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(ドレスは、どうしようかしら)
アデラは、持ってきたドレスを思い浮かべる。
小規模とはいえ、お茶会ではなくパーティとなれば、正装しなければならないだろう。
歓迎パーティと同じドレスで行くわけにはいかないが、この間のことがあるので、服飾店で既製品を買うのも躊躇われる。
どうしようか迷っていると、侍女が新しいドレスをもってきた。
「これは?」
驚くアデラに、テレンスからの贈り物だという。
「いつのまに……」
この国に来てから、テレンスがひそかに注文しておいたようだと、侍女は教えてくれた。
「試着してみますか?」
「ええ、そうね」
戸惑いながらも、パーティにはぴったりのドレスを試着することにした。
イントリア王国で流行っているような、レースが贅沢に使われているようなドレスではないが、凝った刺繍がとても美しい。
光沢を帯びた白い絹は、銀色にも見える。
テレンスの色だ。
アデラは、そっと手を触れた。
滑らかで、少し冷たい感触。
以前は婚約者の色を纏うことに関して、あまり深く考えたことはなかった。
そういう習慣だから、みんなそうしているからと、その程度のことでしかなかった。
でもこうして、彼の色を纏う自分を想像すると、不思議な高揚感がある。
(誰かのものになりたいなんて、思ったことはなかったのに……)
着替えが終わり、当時の髪型や装飾品の相談をしていると、テレンスが様子を見に来てくれた。
「ああ、よく似合うね」
アデラを見るなり、そう言って目を細める。
「いつのまに、こんなドレスを」
そう問いかけると、ここ数日間のことだと答えてくれた。
「帰国までに間に合えばと思っていたが、予定よりも早く仕上げてくれたようだ」
「そうだったの」
たしかにティガ帝国で流行っているドレスは、祖国のイントリア王国のものよりもアデラの好みだった。
けれどあんなことがあったせいで、少し嫌な思い出が残ってしまった。
でもテレンスから贈られたドレスは、そんな思い出さえ、払拭されてしまうほどに美しい。
アデラのために注文してくれたテレンスの気持ちも嬉しくて、自然と笑みを浮かべていた。
「ありがとう。とても嬉しいわ」
これからはきっと、ティガ帝国のドレスとして思い出すのは、この美しいドレスだろう。
それから正式にパーティの招待状が届き、当日の朝から準備に追われた。
装飾品と髪型で少し悩む。
考えた末に、今回はイリッタ公爵令嬢リンダがデザインしたという装飾品を身に付けることにした。
彼女はアデラのために、急遽お茶会をパーティに変更してくれた。
若い令嬢らしく、華やかで美しいデザインである。
使われているのは、もちろん帝国産の宝石だ。
髪型も、ティガ帝国の流行に合わせて、結い上げずにそのまま垂らし、髪飾りをつける。
準備を整えてテレンスの迎えを待っていると、彼は部屋に入るなり、眩しそうに目を細めて綺麗だと言ってくれた。
「ただ、綺麗すぎて少し不安になる。今夜のパーティには、スリーダ王国の元王太子が侵入できるはずもないが、念のために用心してほしい」
「テレンスったら」
綺麗すぎて不安だなんて、彼の口から聞くなんて思わなかった。
「あなたがそんなことを言うなんて。でも、そうね」
メリーサはきっと、アデラが出席すると知って、何とかしてパーティに侵入しようとするに違いない。
イリッタ公爵家で阻止してくれるだろうが、それでも貴族同士の力関係もあり、完全ではないだろう。
「うん、気を付けるわ」
「誰が見ても見惚れるだろうから、気を付けて。スリーダ王国の元王太子が、パーティに入り込むようなことがあったら、大変だ」
「何を言っているの」
アデラはくすくすと笑う。
「そんなはずないわ。彼が好むのはきっと、ピーラ侯爵令嬢のような、かわいらしい女性よ」
