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第50話
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聞き覚えのある大声にやっと振り向いたシドは馴染みの薬屋のオヤジを視界に映した。騒ぎを知って駆け付けたらしく薄汚れた白衣を血に染めて、ハイファだったモノの傍に跪いている。
「あんた、その死体に、何してんだ?」
「ナニもカニもありませんよぅ、ウチのとっときの薬の超濃縮液剤をありったけ注射したんです。で、こうして心臓だけ動かして脳に最低限の酸素を送ってやって――」
と、形が残っているハイファの左胸をテンポ良く圧しながら更に説明した。
「――ええと、血圧降下と止血効果のある薬を入れて代謝を低くしたんです」
「血圧降下……止血……?」
「そうですよう。本当の医者ならアドレナリン注射で血圧を上げるのが普通なんですけれどね、ここまでやられてると脳に送るだけの血が出てっちまう。あたしは漢方専門ですから柔軟に考えて逆の発想、いわゆる冷凍睡眠に近い状態にしてですね――」
「だから何だ、はっきり言え!」
「都合良く気温も低いし、脳には損傷もなさそうだ。死体にするにはまだ早いってもんです。まあ、本格的な冷凍睡眠とまではいきませんし、分の悪い賭かも知れませんがこういうのに現代人は慣れてない。却って効くんじゃないかって思いますよ」
漢方薬店のオヤジの言葉も半ばでシドはリモータ操作、震える指で救急機を要請した。白衣を脱いで無残な姿のハイファに被せたオヤジが勇気づけるように笑う。
「この辺で止めとかないと、せっかくの止血効果が無駄になる、と。やれ、あたしは救急に説明が大変だ。でも……旦那の大事なお人なんでしょう?」
雨で誤魔化した涙がバレていてもシドはもう構わなかった。
「この世で一番大事な奴だ。俺とこいつは賭けた。俺の勝ちだ。だから助かったら俺はこいつに言うんだ、お前の願いを何でも叶えてやるって。それが俺の望みなんだ」
口にしてみてシドは初めて単に失いたくないだけでなく、その先を考え始めている自分に気付いた。すると余計にハイファのいない世界が怖くなる。
震える身を叱咤してハイファに歩み寄り、シドもその場に跪いた。この状態のハイファが助かるとは未だに信じられない。瞑った目が自ら開き、若草色の瞳に光を湛えることなどあるのだろうか。
あの温かな腕の中で、鼓動と柔らかな声を聴くことが――。
それでもシドは雨と血溜まりとで濡れ、ファイバの地面に張り付いた明るい金髪を冷たい手でそっとすくい上げた。乱れたしっぽの革紐を解くと自分の右手首に巻き付け縛る。ハイファに撃たれた右腕も、右大腿部の怪我もまだ痛みを感じない。
幸いショッピング街に数機の救急機が現着していて一機がこちらに回された。ハイファは移動式再生槽に収容されてシドはその傍に付き添う。
薬屋のオヤジは白衣を脱いでいたのを幸いに行った処置を説明し、『通りがかりの漢方薬マニア』という苦しい名乗りだけでそそくさと消えた。救急機は再生槽に繋いだあらゆる機器を稼働させ舞い上がる。
完全な死体は救急機に乗せない。だが救急隊員たちの反応は芳しくなかった。
重たい雰囲気のBELの中でシドは気付く。この騒ぎで多数の負傷者が出た筈だった。それは今まで自分が何より護りたかったものだった筈である。なのにそんなことなど欠片も気に留めていない自分がいる……。
ここに至って心配なのはハイファ一人だった。
そんな自分の変化を心の中で転がしながら、ピクリとも動かず再生液に沈んでいる無惨な姿のハイファを見て生まれて初めてシドは祈りという行為に没頭していった。
◇◇◇◇
運ばれたのは馴染みのセントラル・リドリー病院だった。ここでだめなら何処でも無理という、救命救急に関してのレヴェルが突出している施設である。
シドもあれだけ銃を撃てたのは奇跡という右腕橈骨骨折と左肩胛骨一部粉砕骨折、二桁に上る深い切り傷に大腿四頭筋一部断裂という大怪我を負っていた。
