18 / 43
第18話
しおりを挟む
「んーと、パジャマ何処いったっけ……つっ!」
「あれだけのことをして起きられる訳がないだろう、寝てていい」
自分でペットボトルの液体を口に含み、恭介は口移しで何度も薫に飲ませた。三回飲ませてやると薫は満足したように目を瞑る。目を瞑ったまま自分の隣を指差した。
非常な喫煙欲求と戦った挙げ句に恭介は薫の隣に横になり毛布を被った。途端に温かな躰が巻きついてくる。左腕を差し出して腕枕をしながらこれもいいかと考えた。
そうして恭介はあれから初めて血に塗れたバディでなく、微笑む顔を夢で視た。
◇◇◇◇
起きてみると何も身に着けていなくて、薫は昨夜の己の所業を思い出し、赤くなりながらモゾモゾとパジャマを身に着けた。だが隣では大柄な男がこれも何も着ずに寝ていて今更のようにも思われた。
それに勢いと感情に任せたのは事実だが恭介の切れ長の目に湛えられた、色っぽくも切ない情欲に応えたいと思ったのも事実である。
いや、今となってはそんな理由など言い訳に過ぎず、初めて自分で選んで抱かれるならこの男がいいと直感的に思って行動に出たという、自分自身の言葉通りになっただけのような気がしていた。
「おい、薫、熱は下がったか?」
ふいに声を発してから恭介が目を開ける。ナイトテーブルに置かれた体温計を取り上げて薫は咥えた。電子音で引き抜いてみせる。三十六度五分。
「お蔭様ですっかり抜けたみたいだよ」
「そうか。立てるようならシャワー浴びて、メシでも作ってくれるか?」
「うん。期待してて」
勢い良く起き上がると薫はシャワーを浴びて長袖Tシャツとジーンズに着替えキッチンに立った。入れ替わりに恭介がバスルームに入ってゆく。その後ろ姿を見送り、何となく恭介は自分のことをどう思って抱いたのかが気になった。乞うて抱かれた以上は過剰に期待するのもどうかと思う。それに恭介がバディのことを忘れていないのも知っていた。
それでもクスリも使わず、あれだけの快感を与えられたのだ。
逞しい腕と胸に抱かれて耳にした『誰も届かなかった処まで犯してやる』という科白も鮮烈で、つまり鈍くない薫は自分が恭介に対し、協力者以上の好意を抱いていることに気付き始めてしまったのだった。
「でも死んじゃったバディさんがライバルなんて、強敵だなあ」
呟きながらボウルに卵を割り入れる。砂糖を入れ、塩をひとつまみ加えてからすり混ぜた。牛乳に小麦粉とベーキングパウダーも入れて混ぜる。インテリアの一部のように、モノトーンの調理器具や食器まで揃っていたのは幸いだった。今まで一度も使われていないだろうそれらを洗ってから駆使してパンケーキを焼き、ベーコンと冷凍ほうれん草をソテーした。
あとは牛乳の残りを使ったコーンポタージュとサラダを作り上げて恭介を呼ぶ。
「ご飯ができたから、きて!」
リビングで煙草を吹かしながら携帯を操作していた恭介がやってきて着席した。
「おっ、今日は洋風か。旨そうだな」
「スープはおかわりがあるから。じゃあ、いただきます」
「いただきます」
行儀良く手を合わせてから食し始めたが、恭介は相変わらずの早食いで三分もしないうちにスープのおかわりを要求される。多めに焼いたパンケーキも瞬く間に胃袋に収められた。
ゆっくりと食しながらそんな恭介を薫は束の間、幸せな思いで見つめる。
だが食べ終えて後片付けもすませると現実を直視せざるを得なくなった。リビングでTVのローカルニュースを見ていると『梅谷組も交えた抗争』を報じていてタツとアサは骨折等で全治三ヶ月の重傷という詳細が流れたのだ。
おまけにTV眺めながら恭介が携帯に今朝方入っていたメールを見せる。
「どれ、【カネを払う用意はある。だが当方がそれなりの情報網を持っていることも承知されたし】。ふうん、今里は恭介、あんたとの取引よりも脅しを優先してきたみたいだね。それでどうするの?」
「こちらも脅すさ。映像データから入れ墨の画像を切り取って送る」
「そう。映像の加工は?」
「俺がする。USBメモリだけ貸してくれ」
