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第5話
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「だが京哉、これでもまだ公共交通機関で帰るというのか?」
「そうですね、時間も食っちゃいましたしバスを三本も逃しちゃいましたしねえ」
「だろう? 早く帰らんと眠るヒマがなくなるぞ」
「幾ら何でもそこまでじゃないでしょうけど」
「そうか? 帰って飯を食って風呂に入ってから更に二時間後だぞ、眠れるのは」
「二時間ってまさか……忍さん、またセッ……あぐぐ」
危ういところで年上の男から口を塞がれて京哉は藻掻く。口を塞いだ霧島は、だが京哉の薄い肩を背後から抱き、耳朶に唇を触れさせんばかりにして囁いた。
「昨日はさせてくれなかっただろう。今日こそは……なあ、いいだろう?」
「んっく……一昨日はあんなに――」
「一昨日などという昔のことは忘れてしまったぞ。なあ、愛させてくれないのか?」
低く甘い声の懇願に弱いと知っての攻めで、京哉は簡単に陥落してしまう。
「う……知りませんっ! タクシー探しますよ、タクシー!」
大通り沿いでタクシーは簡単に捕まり、乗り込むとアドレスを告げた。煌びやかなビルの窓明かりと街灯、車列のヘッドライトに照らされた中、タクシーはゆっくりと都市部を走り、やがてバイパスに乗る。
暫し走るとビル群が幻だったかの如く消え失せ、郊外一軒型の店舗が過剰な明かりを灯しているのが目立ちだした。
そうして街道に降りると辺りは住宅街だ。カーナビより先に京哉が分かりやすい道を告げ、乗り込んでから約一時間でタクシーはマンションの傍に辿り着く。
料金を支払い降車して真冬の寒風から逃げるようにマンションのエントランスに駆け込み、オートロックを解いた。五階建ての五階までエレベーターで上がる。角部屋五〇一号室が二人の住処だった。ドアロックを解き、明かりを点けて上がる。
「うーっ、寒っ。エアコン、エアコン」
上がった所がダイニングキッチンで続き間のリビングにあるエアコンを京哉がつけた。そのまま廊下を挟んだ寝室で二人はコートとジャケットを脱ぐ。
ベルトの上に締めた帯革を外した。帯革には手錠ホルダーと特殊警棒に銃のスペアマガジンの入ったパウチまで着いているので一気に軽くなる。
それにショルダーホルスタで吊った銃も外した。
機捜隊員は凶悪犯とばったり出くわすことも考慮され、職務中は銃の携行が義務付けられている。隊員が所持するのはシグ・ザウエルP230JPという薬室一発マガジン八発の合計九発の三十二ACP弾を発射可能なセミ・オートマチック・ピストルだが、弾薬は五発しか貸与されないという代物だ。
しかし二人が持っているのは同じシグ・ザウエルでもP226なる、十六発の九ミリパラベラムをフルロードした銃だった。初めのうちは交換・貸与されていたが、たびたび特別任務を課せられているうちに双方任務と日常が曖昧になり、持たされっ放しになってしまったのだ。職務時間外でも持ち歩く許可は県警本部長から得ている。
それらをダブルベッドの傍にあるライティングチェストの引き出しにしまうと洗面所で手洗いとうがいをし、京哉は真っ先にキッチンの換気扇の下で一服だ。
霧島は黒いエプロンを着けて電気ポットを洗い、浄水器を通した水を張ってスイッチを入れてから冷蔵庫を開ける。メニューは考えてあるので片端から材料を出し始めた。
「今週の食事当番さんは何を作ってくれるんですか?」
「少し待てるならクリームシチューと鶏の唐揚げを作ろうと思うのだが」
「待てます、待てます。それ食べたい! 手伝えることがあったら言って下さい」
「TVを点けてニュースに合わせたら休んでいろ」
言われた通りに京哉はリビングのTVを点け、キッチンの霧島の耳にも入るよう少しボリュームを上げた。まだ今は地方ニュースでもトピックスや天気予報などをやっている。クルージングに出掛ける明日が晴れだというのを見て少々安堵した。
安堵したところでTVニュースに見入った。その間に霧島は手早く野菜の皮を剥いて刻み、豚もも肉を切ってサラダ油を熱した鍋で炒め始める。肉の色が変わったら時間短縮で電気ポットの湯を注ぎ、コンソメと料理酒にコショウとローリエを投入して蓋をした。
次にスライサーでコールスローサラダを作り大皿に敷く。頃合いを見て朝からニンニクショウガ醤油に漬けておいた一口大の鶏もも肉を、小麦粉と片栗粉を入れたビニール袋に放り込んで揉み込みまぶした。