だがそれはのちに判明したことであり、本人は頑としてハイファの再生槽から離れようとせず、その状態は懸命にハイファの救命措置をする医師らが五回交代するまで続いた。
「シド、貴方も治療をしなきゃだめよ」
「ん、ああ、あとでいい」
何度も馴染みの看護師と同じやり取りを繰り返しながら眠ることすらしなかった。
睡眠も食事もロクに摂らず、怪我の処置すら拒んでハイファに付き添うこと約七十時間が経過し、ハイファの容体好転と脳波の正常化を聞かされたシドは、安堵から糸が切れたように貧血で倒れてやっと眠ることができたのだった。
骨を繋ぐ手術を受けたシドは五日間再生槽に放り込まれ揺らめき過ごした。完治と判断されて薬剤で目覚めさせられるなり、シドはまたハイファに付き添い続けた。
ハイファの失った多量の骨・右肺・肝臓・胆嚢や消化器官に皮膚その他諸々はさすがに培養するのに時間が掛かり、移植し終えたのが対サイキ戦から十五日後で、再生槽から出されたのはそれから五日後だった。
そのあとも更に三日は薬剤で意識を落とされ、ハイファは特別室で眠っていた。
特別室の手配は別室によるものだった。軍病院に運べる容体ではなかったことと可能性は極めて低くなったものの、万一の再襲撃を考慮したためである。
サイキによる殺人は汎銀河法で死刑、雇った人間にも共同正犯としてそれなりの処断が下される。今は拘束されているとはいえアルブレヒト=カールフェルト元議員がどんな手を使い証人たる関係者を抹殺しようと企んでいるか分からなかったためだ。
テラ連邦軍の濃緑色の制服に焦げ茶色のタイを締めた男が一人やってきて手続きを済ませ、そういった事情とミカエルティアーズの解除薬を軍の医科技研が合成に成功したことを口数少なくシドに伝えると、ハイファの顔を数秒眺めて帰って行った。
ハイファのリモータを通じてファサルートコーポレーション社長名でも特別室のキープ及び治療費の負担を打診されたが、これは本人の心情を考えたシドが勝手に蹴った。見舞いにもこない親族の冷淡さに呆れ果てたのである。
ともあれシドの目前でハイファはようやく人間らしい形を取り戻していた。
ここまでハイファが回復したのは奇跡的だった。そしてそれまでの長い長い間にシドもたっぷりと考える時間があった。
単に失いたくないだけでなく、その先を。
「あんた、その死体に、何してんだ?」
「ナニもカニもありませんよぅ、ウチのとっときの薬の超濃縮液剤をありったけ注射したんです。で、こうして心臓だけ動かして脳に最低限の酸素を送ってやって――」
と、形が残っているハイファの左胸をテンポ良く圧しながら更に説明した。
「――ええと、血圧降下と止血効果のある薬を入れて代謝を低くしたんです」
「血圧降下……止血……?」
「そうですよう。本当の医者ならアドレナリン注射で血圧を上げるのが普通なんですけれどね、ここまでやられてると脳に送るだけの血が出てっちまう。あたしは漢方専門ですから柔軟に考えて逆の発想、いわゆる冷凍睡眠に近い状態にしてですね――」
「だから何だ、はっきり言え!」
「都合良く気温も低いし、脳には損傷もなさそうだ。死体にするにはまだ早いってもんです。まあ、本格的な冷凍睡眠とまではいきませんし、分の悪い賭かも知れませんがこういうのに現代人は慣れてない。却って効くんじゃないかって思いますよ」
漢方薬店のオヤジの言葉も半ばでシドはリモータ操作、震える指で救急機を要請した。白衣を脱いで無残な姿のハイファに被せたオヤジが勇気づけるように笑う。
「この辺で止めとかないと、せっかくの止血効果が無駄になる、と。やれ、あたしは救急に説明が大変だ。でも……旦那の大事なお人なんでしょう?」
雨で誤魔化した涙がバレていてもシドはもう構わなかった。
「この世で一番大事な奴だ。俺とこいつは賭けた。俺の勝ちだ。だから助かったら俺はこいつに言うんだ、お前の願いを何でも叶えてやるって。それが俺の望みなんだ」
口にしてみてシドは初めて単に失いたくないだけでなく、その先を考え始めている自分に気付いた。すると余計にハイファのいない世界が怖くなる。