あの我儘で傲慢なメリーサは、見た目だけは可愛らしく儚げで、庇護欲を誘うような姿なのだ。
「だが実際には対面したことはないのだから、元王太子の好みなど想像でしかない。今日は、私の傍から離れないでほしい」
「……わかったわ」
たしかに彼の言うように、本当のスリーダ王国の元王太子がどんな女性が好きなのか、わからない。
今夜のパーティで、その元王太子と会うことはないだろうが、ここはテレンスの忠告に従って、常に彼に寄り添っていようと思う。
そして帝城から馬車で、イリッタ公爵邸に向かう。
場所はそれほど遠くなく、すぐに到着したようだ。早めに来たので門前で待たされることもなく、公爵邸に招き入れてもらう。
休憩室に通されて、パーティ開始の時間を待つ。すると、今夜の主催であるイリッタ公爵令嬢リンダと、その兄のテレンスの友人が訪ねてきた。
互いに挨拶を交わし、お茶会をアデラの都合でパーティに変更してもらったことに対して、お礼を告げる。
「いいえ。わたくしの方こそ、面識もないのに突然招待状をお送りしてしまって。申し訳ございません」
そう言って謝罪してくれたリンダは、凛とした美しい女性だった。
年は、アデラと同じくらいか。
公爵令嬢でありながら自ら装飾店を経営しているだけあって、落ち着いた雰囲気の、とても話しやすい人だった。
テレンスの友人である公爵令息とも挨拶を交わし、綺麗だと褒められる。
社交辞令なのに、途端に不機嫌そうになったテレンスに、友人は驚きながらも、嬉しそうだ。
「まさか、テレンスのこんな顔を見ることができるとはな……」
感慨深そうな言葉に、アデラも嬉しくなる。
「もしかして、その首飾りは……」
リンダは、すぐにアデラが身に着けている装飾品が、自分がデザインしたものだと気が付いたようで、嬉しそうに顔を綻ばせる。
その笑顔は年相応で、とても可愛らしく思えた。
「ええ。あまり華やかなものは身に着けないようにしてきましたが、これはとても気に入っています」
それはお世辞ではなく、外見が派手なアデラは、意識してシンプルなものを身に着けていた。けれど彼女がデザインした装飾品は、華やかでありながら、アデラでも派手になりすぎず、とても品良く見えるのだ。
「ありがとうございます」
嬉しそうにそう言うリンダと、装飾品やティガ帝国産の宝石について、話し込む。
やはり彼女は、アデラが祖国のイントリア王国でティガ帝国産の宝石を扱うと聞き、お茶会に招待してくれたようだ。
「原石で輸入されるかもしれませんが、よかったらわたくしの装飾品も、試しに置いていただけないかと思いまして」
「そうですね。父と相談しなければなりませんが、職人も工房もすぐに確保できるものではありませんから。これほどの品ですから、こちらからお願いしたいくらいです」
ティガ帝国とイントリア王国での流行は異なる。
だから加工は自分の国でと思っていたアデラだったが、自分と同じように、こちらの方が好みだという令嬢もいるだろう。
だから、両方扱うのも良いかもしれないと、思い直した。
話は弾み、まだパーティが開始される前だというのに、すっかり打ち解けてしまった。
「そろそろパーティが始まる。話の続きは、会場でしたらどうだ」
兄にそう諭されて、リンダは残念そうな顔をしながらも頷いた。
「すっかり話し込んでしまって、申し訳ございません。また後ほど、お話をさせてください」
「はい、もちろんです」
そう言って別れて、ずっと傍にいてくれたテレンスを見上げる。
「ごめんなさい。すっかり話し込んでしまって」
「いや。有意義な話し合いができたようで、よかった」
テレンスは嫌な顔せずに、そう言ってくれた。
パーティ会場では、あまり油断せずに、気を張っていなくてはならないので、事前に彼女と話ができてよかった。
そう思いながら、差し伸べてくれたテレンスの手を取った。
