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二人の西宮君
#タピる
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彼の家まで歩く道は、相変わらず寂しい雰囲気だ。私に似合う気がする。気のせいではない。無知な私は自分の感情が、何が何だかよく分からない。
思ったより、私と彼の家は近いのか。二十分程度で着いてしまった。
まだ朝の十時過ぎ。彼には十一時過ぎに行くと伝えてしまったから、周囲を少し探検してこようかな。
一応連絡入れておこう。
『今着きました。』
既読が早い。
『今、来客あるから、少し待ってて。』
『分かった。』
と言っても、ここら辺の土地勘が全くない。結局スマホに頼ってしまう。スマホスマホって。
タピオカ。タピオカ!?そんなものあるのか。ちょっとしか変わらないはずなのに、同じ区内なのに。正直私はそこまでタピオカに魅力を感じないから、別の店を探そう。
通知音が鳴って、スマホがバイブした。
『もう大丈夫。来て。』
『分かった。』
まだ十分も経ってないのに、随分と早いようだ。
「お邪魔します。」
「おかえり。」
私の帰る場所は既に彼の家になっているのか。そのおかえりの一言に暖かみを感じ、彼の優しさを感じる。
思ったより、私と彼の家は近いのか。二十分程度で着いてしまった。
まだ朝の十時過ぎ。彼には十一時過ぎに行くと伝えてしまったから、周囲を少し探検してこようかな。
一応連絡入れておこう。
『今着きました。』
既読が早い。
『今、来客あるから、少し待ってて。』
『分かった。』
と言っても、ここら辺の土地勘が全くない。結局スマホに頼ってしまう。スマホスマホって。
タピオカ。タピオカ!?そんなものあるのか。ちょっとしか変わらないはずなのに、同じ区内なのに。正直私はそこまでタピオカに魅力を感じないから、別の店を探そう。
通知音が鳴って、スマホがバイブした。
『もう大丈夫。来て。』
『分かった。』
まだ十分も経ってないのに、随分と早いようだ。
「お邪魔します。」
「おかえり。」
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