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番外編
一妻多夫制(番外編47・新製品)
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私はフィルムメーカーの研究員、、、だと夫は思っている。
間違いではないけど、厳密には【堕天使】と呼ばれる、去勢傭兵部隊の武器支援システムを開発する責任者だ。
昨今の性犯罪率は右肩上がりに上がり、本部も本腰をいれて新しい武器の開発に莫大な資金を投じ始めた。
今までは一般向けに販売されている去勢カッターや、去勢ワイヤーが主な武器の一つだった。
非力な女の子が、圧倒的に腕力で勝る男を倒すには急所を攻めるのみ。
男の股間にぶら下がるシンボルを切除、あるいは潰してしまうことにより、肉体的にも精神的にも多大なダメージを与えることが出来る。
男性器を握り潰す、踏み潰す、噛みちぎる等、原始的な方法はあるもののリスクが高かった。
確実に。しかも、相手の生命を奪うことなく成果をあげている武器として去勢器具は独自の発展を遂げていく。
しかし、事態は急展開する。
『キャンセラー』と呼ばれる装置が裏世界では広がりつつある。
去勢装置の駆動源であるバッテリーをショートさせ使い物にならなくさせる。
今までは男を油断させ、男性器にカッターやワイヤーを取り付けた時点で99%任務は成功したようなものだった。
堕天使にもレベルがあり、潜入捜査を任されるC級は武器を失えば素人に毛が生えた位の戦闘技術しか教え込まれていない。
犯人の情報(精液、唾液など)を自らのカラダを使い収集する。
半年前に、C級部隊3人の女の子が殉職した。
現場に入った私も驚愕するあり様だった。
呼吸を止め、全裸、仰向けで動かない彼女たち。
手元にはバッテリーがショートした去勢カッターやワイヤーが落ちていた。
犯人グループ、男5人の身元は直ぐに分かった。
彼女たちの膣内や身体中に精液が残っていたからだった、、、、
残念な結果となったが、彼女たちは職務を全うして亡くなったということだ。
(絶対に許さない!!)
実際に、その事件を機に私は
『去勢フィルム』の発想を思いつき、日夜、寝食を忘れ新製品の開発に取り組んだ。
人体に張り付き、汗などを通して微弱電流を感知し起動する。
簡単に説明すると形状記憶型フィルム。
何故なら、ロボットは性交しない。
動物だけの行為、、、、、興奮した身体は様々な反応を示す。
男性器は膨張し、女性器はそれを受け入れる為に濡れる。
その反応は無意識に行われる。
神経細胞は微弱な電流を使い、お互いに相互作用をもたらす。
私が開発したフィルムは、バッテリーを必要としない。
貼り付けた相手の小さな反応により、プログラミングされた形状に変化する。
女性の外陰部に貼れば有事の際にゴム状に伸び、侵入するペニスに巻きつく。
避妊具の様に、膣内で男性の精液を取り込む能力もあれば、膣口で締め付け侵入物を瞬時に切断出来る力も持つ。
フィルムに触れている箇所から、相手の体温に反応して触手の様に近隣する箇所を包み込む事も出来る。
何度も検証、改良を重ねた。
とうとう今夜、フィルムの初使用実験が行われる。
私の夫の、、、、、前夫?の男性器を使用してね。
ーーーーーーーーーーーーーーー
前夜、
私はベットで寝ている夫のパジャマと下着を下ろす。
久々に見る夫のペニス、、、、気づかれない様にフィルムを台紙から剥がす。
夫のペニスと陰嚢を囲む様に、薄いフィルムを貼り付ける。
フィルム同士の両端を繋げた瞬間に任務は半分完了する。
(あとは、この人次第。浮気相手に興奮して行為に至ればプログラミングされた通りの形状にフィルムが変化するだけ、、、)
あっ!?私は無意識に手袋を着け、夫のペニスを触っていた。
今までは愛らしい存在だった...
