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第31話
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顔を紅潮させ目を潤ませての訴えだったが、これはいかにも唐突だった。
腕に縋られたまま咥え煙草でシドはロシェルをまじまじと眺める。そのうち眩しいような白のブラウスの胸が腕に当たり何かコメントをしなければならないような気がしてきた。
「……あんた、ロシェル、歳は幾つだ?」
「わたしはもう大人、二十歳よ。テラ標準歴なら十七歳になったもの」
「別に子供扱いはしてねぇよ、最初から」
「それなら……わたしのことが嫌い? わたしはシドのことが――」
皆まで言わせず煙草を消したシドはロシェルの言葉を遮る。
「ちょっと待てよ。会ってたった三時間足らずの男に安売りするこたねぇだろ?」
「安売りなんかしてない、わたしは貴方がいい、出会えたことに感謝してるわ」
「それが安売りだって言ってんだ……ちょ、やめろって!」
「今ここで断るなんて仰らないで、お願いよ――」
ジリジリとソファの上で退くシド、やたらと迫力でせまるロシェル。シドはこれ以上の後退ができない所まで追い詰められた。今はもうシドの上に半ばロシェルが乗っている。腕は取られたままで、弾力ある胸の感触に押し返すことも憚られた。
「おい、こら……ヘンリー、何とかしてくれ!」
三毛猫は向かいのソファで知らんフリ、顔を洗っている。そこに声が掛かった。
「何やってるのサ!」
とげとげしいハイファの鋭い口調にも振り向かず、ロシェルが懇願した。
「お願い……社交界デビューの王室主催のパーティーでエスコートして頂戴!」
そう叫んでおいてハイファにも縋る目を向ける。
「明後日、初めての公のパーティーなの。わたしの初めての社交界デビュー……エスコートして欲しいのよ」
毒気を抜かれたハイファが首を傾げた。
「パーティーのエスコート?」
「そうよ、何だと思ったの?」
「えっ、ううん、何でも……シドの上から退いてあげてくれるかな?」
「あら、わたしったら、ごめんなさい」
あっさりとシドから降りたロシェルは、向かいのソファに腰掛け直す。
バスルームで音声素子からの声を聞き、慌ててドレスシャツにスラックスを身に着けて出てきたハイファと居住まいを正したシドが並んで座った。
「何で俺があんたをエスコートしなけりゃならねぇんだよ?」
「だって……とっても綺麗で素敵なんですもの」
頬を紅潮させたロシェルはうっとりとした目でシドの顔を穴が開くほど見つめる。
「ンなこと知るか! パーティーで盛装なんて真っ平だからな」
シドにしてみればそういったことはファサルートコーポレーションの御曹司としての教育を受けたハイファの専売特許で、とにかく肩の凝りそうなことはご免なのだ。
見る間に萎れてしまったロシェルにハイファが柔らかく訊く。
「伯爵令嬢には『パーティーをご一緒に』ってお誘いは引きも切らないでしょ?」
「ええ、一度もお会いしたことのない殿方ばかりね。……わたし、ずっと家庭教師だったから友達もいないの。ましてや男の人なんて――」
口では厳しく言いながらも大甘な父親と、やはり甘いシャプロンに護られた掌中の珠は、社交界デビューのときばかりは自身で選んだパートナーにエスコートされたいという。
「父さまにもルイーズにも了解は取れてるの。シド、お願いよ」
ポーカーフェイスの眉間に不機嫌を溜め、シドは煙草を吸いつつ暫し黙っていた。
「くそう……ハイファも一緒なら引き受けてやる」
傍らのヘンリーを撫でていたロシェルの顔が思い切り明るくなる。
「本当? ダブルエスコートだなんて両手に花ならぬ両手に王子様……素敵だわ!」
ロシェルは引き時を心得ていた。シドが心変わりをしないうちに立ち上がる。
