加護がなくなっても、私には関係ありません。~二人の愛の力で、どうにかしてくださいね?~
「オリビエ。お前とは、婚約破棄をする」
「あなたは、存在が粗相なの。早くこの国から出ていきなさい」
ある日、私はこの国を追い出されてしまいました。
私は、魔女の血筋を持つ母から生まれました。
そのおかげか、小さいころから妖精や精霊の姿を見ることが出来ました。
彼らの姿を絵や文字に書き起こすことによって、人外なる存在の力を借りることが出来たのです。
それを知った父は、「神の宿る絵」として、私の絵を売り、その噂を聞きつけた陛下が、「我が軍が勝利できるよう、軍神の加護込められた絵を描け」と言われ、書いたところ、軍は大勝利を収めました。
そして、神の加護を永遠にしようと、陛下は自身の子どもである王太子殿下と私を婚約させましたが、それが面白くないのは、殿下と、その恋人でした。
どこの生まれかも分からない女が、突然、王太妃になったのですから、当然のことかもしれません。
ですから、愛し合う二人は、私が二人の仲を引き裂く悪者に見えたのでしょう。
仕方ないので、人外の友人たちの力を借りて、ほかの国に渡ることになりました。
私がいるから、という理由で力を貸してくれていた、神様、妖精、精霊たちは、一気に国から離れることになりましたが、二人の愛の力で、どうにかしてくださいね?
「あなたは、存在が粗相なの。早くこの国から出ていきなさい」
ある日、私はこの国を追い出されてしまいました。
私は、魔女の血筋を持つ母から生まれました。
そのおかげか、小さいころから妖精や精霊の姿を見ることが出来ました。
彼らの姿を絵や文字に書き起こすことによって、人外なる存在の力を借りることが出来たのです。
それを知った父は、「神の宿る絵」として、私の絵を売り、その噂を聞きつけた陛下が、「我が軍が勝利できるよう、軍神の加護込められた絵を描け」と言われ、書いたところ、軍は大勝利を収めました。
そして、神の加護を永遠にしようと、陛下は自身の子どもである王太子殿下と私を婚約させましたが、それが面白くないのは、殿下と、その恋人でした。
どこの生まれかも分からない女が、突然、王太妃になったのですから、当然のことかもしれません。
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