女の私には無いものだった、興味もあったし興奮もした。
でも、ある時を境にソレは愛すべき対処から憎悪物に変わった、、。
私たち、職員にプライバシーは半分無い。
様々な悪い組織から狙われる対象になり得る為、防犯上の意味が半分。
残り半分は?実際には裏切らない様に監視されている?と言うのが正直なところだろう。
そんな中、自宅に隠しカメラが設置されている事を知らない夫は、女を自宅に連れ込んでいた。
最近はフィルムの大詰め段階で忙しかった私は研究施設に泊まり込む事も多かった。
悪いな~と感じていた私は、休みの日には料理を頑張ったり、夫にはストレスをかけない様に気をつけていたけど、、、
性欲は強い方だと思っていた夫が、ある時期から私を求めなくなった。
忙しい私に気を遣ってくれているんだろうと思っていた。
元々、エッチには消極的な私。
でも、あまりにも夫に不憫な思いはさせたくないと頑張って私の方からスキンシップを求めた事もあったが、、、、
実際には半年程のレスになっていた。
しかし、鈍感な私は
(夫も我慢して私を応援してくれているんだ!かならず開発を成功しよう!)
などと、自分に都合の良い解釈をしていた。
ある時、同僚の女性から
「旦那さん大丈夫?」とひと言だけ聞かれた。
基本的に、こちらから情報開示を求めなければ所員の家庭に設置されたカメラ画像は見る事は出来ない。
家庭内で起きた事に関して情報科所員が個人に聞く事も無ければ話す事も無かった。
同僚女性の言葉でなんとなくではあるが、発言の意味を理解することが出来た私は、情報開示請求を行ない、今回の夫の浮気に気付く事が出来た。
ーーーーーーーーーーーーーーー
使用実験当日、何も知らない夫は女性と一緒に自宅に戻ってきた。
今回はテスト結果を詳細に記録する為、事前に堕天使が潜入している。
空間カメラ設置により、鮮明な画像と音声が研究室に届く。
堕天使のもう一つの使命は、テスト後にフィルムを持ち帰る事。
フィルムの存在を一般に知らしめては意味がない。
夫と女性はベットの上でキスをする。
「ちゃんと奥さんと別れてくれるんでしょ?でも、まさか性交渉権を男性側から辞退されるなんて、奥さんも驚くでしょうね~ウフフ」
2人の話しの内容では、夫が私との性交渉権を辞退すると同時に、新しい女性から権利を得る。
それにより、夫は去勢を免れるという算段だ。
(残念でした、、、それは私が何も知らなかった場合の話しでしょ?)
私は心の中で呟いた、、、、
そう。既に夫を性交渉権利者から外してあるのだ。
2人の関係を知り、直ぐに権利移行手続きを始めた。
裁判所からの書類を見返す。
夫の去勢刑は確定しており、執行日は?そう、まさに今日。
そうとは知らず2人はベットの上でお互いを愛撫し合う。
「ね~え、、、そろそろ欲しい、入れて」
女は仰向けになり脚を開く。
その上に覆い被さる様に夫が移動し、自分の手でペニスをつかむと亀頭を女の濡れた膣口に接触させた。
(んっ、も~見えないわね~、、、)
私はモニターに映る空間カメラの映像を微調整する。
ちょうど、女と夫の結合部が映った箇所で画面をロックした。
後は、カメラが自動で追尾しながら映像をモニターに映し出してくれる。
別に結合部を見たい訳ではない。
去勢フィルムの動作確認をする為だ。
夫のペニスがゆっくりと女のワレメの中に消えていく。
「あ~、すっご~い、、硬くて。だめっ、気持ちいい!」
、、、女の喘ぎ声は耳障りだが、今のところ去勢フィルムに変化はない。
挿入し始めて数分が経過した頃、
「そろそろっ!イキそうっ!中に出してもいいか??!」
夫の腰の動きが速くなると
「いいわっ!私の中に全部出してっ!!」
その時、初めて去勢フィルムに変化が見られた。
映像では光の反射具合でしか確認出来ないが、フィルムを巻き付けたペニスの根本から薄い膜が伸びて夫の陰嚢を覆う。
同時に挿入中のペニスの先の方へと膜は伸びていく。
「!!!でるっ!!!」
夫は叫ぶ!