アデラは、持ってきたドレスを思い浮かべる。
小規模とはいえ、お茶会ではなくパーティとなれば、正装しなければならないだろう。
歓迎パーティと同じドレスで行くわけにはいかないが、この間のことがあるので、服飾店で既製品を買うのも躊躇われる。
どうしようか迷っていると、侍女が新しいドレスをもってきた。
「これは?」
驚くアデラに、テレンスからの贈り物だという。
「いつのまに……」
この国に来てから、テレンスがひそかに注文しておいたようだと、侍女は教えてくれた。
「試着してみますか?」
「ええ、そうね」
戸惑いながらも、パーティにはぴったりのドレスを試着することにした。
イントリア王国で流行っているような、レースが贅沢に使われているようなドレスではないが、凝った刺繍がとても美しい。
光沢を帯びた白い絹は、銀色にも見える。
テレンスの色だ。
アデラは、そっと手を触れた。
滑らかで、少し冷たい感触。
以前は婚約者の色を纏うことに関して、あまり深く考えたことはなかった。
そういう習慣だから、みんなそうしているからと、その程度のことでしかなかった。
でもこうして、彼の色を纏う自分を想像すると、不思議な高揚感がある。
(誰かのものになりたいなんて、思ったことはなかったのに……)
着替えが終わり、当時の髪型や装飾品の相談をしていると、テレンスが様子を見に来てくれた。
「ああ、よく似合うね」
アデラを見るなり、そう言って目を細める。
「いつのまに、こんなドレスを」
そう問いかけると、ここ数日間のことだと答えてくれた。
「帰国までに間に合えばと思っていたが、予定よりも早く仕上げてくれたようだ」
「そうだったの」
たしかにティガ帝国で流行っているドレスは、祖国のイントリア王国のものよりもアデラの好みだった。
けれどあんなことがあったせいで、少し嫌な思い出が残ってしまった。
でもテレンスから贈られたドレスは、そんな思い出さえ、払拭されてしまうほどに美しい。
アデラのために注文してくれたテレンスの気持ちも嬉しくて、自然と笑みを浮かべていた。
「ありがとう。とても嬉しいわ」
これからはきっと、ティガ帝国のドレスとして思い出すのは、この美しいドレスだろう。
それから正式にパーティの招待状が届き、当日の朝から準備に追われた。
装飾品と髪型で少し悩む。
考えた末に、今回はイリッタ公爵令嬢リンダがデザインしたという装飾品を身に付けることにした。
彼女はアデラのために、急遽お茶会をパーティに変更してくれた。
若い令嬢らしく、華やかで美しいデザインである。
使われているのは、もちろん帝国産の宝石だ。
髪型も、ティガ帝国の流行に合わせて、結い上げずにそのまま垂らし、髪飾りをつける。
準備を整えてテレンスの迎えを待っていると、彼は部屋に入るなり、眩しそうに目を細めて綺麗だと言ってくれた。
「ただ、綺麗すぎて少し不安になる。今夜のパーティには、スリーダ王国の元王太子が侵入できるはずもないが、念のために用心してほしい」
「テレンスったら」
綺麗すぎて不安だなんて、彼の口から聞くなんて思わなかった。
「あなたがそんなことを言うなんて。でも、そうね」
メリーサはきっと、アデラが出席すると知って、何とかしてパーティに侵入しようとするに違いない。
イリッタ公爵家で阻止してくれるだろうが、それでも貴族同士の力関係もあり、完全ではないだろう。
「うん、気を付けるわ」
「誰が見ても見惚れるだろうから、気を付けて。スリーダ王国の元王太子が、パーティに入り込むようなことがあったら、大変だ」
「何を言っているの」
アデラはくすくすと笑う。
「そんなはずないわ。彼が好むのはきっと、ピーラ侯爵令嬢のような、かわいらしい女性よ」
あの我儘で傲慢なメリーサは、見た目だけは可愛らしく儚げで、庇護欲を誘うような姿なのだ。
