24 / 43
第24話
しおりを挟む
結果として恭介の(死んだジイさんの)車は奇跡的にも盗難に遭わず駐められたままになっていた。全長5.5メートル近いアホみたいにデカい車は白い枠からはみ出している。構うことなく恭介は荷物を後部に押し込んで運転席に、助手席に薫が座ってキチンとシートベルトもするとマイバッハのエンジンをかけ、快調に走り始めた。
ただ、駐車料金を支払う段階になって表示された金額にビビった薫は思わず真剣に恭介に踏み倒すことを進言した。だが当の恭介は僅かに首を傾げただけで財布から札を出して次々と機械に食わせ、おそらく機械も満腹になりゲップが出るんじゃないかと薫が思った頃に、ようやくゲートを塞ぐバーが上がって通過することを許された。
街道を走り始めてからやっと気持ちを立て直した薫が呟く。
「まあ、明日の闇オクは高級車で乗り付けた方が金持ちらしく見えるかもね」
と、勝手に納得した薫の言葉を恭介はバッサリ斬った。
「何処でも乗り捨て可能なようにタクシーが基本だぞ」
せめてハイヤーでという薫の意見が採用されるかは恭介の表情からは不明だった。
帰りに昼食を食い、マンションから遠いスーパーで買い物をしてから帰り着いて、マンションの裏手にある月極駐車場と名の付いた空き地にバカでかい乗用車を駐車した。丁度マンション住人の奥様方の賑やかな買い物帰りの一団がいたので、ここでも鬼畜に彼女らを盾にして上手くマンション内の安全圏へと戻る。
まずは二階の事務所に異変がないかチェックし、異状なしを確認してから十階の恭介の部屋に戻った。戻るなり恭介は洗面所を使い、すぐに煙草とグラスとウィスキーを友にリビングのソファに陣取る。
薫は洗面所のあとにスーパーで買ってきた食材を冷蔵庫に収めたり、大量の衣服類をガーメントバッグから出してクローゼットに掛けたり、二人分の靴を磨いたりと次々と仕事は湧いている。だが口数は少なかった。
別に恭介と喧嘩をした訳でもないのだが、昼食にためらいなく恭介が牛丼屋にマイバッハを停めたので、あまりの似合わなさに薫は正直に、
「うっわ、何これ似合わない!」
と言ったのだ。対して恭介は、
「何処から見張られているか分からん。さっさと食えるに越したことはない。それとも高級車にお乗りの方は高級レストランじゃないと口に合わんのか?」
などと尤もなことながらシニカルに言われて薫は恥じ入ったのだ。同じく、
「高級車でスーパーに乗り付けての買い物は気が引けるのか?」
とまでダメ押しされて少々凹んでいるのである。
自分の車でもなし、ただ同乗しただけで高級車に気分を左右されていた自分はどう考えてもミテクレと見栄ばかり重視するヤクザでしかなく、それも虎の威を借る狐以下の小物だと落ち込んでいるのだった。
お蔭で室内には恭介が点けたTVニュースの音声と、付けっ放しでカウントダウンさせているノートパソコンの可聴域ギリギリの冷却音だけが充満していて静かだ。
黙ったまま薫は切ったキュウリを竹輪に詰め込み切り揃え、かまぼこも切って皿に綺麗に並べると、小皿ふたつにマヨネーズとワサビ醤油を入れて恭介に持って行く。
リビングのロウテーブルに皿を置き、箸も添えた。
「僕はあんたに頼んなきゃ何にもできそうにない。だから今里の野郎に復讐するまでは恭介、あんたが肝硬変で死なないようせめて僕は見張ってなくちゃならない」
暗い棒読み口調を聞いた恭介は却って面白そうに見上げる。
「酔えもしない俺の肝臓の番人もいいが、どうせ見張るなら少しは付き合え」
「僕は酒で失敗するの、真っ平なんだけど」
「俺の前で失敗するのも嫌なのか?」
「……」
咄嗟に薫が答えることができなかったのは恭介の意図がまるで読めなかっただけでなく、自分自身もどうしたいのか分からなかったからだ。今里への復讐という点に於いて同志とも云える関係であり、恭介はコネや元組対の刑事としての知識に金銭的なものを提供する。対して薫が持つのはグロックのみだ。
どう考えたって薫の側が立場的に弱いと思ったからこそ、放置したらこの現代で野垂れ死にしそうな恭介の世話を買って出ているつもりだったが、時折あのフォトスタンドに目を向け、今に至っては『死者に勝つのは並大抵じゃ無理かも』などと思ってしまっている。……自分は恭介をどんな意味で好きなのだろうか?
