の問いに、彼女はタブレットを取り出し
「去勢バンドでは睾丸の機能喪失を行えます。コチラが実際に行われた映像と、臨床工学上のデータになります。今、お時間大丈夫です?」
私は部屋にある時計に目をやり
「う~ん、微妙、、、30分後に去勢刑の執行が一件あるんだよね~」
彼女はうなずきながら
「立会いですか?それとも代理執行です?」
普通は部外者に言ってはいけないが、彼女とは何度か納入器具に関して、違法な取引をした事がある関係だった為、私の口も軽くなる。
「立会いなんだけど~、被害者の女性が犯人の睾丸を握り潰す予定??」
そう、あくまで予定なのだ。と、いうのも、一般女性の握力で男性の睾丸を陰嚢の上から握り潰すのは至難の業。
結果、私が器具を使って潰すか、切断補助をする事になる。
すると、彼女は私の話しを遮り
「じゃあ、当社の去勢バンドの出番ですよ!もし、被害者が潰せなかったら使ってみてもらえません?勿論、医療承認は得ている器具ですから!」
去勢刑執行中は部外者の立ち入りは禁じられているが、先程説明した通り彼女はある意味特別な関係の為、普通に立ち会う。
罪状と刑の内容を読み上げ、粛々と去勢刑が始まった。
被害者は、犯人にレイプされた女性。
(私なら、容赦なく棒も玉もまとめてチョキンするけどな~!!)
私の横で、ぶつぶつと独り言呟く女性営業に思わず
「シー!静かにしてて、、、、」
慌てて彼女の口を手で覆った。
被害女性と犯人は、処置室と執行室内に強化ガラス一枚で仕切られている。
こちら側にいる犯人は痛いのだろうか??眉間に青スジをたてながらもがいている。しかし、、、結果。
「んー!だめっ、、固くて潰れない!すみませんが代理執行お願いします!」
ほ~らね、やっぱりね、、、私はいつもの事だから慣れていた。
今回は切除ではないので、握力増強手袋か去勢ペンチで犯人の睾丸を陰嚢ごと挟み、物理的な圧力で潰すしかない。
しかし、女性営業が勧めてきた去勢バンドは自己圧迫型という、聞いたことのない去勢器具だった。
「うーん、貴女がそこまで言うなら使ってみようかしら。でも、全ては結果だから!」
女性営業は医師免許を持っていないから、私が説明を聞きながら去勢バンドを手に取る。
まっ、説明も要らないくらいに簡単だったけど、、、、
テープを15センチ程にカットする。
犯人の陰茎と陰嚢の付け根を握り上方へ引っ張りながらテープを巻き付けるだけ。
見たことも無い滑稽な見た目だった。
陰茎と陰嚢の海苔巻?みたいな笑
去勢バンドの特性として、内圧が掛かれば倍の力で締まる。
、、、ただ、それだけだった。
説明を聞いて拍子抜けしたものの、効果は絶大だった。
「コレは、男が興奮したら発動する自爆薬みたいなもの、、、見てて下さいねー」
男性器を縛られ暴言を吐く犯人
「おいっ!早く解放しろっ!被害者がオレのタマ潰せなかったんだから無罪放免だろ!執行は行われたんだから!」
営業女性は3Dグラスを犯人の頭部にかけた。映像は犯人の性的趣向に合わせたものらしい。
...........しかし?何も起こらない。
は~、不良品?勘弁して~!まっ、サッサと終わらせるか。
私は去勢ペンチを手に持った。
その時犯人は
「エロ動画なんか見せてバカにするな!オレは生の女の臭いが好きなんだ!早く外せっ!」
去勢バンドが作動せずに焦るかと思っていた女性営業だったが、意に反して犯人が座る椅子の前に立ち、片足を上げながら
「臭いの好きなんだ~、、、変態男には適用不可って開発部にクレームいれとこ。コレは嫌い??」
彼女は、犯人の鼻先に自らの女性外性器を近づけ下着をずらした。
犯人は拘束されている為、彼女の陰部を触ることは出来ないが
「いい臭い!いいマンコだ!、、、待ってろよ。直ぐにお前のワレメの中に、神聖なオレの精子を出してやるから!」
犯人の陰茎は膨張を始めた。
「はい。終わり♡」
営業女性は微笑んだ。
被害女性を含めた、私たち女性3人の前で去勢バンドで巻かれた陰茎は膨張を続ける。
陰茎の膨張圧に対して、同圧力で収縮するバンド。
バンド内では、陰茎が血液流入により急速に膨張する。