ロウテーブルにノートパソコンを置いて立ち上げ、USBメモリをセットして恭介は作業を始めた。咥え煙草で左手はグロックのスペアマガジンを弄びながら、右手はマウスを操作している。その間、薫はモノクローム系グラデーションのラグに腰を下ろして膝を抱えながら、TVのローカルニュースをぼんやり見つめていた。
ニュースは先程の続きで、佐波市内での銃撃戦の件から樫原組と梅谷組の事務所だけでなく本家や幹部のマンションにまで、今日中に当局のガサが入ることが告げられていた。
「ガサへの対応とこちらの脅し、今夜の謎サイト。今里もなかなかに大変だろうな」
振り向くともうメールを送ったらしく、恭介が携帯を振っていた。
「何て送ったのさ?」
「画像プラス、【五千万円が用意できたら改めて連絡しろ。時宮探偵事務所】」
まさかと思い目を見開く。そして次には恭介に食いついていた。
「そんな、あんた馬鹿じゃないの!? 事務所名までバラしちゃったら、恭介がダイレクトに狙われるじゃないか!」
「それが狙いだ。脅すターゲットをお前から俺に移させるのが第一目的だからな。第二が今言った、今里の蛇野郎に負荷をかけて精神的に追い詰め、下手を打つのを待つことだ。直接狙ってきたらお前のこれに期待する」
と、恭介はロウテーブルに置いたグロックをスペアマガジンで指し示す。
「期待されても撃ったことないし、恭介が撃つ方が当たると思うよ。それより事務所がバレたらここだって……安全な場所がなくなっちゃうじゃないのさ!」
「落ち着けって。事務所はともかくこの部屋まではそう簡単に辿られない。それに事務所に火でも点けてくれれば現逮できる、それこそ望むところだ」
「でも……それじゃあ僕のせいで恭介は仕事まで失くしちゃうよ」
萎れた薫に恭介はバディと自分を撃った入れ墨の男が今里だったことを告げる。
「だからお前は気にしなくていい。これは俺の復讐戦でもあるんだからな」
そう言い切った恭介は切れ長の目を煌めかせ、口許を笑いに歪めて見せた。暫し薫はその表情に見入る。整いすぎるほど端正な顔は残忍さまでも感じさせた。そんな顔をさせたのは死んだバディに他ならず、淋しいような想いで恭介から目を逸らす。
「それであんたは、まさか下の事務所に今里をおびき出して蜂の巣にするんじゃないよね?」
「そうしたいところだが、グロックはお前のものだからな」
「僕だけ逮捕・勾留で起訴・懲役は勘弁なんですけど」
「俺こそ勘弁だ。お前は最初から今里を弾く覚悟だったんだろう?」
「うー、ずるい! 歳こいてる奴ってこれだから……あ、歳のことは禁句だっけ?」
「銃は一丁しかないが奪い合いになれば……俺の力は知っているな?」
「吸血鬼の馬鹿力ね、はいはい。んで、撃ち殺した僕の死体は?」
「職業柄、産廃業者にも『つて』がある。三日後にはアスファルトと仲良くなって何処ぞの道路に敷かれてるだろう」
嫌な顔をして薫はそっと自前のグロックを手にすると慎重に腹のベルトに差し込んだ。アスファルトと仲良くなるのが怖かったからではなく、今里脅迫メールの窓口が恭介だからだった。勝手にグロックを手に出掛けられては敵わない。
「買い出しも控えた方がいいよね。じゃあ、そのパソコン借りていいかな?」
「何をするんだ?」
「ネットスーパーで食材を頼むの。ここの住所、教えて」
今日の十五時には配達して貰える便で薫は大量の食材を買い込んだ。昼には米を炊いて昨日の残り物のカレーでドライカレーのオムライスを作って食す。そうして十五時五分前には電話が掛かり、ネットスーパーの業者が階下にきていると知らされた。
遠隔でロックも解けるが様子を見ておくためにも二人して一階に降りる。そこで待ち受けていたのはネットスーパーの業者を含めた人の輪だった。
何事かと思えばマンションのエントランスの軒下に惨殺された犬の死骸が放置されていたのだった。
誰かが通報したらしく緊急音が近づいてくる中、薫は吐き気を堪えながら恭介を見上げる。
「もう今里が動いたってこと?」
「おそらくな。近場の樫原組組員を動かしたんだろう」
遠目にでも見られて上階の部屋まで辿られる訳には行かない。パトカーが現着するのを待たずに業者から大量の荷物を受け取って料金を支払い、そそくさと踵を返して部屋に戻った。