恭介の中の死者との記憶を押し退けて自分が恭介の隣に収まりたいのだろうか。
なら恭介は? 望まれてたった一度だけ抱いた石動薫を恭介はどう思ってる?
「……無理矢理されるのは嫌だよ。でも、酔ってても、僕がいいって言ったらいい」
恭介に下心があると解釈した、そんな風に薫は答えてみた。本当に下心があるのか否かは驚異的に整いながらもフラットな表情からは全く読めないが、恭介は自分で立ってキッチンから氷の入ったアイスペールやら新しいグラスやら、ペットボトルのミネラルウォーターやらを何度も往復して運んできた。手際が悪くて薫は少し笑う。
「そんなに一緒に飲んで欲しい訳?」
何気なく誘っただけの恭介は何気なく薫に訊かれて、思わずフォトスタンドの方を見つめてしまった。何故なら今の自分と薫のやり取りは、あいつと共に過ごした時間の一コマを切り取ったかのように、そっくりそのままだったからである。
石動薫はあいつじゃない。そんなことは承知している。だが自分は無意識に薫をあいつの場所に嵌め込んで安堵を、あの頃の満たされていた心を、かりそめと分かっていながら取り戻した気分になってみたいのではないか。
三年と数ヶ月の孤独を埋めるのが本当に石動薫ならば問題はないのかも知れない。けれど自分はまだ『あいつ』を探している。薫を『あいつの代わり』にしてはならない。それは許されない。自分自身も許せない――。
フォトスタンドから視線を引き剥がしたが恭介は薫の顔を見られなかった。それでも薫は二人掛けソファに座った恭介の隣に着地して自分で水割りを作った。
「仕方ないから付き合ってあげるよ。明日の闇オクで今里の野郎に思う存分、風穴を開けてやる前祝い。ほら、グラス貸して。酌のサーヴィス付きだぞー」
空気を察した薫が唐突にはしゃいで見せたが、逆に恭介は大真面目に訊く。
「……薫。お前は俺をどう思っている?」
「え、さあ、分かんない。嫌いじゃないけど、それが『僕の利になるから』なのか、本当に嫌いじゃなくて……好きなのか自分でも迷ってる」
好きなふりをして庇護欲を掻き立たせ、もっと利を得ることも薫は自分に可能だと判断していたが、恭介はそんな薫の媚態をも見透かした上で庇護しようとするだろうと直感し、薫は正直に答えたのだった。
護るべきを護れなかった恭介は何をせずとも薫を護る筈だ。それを薫は何故か期待ではなく恐れていた。
吸血鬼でも超人じゃない、だから撃たれたし相棒も死なせてしまった。もし次もそんなことがあったら。今度こそ撃たれ処が悪かったら……。
ふるふると頭を振った薫は、わざとらしいのを承知で景気のいい声で煽った。
「ほら、ホントに前祝いなんだからさ。グイッといこうよ!」
「グイッといっても酔えん俺は燃費が悪いばかりで特典は何もないんだがな」
「特典が欲しいならデザートに僕の血でも吸えばいいじゃん」
「冗談でもチラつかされると結構キツいものがある」
「別に冗談じゃないもん。貧血にならない程度に調整できるんでしょ? それよりもさ、ほら、乾杯!」
薄い水割り、恭介にしたらタダの色水を薫は一気に飲み干して見せる。何だかこの調子が続けば恭介は酔っ払い介護になりそうな予感がしていたが、それもまあいいかと自分のグラスに口を付けた。
ただ、駐車料金を支払う段階になって表示された金額にビビった薫は思わず真剣に恭介に踏み倒すことを進言した。だが当の恭介は僅かに首を傾げただけで財布から札を出して次々と機械に食わせ、おそらく機械も満腹になりゲップが出るんじゃないかと薫が思った頃に、ようやくゲートを塞ぐバーが上がって通過することを許された。
街道を走り始めてからやっと気持ちを立て直した薫が呟く。