しかし。バンドの記憶形状により、中の容積は減っていく。
つまり、、、、
バンドに巻かれた男性器は、自分の陰茎の膨張とバンドの跳ね返りによる締め付けにより、自ら睾丸を潰すことになる。
「ふぐぐ。止めろ!あうっ!」
去勢バンド内には高い圧力がかかる。
興奮して陰茎に巡る血圧は高くなる反面、
バンドは反発し収縮をやめない。
最終的には、膨張する陰茎がバンド内の睾丸を自ら圧殺する。
犯人の陰茎は最大拡張すると同時に、去勢バンドに挟まれていた睾丸2つを押しつぶす。
「ぐっ!やめっ、はっ、あ、、、」
被害者を含め、女3人のまえで犯罪者は朽ちた。
噴水の様に、汚らしい白い体液を噴出する。
陰茎が収縮する頃には、自らの膨張圧力により数ミリ程に押し潰された睾丸があった。
スムーズにとはいかなかったが、去勢バンドの効果は確認出来た。
「よく出来た商品だけど、改良の余地はありそうね」
女性営業は苦笑いしながら床に脱ぎ捨てていた下着を拾おうとしたが、、
「えっ、最悪なんだけど!」
彼女の水色の下着の上には、先程犯人が射精した最後の精液が大量に付着していた。
落胆する彼女に
「まっ、アナタの頑張りに免じて20回分購入してあげる。改良品が出来たらまた案内に来てね♡」
また1つ、去勢科に新しい器具が増えた。
去勢科に訪れた男?は、男としてこの部屋を出ることは出来ない、、、
「久しぶりね。今日はどうしたの?」
彼女の会社とは、数件取引している。
自社で、研究施設と製造所を持ち合わせているので、急に薬剤や器具が必要になった時には素早く対応してくれるので助かるのだ。
彼女はガムテープの様なモノを私の前に差し出した。
「去勢バンドという新商品です。安価で使いやすいのが特徴です。ぜひ、先生のところでも使って頂けないでしょうか!」
どう見ても、ただの銀色ガムテープににしか見えない。
首を傾げる私に対してカタログを開き
「あっ、これはサンプルですので地味な色合いですが、カラーバリエーションは数多く揃えています。こんなクマさんのプリント付きなんか私好きですけどね~」
カラーなんかどうでも良かったが、カタログに記載されている価格が安い事に驚いた。
一般的に安価なのはワイヤーカッター。
しかし、それなりに慣れていないと一回で男性器を切断するのは難しい。
去勢カッターは電動式の自動巻き取りタイプだから失敗こそ少ないものの、ちゃんとしたメーカー品を揃えるとなると価格は一気に跳ね上がる。
去勢科は、独立行政法人に分類される国立病院内の1つの科に過ぎない。
特性上、サービスの向上(被害者ケア)や予算の適正配分等、運営に関してはシビアと言わざるを得ない。
もし、安価で良い去勢器具であれば早急にそろえたい気持ちはあった。
「機能としては何が出来るの?例えば陰茎切断であるとか。具体的には?」
私の問いに、彼女はタブレットを取り出し
「去勢バンドでは睾丸の機能喪失を行えます。コチラが実際に行われた映像と、臨床工学上のデータになります。今、お時間大丈夫です?」
私は部屋にある時計に目をやり
「う~ん、微妙、、、30分後に去勢刑の執行が一件あるんだよね~」
彼女はうなずきながら
「立会いですか?それとも代理執行です?」
普通は部外者に言ってはいけないが、彼女とは何度か納入器具に関して、違法な取引をした事がある関係だった為、私の口も軽くなる。
「立会いなんだけど~、被害者の女性が犯人の睾丸を握り潰す予定??」
そう、あくまで予定なのだ。と、いうのも、一般女性の握力で男性の睾丸を陰嚢の上から握り潰すのは至難の業。
結果、私が器具を使って潰すか、切断補助をする事になる。
すると、彼女は私の話しを遮り
「じゃあ、当社の去勢バンドの出番ですよ!もし、被害者が潰せなかったら使ってみてもらえません?勿論、医療承認は得ている器具ですから!」
去勢刑執行中は部外者の立ち入りは禁じられているが、先程説明した通り彼女はある意味特別な関係の為、普通に立ち会う。
罪状と刑の内容を読み上げ、粛々と去勢刑が始まった。
被害者は、犯人にレイプされた女性。
(私なら、容赦なく棒も玉もまとめてチョキンするけどな~!!)