「だが実際には対面したことはないのだから、元王太子の好みなど想像でしかない。今日は、私の傍から離れないでほしい」
「……わかったわ」
たしかに彼の言うように、本当のスリーダ王国の元王太子がどんな女性が好きなのか、わからない。
今夜のパーティで、その元王太子と会うことはないだろうが、ここはテレンスの忠告に従って、常に彼に寄り添っていようと思う。
そして帝城から馬車で、イリッタ公爵邸に向かう。
場所はそれほど遠くなく、すぐに到着したようだ。早めに来たので門前で待たされることもなく、公爵邸に招き入れてもらう。
休憩室に通されて、パーティ開始の時間を待つ。すると、今夜の主催であるイリッタ公爵令嬢リンダと、その兄のテレンスの友人が訪ねてきた。
互いに挨拶を交わし、お茶会をアデラの都合でパーティに変更してもらったことに対して、お礼を告げる。
「いいえ。わたくしの方こそ、面識もないのに突然招待状をお送りしてしまって。申し訳ございません」
そう言って謝罪してくれたリンダは、凛とした美しい女性だった。
年は、アデラと同じくらいか。
公爵令嬢でありながら自ら装飾店を経営しているだけあって、落ち着いた雰囲気の、とても話しやすい人だった。
テレンスの友人である公爵令息とも挨拶を交わし、綺麗だと褒められる。
社交辞令なのに、途端に不機嫌そうになったテレンスに、友人は驚きながらも、嬉しそうだ。
「まさか、テレンスのこんな顔を見ることができるとはな……」
感慨深そうな言葉に、アデラも嬉しくなる。
「もしかして、その首飾りは……」
リンダは、すぐにアデラが身に着けている装飾品が、自分がデザインしたものだと気が付いたようで、嬉しそうに顔を綻ばせる。
その笑顔は年相応で、とても可愛らしく思えた。
「ええ。あまり華やかなものは身に着けないようにしてきましたが、これはとても気に入っています」
それはお世辞ではなく、外見が派手なアデラは、意識してシンプルなものを身に着けていた。けれど彼女がデザインした装飾品は、華やかでありながら、アデラでも派手になりすぎず、とても品良く見えるのだ。
「ありがとうございます」
嬉しそうにそう言うリンダと、装飾品やティガ帝国産の宝石について、話し込む。
やはり彼女は、アデラが祖国のイントリア王国でティガ帝国産の宝石を扱うと聞き、お茶会に招待してくれたようだ。
「原石で輸入されるかもしれませんが、よかったらわたくしの装飾品も、試しに置いていただけないかと思いまして」
「そうですね。父と相談しなければなりませんが、職人も工房もすぐに確保できるものではありませんから。これほどの品ですから、こちらからお願いしたいくらいです」
ティガ帝国とイントリア王国での流行は異なる。
だから加工は自分の国でと思っていたアデラだったが、自分と同じように、こちらの方が好みだという令嬢もいるだろう。
だから、両方扱うのも良いかもしれないと、思い直した。
話は弾み、まだパーティが開始される前だというのに、すっかり打ち解けてしまった。
「そろそろパーティが始まる。話の続きは、会場でしたらどうだ」
兄にそう諭されて、リンダは残念そうな顔をしながらも頷いた。
「すっかり話し込んでしまって、申し訳ございません。また後ほど、お話をさせてください」
「はい、もちろんです」
そう言って別れて、ずっと傍にいてくれたテレンスを見上げる。
「ごめんなさい。すっかり話し込んでしまって」
「いや。有意義な話し合いができたようで、よかった」
テレンスは嫌な顔せずに、そう言ってくれた。
パーティ会場では、あまり油断せずに、気を張っていなくてはならないので、事前に彼女と話ができてよかった。
そう思いながら、差し伸べてくれたテレンスの手を取った。
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