「早速明日は採寸よ。朝食は九時から、誰か迎えにこさせるわ。おやすみなさい」
嵐のように伯爵令嬢は去って行ってしまった。
呆然と見送ってロックしたのち、ハイファは呟く。
「……僕の意志なんて、誰も訊いてはくれないんだね」
「お前、そういうのは嫌いじゃねぇんだろ?」
「そんなに好きって訳でも……」
「ふん。社交辞令は任せたからな」
「社交辞令はいいけど、まさかロシェルにほだされちゃった訳じゃないんでしょ?」
「王室主催のパーティーってことは貴族連中が集まるんだろうが」
「貴方が別室任務を忘れてなくて良かったよ」
「くそう、俺は別室員じゃねぇんだぞ。……リフレッシャ、浴びてくる」
結果がどう転ぶかは分からないが、ロシェルを利用することになるのだ。
自分に嫌気が差したシドは煙草を消し、バスルームに向かう。見送ったハイファは置かれていたガウンに着替え、脱衣所に備え付けのダートレスに服を押し込んでスイッチを入れた。
部屋に戻ってソファに腰掛け、シドが淹れて飲み残したのであろうカップに口をつけて思わず吹きそうになる。吐く訳にもいかずに飲み込むと一気に顔に血が上った気がした。
「うー、何これ?」
向かいのソファからヘンリーが金色の目で笑う。
「ああ、あんたのダンナがブランデー入れとったわ」
「確実に半分以上ブランデーだよ。……ところで王室主催のパーティーって?」
「そう、それや。庶民には縁のないダンスパーティーやねんけどな、星系政府首脳のご子息も集まる場や。あんたらええコネ引き当てよったな」
「コネはともかく、そこにエネルギー財団乗っ取りの面々もくるのかな?」
「たぶん来るんとちゃうか。わしとカートが追ってた、カートを撃たせた奴らがな」
金色の目が煌めいて、なるほどヘンリーも刑事なのだとハイファに思わせた。
「仇討ち、したいの?」
「当たり前やろ、大事な相棒やねんで」
「そっか。じゃあヘンリーもパーティーに潜り込める策を考えなきゃ。僕に入る?」
「あー、それは止しとくわ。ダンナに撃ち殺されたくないねん」
「ふうん。ならシドに入るしかないか」
「そこらは明日やな。わし、職場につれてって欲しいんやけど」
「ああ、上の人に報告もあるよね。分かった、明日ね」
そこにシドが出てきてハイファの隣に座り、カップの残りを飲み干した。
「寝酒なんてよくないよ、喉渇いたなら果物でも剥こうか?」
ハイファが立ってテーブルからカゴを持ってくる。艶やかに磨かれたリンゴに似た果実をシドが手に取りハイファに渡した。添えられていたナイフで割ると、中には大きな種がひとつある果汁の多い果物だった。
剥いて切り分ける片端から、ハイファはシドと自分の口に交互に運ぶ。
「これ、甘いな」
「美味しいよね。食べたら寝なきゃ。明日はヘンリーの職場だよ」
「広域惑星警察庁外事九課、いわゆる本庁の公安警察だな」
「公安とはまた性質がちゃうねんけどな。フロアも違うし。♭÷#※*星人の犯罪取り締まりを一手に引き受けとる部署や」
「ふうん、みんながナントカ星人と共生してるなんて面白そう……あっ!」
果実の最後の一切れをシドの口に押し込んで、その指を温かな舌で舐められ、思わずハイファは声を上げていた。そのまま手首を掴まれて指を口に含まれる。
「ちょ、シド、だめだよ、洗ってくるから」
「だめじゃねぇよ、綺麗にしてやる……甘いな」
「んっ、あっ……や、だめ――」
指に巻きついた舌から流れ込むごく官能的な感触から逃れようとハイファは手を退こうとするがシドは離さない。ふわりと片手で明るい金髪を払われ耳許に囁かれた。
「もっとあったかくなる約束だろ」
「そんな……だって、あっ……ああっ」
ヘンリーが向かいのソファから飛び降りる。
「ええと、わし、散歩に行ってくるわ」
足音もなく絨毯の上を駆け、猫専用スイングドアからするりと三毛猫が出て行くのを見送って頬を染めたハイファはポーカーフェイスを睨んだ。