「あれだけのことをして起きられる訳がないだろう、寝てていい」
自分でペットボトルの液体を口に含み、恭介は口移しで何度も薫に飲ませた。三回飲ませてやると薫は満足したように目を瞑る。目を瞑ったまま自分の隣を指差した。
非常な喫煙欲求と戦った挙げ句に恭介は薫の隣に横になり毛布を被った。途端に温かな躰が巻きついてくる。左腕を差し出して腕枕をしながらこれもいいかと考えた。
そうして恭介はあれから初めて血に塗れたバディでなく、微笑む顔を夢で視た。
◇◇◇◇
起きてみると何も身に着けていなくて、薫は昨夜の己の所業を思い出し、赤くなりながらモゾモゾとパジャマを身に着けた。だが隣では大柄な男がこれも何も着ずに寝ていて今更のようにも思われた。
それに勢いと感情に任せたのは事実だが恭介の切れ長の目に湛えられた、色っぽくも切ない情欲に応えたいと思ったのも事実である。
いや、今となってはそんな理由など言い訳に過ぎず、初めて自分で選んで抱かれるならこの男がいいと直感的に思って行動に出たという、自分自身の言葉通りになっただけのような気がしていた。
「おい、薫、熱は下がったか?」
ふいに声を発してから恭介が目を開ける。ナイトテーブルに置かれた体温計を取り上げて薫は咥えた。電子音で引き抜いてみせる。三十六度五分。
「お蔭様ですっかり抜けたみたいだよ」
「そうか。立てるようならシャワー浴びて、メシでも作ってくれるか?」
「うん。期待してて」
勢い良く起き上がると薫はシャワーを浴びて長袖Tシャツとジーンズに着替えキッチンに立った。入れ替わりに恭介がバスルームに入ってゆく。その後ろ姿を見送り、何となく恭介は自分のことをどう思って抱いたのかが気になった。乞うて抱かれた以上は過剰に期待するのもどうかと思う。それに恭介がバディのことを忘れていないのも知っていた。
それでもクスリも使わず、あれだけの快感を与えられたのだ。
逞しい腕と胸に抱かれて耳にした『誰も届かなかった処まで犯してやる』という科白も鮮烈で、つまり鈍くない薫は自分が恭介に対し、協力者以上の好意を抱いていることに気付き始めてしまったのだった。
「でも死んじゃったバディさんがライバルなんて、強敵だなあ」
呟きながらボウルに卵を割り入れる。砂糖を入れ、塩をひとつまみ加えてからすり混ぜた。牛乳に小麦粉とベーキングパウダーも入れて混ぜる。インテリアの一部のように、モノトーンの調理器具や食器まで揃っていたのは幸いだった。今まで一度も使われていないだろうそれらを洗ってから駆使してパンケーキを焼き、ベーコンと冷凍ほうれん草をソテーした。
あとは牛乳の残りを使ったコーンポタージュとサラダを作り上げて恭介を呼ぶ。
「ご飯ができたから、きて!」
リビングで煙草を吹かしながら携帯を操作していた恭介がやってきて着席した。
「おっ、今日は洋風か。旨そうだな」
「スープはおかわりがあるから。じゃあ、いただきます」
「いただきます」
行儀良く手を合わせてから食し始めたが、恭介は相変わらずの早食いで三分もしないうちにスープのおかわりを要求される。多めに焼いたパンケーキも瞬く間に胃袋に収められた。
ゆっくりと食しながらそんな恭介を薫は束の間、幸せな思いで見つめる。
だが食べ終えて後片付けもすませると現実を直視せざるを得なくなった。リビングでTVのローカルニュースを見ていると『梅谷組も交えた抗争』を報じていてタツとアサは骨折等で全治三ヶ月の重傷という詳細が流れたのだ。
おまけにTV眺めながら恭介が携帯に今朝方入っていたメールを見せる。
「どれ、【カネを払う用意はある。だが当方がそれなりの情報網を持っていることも承知されたし】。ふうん、今里は恭介、あんたとの取引よりも脅しを優先してきたみたいだね。それでどうするの?」
「こちらも脅すさ。映像データから入れ墨の画像を切り取って送る」
「そう。映像の加工は?」
「俺がする。USBメモリだけ貸してくれ」
ロウテーブルにノートパソコンを置いて立ち上げ、USBメモリをセットして恭介は作業を始めた。咥え煙草で左手はグロックのスペアマガジンを弄びながら、右手はマウスを操作している。その間、薫はモノクローム系グラデーションのラグに腰を下ろして膝を抱えながら、TVのローカルニュースをぼんやり見つめていた。
