一妻多夫制

MAMEDEN

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短篇

一妻多夫制(短編⑨)

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 【ビュルッ、ビューッ、ピューッッ!!】

 私のカラダに生温かい白濁した体液が飛んでくる。
 私は笑顔のまま両指で握りしめていた小さなニクのカタマリに留めを刺しにいく。

 硬いのは一瞬だ、、、、
 限界を超えた白膜は内容物を守る事が出来なくなり弾ける!

 【パチュッ、グチュッ!!、、、ビューーー!】

 私は右利きだから右手の握力の方が強い。

 ただ、両方潰すのに時間差があればあるほど潰される方は辛いみたい、、、分からないけど、、

 だから私は左手を鍛えている。
 移動中など暇な時間はハンドグリップを使いトレーニングしている。

 でも、いざという時にはやはり利き手の方が強いみたい。

 向かい合って座っているから男性側すれば左側のタマから先に無くなる。

 向かい合いお互いに足を開きあう形で施術する。
 私にとっては力も入るからやり易いし、客からは私の下半身が丸見えで興奮するらしい。

 あら、そうだった、、、何の話しかと言うと私の職業は去勢師。
 もちろん裏稼業だけど。


 客も好き好んで店に来るわけではない。
 大体の客は去勢刑が確定し、遅かれ早かれ生殖能力を奪われる男性が多い。

 公的機関で手順通りに去勢すれば痛みも最小限で済むだろう。
 いくら性犯罪者の去勢でも必要以上に苦痛を与えるのは人道的では無いという考え方が昨今の流れだからだ、、、、

 しかし、犯罪者なら有無を言わさず無機質な処置室にて執行員の手により、去勢カッターを使用して切り落とされる。

 だから、ココに来る客は厳密に言うと犯罪者ではない。

 不貞により女性側から性交渉権を剥奪され、裁判所から発行された去勢執行日を待つだけの男達。

 どうせ去勢が決定しているのであれば最後は自身の性的嗜好を満たしながら去勢されたい、、、
 そんな客が店に来るのだ。

 
 私の胸からお腹にかかった白濁液が重力により垂れてくる。
 今日の客は大量に出したから、、、、
 向かい合って座っている相手からも見えているはずだから、ついついセールストークめ入る!

 「きゃっ!すっご~い!見てみて?よく見えないけどセーシが私のマンコにもいっぱい入っていくくない!?どうしよっ、妊娠しちゃうかも~!」

 もちろん卵管を縛る避妊手術を受けている私が妊娠するわけもないが....

 あくまでも客を喜ばせるためなんだけど?反応がない、、、、あれ??あ~、、、

 客の顔を見るとうなだれて気絶しているみたい。

 (あらら、、、よほど気持ち良かったのね♡)

 私はティッシュを数枚乱雑に取ると自分のカラダ付着した白濁液を拭き取り、丸めてゴミ箱にポイっと投げ捨てた。

 私は次の予約客がいる事を思い出す!!
 気絶している客の頬に軽くキスをし
 「またねっ!?」
 と別れを告げる♡

 後の処理はスタッフに任せて次に向かう。

 ただ、後々思ったけど........
 私とプレイした客に「またねっ」はないんだった。

 男性とっては大切な金玉?だけど、私から見れば潰せばお金が入ってくる玉(笑)
 
 
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