「人前で、貴方はもう!」
「いいじゃねぇか、約束は約束だ……もう黙れよ」
腕に縋られたまま咥え煙草でシドはロシェルをまじまじと眺める。そのうち眩しいような白のブラウスの胸が腕に当たり何かコメントをしなければならないような気がしてきた。
「……あんた、ロシェル、歳は幾つだ?」
「わたしはもう大人、二十歳よ。テラ標準歴なら十七歳になったもの」
「別に子供扱いはしてねぇよ、最初から」
「それなら……わたしのことが嫌い? わたしはシドのことが――」
皆まで言わせず煙草を消したシドはロシェルの言葉を遮る。
「ちょっと待てよ。会ってたった三時間足らずの男に安売りするこたねぇだろ?」
「安売りなんかしてない、わたしは貴方がいい、出会えたことに感謝してるわ」
「それが安売りだって言ってんだ……ちょ、やめろって!」
「今ここで断るなんて仰らないで、お願いよ――」
ジリジリとソファの上で退くシド、やたらと迫力でせまるロシェル。シドはこれ以上の後退ができない所まで追い詰められた。今はもうシドの上に半ばロシェルが乗っている。腕は取られたままで、弾力ある胸の感触に押し返すことも憚られた。
「おい、こら……ヘンリー、何とかしてくれ!」
三毛猫は向かいのソファで知らんフリ、顔を洗っている。そこに声が掛かった。
「何やってるのサ!」
とげとげしいハイファの鋭い口調にも振り向かず、ロシェルが懇願した。
「お願い……社交界デビューの王室主催のパーティーでエスコートして頂戴!」
そう叫んでおいてハイファにも縋る目を向ける。
「明後日、初めての公のパーティーなの。わたしの初めての社交界デビュー……エスコートして欲しいのよ」
毒気を抜かれたハイファが首を傾げた。
「パーティーのエスコート?」
「そうよ、何だと思ったの?」
「えっ、ううん、何でも……シドの上から退いてあげてくれるかな?」
「あら、わたしったら、ごめんなさい」
あっさりとシドから降りたロシェルは、向かいのソファに腰掛け直す。
バスルームで音声素子からの声を聞き、慌ててドレスシャツにスラックスを身に着けて出てきたハイファと居住まいを正したシドが並んで座った。
「何で俺があんたをエスコートしなけりゃならねぇんだよ?」
「だって……とっても綺麗で素敵なんですもの」
頬を紅潮させたロシェルはうっとりとした目でシドの顔を穴が開くほど見つめる。
「ンなこと知るか! パーティーで盛装なんて真っ平だからな」
シドにしてみればそういったことはファサルートコーポレーションの御曹司としての教育を受けたハイファの専売特許で、とにかく肩の凝りそうなことはご免なのだ。
見る間に萎れてしまったロシェルにハイファが柔らかく訊く。
「伯爵令嬢には『パーティーをご一緒に』ってお誘いは引きも切らないでしょ?」
「ええ、一度もお会いしたことのない殿方ばかりね。……わたし、ずっと家庭教師だったから友達もいないの。ましてや男の人なんて――」
口では厳しく言いながらも大甘な父親と、やはり甘いシャプロンに護られた掌中の珠は、社交界デビューのときばかりは自身で選んだパートナーにエスコートされたいという。
「父さまにもルイーズにも了解は取れてるの。シド、お願いよ」
ポーカーフェイスの眉間に不機嫌を溜め、シドは煙草を吸いつつ暫し黙っていた。
「くそう……ハイファも一緒なら引き受けてやる」
傍らのヘンリーを撫でていたロシェルの顔が思い切り明るくなる。
「本当? ダブルエスコートだなんて両手に花ならぬ両手に王子様……素敵だわ!」
ロシェルは引き時を心得ていた。シドが心変わりをしないうちに立ち上がる。
「早速明日は採寸よ。朝食は九時から、誰か迎えにこさせるわ。おやすみなさい」
嵐のように伯爵令嬢は去って行ってしまった。
呆然と見送ってロックしたのち、ハイファは呟く。
