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第4話(BL特有シーン・回避可)
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京哉の手を離した霧島はさっさと白いシルクサテンのパジャマを脱ぎ始めた。
潔く下着まで脱いで滑らかな象牙色の肌を晒すと、ベッドのヘッドボードの棚に置いてあったオードトワレを胸に一吹きする。
その匂いに酔ったように京哉も自分のボタンに手を掛けた。メタルフレームの伊達眼鏡も外してナイトテーブルに置く。
霧島が愛用するオードトワレはペンハリガンのブレナムブーケだ。京哉も大好きな香りだが現場に匂いを残せないという理由で普段はつけてくれない。
それでも京哉を求める時にはこうして香らせてくれるのだ。清潔感のある香りと霧島の欲望が混じり合い、いつも京哉の理性をだめにする。
全てを脱いで京哉はベッドに上がった。
毛布を捲られ示されてシーツに仰臥し、京哉は我が身を見下ろす。日焼けしづらい躰に霧島が跨った。白く小柄で貧弱な自分と違い、長身で堂々たる霧島の躰が羨ましくも愛おしい。
逞しく鍛えられた分厚い胸板に引き締まった腹から、既に反り返って太く滾った躰の中心。
のしかかられてそれを太腿に擦りつけられる。
「んっ、く……忍さんが熱い、とろとろしてる」
「ああ、お前だけにこうなるんだ……京哉、私はお前だけだ」
組み敷かれた京哉は霧島の腹で成長したものを擦られ、耳許に低く囁かれて、気持ち良さにうっとり浸った。左胸の小さな尖りを舐めしゃぶられ、右胸を指先で嬲られて徐々に疼きが溜まってゆく。擦り付けられる霧島を更に刺激すると噛みつくようにキスされた。
求められるまま唾液を送り込む。霧島は喉を鳴らして飲み干した。
「っん、ん……はあっ! 忍さん、もう、下さい」
「何処に何が欲しいのか言ってみろ。素直に言えば幾らでもやるぞ」
自分こそ切ないような情欲を切れ長の目に溜めているクセに霧島は低い声で京哉に迫る。疼く躰を持て余して京哉は身悶えした。
そんな京哉の痴態を霧島は観察しながら己の右手指を口に含む。たっぷりの唾液で濡れた長い指が京哉の目前に翳された。
「欲しいなら素直に言え、京哉……何処に、どうして欲しい?」
「あっふ、もう……僕のここに、忍さんの指を下さい!」
霧島の下で身を返した京哉はシーツに這う。膝を僅か開いて秘部も露わな淫ら極まりない格好を晒していた。堪らなく恥ずかしかったが欲しがる姿に霧島は満足したらしく、一本目の指を窄まりに挿し入れてくれる。
長い指は押し分けるように深くまで侵入してきた。
内襞を擦り上げられ捩られる。
「ああんっ、そこ……いい、もっと下さい……はぅん!」
眩暈がするくらい霧島の攻めは巧みで、京哉は指一本で狂わされていた。抑えることも叶わず甘く高く鳴く。零れる蜜はシーツに糸を引き、勝手に細い腰が前後した。
片手で腰を押さえつけられても止められず、腰をうねらせては締めつける。
「こら、京哉。危ないから動くな、傷つくぞ」
「だめ、です……止めらんない……そこ、もっと!」
せがむと霧島は指を増やしてくれた。自分を傷つけないように深爪した長い指が体内をぬるませ、窄まりの入り口を拡張してゆく。
快感にすっかり堕ちてしまった京哉は咥え込んでいた数指を自ら抜いた。薄い肩越しに霧島を振り返ると懇願し誘う。
「もう、入れて下さい……貴方とひとつになりたい――」
「分かった。私もお前が欲しくて堪らん」
背後から熱い霧島があてがわれ、容赦なく灼熱の楔が京哉に押し入ってきた。太すぎる切っ先が奥深くまで届き粘膜が破れそうだった。
霧島を受け入れる時は太すぎていつも苦しい。だが霧島がくれるものなら苦しさすら京哉には悦びだ。霧島にも悦びを味わって欲しくて窄まりを何度も締めつける。
「んっく、こら。お前が苦しい間は待とうと、私は……くっ」
「いい、ですから、僕が待てない……動いて、突いて下さい」
「ああ、もう我慢できん。京哉、今日も覚悟してくれ」
「はぁんっ、いい……すごい、そこ、あぅんっ!」
最初から頑丈なベッドが軋みを上げるほど攻められた。
大きく腰をスライドさせては急激に昇り詰めないよう小刻みに突かれ、次には左右上下に掻き回される。細い腰を両手で掴まれて太いもので擦り立てられ、こね回されて気が遠くなった。