女のワレメに、めいいっぱい深くペニスを挿入した瞬間、、、?ビクッと身体を震わせて動きが止まった。
「ハアハア、、全部出た??ハア、気持ちよかったわ、、」
女は夫の変化に暫く気付かない。
夫が気絶したまま女の横に崩れ落ちる。
「えっ?どうしちゃったの!?大丈夫、、、、あれっ?何これ?」
違和感に気付いた女は自分の下腹部を見た、、、「えっ??」
そこにはディルドが刺さっていた。
「いや、何これ?コレって、えっ?おチンチン!?きゃ~!」
女は自分の股間から異物を抜き取りベットの下に投げ捨てた。
私はモニターを消した。
去勢フィルムは計算通りに作動したから。
--------------ー
約1時間後、研究室に対象物が届いた。
堕天使の娘が無事に回収してきてくれた。
ステンレスバットの上に横たわる男性器。
もちろん夫、いや、前夫のものだ。
10数センチのペニスの根本には陰嚢が付いている。
薄いフィルムで覆われたソレは、精巧なディルドにもよく似ていた。
しかし、これは本物。
亀頭の先には大量の精液溜まりが出来ていたから。
真っ白な精液は、一滴も漏れることなくフィルムに覆われている。
切断面もキレイなものだ。
フィルムは、切断したモノを包み込む様に密閉されている。
同時に、標的の方にもフィルムが貼り付き止血してあるはず。
(きっと、あの人が目を覚ましたらビックリするでしょうね。男の人の大切なシンボルが全て無くなっているんだから、、、可哀想に、裏切る相手を間違えたようね)
(まあ、射精がどの位気持ち良いのか知らないけど、最後にイケて良かったんじゃないの?それにしても、何度みても不思議なカタチ、、、)
今回の、去勢フィルムの実験成功は大きい。
今後の堕天使による作戦に、大きな武器となるでしょう。
(でも、問題はそこじゃないのよね~)
実際、私が手に持っているフィルム内の精子。
無菌状態で密封されているから、この精子でも女性の卵子と受精させれば生命の種となる。
どんなに技術が進歩しても、人間も動物の一種。
生殖器を交わえ受精する、、、、
そこに愛が無ければお互いを不幸にし、生まれてくる子供も不幸になる。
それに気づくまでは、何も解決しない気がする。
(まっ、私にはこのチンチンとタマタマはいらないや、、、、、ごめんね~)
私は、医療廃棄物の入れ物を開き、手に持つフィルムを投げ入れた。
間違いではないけど、厳密には【堕天使】と呼ばれる、去勢傭兵部隊の武器支援システムを開発する責任者だ。
昨今の性犯罪率は右肩上がりに上がり、本部も本腰をいれて新しい武器の開発に莫大な資金を投じ始めた。
今までは一般向けに販売されている去勢カッターや、去勢ワイヤーが主な武器の一つだった。
非力な女の子が、圧倒的に腕力で勝る男を倒すには急所を攻めるのみ。
男の股間にぶら下がるシンボルを切除、あるいは潰してしまうことにより、肉体的にも精神的にも多大なダメージを与えることが出来る。
男性器を握り潰す、踏み潰す、噛みちぎる等、原始的な方法はあるもののリスクが高かった。
確実に。しかも、相手の生命を奪うことなく成果をあげている武器として去勢器具は独自の発展を遂げていく。
しかし、事態は急展開する。
『キャンセラー』と呼ばれる装置が裏世界では広がりつつある。
去勢装置の駆動源であるバッテリーをショートさせ使い物にならなくさせる。
今までは男を油断させ、男性器にカッターやワイヤーを取り付けた時点で99%任務は成功したようなものだった。
堕天使にもレベルがあり、潜入捜査を任されるC級は武器を失えば素人に毛が生えた位の戦闘技術しか教え込まれていない。
犯人の情報(精液、唾液など)を自らのカラダを使い収集する。
半年前に、C級部隊3人の女の子が殉職した。
現場に入った私も驚愕するあり様だった。
呼吸を止め、全裸、仰向けで動かない彼女たち。
手元にはバッテリーがショートした去勢カッターやワイヤーが落ちていた。
犯人グループ、男5人の身元は直ぐに分かった。
彼女たちの膣内や身体中に精液が残っていたからだった、、、、
残念な結果となったが、彼女たちは職務を全うして亡くなったということだ。
(絶対に許さない!!)