「……僕の意志なんて、誰も訊いてはくれないんだね」
「お前、そういうのは嫌いじゃねぇんだろ?」
「そんなに好きって訳でも……」
「ふん。社交辞令は任せたからな」
「社交辞令はいいけど、まさかロシェルにほだされちゃった訳じゃないんでしょ?」
「王室主催のパーティーってことは貴族連中が集まるんだろうが」
「貴方が別室任務を忘れてなくて良かったよ」
「くそう、俺は別室員じゃねぇんだぞ。……リフレッシャ、浴びてくる」
結果がどう転ぶかは分からないが、ロシェルを利用することになるのだ。
自分に嫌気が差したシドは煙草を消し、バスルームに向かう。見送ったハイファは置かれていたガウンに着替え、脱衣所に備え付けのダートレスに服を押し込んでスイッチを入れた。
部屋に戻ってソファに腰掛け、シドが淹れて飲み残したのであろうカップに口をつけて思わず吹きそうになる。吐く訳にもいかずに飲み込むと一気に顔に血が上った気がした。
「うー、何これ?」
向かいのソファからヘンリーが金色の目で笑う。
「ああ、あんたのダンナがブランデー入れとったわ」
「確実に半分以上ブランデーだよ。……ところで王室主催のパーティーって?」
「そう、それや。庶民には縁のないダンスパーティーやねんけどな、星系政府首脳のご子息も集まる場や。あんたらええコネ引き当てよったな」
「コネはともかく、そこにエネルギー財団乗っ取りの面々もくるのかな?」
「たぶん来るんとちゃうか。わしとカートが追ってた、カートを撃たせた奴らがな」
金色の目が煌めいて、なるほどヘンリーも刑事なのだとハイファに思わせた。
「仇討ち、したいの?」
「当たり前やろ、大事な相棒やねんで」
「そっか。じゃあヘンリーもパーティーに潜り込める策を考えなきゃ。僕に入る?」
「あー、それは止しとくわ。ダンナに撃ち殺されたくないねん」
「ふうん。ならシドに入るしかないか」
「そこらは明日やな。わし、職場につれてって欲しいんやけど」
「ああ、上の人に報告もあるよね。分かった、明日ね」
そこにシドが出てきてハイファの隣に座り、カップの残りを飲み干した。
「寝酒なんてよくないよ、喉渇いたなら果物でも剥こうか?」
ハイファが立ってテーブルからカゴを持ってくる。艶やかに磨かれたリンゴに似た果実をシドが手に取りハイファに渡した。添えられていたナイフで割ると、中には大きな種がひとつある果汁の多い果物だった。
剥いて切り分ける片端から、ハイファはシドと自分の口に交互に運ぶ。
「これ、甘いな」
「美味しいよね。食べたら寝なきゃ。明日はヘンリーの職場だよ」
「広域惑星警察庁外事九課、いわゆる本庁の公安警察だな」
「公安とはまた性質がちゃうねんけどな。フロアも違うし。♭÷#※*星人の犯罪取り締まりを一手に引き受けとる部署や」
「ふうん、みんながナントカ星人と共生してるなんて面白そう……あっ!」
果実の最後の一切れをシドの口に押し込んで、その指を温かな舌で舐められ、思わずハイファは声を上げていた。そのまま手首を掴まれて指を口に含まれる。
「ちょ、シド、だめだよ、洗ってくるから」
「だめじゃねぇよ、綺麗にしてやる……甘いな」
「んっ、あっ……や、だめ――」
指に巻きついた舌から流れ込むごく官能的な感触から逃れようとハイファは手を退こうとするがシドは離さない。ふわりと片手で明るい金髪を払われ耳許に囁かれた。
「もっとあったかくなる約束だろ」
「そんな……だって、あっ……ああっ」
ヘンリーが向かいのソファから飛び降りる。
「ええと、わし、散歩に行ってくるわ」
足音もなく絨毯の上を駆け、猫専用スイングドアからするりと三毛猫が出て行くのを見送って頬を染めたハイファはポーカーフェイスを睨んだ。
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