鍋の野菜が煮えたら一旦火を止める。シチューの素と缶詰のホワイトソースを入れて溶かして火を点け、牛乳を入れた。
あとは粉の馴染んだ鶏肉を油で揚げたら、コールスローの上に盛り付けて出来上がりだ。ライスはタイマーで炊けている。匂いに釣られて京哉も既にカトラリーを待機させ着席していた。霧島はカレー皿にシチューをサーヴィスする。
全ての準備を整えた霧島はエプロンを外し、カットグラスにウィスキーを注いだ。
「わあ、美味しそう! 頂きまーす!」
「頂きます。だが京哉、お前は相変わらず妙な食い方をするのだな」
「これですか? シチューご飯、美味しいですよ。唐揚げも味が染みて……熱っ!」
「その鶏はもう逃げんからゆっくり食え。躰に悪いぞ」
「忍さんだってそんなストレートでウーロン茶みたいに飲んだら躰に悪いですよ」
「酔わんのだから、いいだろう?」
幾ら飲んでも霧島は殆ど酔わない。だが京哉が愛し人を心配するのは当然だ。
「でもそれで三杯目でしょう、お酒臭い人にはさせませんからね!」
「分かった、これで止めておく」
と、霧島は諸手を挙げる。そのとき京哉の背後になったリビングのTVが全国ニュースを報じ始めたので京哉も黙った。すると都内で衆議院議員・平塚吾朗が事務所に潜んでいた暴漢に果物ナイフでメッタ刺しにされ死亡しただの、隣県の県会議員の坂下俊夫が自宅マンションで銃撃されてこれも死亡しただのといった物騒な話題が続いた。
そしてラストは参議院議員の沢村忠治によるド派手な喧嘩が報じられる。
「うわあ、早速メディアに洩れちゃったんですね」
「あそこであれだけの野次馬だ、仕方なかろう」
携帯のカメラで撮った動画が多数メディアに売られたらしく、様々な角度からの大立ち回りがこれでもかと映し出された。さすがに霧島と小田切は捜査に支障が出るという、警察広報による日頃からの申し入れが徹底されて個人を特定できるほどには映っていなかったが。
それはともかく喧嘩相手が大手保険会社の社員だったこともあり、早速会社側から声明を出されて沢村議員はメディアからボコボコに叩かれていた。
それも喧嘩相手の一人が議員の妻の弟で、喧嘩の理由として妻が弟及びその友人たちと仲良くしているのを知り、友人たちに妻を寝取られたと思い込んだなどという色恋沙汰だったのも恰好のネタとなっていた。
「そうですね、時間も食っちゃいましたしバスを三本も逃しちゃいましたしねえ」
「だろう? 早く帰らんと眠るヒマがなくなるぞ」
「幾ら何でもそこまでじゃないでしょうけど」
「そうか? 帰って飯を食って風呂に入ってから更に二時間後だぞ、眠れるのは」
「二時間ってまさか……忍さん、またセッ……あぐぐ」
危ういところで年上の男から口を塞がれて京哉は藻掻く。口を塞いだ霧島は、だが京哉の薄い肩を背後から抱き、耳朶に唇を触れさせんばかりにして囁いた。
「昨日はさせてくれなかっただろう。今日こそは……なあ、いいだろう?」
「んっく……一昨日はあんなに――」
「一昨日などという昔のことは忘れてしまったぞ。なあ、愛させてくれないのか?」
低く甘い声の懇願に弱いと知っての攻めで、京哉は簡単に陥落してしまう。
「う……知りませんっ! タクシー探しますよ、タクシー!」
大通り沿いでタクシーは簡単に捕まり、乗り込むとアドレスを告げた。煌びやかなビルの窓明かりと街灯、車列のヘッドライトに照らされた中、タクシーはゆっくりと都市部を走り、やがてバイパスに乗る。
暫し走るとビル群が幻だったかの如く消え失せ、郊外一軒型の店舗が過剰な明かりを灯しているのが目立ちだした。
そうして街道に降りると辺りは住宅街だ。カーナビより先に京哉が分かりやすい道を告げ、乗り込んでから約一時間でタクシーはマンションの傍に辿り着く。
料金を支払い降車して真冬の寒風から逃げるようにマンションのエントランスに駆け込み、オートロックを解いた。五階建ての五階までエレベーターで上がる。角部屋五〇一号室が二人の住処だった。ドアロックを解き、明かりを点けて上がる。
「うーっ、寒っ。エアコン、エアコン」
上がった所がダイニングキッチンで続き間のリビングにあるエアコンを京哉がつけた。そのまま廊下を挟んだ寝室で二人はコートとジャケットを脱ぐ。
ベルトの上に締めた帯革を外した。帯革には手錠ホルダーと特殊警棒に銃のスペアマガジンの入ったパウチまで着いているので一気に軽くなる。
それにショルダーホルスタで吊った銃も外した。
機捜隊員は凶悪犯とばったり出くわすことも考慮され、職務中は銃の携行が義務付けられている。隊員が所持するのはシグ・ザウエルP230JPという薬室一発マガジン八発の合計九発の三十二ACP弾を発射可能なセミ・オートマチック・ピストルだが、弾薬は五発しか貸与されないという代物だ。
しかし二人が持っているのは同じシグ・ザウエルでもP226なる、十六発の九ミリパラベラムをフルロードした銃だった。初めのうちは交換・貸与されていたが、たびたび特別任務を課せられているうちに双方任務と日常が曖昧になり、持たされっ放しになってしまったのだ。職務時間外でも持ち歩く許可は県警本部長から得ている。
それらをダブルベッドの傍にあるライティングチェストの引き出しにしまうと洗面所で手洗いとうがいをし、京哉は真っ先にキッチンの換気扇の下で一服だ。
霧島は黒いエプロンを着けて電気ポットを洗い、浄水器を通した水を張ってスイッチを入れてから冷蔵庫を開ける。メニューは考えてあるので片端から材料を出し始めた。
「今週の食事当番さんは何を作ってくれるんですか?」
「少し待てるならクリームシチューと鶏の唐揚げを作ろうと思うのだが」
「待てます、待てます。それ食べたい! 手伝えることがあったら言って下さい」
「TVを点けてニュースに合わせたら休んでいろ」
言われた通りに京哉はリビングのTVを点け、キッチンの霧島の耳にも入るよう少しボリュームを上げた。まだ今は地方ニュースでもトピックスや天気予報などをやっている。クルージングに出掛ける明日が晴れだというのを見て少々安堵した。
安堵したところでTVニュースに見入った。その間に霧島は手早く野菜の皮を剥いて刻み、豚もも肉を切ってサラダ油を熱した鍋で炒め始める。肉の色が変わったら時間短縮で電気ポットの湯を注ぎ、コンソメと料理酒にコショウとローリエを投入して蓋をした。
次にスライサーでコールスローサラダを作り大皿に敷く。頃合いを見て朝からニンニクショウガ醤油に漬けておいた一口大の鶏もも肉を、小麦粉と片栗粉を入れたビニール袋に放り込んで揉み込みまぶした。
鍋の野菜が煮えたら一旦火を止める。シチューの素と缶詰のホワイトソースを入れて溶かして火を点け、牛乳を入れた。
あとは粉の馴染んだ鶏肉を油で揚げたら、コールスローの上に盛り付けて出来上がりだ。ライスはタイマーで炊けている。匂いに釣られて京哉も既にカトラリーを待機させ着席していた。霧島はカレー皿にシチューをサーヴィスする。
全ての準備を整えた霧島はエプロンを外し、カットグラスにウィスキーを注いだ。
「わあ、美味しそう! 頂きまーす!」
「頂きます。だが京哉、お前は相変わらず妙な食い方をするのだな」
「これですか? シチューご飯、美味しいですよ。唐揚げも味が染みて……熱っ!」
「その鶏はもう逃げんからゆっくり食え。躰に悪いぞ」
「忍さんだってそんなストレートでウーロン茶みたいに飲んだら躰に悪いですよ」
「酔わんのだから、いいだろう?」
幾ら飲んでも霧島は殆ど酔わない。だが京哉が愛し人を心配するのは当然だ。
「でもそれで三杯目でしょう、お酒臭い人にはさせませんからね!」
「分かった、これで止めておく」
と、霧島は諸手を挙げる。そのとき京哉の背後になったリビングのTVが全国ニュースを報じ始めたので京哉も黙った。すると都内で衆議院議員・平塚吾朗が事務所に潜んでいた暴漢に果物ナイフでメッタ刺しにされ死亡しただの、隣県の県会議員の坂下俊夫が自宅マンションで銃撃されてこれも死亡しただのといった物騒な話題が続いた。
そしてラストは参議院議員の沢村忠治によるド派手な喧嘩が報じられる。
「うわあ、早速メディアに洩れちゃったんですね」
「あそこであれだけの野次馬だ、仕方なかろう」
携帯のカメラで撮った動画が多数メディアに売られたらしく、様々な角度からの大立ち回りがこれでもかと映し出された。さすがに霧島と小田切は捜査に支障が出るという、警察広報による日頃からの申し入れが徹底されて個人を特定できるほどには映っていなかったが。
それはともかく喧嘩相手が大手保険会社の社員だったこともあり、早速会社側から声明を出されて沢村議員はメディアからボコボコに叩かれていた。
それも喧嘩相手の一人が議員の妻の弟で、喧嘩の理由として妻が弟及びその友人たちと仲良くしているのを知り、友人たちに妻を寝取られたと思い込んだなどという色恋沙汰だったのも恰好のネタとなっていた。
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