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鍛冶武者修行に出ますが何か!(海竜街編)
第弐百五拾参話 乱が起こってしまいましたが何か! その四
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「は~ぁ。何時になったら津田殿は街に戻ってくるのやら。
船から海へ落ちた時にはリンドブルム街のアルバート様になんと話をしたらよいかと思い悩まされ、見つかったら見つかったで厄介事を抱えて・・・確かに流れ着いたところを介抱していただいた恩があるとはいえ、二億ゲルドもの大金の借金に肩代わりをするなんて。
まぁ、そんな気風の良さがアルバート様を始め多くの者達から目を掛けられている所なんでしょうが・・・」
早朝から思わずため息を吐いてしまう私。折角レヴィアタン街に来ていただき私の武具を鍛えて貰えると喜んだのも束の間。武具の持ち主となる者の腕前を確認したいと言って海賊討伐の船に乗った鍛冶師・津田驍廣殿は、その海賊討伐の最中誤って海に落ち行き方知れずになってしまったものの、捜索に当たったモーヴィ爺から発見と生存の報告がなされ、ようやく街に戻って来たと思ったら僅か一日で、再び船上の人となってしまった。
その理由が、流れ着き介抱してくれた島の住人が法外な借財を負わされ危難に遭っているため、その借財二億ゲルドを肩代わりする為にレヴィアタン街ギルドに預けていた金を下ろしに来たのだという。
二億ゲルドもの大金を一度にギルドの口座から下ろす際には、商いの街として多くの金を動かしているレヴィアタン街ギルド内でも一時騒然となったが、いくら高額とはいえ預けている本人に『下ろす』と言われれば、それに応えられないなどという失態は『商いの街』としての矜持に掛けて見せる訳にはいかないと平然と答えて見せたとポリティス支配人から報告を受けた。
それから既に二周間ほどが経つ。そろそろ、人魚族の島から戻って来ても良いのだがと一日千秋の思いで待っている身として、ため息が漏れてしまった。
そんな私の様子を少し呆れた様子で見ていた娘のフィーンが、口を開いた。
「お母様、朝から溜息ですか?余程、津田様のお帰りが待ち遠しいのですね。
ですが、もう間もなくでしょう。なんでも、津田様の向かわれた人魚族の島とレヴィアタン街まではおよそ一周程の航路とか。船を指揮するモーヴィ様もお母様と同じく一日も早く津田様に武具を鍛えていただきたいと思っておられる事でしょうから、人魚族の島での一件が片付けば大急ぎでレヴィアタン街に戻って来られる事でしょう。
津田様がお帰りになられる日に備えてお母様は、時間が作れる様に今は御政務に御励み下さい。」
そう言うと、私の目の前に一抱えほどの書類の束を積み上げた。その書類の量に、私は仏頂面を作り書類を持ってきた娘をジロリと睨み付けたが、そんな私を娘はクスクスと笑い声を押さえながら笑った・・・
『ダン!』「何ごとでざいます。早朝にも拘らずその様な大勢で押し掛けて来るとは!?」
静かだった館の中が騒がしくなったかと思うと、長年レヴィアタン家に仕えている家令の侵入者を詰問する声が耳に届く。
私は握っていた筆を置き、正面に見える扉を見つめる。そんな私に倣う様に娘も慌てて取り乱すことなく、私が座る机の横に立ち姿勢を正した。
『バン! ドカドカドカ・・・』
荒々しく扉が開かれ、衛兵団長のミハイル・リヴァイアサンを先頭に甲冑を纏った男達が足音を響かせてレヴィアタン街領主の執務室へと乗り込んできた。
「ミハイル殿。これは一体何のつもりかな?」
私は努めて穏やかな声で、乗り込んできたミハイルに突然の来訪の要件を尋ねると、ミハイルは書類の整理をしていた私と机越しに対峙するといつも街の者達に対するのと同じ尊大な態度で私を見下ろし、
「ファレナよ。この街を本来の主の元に戻る時が来たのだ!」
「本来の主?何を言っている、この街は先代領主と貴殿のお父上が海賊どもから解放し、羅漢獣王国や南方の獣人族の方々とカンヘル国を繋ぐ海の玄関口として作り上げた街。本来の主とは海賊どもにでもくれてやるとでも言うつもりか?」
まるで宣言する様に声高らかに返答を返して来たミハイルだったが、そのあまりに莫迦な回答に私は少し呆れ気味に再度尋ね返すと、ミハイルは顔を朱に染めて
「ふざけるな!本来この街は貴様の父、先代のレヴィアタン街領主の次に領主にはこの俺、ミハイル・リヴァイアサンが就任する筈だったのだ!!