実際に、その事件を機に私は
『去勢フィルム』の発想を思いつき、日夜、寝食を忘れ新製品の開発に取り組んだ。
人体に張り付き、汗などを通して微弱電流を感知し起動する。
簡単に説明すると形状記憶型フィルム。
何故なら、ロボットは性交しない。
動物だけの行為、、、、、興奮した身体は様々な反応を示す。
男性器は膨張し、女性器はそれを受け入れる為に濡れる。
その反応は無意識に行われる。
神経細胞は微弱な電流を使い、お互いに相互作用をもたらす。
私が開発したフィルムは、バッテリーを必要としない。
貼り付けた相手の小さな反応により、プログラミングされた形状に変化する。
女性の外陰部に貼れば有事の際にゴム状に伸び、侵入するペニスに巻きつく。
避妊具の様に、膣内で男性の精液を取り込む能力もあれば、膣口で締め付け侵入物を瞬時に切断出来る力も持つ。
フィルムに触れている箇所から、相手の体温に反応して触手の様に近隣する箇所を包み込む事も出来る。
何度も検証、改良を重ねた。
とうとう今夜、フィルムの初使用実験が行われる。
私の夫の、、、、、前夫?の男性器を使用してね。
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前夜、
私はベットで寝ている夫のパジャマと下着を下ろす。
久々に見る夫のペニス、、、、気づかれない様にフィルムを台紙から剥がす。
夫のペニスと陰嚢を囲む様に、薄いフィルムを貼り付ける。
フィルム同士の両端を繋げた瞬間に任務は半分完了する。
(あとは、この人次第。浮気相手に興奮して行為に至ればプログラミングされた通りの形状にフィルムが変化するだけ、、、)
あっ!?私は無意識に手袋を着け、夫のペニスを触っていた。
今までは愛らしい存在だった...
女の私には無いものだった、興味もあったし興奮もした。
でも、ある時を境にソレは愛すべき対処から憎悪物に変わった、、。
私たち、職員にプライバシーは半分無い。
様々な悪い組織から狙われる対象になり得る為、防犯上の意味が半分。
残り半分は?実際には裏切らない様に監視されている?と言うのが正直なところだろう。
そんな中、自宅に隠しカメラが設置されている事を知らない夫は、女を自宅に連れ込んでいた。
最近はフィルムの大詰め段階で忙しかった私は研究施設に泊まり込む事も多かった。
悪いな~と感じていた私は、休みの日には料理を頑張ったり、夫にはストレスをかけない様に気をつけていたけど、、、
性欲は強い方だと思っていた夫が、ある時期から私を求めなくなった。
忙しい私に気を遣ってくれているんだろうと思っていた。
元々、エッチには消極的な私。
でも、あまりにも夫に不憫な思いはさせたくないと頑張って私の方からスキンシップを求めた事もあったが、、、、
実際には半年程のレスになっていた。
しかし、鈍感な私は
(夫も我慢して私を応援してくれているんだ!かならず開発を成功しよう!)
などと、自分に都合の良い解釈をしていた。
ある時、同僚の女性から
「旦那さん大丈夫?」とひと言だけ聞かれた。
基本的に、こちらから情報開示を求めなければ所員の家庭に設置されたカメラ画像は見る事は出来ない。
家庭内で起きた事に関して情報科所員が個人に聞く事も無ければ話す事も無かった。
同僚女性の言葉でなんとなくではあるが、発言の意味を理解することが出来た私は、情報開示請求を行ない、今回の夫の浮気に気付く事が出来た。
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使用実験当日、何も知らない夫は女性と一緒に自宅に戻ってきた。
今回はテスト結果を詳細に記録する為、事前に堕天使が潜入している。
空間カメラ設置により、鮮明な画像と音声が研究室に届く。
堕天使のもう一つの使命は、テスト後にフィルムを持ち帰る事。
フィルムの存在を一般に知らしめては意味がない。
夫と女性はベットの上でキスをする。
「ちゃんと奥さんと別れてくれるんでしょ?でも、まさか性交渉権を男性側から辞退されるなんて、奥さんも驚くでしょうね~ウフフ」
2人の話しの内容では、夫が私との性交渉権を辞退すると同時に、新しい女性から権利を得る。
それにより、夫は去勢を免れるという算段だ。
(残念でした、、、それは私が何も知らなかった場合の話しでしょ?)
