一妻多夫制

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短篇

一妻多夫制(短編⑥)

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 広い公園の中での出来事。
 男は木の枝を右手で持ち、草むらを時折り突いたり、ヤブをかき分ける様な仕草をしていた。

 公園の近くには近代的なマンションが立ち並ぶ。
 その為、割と多くの人が散歩したり最寄駅に向かう為の道としては最短コースになるので通勤通学の道として行き交う人は日頃から多かった。

 男が右手に持っている物が鉄パイプなり刃物であれば直ぐに通報されたであろう。
 しかし、男が持っているのは枝一本だけ。
 多少おかしな目で見る人もいるが、大半の人は落し物でも探しているのだろう、はたまた逃げたペットを追いかけているのか?などと、深く疑う人はいなかった。

 夏休み中の公園という事もあり自転車で走り回る子供達が目立つ。
 男の方に向かって小学生だろうか?小さな女の子が自転車で来る、、、、普通ならすれ違うだけの事。
 男は女の子が通り過ぎる瞬間に持っていた木の枝を自転車の前輪に真横から突き刺した。

 自転車の前輪はロックし、女の子は数メートル前方に投げ出された。
 男は素早く女の子の元に走り寄る。
 助けるのかと思いきや、女の子の足を持ち木々の茂みへと引きずり込んだ。

 引っ張りながらも男は片手で女の子の白い下着を脱がそうとしている。
 女の子の片足の膝に下着が引っかかるも男はお構いなしに女の子に覆い被さった。

 女の子は自転車転倒の衝撃で気絶しているのか反応がない。
 安心した男は手に持っていたスタンガン地面に置き、目的の行為の準備をする。

 男がズボンのチャックを下ろすと同時に、まるで意思を持っているかのようにニョキッと分身が飛び出した。
 それはグロテスクで気持ち悪い上にラップの様な透明な薄いシートで覆われていた。
 シートを取ると、ローションなのかカウパー液なのか分からないヌルヌルの液体でテカテカと光る分身。

 男は女の子にだけにある大切な割れ目に分身を当て付けながらも、プラスチック容器に入ったローション状の透明な液体を女の子の下半身にも塗り込む。

 次の瞬間!
 女の子の身体が条件反射でのけ反った。
 男の分身は女の子の未熟な割れ目の中に一気に全て入っていた。
 
 と、同時に男は至福の表情を浮かべる。
 
 自転車の前輪に木の枝を刺して女の子を転倒させてから、ここまでの時間は約1分。
 自身を小さな女の子の割れ目に突き刺し、ピストン運動する事なく1番奥の子宮口を圧迫しながら全てを出し尽くす。
 
 SEXというよりも、自然界で生きる動物の繁殖行為に近かった。

 男は自身を女の子の割れ目から抜き取ると趣味?否、悪趣味な写真を1枚撮る、、、厳密に言うと、その日、欲しかった写真は撮れなかった、、、

 女の子の綺麗な割れ目から自分の遺伝子が溢れ出して来る事に期待しカメラレンズを向けるも
 「ん??」
 (なんだろこれ?女の子の割れ目から見た事がない薄いフィルムの様な物がはみ出ている)

 女性用避妊具。
 男は見た事も無かったし、今日のプレイも芸術的に無駄が無く美しく仕上がったと思っていた。

 女の子が突然目を開き、地面に置かれていたスタンガンを男の脇腹に当てるまでは。

 バチバチッ!小さな火花が散る!男は目の前が真っ白になった!痛いとは違う....
 ドンッと殴り飛ばされたかの様な衝撃に襲われた。

 男が目を覚ました時。
 男は両手両足を木に固定されていた。
 目が覚めたのにも理由があった。
 下半身に刺激があったからだ、、、、

 自由は効かないが辛うじて頭だけは動かせる。
 刺激のある自身の方を見ると先ほどの女の子が必死に男の股間から生えているモノを踏み潰そうとしていた。

 女の子はずーっと独り言を言いながら自分を傷つけたカタマリに対して足を振り上げては踏み潰す動作を繰り返している。

 「もーおっ!良い加減に潰れて無くなれっ!ってか、なんで助けがこないのよっっ!話が違うじゃないのっ!!も~、これ気持ち悪い!早く潰れて無くなれー!」

 男は女の子の蹴りに耐える一方で脱出方を模索していた。
 (女の子はオレの下半身を潰す事に精一杯。オレの両手を拘束しているロープには緩みがある。ロープさえ外せれば逆転出来る!)

 「ちょっと~!なーんか、また大きくなって来てないっ!マジ無理!」

 男は両手の縄を解きながら考えていた、、、
 (芸術的ではないが、腕のロープが取れたら反撃してやるっ!大人をバカにした罰だっ!さっきのビニールの変なのを外して、オレの聖なる液を全部注入してやる~!!)

 男は腕を縛っていたロープを解くと、自身を踏みつけていた女の子の足を掴んだっっ!

 「きゃっ!!」
 小さな悲鳴と共に女の子は地面に押し倒された。

 男は自身を触り確認する。
 (蹴られすぎて多少感覚はないがイケる!この女だけは許さね~!」

 男は女の子の割れ目から見え隠れする女性用避妊具を抜き取り投げ捨てた。
 
 男は女の子の両膝を持ち力任せに開く。
 男のドス黒い亀頭が女の子の膣口に接触しようとした時だった。

 シュッ!スパンッッ!!

 風を切る音と共に破裂音がした。
 男は苦悶の表情を浮かべたまま地面に崩れ落ちる。

 「なんとか間に合ったようね!」
 
 そこには女子隊に所属している姉の姿があった。

 「ばーか!間に合ってないわよっ!!」

 姉妹で罵り合いながらも姉はテキパキと証拠品を保存パックに集めていく。

 避妊具に入った男の精液を拾い上げ回収すると、次に男の陰嚢(キンタマの袋)を指ですり潰しながら
 「私って凄いっ!蹴り1発で2個とも潰しちゃった。そもそも、アンタみたいに甘い蹴りで男の急所が潰せる訳ないでしょっ!?」

 (いやいや、その場面見ていたならもう少し早く助けて欲しかったんだけど.....)

 ブツブツ言う私に
 「ちょっと、それチョン切るから持ち上げてくれない?」

 男の股間にだらしなく横たわるモノを指差しながら指示して来た。

 持ち上げる方か?切る方か?問われた私は渋々とモノの皮を指でつまみ持ち上げる。
 モノの先っぽからはヌルヌルとした液体が流れ出てるし、気持ち悪すぎる.......

 姉は加熱式のハサミをチンチンの生え際に押し付けると躊躇なく切り取った。

  そうしてる間に本部の人達が現場に到着した。

 「お疲れ様!あなたのおかげで連続レイプ犯を逮捕できたわ、ありがとう」

 隊長にお言葉を頂いた時は嬉しかったが、うるさい姉が横から口を割って入ってくる。
 「そもそも、アンタがチャリで飛ばし過ぎるから見失ったのよー!普通ママチャリで60キロなんて出さないでしょっ!!」

 まったく、そんなの言い出したらきりがないでしょっ!?

 【連続レイプ犯の最後は犯した罪の数に比べれば呆気なかった。
 犯人の下半身はカッターの熱で真っ赤になっていたもののスッキリしていた。
 犯人の脳を支配し数々の犯行を行なってきた肉の棒は宿主からの血液供給を絶たれ紫色になり保存パックの中で縮んでいった......】
 

 
 

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