それなのに、貴様は耄碌した我が父を言葉巧みに騙し領主の座を奪った!その事、忘れたとは言わせぬぞぉ!!」
と、唾を飛ばして喚き散らした。
その姿に私は落胆を隠す事とが出来ず、深い溜息を一つ吐いた。
どうやらこの男は何故先代のリヴァイアサン家御当主が、己が息子のレヴィアタン街領主就任を阻み私に後を託したのか全く理解せず、私に対する憎悪を募らせていた様だ。
せめてもの計らいと思い街の衛兵団の長に就け、少しでも『街』を担う一族の自覚に目覚めくれればと思ったが、全くの無駄となったか。
もっとも、配下を従え領主の邸宅に乗り込んできたところを見ると、それなりの『力』はつけて来たかもしれぬがその方向が己が欲望の達成の為のみでは話にならないが・・・
「愚か者が・・・数を頼りに配下を従えて乗り込んで来れば己が欲望を達成できるとでも思ったか?
衛兵とは名ばかりの、街のゴロツキと変わらぬ半端者達を何人揃えようと無駄だという事が分からぬとは嘆かわしい。
『パン!パン!』ミハイル殿を残し他の者達にはお帰りいただけ、話しても分からぬ者には多少手荒にお話しをしてもかまわん。」
そう告げた途端、執務室の扉がミハイル一人を残し閉じられ、扉越しに微かに殴打音と共に怒号から悲鳴に変わっていく衛兵たちの声が漏れて来たが直ぐに静かになった。
一方、一人執務室に残されたミハイルはいきなり閉じられた扉に跳び付き扉を開けようと右往左往していたが、扉越しに漏れて来た音と声に見る見るうちに額から汗を滴らせて顔面蒼白になって行った。
「さて、ミハイル。レヴィアタン街領主の邸宅、それも執務室にまで徒党を組んで押し掛けて来た此度の所業はさて置き、これまで街の治安を守る役目を負っている衛兵たちと共に街に住む者達へ乱暴狼藉働いてきた事、報告は届いている。
先日、街の職人たちから尊敬を集める『御大』奔安見光月殿に対し、己の見識不足を棚に上げて悪口雑言を浴びせ掛けるとは、何事ですか!
その場にポリティスが居合わせ、何とかその場を収める事が出来たから良かったものの・・恥を知りなさい!!
ミハイル・リヴァイアサン。衛兵団長の任を解き、蟄居謹慎を申し渡します。今一度、己がせねばならぬ事、置かれている立場を認識し直しなさい。フィーン!」
そう告げて、脇に控えていた娘にミハイルを連れ出すように指示した。娘も私の指示を真っ当な物だと言うように一切躊躇することなくミハイルを拘束するべく一歩踏み出したが、
「おのれ、おのれ、おのれ、おのれぇ!どこまで俺を虚仮にしたら気が済むのだぁ、ファレナぁぁぁぁ!!」
ミハイルは叫び声を上げると供に、腰に下げていた剣を抜いて私に斬りかかって来た。勿論、ミハイルの剣など軽くあしらえる程度の物でしかなかったが、私が動く前にすでに動き始めていた娘がそのままミハイルの目の前に立ちはだかる様に間に割って入ると、肩に掛けていた羽衣を一振りしてミハイルが握る剣を絡め捕り、一寸の間も与えずに腹部へ蹴りを放ち一撃の元に昏倒させていた。
その姿に、
「まったく、一蹴りで昏倒させられるミハイルの情けなさにも呆れるけれど、こうも足癖の悪い娘では嫁の貰い手が見つからないのも仕方のない事なのかもしれないわね。」
と呟き苦笑する私に娘は、ミハイルを羽衣で縛り上げながら平然と、
「あら? 私の足癖の悪さはお母様譲りですからね。お母様だってお婿さんを貰えたんだから、心配はいらないわ。
それよりも、港の方が騒がしいようだし今日は面白い一日になりそうね♪」
と言い放つ。その言葉に自然と頬が緩み、執務室の窓から港の方に視線を走らせてしう自分に、我ながら呆れてしまった。
船から海へ落ちた時にはリンドブルム街のアルバート様になんと話をしたらよいかと思い悩まされ、見つかったら見つかったで厄介事を抱えて・・・確かに流れ着いたところを介抱していただいた恩があるとはいえ、二億ゲルドもの大金の借金に肩代わりをするなんて。