「まあ、明日の闇オクは高級車で乗り付けた方が金持ちらしく見えるかもね」
と、勝手に納得した薫の言葉を恭介はバッサリ斬った。
「何処でも乗り捨て可能なようにタクシーが基本だぞ」
せめてハイヤーでという薫の意見が採用されるかは恭介の表情からは不明だった。
帰りに昼食を食い、マンションから遠いスーパーで買い物をしてから帰り着いて、マンションの裏手にある月極駐車場と名の付いた空き地にバカでかい乗用車を駐車した。丁度マンション住人の奥様方の賑やかな買い物帰りの一団がいたので、ここでも鬼畜に彼女らを盾にして上手くマンション内の安全圏へと戻る。
まずは二階の事務所に異変がないかチェックし、異状なしを確認してから十階の恭介の部屋に戻った。戻るなり恭介は洗面所を使い、すぐに煙草とグラスとウィスキーを友にリビングのソファに陣取る。
薫は洗面所のあとにスーパーで買ってきた食材を冷蔵庫に収めたり、大量の衣服類をガーメントバッグから出してクローゼットに掛けたり、二人分の靴を磨いたりと次々と仕事は湧いている。だが口数は少なかった。
別に恭介と喧嘩をした訳でもないのだが、昼食にためらいなく恭介が牛丼屋にマイバッハを停めたので、あまりの似合わなさに薫は正直に、
「うっわ、何これ似合わない!」
と言ったのだ。対して恭介は、
「何処から見張られているか分からん。さっさと食えるに越したことはない。それとも高級車にお乗りの方は高級レストランじゃないと口に合わんのか?」
などと尤もなことながらシニカルに言われて薫は恥じ入ったのだ。同じく、
「高級車でスーパーに乗り付けての買い物は気が引けるのか?」
とまでダメ押しされて少々凹んでいるのである。
自分の車でもなし、ただ同乗しただけで高級車に気分を左右されていた自分はどう考えてもミテクレと見栄ばかり重視するヤクザでしかなく、それも虎の威を借る狐以下の小物だと落ち込んでいるのだった。
お蔭で室内には恭介が点けたTVニュースの音声と、付けっ放しでカウントダウンさせているノートパソコンの可聴域ギリギリの冷却音だけが充満していて静かだ。
黙ったまま薫は切ったキュウリを竹輪に詰め込み切り揃え、かまぼこも切って皿に綺麗に並べると、小皿ふたつにマヨネーズとワサビ醤油を入れて恭介に持って行く。
リビングのロウテーブルに皿を置き、箸も添えた。
「僕はあんたに頼んなきゃ何にもできそうにない。だから今里の野郎に復讐するまでは恭介、あんたが肝硬変で死なないようせめて僕は見張ってなくちゃならない」
暗い棒読み口調を聞いた恭介は却って面白そうに見上げる。
「酔えもしない俺の肝臓の番人もいいが、どうせ見張るなら少しは付き合え」
「僕は酒で失敗するの、真っ平なんだけど」
「俺の前で失敗するのも嫌なのか?」
「……」
咄嗟に薫が答えることができなかったのは恭介の意図がまるで読めなかっただけでなく、自分自身もどうしたいのか分からなかったからだ。今里への復讐という点に於いて同志とも云える関係であり、恭介はコネや元組対の刑事としての知識に金銭的なものを提供する。対して薫が持つのはグロックのみだ。
どう考えたって薫の側が立場的に弱いと思ったからこそ、放置したらこの現代で野垂れ死にしそうな恭介の世話を買って出ているつもりだったが、時折あのフォトスタンドに目を向け、今に至っては『死者に勝つのは並大抵じゃ無理かも』などと思ってしまっている。……自分は恭介をどんな意味で好きなのだろうか?
恭介の中の死者との記憶を押し退けて自分が恭介の隣に収まりたいのだろうか。
なら恭介は? 望まれてたった一度だけ抱いた石動薫を恭介はどう思ってる?
