一妻多夫制

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番外編

一妻多夫制(番外編46・ペルソナ)

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 幼馴染みの瑠花は看護師になった。
 私は大手企業の受付嬢となり、彼女とは別の職種の仕事をしている。

 瑠花はシフト制の仕事の為、不規則な生活だった。
 だからこそ、時間が合う時には一緒に行動した。

 年に1回は一緒に旅行に行き、数ヶ月に1回は食事に行った。

 その日も2人で食事を終え、BARで飲み直していた時の事。
 瑠花が唐突に
 「ペルソナとペニスって響きが似てるよね~」

 ???私は瑠花の問いの意味が分からなかった。
 ただ、ペニスと言う単語は人前で言うべきではないと思った。
 カウンターの向こうには男の店員さんもいるし、椅子を数個空けて両隣にも他の客が居たからだ。

 「声が大きい!!」
 焦って小声で注意する私を見ながら、瑠花はクスクスと笑った。

 「まさに、そういうとこ!人目を気にしてさっ!皆んな人格と言う仮面を被って良い子ぶって生きてるの」

 瑠花の言葉にハッとした、、、、そうかもしれない......
 瑠花は続ける、
 「男なんてペニスを見れば全て分かるわよ!どれだけ外見をブランドで固めて高級車に乗って見栄を張っていようが、ソイツのパンツを脱がして見なさいよ。案外ちっこかったりして笑える」

 瑠花は小さい声で話したが、逆に私が爆笑してしまった。

 瑠花は止まらない
 「あと、女のペニスだって一緒じゃない?生殖だけの為になら必要無いじゃない?あるって事は、、、ん?どう言うこと?」

 女のペニスで違和感を覚えたが瑠花が指しているのがクリトリスの事だと薄々分かった。
 
 「はいはい、じゃっ、男女共にペニスがあるし。逆に無くてもいいんじゃねっ?!って事で終わりねー!」

 私は訳の分からない会話を終わらせようとした。

 しかし、瑠花は多少酔っているのか?話は終わらない。

 「実はさ~、この後にタマ抜きのバイトあんだよね~!ねっ、一緒に来ない?ペニスはあっても良いとしてキンタマは??あんた、キンタマ好き?」

 瑠花が言っている事が、男性の睾丸だと直ぐに理解出来たけど返答に困る私。
 (だって、好きも嫌いもないじゃない。女性の卵巣部分が男性の睾丸にあたる。逆に女性の卵巣が好き?と聞かれて返答出来る男性もいないだろうし、そもそも私の中のイメージではペニスが主役だとしたら睾丸は脇役にもならないくらいに印象が薄い)

 「え~、終電逃したら帰れなくなるし~」

 あまり乗り気じゃない私の耳元で瑠花は
 「1個譲ったげよ~か~♪1個で5万だよ~」

 1個??何の単位なのか後に知る事となる。


 BARを出て、タクシーで乗り付いた先は裁判所横に建つ巨大な病院。
 (あれれ?瑠花の勤務先の病院とは違うじゃない)

 到着した時の時刻23時42分。

 「ヤバい、ヤバい遅れちゃう~!急いで!」

 裏口の夜間受付には警備員がいたが、瑠花は顔パスなのかピースをしながら私の腕を引きエレベーターへと向かう。

 『去勢科』

 その文字をみて、さっきまでBARで瑠花が話していた事が冗談では無かったと知るが、時すでに遅し......

 部屋の中には白衣を着た女医。
 「なんで何時もギリギリなの~!?こっちは執行時間が決まってるの!!んっ?お友達?可愛いじゃない、、、、、じゃ、なくて早くして!0時に執行するんだからー!」

 [妻に対する夫の性交渉権の移行は基本的に日をまたぐ0時に行われる。9割は失効日の日中に前倒しで行われ、基本的には妻が執刀する。しかし、両者の時間的都合や要望によっては去勢女医が代理執行する事もある]

 でっ!?何で私達なの~?そもそも医者じゃないしっ!!

 [今回のケースは、元夫の要望を妻が拒否したからだった。最後に、妻の陰部を見ながら執行してほしいと言う元夫。見事に妻に断られて今に至る.......]

 そりゃ~私でもイヤだわっ、、、、
 

 11時58分。
 瑠花と私は全裸で、、、何故(涙)?
 手術台に仰向けに寝かされている男性の横に居る。

 11時59分。
 「そろそろ準備して!」
 女医の指示で瑠花が男の顔を跨ぐように陰部を見せる。
 「あんたも!早くして!」
 瑠花に急かされ、私は瑠花の後ろに重なり男の顔をまたいだ(まだ、嫁入り前なのに~、、、)

 男性「中も見せて!」

 (中?って何?えっ、この人変態??)

 女医「勃起させないと陰茎が邪魔だわ!早く見せてあげなさい」

 私も無我夢中で、マンコの左右を指で引っ張りながら左右に開いた。

 ムクムクとペニスは勃起を始める。
 その瞬間に女医は陰嚢(キンタマの袋)にメスを入れた。

 麻酔が効いているのか男に反応は無い。

 切り開かれた厚い皮膚の中から重みで2つの睾丸がニュルンと飛び出した。
 私は気持ち悪くて吐きそうになるが、瑠花は
 「後ろから手は届く??キンタマに紐が付いてるでしょっ?あれを引っこ抜いたら終わりだから!」

 真っ白で滑りを帯びた生の睾丸は気持ち悪かった。
 その時の私は早く終わらせる事だけしか考えていなかった。
 瑠花が右側のタマを摘んだから、私は残された左側を手のひらで包み込んだ。

 そんな事も知らずに男の興奮はMAXだった!
 「最高だ!2人の女性のマンコをみれるなんて!ハアハアッ、、イキそう、あっもう直ぐで出そう」

 目の前のペニスはピクピクと痙攣しながら硬さを増し、同時に私達の指で摘まれている睾丸は精管の縮みにより陰茎の根もとに近づき射精の準備に入る。

 瑠花がタイミングを合わせる
 「引きちぎって!!せ~の~!」

 「イクッ!!」男の声より一瞬早かっただろうか、
 【ブチッッッッ】

 男のペニスはビクンビクンと激しく痙攣する!!
 、、、、が、先っぽの赤黒く膨張した亀頭から射精する事は無かった。

 男は快楽に溺れて気絶する、、、
 が、私は悲鳴をあげた。
 男の陰嚢から引っこ抜いた睾丸のヒモ?から真っ白な精液の原液みたく濃いドロドロの汁が飛び散り私達の身体に飛び散ってきたからだった。

 私たちの胸からお腹に飛び散った汁は、ドロドロしていて垂れてくる。
 私は抜いた睾丸を投げ捨てると、男の上で無防備に開いていた女の子の部分を両手で寄せて膣口に汁が入らないようにガードする。

 [ニュルン、ドロドロ]

 マンコの割れ目に沿って男の体液は本人の顔の上に滴り落ちていく。

 「先生!?セーフですよね~??」
 私は涙目で先生に問いかけると何故か爆笑されてしまった。

 「瑠花と一緒で面白い娘ね~!気が向いたらまたバイトに来てね♡」

 バイト代、5万を貰った時には恐怖も忘れていたけど。
 こんな事していたら御嫁に行けなくなっちゃう。
 
 「やっぱ辞めときます」
 
 私がタマ抜きのバイトをしたのは、その時が最初で最後だった。
 
 
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