まぁ、そんな気風の良さがアルバート様を始め多くの者達から目を掛けられている所なんでしょうが・・・」
早朝から思わずため息を吐いてしまう私。折角レヴィアタン街に来ていただき私の武具を鍛えて貰えると喜んだのも束の間。武具の持ち主となる者の腕前を確認したいと言って海賊討伐の船に乗った鍛冶師・津田驍廣殿は、その海賊討伐の最中誤って海に落ち行き方知れずになってしまったものの、捜索に当たったモーヴィ爺から発見と生存の報告がなされ、ようやく街に戻って来たと思ったら僅か一日で、再び船上の人となってしまった。
その理由が、流れ着き介抱してくれた島の住人が法外な借財を負わされ危難に遭っているため、その借財二億ゲルドを肩代わりする為にレヴィアタン街ギルドに預けていた金を下ろしに来たのだという。
二億ゲルドもの大金を一度にギルドの口座から下ろす際には、商いの街として多くの金を動かしているレヴィアタン街ギルド内でも一時騒然となったが、いくら高額とはいえ預けている本人に『下ろす』と言われれば、それに応えられないなどという失態は『商いの街』としての矜持に掛けて見せる訳にはいかないと平然と答えて見せたとポリティス支配人から報告を受けた。
それから既に二周間ほどが経つ。そろそろ、人魚族の島から戻って来ても良いのだがと一日千秋の思いで待っている身として、ため息が漏れてしまった。
そんな私の様子を少し呆れた様子で見ていた娘のフィーンが、口を開いた。
「お母様、朝から溜息ですか?余程、津田様のお帰りが待ち遠しいのですね。
ですが、もう間もなくでしょう。なんでも、津田様の向かわれた人魚族の島とレヴィアタン街まではおよそ一周程の航路とか。船を指揮するモーヴィ様もお母様と同じく一日も早く津田様に武具を鍛えていただきたいと思っておられる事でしょうから、人魚族の島での一件が片付けば大急ぎでレヴィアタン街に戻って来られる事でしょう。
津田様がお帰りになられる日に備えてお母様は、時間が作れる様に今は御政務に御励み下さい。」
そう言うと、私の目の前に一抱えほどの書類の束を積み上げた。その書類の量に、私は仏頂面を作り書類を持ってきた娘をジロリと睨み付けたが、そんな私を娘はクスクスと笑い声を押さえながら笑った・・・
『ダン!』「何ごとでざいます。早朝にも拘らずその様な大勢で押し掛けて来るとは!?」
静かだった館の中が騒がしくなったかと思うと、長年レヴィアタン家に仕えている家令の侵入者を詰問する声が耳に届く。
私は握っていた筆を置き、正面に見える扉を見つめる。そんな私に倣う様に娘も慌てて取り乱すことなく、私が座る机の横に立ち姿勢を正した。
『バン! ドカドカドカ・・・』
荒々しく扉が開かれ、衛兵団長のミハイル・リヴァイアサンを先頭に甲冑を纏った男達が足音を響かせてレヴィアタン街領主の執務室へと乗り込んできた。
「ミハイル殿。これは一体何のつもりかな?」
私は努めて穏やかな声で、乗り込んできたミハイルに突然の来訪の要件を尋ねると、ミハイルは書類の整理をしていた私と机越しに対峙するといつも街の者達に対するのと同じ尊大な態度で私を見下ろし、
「ファレナよ。この街を本来の主の元に戻る時が来たのだ!」
「本来の主?何を言っている、この街は先代領主と貴殿のお父上が海賊どもから解放し、羅漢獣王国や南方の獣人族の方々とカンヘル国を繋ぐ海の玄関口として作り上げた街。本来の主とは海賊どもにでもくれてやるとでも言うつもりか?」
まるで宣言する様に声高らかに返答を返して来たミハイルだったが、そのあまりに莫迦な回答に私は少し呆れ気味に再度尋ね返すと、ミハイルは顔を朱に染めて
「ふざけるな!本来この街は貴様の父、先代のレヴィアタン街領主の次に領主にはこの俺、ミハイル・リヴァイアサンが就任する筈だったのだ!!