ニュースは先程の続きで、佐波市内での銃撃戦の件から樫原組と梅谷組の事務所だけでなく本家や幹部のマンションにまで、今日中に当局のガサが入ることが告げられていた。
「ガサへの対応とこちらの脅し、今夜の謎サイト。今里もなかなかに大変だろうな」
振り向くともうメールを送ったらしく、恭介が携帯を振っていた。
「何て送ったのさ?」
「画像プラス、【五千万円が用意できたら改めて連絡しろ。時宮探偵事務所】」
まさかと思い目を見開く。そして次には恭介に食いついていた。
「そんな、あんた馬鹿じゃないの!? 事務所名までバラしちゃったら、恭介がダイレクトに狙われるじゃないか!」
「それが狙いだ。脅すターゲットをお前から俺に移させるのが第一目的だからな。第二が今言った、今里の蛇野郎に負荷をかけて精神的に追い詰め、下手を打つのを待つことだ。直接狙ってきたらお前のこれに期待する」
と、恭介はロウテーブルに置いたグロックをスペアマガジンで指し示す。
「期待されても撃ったことないし、恭介が撃つ方が当たると思うよ。それより事務所がバレたらここだって……安全な場所がなくなっちゃうじゃないのさ!」
「落ち着けって。事務所はともかくこの部屋まではそう簡単に辿られない。それに事務所に火でも点けてくれれば現逮できる、それこそ望むところだ」
「でも……それじゃあ僕のせいで恭介は仕事まで失くしちゃうよ」
萎れた薫に恭介はバディと自分を撃った入れ墨の男が今里だったことを告げる。
「だからお前は気にしなくていい。これは俺の復讐戦でもあるんだからな」
そう言い切った恭介は切れ長の目を煌めかせ、口許を笑いに歪めて見せた。暫し薫はその表情に見入る。整いすぎるほど端正な顔は残忍さまでも感じさせた。そんな顔をさせたのは死んだバディに他ならず、淋しいような想いで恭介から目を逸らす。
「それであんたは、まさか下の事務所に今里をおびき出して蜂の巣にするんじゃないよね?」
「そうしたいところだが、グロックはお前のものだからな」
「僕だけ逮捕・勾留で起訴・懲役は勘弁なんですけど」
「俺こそ勘弁だ。お前は最初から今里を弾く覚悟だったんだろう?」
「うー、ずるい! 歳こいてる奴ってこれだから……あ、歳のことは禁句だっけ?」
「銃は一丁しかないが奪い合いになれば……俺の力は知っているな?」
「吸血鬼の馬鹿力ね、はいはい。んで、撃ち殺した僕の死体は?」
「職業柄、産廃業者にも『つて』がある。三日後にはアスファルトと仲良くなって何処ぞの道路に敷かれてるだろう」
嫌な顔をして薫はそっと自前のグロックを手にすると慎重に腹のベルトに差し込んだ。アスファルトと仲良くなるのが怖かったからではなく、今里脅迫メールの窓口が恭介だからだった。勝手にグロックを手に出掛けられては敵わない。
「買い出しも控えた方がいいよね。じゃあ、そのパソコン借りていいかな?」
「何をするんだ?」
「ネットスーパーで食材を頼むの。ここの住所、教えて」
今日の十五時には配達して貰える便で薫は大量の食材を買い込んだ。昼には米を炊いて昨日の残り物のカレーでドライカレーのオムライスを作って食す。そうして十五時五分前には電話が掛かり、ネットスーパーの業者が階下にきていると知らされた。
遠隔でロックも解けるが様子を見ておくためにも二人して一階に降りる。そこで待ち受けていたのはネットスーパーの業者を含めた人の輪だった。
何事かと思えばマンションのエントランスの軒下に惨殺された犬の死骸が放置されていたのだった。
誰かが通報したらしく緊急音が近づいてくる中、薫は吐き気を堪えながら恭介を見上げる。
「もう今里が動いたってこと?」
「おそらくな。近場の樫原組組員を動かしたんだろう」
遠目にでも見られて上階の部屋まで辿られる訳には行かない。パトカーが現着するのを待たずに業者から大量の荷物を受け取って料金を支払い、そそくさと踵を返して部屋に戻った。
1
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる