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第25話
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ソファに向かい合って座り直し、コーヒーを啜り煙草を吸いながら落とした夕月R&Dの資料に二人で目を通したものの、これといって不審な箇所を見出すことはできなかった。
「くそう、俺たちにはドンパチやるより難しいぜ」
「うーん、確かにね。どうしよっか?」
「あとはR&Dを直接訪問するくらいだな」
と、資料にあった夕月R&Dの所長のポラをリモータ、ホロスクリーンで映し出す。
「コンラッド=ワイエス、結構なロマンスグレイじゃない?」
「そうか? スケベそうなオッサンに見えるが」
「貴方の先入観はともかく、顧客として行く?」
「何をネタにするんだよ?」
「何だっていいんだよ、FCからの依頼なら。例えばこの星の住人の端末使用率でも」
「なるほど」
だがそんなものを依頼して何が探れるのかと云えば、望み薄だと云わざるを得ないだろう。R&Dの事務所にテンダネスの予測を狂わせた何かが鎮座しているとも思えない。
そんなシドの気分を察したハイファはコーヒーを飲み干すと勢いよく立ち上がった。
「何処行くんだよ?」
「ネタを仕込みにね。ジョンを通してFCからR&Dに打診しようと思って」
「専務サンは社員の顔も立ててやる、と」
「まあね。明日のアポなら早い方がいいから」
チェーンスモークした煙草はまだ点けたばかりでシドは「あとで行く」と目で言い振って見せる。ハイファは軽く頷いて部屋を出て行った。外からの操作でロックが掛かる。
独りになってみると更に寒々しい気がして、シドはそそくさと煙草を吸い終えると紙コップに半分だけコーヒーを注ぎ足し、一気飲みして腹を温めてから立ち上がった。用心のためにハイファのショルダーバッグを肩に掛ける。ジョンの部屋はすぐそことはいえ弾薬を盗まれては洒落にならない。そこらで買う訳にもいかないのだ。
部屋を出てロックしロビーを横目に廊下を歩いて一五〇七号室の前に立った。ドア脇のパネル、音声素子が埋まっている辺りに声を掛ける。
「ジョン、俺だ」
《はい、今、出ます》
数秒でロックが解けてジョンが顔を出した。そのドアの隙間から室内を覗いたが、見える範囲にハイファはいなかった。白く曇った窓の外でもなければトイレにでも入っているのか。
「ハイファはどうした?」
「は? 専務がどうかされましたか?」
「ってことは、いねぇんだな? チッ、ハイファを捜せ、俺はフロントに回る!」
「えっ、はあ、承知しました」
間抜けたジョンの返事など聞いてはいなかった。シドは脱兎の如く飛び出すとエレベーターホールまでを駆け抜ける。四基あるエレベーターのひとつが十七階で停止していて、すぐにやってきた。下降する箱の中でもハイファに発振し続ける。
何度やっても開封確認が返ってこず、音声発信も繋がらない。
自動メッセージで相手のリモータに電源が入っていない、などとほざいた自身のリモータこそを、叩き壊したい衝動に駆られた。この状況でハイファが電源を切るなどということは有り得ない。おまけにこれは僅かな振動や光、果ては装着した人間の生体エネルギーまでエサにする、着けているだけで腹が減るという貪欲な機器だ。電源がないなどとは笑止だった。
足踏みをしたいような気持ちで一階に着くと、フロントまでダッシュする。
「俺たちの連れ、眼鏡を掛けてない方だが、外に出て行かなかったか?」
訊かれたフロントマンは大きく頷いて、
「若草色の目をされたお連れ様ですね? 出て行かれたのをわたくしは見ておりません。他の者も……見てはいないそうですが」
礼も言わずにシドは身を翻し、裏口があると思しき場所に走り出した。
裏口付近には制服の警備員が一人、行きつ戻りつをしていて、捕まえてここでも訊く。
「いや、見かけませんでしたが」
念のために裏口を開けさせて貰う。だがオートドアを開けるも足元に積もった五十センチほどもある雪には誰の足跡もついてはいなかった。
そのままシドはホテルを出て周囲をぐるりと巡ってみる。すると裏口のような出入り口は全部で七ヶ所もあり、こちらは足跡がありすぎてハイファのものかどうかなど判別不能だった。
吹雪に躰半分が凍った頃、焦る気持ちを抑えに抑えて車寄せのある正面エントランスからブルックスホテル内へと一旦戻る。
フロントカウンターの前にはジョンが待ち受けていた。
「シド、専務は!?」
勢い込んで訊いたジョンだったがシドの顔色で悟ったらしい。
「誘拐でしょうか?」
「さあな、誘拐ならいいんだが」
誘拐ならば何かの要求がなされるだろう。だが敵がサブマシンガンで四十五口径弾をバラ撒いた輩と同じだったら……そう考えて寒気を感じた。素肌の腹を冷たい手で撫でられたように身をこわばらせ、次には時間を見ようとして別室リモータに目をやった。
「ジョン、トレーサーシステムだ!」
叫んでおいてシドは素早くリモータ操作、上空の軍事通信衛星MCSの支援でハイファのリモータ位置をホロスクリーンに映し出す。果たして輝点が現れた。マップを重ねる。
――目標はアルゴーナ中心部に向かって移動中。
「チクショウ、高度がある、BELだ!」
駆け出しながらシドはフロントのチェックパネルに瞬間、リモータを翳してホテルマンが驚くほどの高額を移し、エントランスから車寄せに飛び出した。丁度老夫婦が降車したばかりのタクシー、ステアリングのついた前席に滑り込む。
座標指定のモニタパネルに警察手帳を押し付けて認識させ、コマンドを打ち込んでオート操縦を解除、ステアリングを握った。
「待って、待って下さい、シド!」
追い縋るジョンがナビシートに転がり込むなり発進させる。荒っぽい運転にジョンはまともに座り直すのですら容易ではない。やっとシートに収まってシドの横顔を見た。
「専務は無事でしょうか?」
「俺とあんたの情報量は殆ど同じだ」
「あ、はい、そうですね」
質問を封殺されてジョンは何となくスピードメーターに目を向けた。途端に元々白い相貌から血の気が引く。この荒天で前も後ろも分からないのに時速百キロ以上出ていたのだ。
シドは神経を張り詰め、吹き付けてくる雪の流れの変化で僅かな気流を読み、大通りのコイル群を縫うようにしてタクシーを走らせている。時折トレーサーシステムに目をやりながらのこれは、まさにタイトロープのような神経戦でもあった。
ジョンにとっても神経戦である。時化の海に浮かぶ小舟のように、右に左にローリングするタクシーでシートを掴み、ただただ唾を飲んで酔いに耐えるしかない。
そんなシドの神業的な運転も二十分ほどで終わりを告げた。意外にも目標との距離が縮まって左に曲がり、大通りの車列から抜けたのだ。
ホッとしたジョンにも余裕ができてシドのトレーサーシステムを眺める余裕が出てきた。
「専務のリモータ、さっきからあまり動いていませんね」
「場所、ナビしてくれるか?」
「もう殆ど現在位置なんですが」
「何がある?」
「橋と運河があるだけで――」
ふとシドは雪の降り方の変化に気付いて上空を仰いだ。小型BELが滞空しているのが見えてタクシーを急停止、シドは接地を待たずに飛び降りた。そこは石造りの橋のたもとだった。
上空を仰ぎ見ながら架かった橋を半ばまで渡る。吹雪を顔に受けながら高度二十メートルくらいで滞空する警戒色に塗られた小型BELを再度視認。レールガンを引き抜きざまに仰角発射。速射で五射をBELの腹に叩き込む。ぐらりとBELが傾いだ。
腹の反重力装置をぶち抜かれたBELはそれでもG制御装置が稼働、スタビライザをフル作動させて飛び去ろうとする。だが続けざまにシドが放ったマックスパワーのフレシェット弾にフェイルセーフもやられ、ガクンと高度を下げたかと思うと斜めに墜ちてきた。
「ちょ、そんな、シド、専務が――」
「分かってる!」
叫び返す間にも小型BELはシドとジョンのいる橋の真上を掠めて運河に突っ込んだ。雪が吸い取ったか、派手な音はしなかった。
「くそう、俺たちにはドンパチやるより難しいぜ」
「うーん、確かにね。どうしよっか?」
「あとはR&Dを直接訪問するくらいだな」
と、資料にあった夕月R&Dの所長のポラをリモータ、ホロスクリーンで映し出す。
「コンラッド=ワイエス、結構なロマンスグレイじゃない?」
「そうか? スケベそうなオッサンに見えるが」
「貴方の先入観はともかく、顧客として行く?」
「何をネタにするんだよ?」
「何だっていいんだよ、FCからの依頼なら。例えばこの星の住人の端末使用率でも」
「なるほど」
だがそんなものを依頼して何が探れるのかと云えば、望み薄だと云わざるを得ないだろう。R&Dの事務所にテンダネスの予測を狂わせた何かが鎮座しているとも思えない。
そんなシドの気分を察したハイファはコーヒーを飲み干すと勢いよく立ち上がった。
「何処行くんだよ?」
「ネタを仕込みにね。ジョンを通してFCからR&Dに打診しようと思って」
「専務サンは社員の顔も立ててやる、と」
「まあね。明日のアポなら早い方がいいから」
チェーンスモークした煙草はまだ点けたばかりでシドは「あとで行く」と目で言い振って見せる。ハイファは軽く頷いて部屋を出て行った。外からの操作でロックが掛かる。
独りになってみると更に寒々しい気がして、シドはそそくさと煙草を吸い終えると紙コップに半分だけコーヒーを注ぎ足し、一気飲みして腹を温めてから立ち上がった。用心のためにハイファのショルダーバッグを肩に掛ける。ジョンの部屋はすぐそことはいえ弾薬を盗まれては洒落にならない。そこらで買う訳にもいかないのだ。
部屋を出てロックしロビーを横目に廊下を歩いて一五〇七号室の前に立った。ドア脇のパネル、音声素子が埋まっている辺りに声を掛ける。
「ジョン、俺だ」
《はい、今、出ます》
数秒でロックが解けてジョンが顔を出した。そのドアの隙間から室内を覗いたが、見える範囲にハイファはいなかった。白く曇った窓の外でもなければトイレにでも入っているのか。
「ハイファはどうした?」
「は? 専務がどうかされましたか?」
「ってことは、いねぇんだな? チッ、ハイファを捜せ、俺はフロントに回る!」
「えっ、はあ、承知しました」
間抜けたジョンの返事など聞いてはいなかった。シドは脱兎の如く飛び出すとエレベーターホールまでを駆け抜ける。四基あるエレベーターのひとつが十七階で停止していて、すぐにやってきた。下降する箱の中でもハイファに発振し続ける。
何度やっても開封確認が返ってこず、音声発信も繋がらない。
自動メッセージで相手のリモータに電源が入っていない、などとほざいた自身のリモータこそを、叩き壊したい衝動に駆られた。この状況でハイファが電源を切るなどということは有り得ない。おまけにこれは僅かな振動や光、果ては装着した人間の生体エネルギーまでエサにする、着けているだけで腹が減るという貪欲な機器だ。電源がないなどとは笑止だった。
足踏みをしたいような気持ちで一階に着くと、フロントまでダッシュする。
「俺たちの連れ、眼鏡を掛けてない方だが、外に出て行かなかったか?」
訊かれたフロントマンは大きく頷いて、
「若草色の目をされたお連れ様ですね? 出て行かれたのをわたくしは見ておりません。他の者も……見てはいないそうですが」
礼も言わずにシドは身を翻し、裏口があると思しき場所に走り出した。
裏口付近には制服の警備員が一人、行きつ戻りつをしていて、捕まえてここでも訊く。
「いや、見かけませんでしたが」
念のために裏口を開けさせて貰う。だがオートドアを開けるも足元に積もった五十センチほどもある雪には誰の足跡もついてはいなかった。
そのままシドはホテルを出て周囲をぐるりと巡ってみる。すると裏口のような出入り口は全部で七ヶ所もあり、こちらは足跡がありすぎてハイファのものかどうかなど判別不能だった。
吹雪に躰半分が凍った頃、焦る気持ちを抑えに抑えて車寄せのある正面エントランスからブルックスホテル内へと一旦戻る。
フロントカウンターの前にはジョンが待ち受けていた。
「シド、専務は!?」
勢い込んで訊いたジョンだったがシドの顔色で悟ったらしい。
「誘拐でしょうか?」
「さあな、誘拐ならいいんだが」
誘拐ならば何かの要求がなされるだろう。だが敵がサブマシンガンで四十五口径弾をバラ撒いた輩と同じだったら……そう考えて寒気を感じた。素肌の腹を冷たい手で撫でられたように身をこわばらせ、次には時間を見ようとして別室リモータに目をやった。
「ジョン、トレーサーシステムだ!」
叫んでおいてシドは素早くリモータ操作、上空の軍事通信衛星MCSの支援でハイファのリモータ位置をホロスクリーンに映し出す。果たして輝点が現れた。マップを重ねる。
――目標はアルゴーナ中心部に向かって移動中。
「チクショウ、高度がある、BELだ!」
駆け出しながらシドはフロントのチェックパネルに瞬間、リモータを翳してホテルマンが驚くほどの高額を移し、エントランスから車寄せに飛び出した。丁度老夫婦が降車したばかりのタクシー、ステアリングのついた前席に滑り込む。
座標指定のモニタパネルに警察手帳を押し付けて認識させ、コマンドを打ち込んでオート操縦を解除、ステアリングを握った。
「待って、待って下さい、シド!」
追い縋るジョンがナビシートに転がり込むなり発進させる。荒っぽい運転にジョンはまともに座り直すのですら容易ではない。やっとシートに収まってシドの横顔を見た。
「専務は無事でしょうか?」
「俺とあんたの情報量は殆ど同じだ」
「あ、はい、そうですね」
質問を封殺されてジョンは何となくスピードメーターに目を向けた。途端に元々白い相貌から血の気が引く。この荒天で前も後ろも分からないのに時速百キロ以上出ていたのだ。
シドは神経を張り詰め、吹き付けてくる雪の流れの変化で僅かな気流を読み、大通りのコイル群を縫うようにしてタクシーを走らせている。時折トレーサーシステムに目をやりながらのこれは、まさにタイトロープのような神経戦でもあった。
ジョンにとっても神経戦である。時化の海に浮かぶ小舟のように、右に左にローリングするタクシーでシートを掴み、ただただ唾を飲んで酔いに耐えるしかない。
そんなシドの神業的な運転も二十分ほどで終わりを告げた。意外にも目標との距離が縮まって左に曲がり、大通りの車列から抜けたのだ。
ホッとしたジョンにも余裕ができてシドのトレーサーシステムを眺める余裕が出てきた。
「専務のリモータ、さっきからあまり動いていませんね」
「場所、ナビしてくれるか?」
「もう殆ど現在位置なんですが」
「何がある?」
「橋と運河があるだけで――」
ふとシドは雪の降り方の変化に気付いて上空を仰いだ。小型BELが滞空しているのが見えてタクシーを急停止、シドは接地を待たずに飛び降りた。そこは石造りの橋のたもとだった。
上空を仰ぎ見ながら架かった橋を半ばまで渡る。吹雪を顔に受けながら高度二十メートルくらいで滞空する警戒色に塗られた小型BELを再度視認。レールガンを引き抜きざまに仰角発射。速射で五射をBELの腹に叩き込む。ぐらりとBELが傾いだ。
腹の反重力装置をぶち抜かれたBELはそれでもG制御装置が稼働、スタビライザをフル作動させて飛び去ろうとする。だが続けざまにシドが放ったマックスパワーのフレシェット弾にフェイルセーフもやられ、ガクンと高度を下げたかと思うと斜めに墜ちてきた。
「ちょ、そんな、シド、専務が――」
「分かってる!」
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