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第30話
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まさかの展開に若頭や他の直参幹部たちは息を呑んで事態の推移を見守っている。その目の大半は石原代貸に注がれていた。組長と貸元も代貸の様子を窺っている。
視線を一身に浴びて焦った石原代貸はエセルを指差し、更に大声で叫んだ。
「なっ、私は命令に従っただけ、皆さんの方が愉しんでたじゃないですか! 貴方がたのようにケダモノめいた行動も取らず、仁義を通し抜いて……新城さんも知ってるでしょう!」
自分にまで同意を求められ、完全に頭にきた和音は大喝する。
「いい加減にしろよ、この野郎! テメェ以外の誰なら密入国幇助の段取りをつけられるってんだ! それに武器弾薬の密輸に関わった密入国者をいちいち拷問に掛けやがって、そこまでやらかすテメェの本性のえげつなさは、とっくに浜口のチンピラから聞いてんだよ!」
「……それ、誰から聞いたんです?」
「チンピラの名前なんか知らねぇっつってんだろ、テメェの耳はキクラゲか?」
思い切りバカにされて石原代貸は俯いた。次にゆっくり顔を上げると和音を見据える。そこにあったのはもう目立たない係長ではなく、筋金入りのヤクザの貌だった。
まさに豹変した男は口元に笑みを浮かべているが、今や和音は嫌悪しか覚えなかった。それ以上に不気味なのは笑わない目で、温度をというものを一切感じさせず爬虫類のようである。
猪口をカチャンと膳に置くと、石原代貸は粘っこい口調で訊いた。
「なるほど。私の本性とやらはともかく、全てが私の仕切りだといつ気付いたんでしょうか?」
「本性の方は浜口会事務所で最初に会ったときから疑ってたさ。あれだけチンピラがビビってたんだぜ? 矢鱈とへりくだったミテクレ通りじゃねぇのは昨日のクルーザーで確信させて貰ったしな」
「それで私の仕切りだと分かったのはどうしてですか?」
「組長までが先頭に立った輪姦にもあんたは一切参加しなかった。一人で涼しい顔をしていたあんたを組長は咎めもしなかったんだ。おまけにそのあとエセルに声を掛けた辺りも怪しかった。浜口貸元を待たせた上に従えて堂々としてやがっただろうが」
聞いて石原代貸は温度のない目をしたまま眉をひそめて和音を見る。
「もしかして、それだけですか?」
「あんたは組長や貸元に従うふりをしつつも、全てに於いて自分の思うがままに動いていた。あとは密入国幇助の段取りと鳥背島の件、それと今の態度だけだ。そんなあんたに俺はカマをかけただけ、もうひとつ言えばあんたの手下は口なんか割っちゃいねぇよ」
大仰に天井を仰いで石原代貸は溜息をついた。そして何処で買ったのか未だ謎なヤクザスーツの懐から、おもむろに拳銃を取り出す。エセルが和音のコートを引いた。
「グロック17、フルロードで九ミリパラを十八発のモデルだよ。装弾数が多いから厄介かも」
囁きを聞きつけて石原代貸が口元の笑みを深くする。
「ユージンさんは本当にガンマニアのようだ。ところでシャブは抜けましたか?」
「お蔭さんでな。それもあんたの指示だったのか?」
「そこまで申しませんよ。けれどユージンさんは、そうですね。皆さんへのご褒美でしょうか」
さらりと言ってのけた石原代貸を、和音は怒りに煌めく切れ長の目で焼き焦がさんばかりに睨みつけた。だが掴み掛かってぶん殴りたい衝動には耐える。
何とか時間を稼ぎ、この長瀬組にガサが入るまで引き延ばす手だった。
しかし銃口を向けられると、さすがに和音も自分の死を意識する。それまで温度のなかった代貸の目が暴力への期待と歓喜を孕み、明らかに生き生きと輝き始めていたからだ。
「俺が……俺がサツにチクったっスよ! 兄貴たちは関係ないっスから!」
唐突にヨシオが叫びだして和音はギョッとする。エセルも驚いたらしく、無表情の白い顔をヨシオに向けてじっと見つめた。腫れあがった上に必死の形相をしてヨシオは喉を振り絞り訴えている。
「すんません、すんません! 俺がサツに……俺が――」
「――ヨシオ、ふざけんな、お前は何もしてねぇだろっ!」
「俺っス、俺が悪いんス! 落とし前は俺がつけるっスから……がふっ!」