体内の圧倒的存在と快感、それだけしか意識できなくなりながらも京哉は叫ぶ。
「もう、忍さん……だめ、かも――」
「私も、一緒に、いかせてくれ!」
シーツを掴み締めて耐える京哉を霧島が片手で包んでくれる。そうしながらも力強く激しい腰の律動は緩まない。京哉も閾値を超えるような快感に耐えて霧島を咥え込み離さない。
そんな狭い京哉の中で霧島が膨れ上がった。
京哉は髪を乱して訴える。
「あっ、早く、忍さん……いく、出ちゃう……あうっ!」
「京哉、私も……あっ……くうっ!」
解き放った京哉は霧島の手の中に弾けさせた。同時に霧島も爆ぜさせ京哉の芯をたっぷりと熱く濃く濡らしている。二人は身を震わせて心ゆくまで幾度も放った。
だが京哉は年上の男がこれだけで満足していないと知っている。その証拠にまだ体内で息づく熱い霧島は太く硬いままだ。
「はあっ、ああっ……そのまま、しますか?」
「今度は美人を眺めながらしたい。いいか、京哉?」
「すっごい、忍さん。こんなのが入っちゃうんですね」
抜かれた霧島のものを京哉はぺたりと座ってまじまじ眺めた。本当にそれが自分の中に入っていたとは思えない。
滾って張り詰めたものは太すぎ、反り返った先端は下腹にくっつきそうになっていた。そんな霧島の笑みを見て京哉は仰臥し霧島に頷く。
霧島は華奢な躰を開かせ、膝を立てた両脚の間に割って入った。京哉が腰を浮かせてくれると霧島自身が放った白濁が窄まりから溢れ出している。
酷く淫らな光景に霧島は煽られ一気に突き入れ貫いていた。
激しく腰を揺らし互いを擦過する。
「っく、京哉……まだ、きつい……京哉、最高だ!」
「やだ、またいっちゃいそう、あっあっ……はぁんっ!」
悲鳴の如く喘ぎながら京哉は自分でも可笑しいくらい白濁を噴き上げた。霧島に注ぎ込まれるのも感じる。それでも抜かず霧島は快感を生み続けた。
のしかかるようにして攻める男の胸からブレナムブーケが匂い、京哉は更に霧島に酔ってぼんやりと見上げる。前髪を汗で濡らした霧島は京哉の躰に没頭している。
そんな男の逞しい背に両腕を回し、京哉は思い切り引っ掻いた。
「あ痛たた、何をする、京哉!」
「これ以上は僕が身動きも取れなくなりますから、だめです」
潔く下着まで脱いで滑らかな象牙色の肌を晒すと、ベッドのヘッドボードの棚に置いてあったオードトワレを胸に一吹きする。
その匂いに酔ったように京哉も自分のボタンに手を掛けた。メタルフレームの伊達眼鏡も外してナイトテーブルに置く。
霧島が愛用するオードトワレはペンハリガンのブレナムブーケだ。京哉も大好きな香りだが現場に匂いを残せないという理由で普段はつけてくれない。
それでも京哉を求める時にはこうして香らせてくれるのだ。清潔感のある香りと霧島の欲望が混じり合い、いつも京哉の理性をだめにする。
全てを脱いで京哉はベッドに上がった。
毛布を捲られ示されてシーツに仰臥し、京哉は我が身を見下ろす。日焼けしづらい躰に霧島が跨った。白く小柄で貧弱な自分と違い、長身で堂々たる霧島の躰が羨ましくも愛おしい。
逞しく鍛えられた分厚い胸板に引き締まった腹から、既に反り返って太く滾った躰の中心。
のしかかられてそれを太腿に擦りつけられる。
「んっ、く……忍さんが熱い、とろとろしてる」
「ああ、お前だけにこうなるんだ……京哉、私はお前だけだ」
組み敷かれた京哉は霧島の腹で成長したものを擦られ、耳許に低く囁かれて、気持ち良さにうっとり浸った。左胸の小さな尖りを舐めしゃぶられ、右胸を指先で嬲られて徐々に疼きが溜まってゆく。擦り付けられる霧島を更に刺激すると噛みつくようにキスされた。
求められるまま唾液を送り込む。霧島は喉を鳴らして飲み干した。
「っん、ん……はあっ! 忍さん、もう、下さい」
「何処に何が欲しいのか言ってみろ。素直に言えば幾らでもやるぞ」
自分こそ切ないような情欲を切れ長の目に溜めているクセに霧島は低い声で京哉に迫る。疼く躰を持て余して京哉は身悶えした。
そんな京哉の痴態を霧島は観察しながら己の右手指を口に含む。たっぷりの唾液で濡れた長い指が京哉の目前に翳された。
「欲しいなら素直に言え、京哉……何処に、どうして欲しい?」
「あっふ、もう……僕のここに、忍さんの指を下さい!」
霧島の下で身を返した京哉はシーツに這う。膝を僅か開いて秘部も露わな淫ら極まりない格好を晒していた。堪らなく恥ずかしかったが欲しがる姿に霧島は満足したらしく、一本目の指を窄まりに挿し入れてくれる。
長い指は押し分けるように深くまで侵入してきた。
内襞を擦り上げられ捩られる。
「ああんっ、そこ……いい、もっと下さい……はぅん!」
眩暈がするくらい霧島の攻めは巧みで、京哉は指一本で狂わされていた。抑えることも叶わず甘く高く鳴く。零れる蜜はシーツに糸を引き、勝手に細い腰が前後した。
片手で腰を押さえつけられても止められず、腰をうねらせては締めつける。
「こら、京哉。危ないから動くな、傷つくぞ」
「だめ、です……止めらんない……そこ、もっと!」
せがむと霧島は指を増やしてくれた。自分を傷つけないように深爪した長い指が体内をぬるませ、窄まりの入り口を拡張してゆく。
快感にすっかり堕ちてしまった京哉は咥え込んでいた数指を自ら抜いた。薄い肩越しに霧島を振り返ると懇願し誘う。
「もう、入れて下さい……貴方とひとつになりたい――」
「分かった。私もお前が欲しくて堪らん」
背後から熱い霧島があてがわれ、容赦なく灼熱の楔が京哉に押し入ってきた。太すぎる切っ先が奥深くまで届き粘膜が破れそうだった。
霧島を受け入れる時は太すぎていつも苦しい。だが霧島がくれるものなら苦しさすら京哉には悦びだ。霧島にも悦びを味わって欲しくて窄まりを何度も締めつける。
「んっく、こら。お前が苦しい間は待とうと、私は……くっ」
「いい、ですから、僕が待てない……動いて、突いて下さい」
「ああ、もう我慢できん。京哉、今日も覚悟してくれ」
「はぁんっ、いい……すごい、そこ、あぅんっ!」
最初から頑丈なベッドが軋みを上げるほど攻められた。
大きく腰をスライドさせては急激に昇り詰めないよう小刻みに突かれ、次には左右上下に掻き回される。細い腰を両手で掴まれて太いもので擦り立てられ、こね回されて気が遠くなった。
体内の圧倒的存在と快感、それだけしか意識できなくなりながらも京哉は叫ぶ。
「もう、忍さん……だめ、かも――」
「私も、一緒に、いかせてくれ!」
シーツを掴み締めて耐える京哉を霧島が片手で包んでくれる。そうしながらも力強く激しい腰の律動は緩まない。京哉も閾値を超えるような快感に耐えて霧島を咥え込み離さない。
そんな狭い京哉の中で霧島が膨れ上がった。
京哉は髪を乱して訴える。
「あっ、早く、忍さん……いく、出ちゃう……あうっ!」
「京哉、私も……あっ……くうっ!」
解き放った京哉は霧島の手の中に弾けさせた。同時に霧島も爆ぜさせ京哉の芯をたっぷりと熱く濃く濡らしている。二人は身を震わせて心ゆくまで幾度も放った。
だが京哉は年上の男がこれだけで満足していないと知っている。その証拠にまだ体内で息づく熱い霧島は太く硬いままだ。
「はあっ、ああっ……そのまま、しますか?」
「今度は美人を眺めながらしたい。いいか、京哉?」
「すっごい、忍さん。こんなのが入っちゃうんですね」
抜かれた霧島のものを京哉はぺたりと座ってまじまじ眺めた。本当にそれが自分の中に入っていたとは思えない。
滾って張り詰めたものは太すぎ、反り返った先端は下腹にくっつきそうになっていた。そんな霧島の笑みを見て京哉は仰臥し霧島に頷く。
霧島は華奢な躰を開かせ、膝を立てた両脚の間に割って入った。京哉が腰を浮かせてくれると霧島自身が放った白濁が窄まりから溢れ出している。
酷く淫らな光景に霧島は煽られ一気に突き入れ貫いていた。
激しく腰を揺らし互いを擦過する。
「っく、京哉……まだ、きつい……京哉、最高だ!」
「やだ、またいっちゃいそう、あっあっ……はぁんっ!」
悲鳴の如く喘ぎながら京哉は自分でも可笑しいくらい白濁を噴き上げた。霧島に注ぎ込まれるのも感じる。それでも抜かず霧島は快感を生み続けた。
のしかかるようにして攻める男の胸からブレナムブーケが匂い、京哉は更に霧島に酔ってぼんやりと見上げる。前髪を汗で濡らした霧島は京哉の躰に没頭している。
そんな男の逞しい背に両腕を回し、京哉は思い切り引っ掻いた。
「あ痛たた、何をする、京哉!」
「これ以上は僕が身動きも取れなくなりますから、だめです」
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