私の横で、ぶつぶつと独り言呟く女性営業に思わず
「シー!静かにしてて、、、、」
慌てて彼女の口を手で覆った。
被害女性と犯人は、処置室と執行室内に強化ガラス一枚で仕切られている。
こちら側にいる犯人は痛いのだろうか??眉間に青スジをたてながらもがいている。しかし、、、結果。
「んー!だめっ、、固くて潰れない!すみませんが代理執行お願いします!」
ほ~らね、やっぱりね、、、私はいつもの事だから慣れていた。
今回は切除ではないので、握力増強手袋か去勢ペンチで犯人の睾丸を陰嚢ごと挟み、物理的な圧力で潰すしかない。
しかし、女性営業が勧めてきた去勢バンドは自己圧迫型という、聞いたことのない去勢器具だった。
「うーん、貴女がそこまで言うなら使ってみようかしら。でも、全ては結果だから!」
女性営業は医師免許を持っていないから、私が説明を聞きながら去勢バンドを手に取る。
まっ、説明も要らないくらいに簡単だったけど、、、、
テープを15センチ程にカットする。
犯人の陰茎と陰嚢の付け根を握り上方へ引っ張りながらテープを巻き付けるだけ。
見たことも無い滑稽な見た目だった。
陰茎と陰嚢の海苔巻?みたいな笑
去勢バンドの特性として、内圧が掛かれば倍の力で締まる。
、、、ただ、それだけだった。
説明を聞いて拍子抜けしたものの、効果は絶大だった。
「コレは、男が興奮したら発動する自爆薬みたいなもの、、、見てて下さいねー」
男性器を縛られ暴言を吐く犯人
「おいっ!早く解放しろっ!被害者がオレのタマ潰せなかったんだから無罪放免だろ!執行は行われたんだから!」
営業女性は3Dグラスを犯人の頭部にかけた。映像は犯人の性的趣向に合わせたものらしい。
...........しかし?何も起こらない。
は~、不良品?勘弁して~!まっ、サッサと終わらせるか。
私は去勢ペンチを手に持った。
その時犯人は
「エロ動画なんか見せてバカにするな!オレは生の女の臭いが好きなんだ!早く外せっ!」
去勢バンドが作動せずに焦るかと思っていた女性営業だったが、意に反して犯人が座る椅子の前に立ち、片足を上げながら
「臭いの好きなんだ~、、、変態男には適用不可って開発部にクレームいれとこ。コレは嫌い??」
彼女は、犯人の鼻先に自らの女性外性器を近づけ下着をずらした。
犯人は拘束されている為、彼女の陰部を触ることは出来ないが
「いい臭い!いいマンコだ!、、、待ってろよ。直ぐにお前のワレメの中に、神聖なオレの精子を出してやるから!」
犯人の陰茎は膨張を始めた。
「はい。終わり♡」
営業女性は微笑んだ。
被害女性を含めた、私たち女性3人の前で去勢バンドで巻かれた陰茎は膨張を続ける。
陰茎の膨張圧に対して、同圧力で収縮するバンド。
バンド内では、陰茎が血液流入により急速に膨張する。
しかし。バンドの記憶形状により、中の容積は減っていく。
つまり、、、、
バンドに巻かれた男性器は、自分の陰茎の膨張とバンドの跳ね返りによる締め付けにより、自ら睾丸を潰すことになる。
「ふぐぐ。止めろ!あうっ!」
去勢バンド内には高い圧力がかかる。
興奮して陰茎に巡る血圧は高くなる反面、
バンドは反発し収縮をやめない。
最終的には、膨張する陰茎がバンド内の睾丸を自ら圧殺する。
犯人の陰茎は最大拡張すると同時に、去勢バンドに挟まれていた睾丸2つを押しつぶす。
「ぐっ!やめっ、はっ、あ、、、」
被害者を含め、女3人のまえで犯罪者は朽ちた。
噴水の様に、汚らしい白い体液を噴出する。
陰茎が収縮する頃には、自らの膨張圧力により数ミリ程に押し潰された睾丸があった。
スムーズにとはいかなかったが、去勢バンドの効果は確認出来た。
「よく出来た商品だけど、改良の余地はありそうね」
女性営業は苦笑いしながら床に脱ぎ捨てていた下着を拾おうとしたが、、
「えっ、最悪なんだけど!」
彼女の水色の下着の上には、先程犯人が射精した最後の精液が大量に付着していた。
落胆する彼女に
「まっ、アナタの頑張りに免じて20回分購入してあげる。改良品が出来たらまた案内に来てね♡」
また1つ、去勢科に新しい器具が増えた。
去勢科に訪れた男?は、男としてこの部屋を出ることは出来ない、、、
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