吊っていた糸が切れたようにヨシオが頽れた。和音は咄嗟に振り向いて硝煙の立ち上る石原代貸のグロックを見つめ、再度ヨシオを振り返る。
倒れたヨシオは藻掻いて仰向けになり自分の着たボーダー柄のプルオーバーを見下ろした。その腹には二ヶ所の穴が開き、鮮血が勢いよく噴き出している。あっという間にプルオーバーを染めた真っ赤な血に、ヨシオは慌てた風に腹を両手で押さえた。その手もすぐに血みどろになる。
止まらない血に困ったような顔をしてヨシオは和音を見上げた。
駆け寄った和音は一緒にヨシオの腹を押さえてやる。和音も自らを生温かい血で染めて真剣に押さえたが、至近距離で二発も食らった腹の出血がそれくらいで止まる筈もない。
「どうしてだ……ヨシオ、何でだよ、ヨシオっ!」
叫んだ和音と傍にまで這ってきたエセルを交互に見上げ、ヨシオは口元を緩めた。
「へへっ……兄貴たちには、命張れそうだって、言ったじゃ、ないっスか」
「そいつは大事な奴のために取っとけって……くそう!」
「いい、んスよ……だって、俺がサツに……俺が、サツに……タレ込んで――」
ここでヨシオが犠牲にならなくても和音とエセルが殺られるのは同じだと今更説いても始まらない。和音は振り向くなり、笑う石原代貸に今度こそ本気で掴み掛かろうとした。だが座り込んだままのエセルが足に縋りつく。振り払おうとしたがエセルは渾身の力で抱きついたまま離さない。思わず和音は足元のエセルまでも睨みつけた。しかしエセルは首を横に振る。
「だめ、だめだよ。ヨシオのことも考えて」
「くっ……チクショウ!」
確かにここで動けば和音はヨシオの二の舞だ。歯軋りしつつ和音は自分を宥める。
次の瞬間、笑う石原代貸の構えたグロックがまたも火を噴いていた。
頭を割られてヨシオが絶命する。もう和音は叫ぶことさえできなかった。
受け入れがたい事態に対する心の防御作用だろうか。叫ぶどころか和音は無惨なヨシオや自分に再び向けられた銃口さえも、下手な芝居の中の出来事のような気分で眺めていた。
「さて。落とし前はつきましたが、何か言いたいことはありますか?」
返す言葉など何もなく、和音はただ石原代貸を見返した。ここでヨシオを殺しても罪を重ねるだけ、県警が踏み込んでくるのは時間の問題なのだ。
それでも人を殺した相手は単に圧倒的暴力をふるって人の血と死を見たかっただけの快楽殺人者である。和音は精神科医ではない、そんな奴とまともに話が通じるとは思えない。それどころか二度と喋りたくなかった。
視線を一身に浴びて焦った石原代貸はエセルを指差し、更に大声で叫んだ。
「なっ、私は命令に従っただけ、皆さんの方が愉しんでたじゃないですか! 貴方がたのようにケダモノめいた行動も取らず、仁義を通し抜いて……新城さんも知ってるでしょう!」
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「いい加減にしろよ、この野郎! テメェ以外の誰なら密入国幇助の段取りをつけられるってんだ! それに武器弾薬の密輸に関わった密入国者をいちいち拷問に掛けやがって、そこまでやらかすテメェの本性のえげつなさは、とっくに浜口のチンピラから聞いてんだよ!」
「……それ、誰から聞いたんです?」
「チンピラの名前なんか知らねぇっつってんだろ、テメェの耳はキクラゲか?」
思い切りバカにされて石原代貸は俯いた。次にゆっくり顔を上げると和音を見据える。そこにあったのはもう目立たない係長ではなく、筋金入りのヤクザの貌だった。
まさに豹変した男は口元に笑みを浮かべているが、今や和音は嫌悪しか覚えなかった。それ以上に不気味なのは笑わない目で、温度をというものを一切感じさせず爬虫類のようである。
猪口をカチャンと膳に置くと、石原代貸は粘っこい口調で訊いた。
「なるほど。私の本性とやらはともかく、全てが私の仕切りだといつ気付いたんでしょうか?」
「本性の方は浜口会事務所で最初に会ったときから疑ってたさ。あれだけチンピラがビビってたんだぜ? 矢鱈とへりくだったミテクレ通りじゃねぇのは昨日のクルーザーで確信させて貰ったしな」
「それで私の仕切りだと分かったのはどうしてですか?」
「組長までが先頭に立った輪姦にもあんたは一切参加しなかった。一人で涼しい顔をしていたあんたを組長は咎めもしなかったんだ。おまけにそのあとエセルに声を掛けた辺りも怪しかった。浜口貸元を待たせた上に従えて堂々としてやがっただろうが」
聞いて石原代貸は温度のない目をしたまま眉をひそめて和音を見る。
「もしかして、それだけですか?」
「あんたは組長や貸元に従うふりをしつつも、全てに於いて自分の思うがままに動いていた。あとは密入国幇助の段取りと鳥背島の件、それと今の態度だけだ。そんなあんたに俺はカマをかけただけ、もうひとつ言えばあんたの手下は口なんか割っちゃいねぇよ」
大仰に天井を仰いで石原代貸は溜息をついた。そして何処で買ったのか未だ謎なヤクザスーツの懐から、おもむろに拳銃を取り出す。エセルが和音のコートを引いた。
「グロック17、フルロードで九ミリパラを十八発のモデルだよ。装弾数が多いから厄介かも」
囁きを聞きつけて石原代貸が口元の笑みを深くする。
「ユージンさんは本当にガンマニアのようだ。ところでシャブは抜けましたか?」
「お蔭さんでな。それもあんたの指示だったのか?」
「そこまで申しませんよ。けれどユージンさんは、そうですね。皆さんへのご褒美でしょうか」
さらりと言ってのけた石原代貸を、和音は怒りに煌めく切れ長の目で焼き焦がさんばかりに睨みつけた。だが掴み掛かってぶん殴りたい衝動には耐える。
何とか時間を稼ぎ、この長瀬組にガサが入るまで引き延ばす手だった。
しかし銃口を向けられると、さすがに和音も自分の死を意識する。それまで温度のなかった代貸の目が暴力への期待と歓喜を孕み、明らかに生き生きと輝き始めていたからだ。
「俺が……俺がサツにチクったっスよ! 兄貴たちは関係ないっスから!」
唐突にヨシオが叫びだして和音はギョッとする。エセルも驚いたらしく、無表情の白い顔をヨシオに向けてじっと見つめた。腫れあがった上に必死の形相をしてヨシオは喉を振り絞り訴えている。
「すんません、すんません! 俺がサツに……俺が――」
「――ヨシオ、ふざけんな、お前は何もしてねぇだろっ!」
「俺っス、俺が悪いんス! 落とし前は俺がつけるっスから……がふっ!」
吊っていた糸が切れたようにヨシオが頽れた。和音は咄嗟に振り向いて硝煙の立ち上る石原代貸のグロックを見つめ、再度ヨシオを振り返る。
倒れたヨシオは藻掻いて仰向けになり自分の着たボーダー柄のプルオーバーを見下ろした。その腹には二ヶ所の穴が開き、鮮血が勢いよく噴き出している。あっという間にプルオーバーを染めた真っ赤な血に、ヨシオは慌てた風に腹を両手で押さえた。その手もすぐに血みどろになる。
止まらない血に困ったような顔をしてヨシオは和音を見上げた。
駆け寄った和音は一緒にヨシオの腹を押さえてやる。和音も自らを生温かい血で染めて真剣に押さえたが、至近距離で二発も食らった腹の出血がそれくらいで止まる筈もない。
「どうしてだ……ヨシオ、何でだよ、ヨシオっ!」
叫んだ和音と傍にまで這ってきたエセルを交互に見上げ、ヨシオは口元を緩めた。
「へへっ……兄貴たちには、命張れそうだって、言ったじゃ、ないっスか」
「そいつは大事な奴のために取っとけって……くそう!」
「いい、んスよ……だって、俺がサツに……俺が、サツに……タレ込んで――」
ここでヨシオが犠牲にならなくても和音とエセルが殺られるのは同じだと今更説いても始まらない。和音は振り向くなり、笑う石原代貸に今度こそ本気で掴み掛かろうとした。だが座り込んだままのエセルが足に縋りつく。振り払おうとしたがエセルは渾身の力で抱きついたまま離さない。思わず和音は足元のエセルまでも睨みつけた。しかしエセルは首を横に振る。
「だめ、だめだよ。ヨシオのことも考えて」
「くっ……チクショウ!」
確かにここで動けば和音はヨシオの二の舞だ。歯軋りしつつ和音は自分を宥める。
次の瞬間、笑う石原代貸の構えたグロックがまたも火を噴いていた。
頭を割られてヨシオが絶命する。もう和音は叫ぶことさえできなかった。
受け入れがたい事態に対する心の防御作用だろうか。叫ぶどころか和音は無惨なヨシオや自分に再び向けられた銃口さえも、下手な芝居の中の出来事のような気分で眺めていた。
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