それなのに、貴様は耄碌した我が父を言葉巧みに騙し領主の座を奪った!その事、忘れたとは言わせぬぞぉ!!」
と、唾を飛ばして喚き散らした。
その姿に私は落胆を隠す事とが出来ず、深い溜息を一つ吐いた。
どうやらこの男は何故先代のリヴァイアサン家御当主が、己が息子のレヴィアタン街領主就任を阻み私に後を託したのか全く理解せず、私に対する憎悪を募らせていた様だ。
せめてもの計らいと思い街の衛兵団の長に就け、少しでも『街』を担う一族の自覚に目覚めくれればと思ったが、全くの無駄となったか。
もっとも、配下を従え領主の邸宅に乗り込んできたところを見ると、それなりの『力』はつけて来たかもしれぬがその方向が己が欲望の達成の為のみでは話にならないが・・・
「愚か者が・・・数を頼りに配下を従えて乗り込んで来れば己が欲望を達成できるとでも思ったか?
衛兵とは名ばかりの、街のゴロツキと変わらぬ半端者達を何人揃えようと無駄だという事が分からぬとは嘆かわしい。
『パン!パン!』ミハイル殿を残し他の者達にはお帰りいただけ、話しても分からぬ者には多少手荒にお話しをしてもかまわん。」
そう告げた途端、執務室の扉がミハイル一人を残し閉じられ、扉越しに微かに殴打音と共に怒号から悲鳴に変わっていく衛兵たちの声が漏れて来たが直ぐに静かになった。
一方、一人執務室に残されたミハイルはいきなり閉じられた扉に跳び付き扉を開けようと右往左往していたが、扉越しに漏れて来た音と声に見る見るうちに額から汗を滴らせて顔面蒼白になって行った。
「さて、ミハイル。レヴィアタン街領主の邸宅、それも執務室にまで徒党を組んで押し掛けて来た此度の所業はさて置き、これまで街の治安を守る役目を負っている衛兵たちと共に街に住む者達へ乱暴狼藉働いてきた事、報告は届いている。
先日、街の職人たちから尊敬を集める『御大』奔安見光月殿に対し、己の見識不足を棚に上げて悪口雑言を浴びせ掛けるとは、何事ですか!
その場にポリティスが居合わせ、何とかその場を収める事が出来たから良かったものの・・恥を知りなさい!!
ミハイル・リヴァイアサン。衛兵団長の任を解き、蟄居謹慎を申し渡します。今一度、己がせねばならぬ事、置かれている立場を認識し直しなさい。フィーン!」
そう告げて、脇に控えていた娘にミハイルを連れ出すように指示した。娘も私の指示を真っ当な物だと言うように一切躊躇することなくミハイルを拘束するべく一歩踏み出したが、
「おのれ、おのれ、おのれ、おのれぇ!どこまで俺を虚仮にしたら気が済むのだぁ、ファレナぁぁぁぁ!!」
ミハイルは叫び声を上げると供に、腰に下げていた剣を抜いて私に斬りかかって来た。勿論、ミハイルの剣など軽くあしらえる程度の物でしかなかったが、私が動く前にすでに動き始めていた娘がそのままミハイルの目の前に立ちはだかる様に間に割って入ると、肩に掛けていた羽衣を一振りしてミハイルが握る剣を絡め捕り、一寸の間も与えずに腹部へ蹴りを放ち一撃の元に昏倒させていた。
その姿に、
「まったく、一蹴りで昏倒させられるミハイルの情けなさにも呆れるけれど、こうも足癖の悪い娘では嫁の貰い手が見つからないのも仕方のない事なのかもしれないわね。」
と呟き苦笑する私に娘は、ミハイルを羽衣で縛り上げながら平然と、
「あら? 私の足癖の悪さはお母様譲りですからね。お母様だってお婿さんを貰えたんだから、心配はいらないわ。
それよりも、港の方が騒がしいようだし今日は面白い一日になりそうね♪」
と言い放つ。その言葉に自然と頬が緩み、執務室の窓から港の方に視線を走らせてしう自分に、我ながら呆れてしまった。
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