震える身を叱咤してハイファに歩み寄り、シドもその場に跪いた。この状態のハイファが助かるとは未だに信じられない。瞑った目が自ら開き、若草色の瞳に光を湛えることなどあるのだろうか。
あの温かな腕の中で、鼓動と柔らかな声を聴くことが――。
それでもシドは雨と血溜まりとで濡れ、ファイバの地面に張り付いた明るい金髪を冷たい手でそっとすくい上げた。乱れたしっぽの革紐を解くと自分の右手首に巻き付け縛る。ハイファに撃たれた右腕も、右大腿部の怪我もまだ痛みを感じない。
幸いショッピング街に数機の救急機が現着していて一機がこちらに回された。ハイファは移動式再生槽に収容されてシドはその傍に付き添う。
薬屋のオヤジは白衣を脱いでいたのを幸いに行った処置を説明し、『通りがかりの漢方薬マニア』という苦しい名乗りだけでそそくさと消えた。救急機は再生槽に繋いだあらゆる機器を稼働させ舞い上がる。
完全な死体は救急機に乗せない。だが救急隊員たちの反応は芳しくなかった。
重たい雰囲気のBELの中でシドは気付く。この騒ぎで多数の負傷者が出た筈だった。それは今まで自分が何より護りたかったものだった筈である。なのにそんなことなど欠片も気に留めていない自分がいる……。
ここに至って心配なのはハイファ一人だった。
そんな自分の変化を心の中で転がしながら、ピクリとも動かず再生液に沈んでいる無惨な姿のハイファを見て生まれて初めてシドは祈りという行為に没頭していった。
◇◇◇◇
運ばれたのは馴染みのセントラル・リドリー病院だった。ここでだめなら何処でも無理という、救命救急に関してのレヴェルが突出している施設である。
シドもあれだけ銃を撃てたのは奇跡という右腕橈骨骨折と左肩胛骨一部粉砕骨折、二桁に上る深い切り傷に大腿四頭筋一部断裂という大怪我を負っていた。
だがそれはのちに判明したことであり、本人は頑としてハイファの再生槽から離れようとせず、その状態は懸命にハイファの救命措置をする医師らが五回交代するまで続いた。
「シド、貴方も治療をしなきゃだめよ」
「ん、ああ、あとでいい」
何度も馴染みの看護師と同じやり取りを繰り返しながら眠ることすらしなかった。
睡眠も食事もロクに摂らず、怪我の処置すら拒んでハイファに付き添うこと約七十時間が経過し、ハイファの容体好転と脳波の正常化を聞かされたシドは、安堵から糸が切れたように貧血で倒れてやっと眠ることができたのだった。
骨を繋ぐ手術を受けたシドは五日間再生槽に放り込まれ揺らめき過ごした。完治と判断されて薬剤で目覚めさせられるなり、シドはまたハイファに付き添い続けた。
ハイファの失った多量の骨・右肺・肝臓・胆嚢や消化器官に皮膚その他諸々はさすがに培養するのに時間が掛かり、移植し終えたのが対サイキ戦から十五日後で、再生槽から出されたのはそれから五日後だった。
そのあとも更に三日は薬剤で意識を落とされ、ハイファは特別室で眠っていた。
特別室の手配は別室によるものだった。軍病院に運べる容体ではなかったことと可能性は極めて低くなったものの、万一の再襲撃を考慮したためである。
サイキによる殺人は汎銀河法で死刑、雇った人間にも共同正犯としてそれなりの処断が下される。今は拘束されているとはいえアルブレヒト=カールフェルト元議員がどんな手を使い証人たる関係者を抹殺しようと企んでいるか分からなかったためだ。
テラ連邦軍の濃緑色の制服に焦げ茶色のタイを締めた男が一人やってきて手続きを済ませ、そういった事情とミカエルティアーズの解除薬を軍の医科技研が合成に成功したことを口数少なくシドに伝えると、ハイファの顔を数秒眺めて帰って行った。
ハイファのリモータを通じてファサルートコーポレーション社長名でも特別室のキープ及び治療費の負担を打診されたが、これは本人の心情を考えたシドが勝手に蹴った。見舞いにもこない親族の冷淡さに呆れ果てたのである。
ともあれシドの目前でハイファはようやく人間らしい形を取り戻していた。
ここまでハイファが回復したのは奇跡的だった。そしてそれまでの長い長い間にシドもたっぷりと考える時間があった。
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