私は心の中で呟いた、、、、
そう。既に夫を性交渉権利者から外してあるのだ。
2人の関係を知り、直ぐに権利移行手続きを始めた。
裁判所からの書類を見返す。
夫の去勢刑は確定しており、執行日は?そう、まさに今日。
そうとは知らず2人はベットの上でお互いを愛撫し合う。
「ね~え、、、そろそろ欲しい、入れて」
女は仰向けになり脚を開く。
その上に覆い被さる様に夫が移動し、自分の手でペニスをつかむと亀頭を女の濡れた膣口に接触させた。
(んっ、も~見えないわね~、、、)
私はモニターに映る空間カメラの映像を微調整する。
ちょうど、女と夫の結合部が映った箇所で画面をロックした。
後は、カメラが自動で追尾しながら映像をモニターに映し出してくれる。
別に結合部を見たい訳ではない。
去勢フィルムの動作確認をする為だ。
夫のペニスがゆっくりと女のワレメの中に消えていく。
「あ~、すっご~い、、硬くて。だめっ、気持ちいい!」
、、、女の喘ぎ声は耳障りだが、今のところ去勢フィルムに変化はない。
挿入し始めて数分が経過した頃、
「そろそろっ!イキそうっ!中に出してもいいか??!」
夫の腰の動きが速くなると
「いいわっ!私の中に全部出してっ!!」
その時、初めて去勢フィルムに変化が見られた。
映像では光の反射具合でしか確認出来ないが、フィルムを巻き付けたペニスの根本から薄い膜が伸びて夫の陰嚢を覆う。
同時に挿入中のペニスの先の方へと膜は伸びていく。
「!!!でるっ!!!」
夫は叫ぶ!
女のワレメに、めいいっぱい深くペニスを挿入した瞬間、、、?ビクッと身体を震わせて動きが止まった。
「ハアハア、、全部出た??ハア、気持ちよかったわ、、」
女は夫の変化に暫く気付かない。
夫が気絶したまま女の横に崩れ落ちる。
「えっ?どうしちゃったの!?大丈夫、、、、あれっ?何これ?」
違和感に気付いた女は自分の下腹部を見た、、、「えっ??」
そこにはディルドが刺さっていた。
「いや、何これ?コレって、えっ?おチンチン!?きゃ~!」
女は自分の股間から異物を抜き取りベットの下に投げ捨てた。
私はモニターを消した。
去勢フィルムは計算通りに作動したから。
--------------ー
約1時間後、研究室に対象物が届いた。
堕天使の娘が無事に回収してきてくれた。
ステンレスバットの上に横たわる男性器。
もちろん夫、いや、前夫のものだ。
10数センチのペニスの根本には陰嚢が付いている。
薄いフィルムで覆われたソレは、精巧なディルドにもよく似ていた。
しかし、これは本物。
亀頭の先には大量の精液溜まりが出来ていたから。
真っ白な精液は、一滴も漏れることなくフィルムに覆われている。
切断面もキレイなものだ。
フィルムは、切断したモノを包み込む様に密閉されている。
同時に、標的の方にもフィルムが貼り付き止血してあるはず。
(きっと、あの人が目を覚ましたらビックリするでしょうね。男の人の大切なシンボルが全て無くなっているんだから、、、可哀想に、裏切る相手を間違えたようね)
(まあ、射精がどの位気持ち良いのか知らないけど、最後にイケて良かったんじゃないの?それにしても、何度みても不思議なカタチ、、、)
今回の、去勢フィルムの実験成功は大きい。
今後の堕天使による作戦に、大きな武器となるでしょう。
(でも、問題はそこじゃないのよね~)
実際、私が手に持っているフィルム内の精子。
無菌状態で密封されているから、この精子でも女性の卵子と受精させれば生命の種となる。
どんなに技術が進歩しても、人間も動物の一種。
生殖器を交わえ受精する、、、、
そこに愛が無ければお互いを不幸にし、生まれてくる子供も不幸になる。
それに気づくまでは、何も解決しない気がする。
(まっ、私にはこのチンチンとタマタマはいらないや、、、、、ごめんね~)
私は、医療廃棄物の入れ物を開き、手に持つフィルムを投げ入れた。
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