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第20話(BL特有シーン・回避可)
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眩いような裸身にのしかかる。今度はハイファも逃げなかった。
目許を上気させて見上げてくる若草色の瞳は潤んで堪らない色っぽさだ。キスを奪いつつ白い肌に象牙色の肌を擦りつける。
己の張り詰め反り返ったものも押し付け、甘く痛みが走るのも構わず白い腿を蜜で汚した。存分に味わった唇を解放するとハイファは肩で息をしながら甘く鳴く。
「はあっ、ああん……シド」
「どうした、ハイファ?」
「怪我、痛くない? 僕がしてあげようか?」
言うなりハイファが身を起こしていた。素早く態勢を入れ替えるとシドを優しく押してシーツに横たわらせ自分はシドの脚の間に座っている。
そうして身を倒すとシドのものに頬ずりし始めた。ハイファが自らを太いもので汚している姿は酷く淫らで、シドに痛いくらいの疼きを溜めさせる。
更に茎に舌を這わされ、シドは喉の奥で呻きを堪えた。
「くっ……ハイファ、あんまりすると保たねぇぞ」
「だめ。僕の中以外じゃイカせないんだから」
「無理言うなよ……あうっ!」
左脇腹の傷痕をそっと舐められて思わず小さく呻きを洩らす。電流のように快感が背筋を走り抜けたのだ。見下ろすとハイファが少し心配そうに見つめていて、だが気持ち良かったと白状するのは『マゾ体質』を肯定するようで癪でもあり、努めていつものポーカーフェイスを保ったまま腕を伸ばす。ハイファを抱き締め、転がるようにしてねじ伏せた。
「あっ、シド、怪我が!」
「痛くねぇよ、こんなもん。それより俺にさせてくれ」
薄い肩に顔を埋め華奢な鎖骨を舐めねぶる。甘く感じるほどにきめ細かな白い肌を唾液で汚し、細い首筋に先日つけたばかりの茶色い痕に唇を押し付けてきつく吸い上げた。
赤く濃く、幾つもの痕を刻み直しながら低く囁く。
「なあ、もっと甘い声、聴かせてくれよ、ハイファ」
「んっ、あ……そんなに擦ったら、シド、だめ、はぁん!」
もう勃ち上がりきって蜜を零すハイファのものを腹で刺激し続けているのだ。手応えを得てシドは僅かに身を浮かせる。だめと言いつつ快感を追ってハイファは細い腰を突き出した。仰け反らせた白い喉が妖しいような色気を放っている。
「本当にだめならやめるぞ……ほら」
「や、っん、意地悪……しないで、はぅん」
「じゃあ、もっと恥ずかしい思いをさせてやる」
宣言してのしかかったままハイファの右手を取った。その指をシドは口に含み、たっぷりの唾液で濡らす。既に何をさせられるか悟って、見上げてくる若草色の瞳は潤みが零れそうになっていた。細い躰から身を起こしたシドは膝を立てさせたハイファの脚を割り開く。
更には細い腰の下に枕を押し込んで淡く色づいた蕾を露出させた。
「欲しいなら、自分で広げてみせろよ」
「……っ!」
息を呑んだハイファが脚を閉じようとする。シドは許さない。開かせたままの脚を押さえつけるとハイファは全身を硬くし身を捩って抵抗した。だが力の差を見せつけるようにシドはもっと脚を押し広げる。露わにさせたそこは蠢いて、欲しがっているのは分かっていた。
「んっ……シド、やだ、許して、あぅん」
「だめだ。俺が欲しくねぇのか? この太いので掻き回されたくねぇのかよ?」
膝立ちになり脚の間からハイファに己を見せつける。
誰よりもプライドの高いハイファは堕とされることでより快感を増すのをシドは知っていた。そのための駆け引きだがシドも嬲って遊んでいるのではなく真剣である。
本当なら今すぐにでも突き立てねじ込んで征服してしまいたいくらいなのだ。
「は、ぅん……シド、見ないで――」
全身を桜色に染めたハイファが手をゆっくりと伸ばす。細い脚の間を白い指が這い固く閉じた窄まりに辿り着くと、濡れた中指の先がつぷりとそこに潜り込んだ。
それでも恥じらいを捨てられず、目を瞑って浅く指を抽挿入するのみである。
そこでシドは浮いた両脚を思い切り開かせながら低く命じた。
「気持ち良くなれよ、自分で。俺が欲しくて堪らなかった夜みたいに」
固く瞑ったハイファの目尻から、つっと堰を切って涙が零れる。同時に中指が根元まで窄まりに埋められ激しく動き始めていた。
自分の指先で擦り上げ、根元を揺り動かして入り口を拡張してゆく。淫らな水音がし始めるまであっという間だった。
「あふっ、シド、ここに欲しいよ……はぅんっ!」
完全に堕ちてしまったハイファは奔放に乱れてみせる。高く甘く喘ぎながら、もう二本目の指を挿入していた。いつしか見開いた目はシドを見つめている。溢れた情欲をその目に湛え、眇めた切れ長の目を見返しつつ容赦なく自分を嬲って見せた。
「そんなに気持ちいいのか、自分の指が」
「っん、シドだと……思って、あぅん! するから、ああんっ!」
その言葉を証明するかの如くハイファは自身の指を捩るようにして性急にそこを広げてゆく。触れたいだろうに己のものには手を伸ばさない。それでも張り詰めきったものの先端からは蜜が止めどなく溢れて茎を伝い白い腹を汚してしまっている。
「いきたければ、いっていいんだぜ?」
「やだ……はぁん、シドが欲しい、だから、こんなことまで――」
幾度も指を抽挿入し細い腰まで前後させた。ぬるみきった粘膜の音を聞かせ、引き抜いた数指をシドの目前に翳して見せさえした。白い指に絡んだ粘液が糸を引く。
それを目にした途端、シドはとうとう理性を吹き飛ばしていた。
腰と共に揺れ動いていた細い脚を片腕で押さえつける。片手で張り裂けんばかりに滾った己のものを押し下げるとハイファにあてがい一気に最奥までを貫いた。
「あっ、あうっ!」
「くうっ、ハイファ……俺のハイファ!」
幾ら馴らしていても、指とは比べものにならない太さのものを打ち込まれたのだ。高く叫んだハイファは痛かった筈である。だがもうシドは激しい腰のスライドを止められなかった。
いつもなら挿入したのちハイファの呼吸が整うまで待つのだが、それもできずにひたすら身を埋め、白い躰を犯し尽くして汚してしまいたい。それしか考えられなかった。
「ハイファ、全部汚してやる、ハイファ!」
「んっ、すごい、シド……太い、硬いよ……あぅんっ!」
充血した粘膜を思い切り擦過する。激しすぎる行為でハイファが訴えるヒマも予兆もなく欲望を弾けさせた。窄まりが締まった衝撃でシドも思わず溢れさせている。
それでもシドは攻めを緩めない。
「もっと、もっとだ、ハイファ!」
「いい、気持ちいい、あっふ……貴方の好きなだけ、ああんっ!」
細い躰を抱きかかえ跪いた自分の上にハイファを跨らせた。太い屹立で犯したままである。深すぎる挿入に息も絶え絶えとなったハイファがシドにしがみついた。
抱き締め合ったまま容赦なく揺すり上げる。腰を思い切り動かしてこね回した。
「あ、ああっ……そんな、深い……シド、はうんっ!」
「すまん、ハイファ……あんまりよくて、止められねぇ!」
なおきついハイファに包まれ締めつけられて、シドはあまりの快感に溺れきっていた。またもハイファが迸らせパタパタとシドの引き締まった腹に熱をぶつける。
シドもハイファの奥深くをずぶ濡れにした。それでも行為を止めることができない。
抱き締めたハイファは長い髪を乱し、激しく喘いで象牙色の肌に爪を立てる。そうしていても白い躰は月の女神のように美しかった。シドが掻き回すたびに、そんな身からいやらしい粘性の音を立てては二人分の混じった熱い液体を溢れさせる。
高貴さと淫らさがシドを更に駆り立てて、いつしか何度いったか、いかせたのかも分からなくなっていた。遠くでハイファの悲鳴のような喘ぎを聞く。
「はあんっ! ああん、シド、シド!」
「本当にすまん、ハイファ……俺の、俺のものだ!」
「いい、から……僕も、こうされたかった、シ、ド――」
ふいに抱いた躰から力が抜けた。掻き裂くほどに爪を立てていたハイファの手がパタリと落ちる。細い首がうなだれて揺れた。シドは慌ててハイファを濡れたシーツに寝かせる。
「おい、ハイファ!」
白い頬を軽くはたいたが反応がない。ハイファは完全に意識を飛ばしてしまっていた。焦ってバイタルサインを看ると、何もかもが少し速いものの正常範囲内である。
安堵の溜息をつき、我に返って自分の所業を猛省しつつ、愛しい身に毛布を被せてベッドを降りた。
キッチンでグラスに水を汲みタオルを湯で絞って寝室に戻る。起きたらハイファがいつでも飲めるようグラスをベッドサイドのライティングチェストに待機させ、温かいタオルで躰も綺麗に拭いてやった。
絞り直して再び拭き、下着と紺色のパジャマを着せる。自分は雑に拭いて下着とグレイッシュホワイトのパジャマを身に着けた。
濡れたままでは可哀相でシーツも器用に交換する。
もう何も思いつかなくなり、自動消火の灰皿と煙草にライターを持ってきて一本だけ灰にすると、ハイファに被せた毛布に自分も潜り込んだ。
同期させたリモータで天井のライトパネルを常夜灯モードにし金髪頭を持ち上げて左腕で腕枕する。無意識にかハイファが寝返りを打ちシドの躰に抱きついたので安心した。
「おやすみ、な」
何処からか現れたタマがパサリとベッドに乗り、二人の足許に丸くなる。
目許を上気させて見上げてくる若草色の瞳は潤んで堪らない色っぽさだ。キスを奪いつつ白い肌に象牙色の肌を擦りつける。
己の張り詰め反り返ったものも押し付け、甘く痛みが走るのも構わず白い腿を蜜で汚した。存分に味わった唇を解放するとハイファは肩で息をしながら甘く鳴く。
「はあっ、ああん……シド」
「どうした、ハイファ?」
「怪我、痛くない? 僕がしてあげようか?」
言うなりハイファが身を起こしていた。素早く態勢を入れ替えるとシドを優しく押してシーツに横たわらせ自分はシドの脚の間に座っている。
そうして身を倒すとシドのものに頬ずりし始めた。ハイファが自らを太いもので汚している姿は酷く淫らで、シドに痛いくらいの疼きを溜めさせる。
更に茎に舌を這わされ、シドは喉の奥で呻きを堪えた。
「くっ……ハイファ、あんまりすると保たねぇぞ」
「だめ。僕の中以外じゃイカせないんだから」
「無理言うなよ……あうっ!」
左脇腹の傷痕をそっと舐められて思わず小さく呻きを洩らす。電流のように快感が背筋を走り抜けたのだ。見下ろすとハイファが少し心配そうに見つめていて、だが気持ち良かったと白状するのは『マゾ体質』を肯定するようで癪でもあり、努めていつものポーカーフェイスを保ったまま腕を伸ばす。ハイファを抱き締め、転がるようにしてねじ伏せた。
「あっ、シド、怪我が!」
「痛くねぇよ、こんなもん。それより俺にさせてくれ」
薄い肩に顔を埋め華奢な鎖骨を舐めねぶる。甘く感じるほどにきめ細かな白い肌を唾液で汚し、細い首筋に先日つけたばかりの茶色い痕に唇を押し付けてきつく吸い上げた。
赤く濃く、幾つもの痕を刻み直しながら低く囁く。
「なあ、もっと甘い声、聴かせてくれよ、ハイファ」
「んっ、あ……そんなに擦ったら、シド、だめ、はぁん!」
もう勃ち上がりきって蜜を零すハイファのものを腹で刺激し続けているのだ。手応えを得てシドは僅かに身を浮かせる。だめと言いつつ快感を追ってハイファは細い腰を突き出した。仰け反らせた白い喉が妖しいような色気を放っている。
「本当にだめならやめるぞ……ほら」
「や、っん、意地悪……しないで、はぅん」
「じゃあ、もっと恥ずかしい思いをさせてやる」
宣言してのしかかったままハイファの右手を取った。その指をシドは口に含み、たっぷりの唾液で濡らす。既に何をさせられるか悟って、見上げてくる若草色の瞳は潤みが零れそうになっていた。細い躰から身を起こしたシドは膝を立てさせたハイファの脚を割り開く。
更には細い腰の下に枕を押し込んで淡く色づいた蕾を露出させた。
「欲しいなら、自分で広げてみせろよ」
「……っ!」
息を呑んだハイファが脚を閉じようとする。シドは許さない。開かせたままの脚を押さえつけるとハイファは全身を硬くし身を捩って抵抗した。だが力の差を見せつけるようにシドはもっと脚を押し広げる。露わにさせたそこは蠢いて、欲しがっているのは分かっていた。
「んっ……シド、やだ、許して、あぅん」
「だめだ。俺が欲しくねぇのか? この太いので掻き回されたくねぇのかよ?」
膝立ちになり脚の間からハイファに己を見せつける。
誰よりもプライドの高いハイファは堕とされることでより快感を増すのをシドは知っていた。そのための駆け引きだがシドも嬲って遊んでいるのではなく真剣である。
本当なら今すぐにでも突き立てねじ込んで征服してしまいたいくらいなのだ。
「は、ぅん……シド、見ないで――」
全身を桜色に染めたハイファが手をゆっくりと伸ばす。細い脚の間を白い指が這い固く閉じた窄まりに辿り着くと、濡れた中指の先がつぷりとそこに潜り込んだ。
それでも恥じらいを捨てられず、目を瞑って浅く指を抽挿入するのみである。
そこでシドは浮いた両脚を思い切り開かせながら低く命じた。
「気持ち良くなれよ、自分で。俺が欲しくて堪らなかった夜みたいに」
固く瞑ったハイファの目尻から、つっと堰を切って涙が零れる。同時に中指が根元まで窄まりに埋められ激しく動き始めていた。
自分の指先で擦り上げ、根元を揺り動かして入り口を拡張してゆく。淫らな水音がし始めるまであっという間だった。
「あふっ、シド、ここに欲しいよ……はぅんっ!」
完全に堕ちてしまったハイファは奔放に乱れてみせる。高く甘く喘ぎながら、もう二本目の指を挿入していた。いつしか見開いた目はシドを見つめている。溢れた情欲をその目に湛え、眇めた切れ長の目を見返しつつ容赦なく自分を嬲って見せた。
「そんなに気持ちいいのか、自分の指が」
「っん、シドだと……思って、あぅん! するから、ああんっ!」
その言葉を証明するかの如くハイファは自身の指を捩るようにして性急にそこを広げてゆく。触れたいだろうに己のものには手を伸ばさない。それでも張り詰めきったものの先端からは蜜が止めどなく溢れて茎を伝い白い腹を汚してしまっている。
「いきたければ、いっていいんだぜ?」
「やだ……はぁん、シドが欲しい、だから、こんなことまで――」
幾度も指を抽挿入し細い腰まで前後させた。ぬるみきった粘膜の音を聞かせ、引き抜いた数指をシドの目前に翳して見せさえした。白い指に絡んだ粘液が糸を引く。
それを目にした途端、シドはとうとう理性を吹き飛ばしていた。
腰と共に揺れ動いていた細い脚を片腕で押さえつける。片手で張り裂けんばかりに滾った己のものを押し下げるとハイファにあてがい一気に最奥までを貫いた。
「あっ、あうっ!」
「くうっ、ハイファ……俺のハイファ!」
幾ら馴らしていても、指とは比べものにならない太さのものを打ち込まれたのだ。高く叫んだハイファは痛かった筈である。だがもうシドは激しい腰のスライドを止められなかった。
いつもなら挿入したのちハイファの呼吸が整うまで待つのだが、それもできずにひたすら身を埋め、白い躰を犯し尽くして汚してしまいたい。それしか考えられなかった。
「ハイファ、全部汚してやる、ハイファ!」
「んっ、すごい、シド……太い、硬いよ……あぅんっ!」
充血した粘膜を思い切り擦過する。激しすぎる行為でハイファが訴えるヒマも予兆もなく欲望を弾けさせた。窄まりが締まった衝撃でシドも思わず溢れさせている。
それでもシドは攻めを緩めない。
「もっと、もっとだ、ハイファ!」
「いい、気持ちいい、あっふ……貴方の好きなだけ、ああんっ!」
細い躰を抱きかかえ跪いた自分の上にハイファを跨らせた。太い屹立で犯したままである。深すぎる挿入に息も絶え絶えとなったハイファがシドにしがみついた。
抱き締め合ったまま容赦なく揺すり上げる。腰を思い切り動かしてこね回した。
「あ、ああっ……そんな、深い……シド、はうんっ!」
「すまん、ハイファ……あんまりよくて、止められねぇ!」
なおきついハイファに包まれ締めつけられて、シドはあまりの快感に溺れきっていた。またもハイファが迸らせパタパタとシドの引き締まった腹に熱をぶつける。
シドもハイファの奥深くをずぶ濡れにした。それでも行為を止めることができない。
抱き締めたハイファは長い髪を乱し、激しく喘いで象牙色の肌に爪を立てる。そうしていても白い躰は月の女神のように美しかった。シドが掻き回すたびに、そんな身からいやらしい粘性の音を立てては二人分の混じった熱い液体を溢れさせる。
高貴さと淫らさがシドを更に駆り立てて、いつしか何度いったか、いかせたのかも分からなくなっていた。遠くでハイファの悲鳴のような喘ぎを聞く。
「はあんっ! ああん、シド、シド!」
「本当にすまん、ハイファ……俺の、俺のものだ!」
「いい、から……僕も、こうされたかった、シ、ド――」
ふいに抱いた躰から力が抜けた。掻き裂くほどに爪を立てていたハイファの手がパタリと落ちる。細い首がうなだれて揺れた。シドは慌ててハイファを濡れたシーツに寝かせる。
「おい、ハイファ!」
白い頬を軽くはたいたが反応がない。ハイファは完全に意識を飛ばしてしまっていた。焦ってバイタルサインを看ると、何もかもが少し速いものの正常範囲内である。
安堵の溜息をつき、我に返って自分の所業を猛省しつつ、愛しい身に毛布を被せてベッドを降りた。
キッチンでグラスに水を汲みタオルを湯で絞って寝室に戻る。起きたらハイファがいつでも飲めるようグラスをベッドサイドのライティングチェストに待機させ、温かいタオルで躰も綺麗に拭いてやった。
絞り直して再び拭き、下着と紺色のパジャマを着せる。自分は雑に拭いて下着とグレイッシュホワイトのパジャマを身に着けた。
濡れたままでは可哀相でシーツも器用に交換する。
もう何も思いつかなくなり、自動消火の灰皿と煙草にライターを持ってきて一本だけ灰にすると、ハイファに被せた毛布に自分も潜り込んだ。
同期させたリモータで天井のライトパネルを常夜灯モードにし金髪頭を持ち上げて左腕で腕枕する。無意識にかハイファが寝返りを打ちシドの躰に抱きついたので安心した。
「おやすみ、な」
何処からか現れたタマがパサリとベッドに乗り、二人の足許に丸くなる。
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