「……無理矢理されるのは嫌だよ。でも、酔ってても、僕がいいって言ったらいい」
恭介に下心があると解釈した、そんな風に薫は答えてみた。本当に下心があるのか否かは驚異的に整いながらもフラットな表情からは全く読めないが、恭介は自分で立ってキッチンから氷の入ったアイスペールやら新しいグラスやら、ペットボトルのミネラルウォーターやらを何度も往復して運んできた。手際が悪くて薫は少し笑う。
「そんなに一緒に飲んで欲しい訳?」
何気なく誘っただけの恭介は何気なく薫に訊かれて、思わずフォトスタンドの方を見つめてしまった。何故なら今の自分と薫のやり取りは、あいつと共に過ごした時間の一コマを切り取ったかのように、そっくりそのままだったからである。
石動薫はあいつじゃない。そんなことは承知している。だが自分は無意識に薫をあいつの場所に嵌め込んで安堵を、あの頃の満たされていた心を、かりそめと分かっていながら取り戻した気分になってみたいのではないか。
三年と数ヶ月の孤独を埋めるのが本当に石動薫ならば問題はないのかも知れない。けれど自分はまだ『あいつ』を探している。薫を『あいつの代わり』にしてはならない。それは許されない。自分自身も許せない――。
フォトスタンドから視線を引き剥がしたが恭介は薫の顔を見られなかった。それでも薫は二人掛けソファに座った恭介の隣に着地して自分で水割りを作った。
「仕方ないから付き合ってあげるよ。明日の闇オクで今里の野郎に思う存分、風穴を開けてやる前祝い。ほら、グラス貸して。酌のサーヴィス付きだぞー」
空気を察した薫が唐突にはしゃいで見せたが、逆に恭介は大真面目に訊く。
「……薫。お前は俺をどう思っている?」
「え、さあ、分かんない。嫌いじゃないけど、それが『僕の利になるから』なのか、本当に嫌いじゃなくて……好きなのか自分でも迷ってる」
好きなふりをして庇護欲を掻き立たせ、もっと利を得ることも薫は自分に可能だと判断していたが、恭介はそんな薫の媚態をも見透かした上で庇護しようとするだろうと直感し、薫は正直に答えたのだった。
護るべきを護れなかった恭介は何をせずとも薫を護る筈だ。それを薫は何故か期待ではなく恐れていた。
吸血鬼でも超人じゃない、だから撃たれたし相棒も死なせてしまった。もし次もそんなことがあったら。今度こそ撃たれ処が悪かったら……。
ふるふると頭を振った薫は、わざとらしいのを承知で景気のいい声で煽った。
「ほら、ホントに前祝いなんだからさ。グイッといこうよ!」
「グイッといっても酔えん俺は燃費が悪いばかりで特典は何もないんだがな」
「特典が欲しいならデザートに僕の血でも吸えばいいじゃん」
「冗談でもチラつかされると結構キツいものがある」
「別に冗談じゃないもん。貧血にならない程度に調整できるんでしょ? それよりもさ、ほら、乾杯!」
薄い水割り、恭介にしたらタダの色水を薫は一気に飲み干して見せる。何だかこの調子が続けば恭介は酔っ払い介護になりそうな予感がしていたが、それもまあいいかと自分のグラスに口を付けた。
2
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
超絶美麗な美丈夫のグリンプス ─見るだけで推定一億円の男娼でしたが、五倍の金を払ったら溺愛されて逃げられません─
藜-LAI-
BL
ヤスナの国に住む造り酒屋の三男坊で放蕩者のシグレは、友人からある日、なんでもその姿を見るだけで一億円に相当する『一千万ゼラ』が必要だという、昔話に準えて『一目千両』と呼ばれる高級娼婦の噂を聞く。
そんな中、シグレの元に想定外の莫大な遺産が入り込んだことで、『一目千両』を拝んでやろうと高級娼館〈マグノリア〉に乗り込んだシグレだったが、一瞬だけ相見えた『一目千両』ことビャクは、いけ好かない高慢ちきな美貌のオトコだった!?
あまりの態度の悪さに、なんとかして見る以外のことをさせようと、シグレは破格の『五千万ゼラ』を用意して再び〈マグノリア〉に乗り込んだのだが…
〜・Å・∀・Д・ω・〜・Å・∀・Д・ω・〜
シグレ(26) 造り酒屋〈龍海酒造〉の三男坊
喧嘩と玄人遊びが大好きな放蕩者
ビャク(30〜32?) 高級娼館〈マグノリア〉の『一目千両』
ヤスナでは見かけない金髪と翠眼を持つ美丈夫
〜・Å・∀・Д・ω・〜・Å・∀・Д・ω・〜
Rシーンは※をつけときます。

父の男
上野たすく
BL
*エブリスタ様にて『重なる』というタイトルで投稿させていただいているお話です。ところどころ、書き直しています。
~主な登場人物~渋谷蛍(しぶや けい)高校二年生・桜井昭弘(さくらい あきひろ)警察官・三十五歳
【あらすじ】実父だと信じていた男、桜井が父の恋人だと知ってから、蛍はずっと、捨てられる恐怖と戦っていた。ある日、桜井と見知らぬ男の情事を目にし、苛立ちから、自分が桜井を好きだと自覚するのだが、桜井は蛍から離れていく。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる