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暇すぎる!
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「アイヴァさん!今のお気持ちをお聞かせ願えますか?」
「そうですねぇ…やっぱり戦う場所って必要だと思うんです」
「誰かと全力でぶつかり合って、お互いに気持ちよく汗を流す」
「終わる頃にはお客さんも私もお互い笑顔になれるような…そんなボスになりたいです!」
「やはり、天才にあるまじき素晴らしいお答えですね!」
「これからもアイヴァさんのご活躍をー」
「リ…い…おい、リリィ!」
「うぇはっ…!?」
「どうした?寝不足か?」
「いや、そんなんじゃない…けど…」
「そうか…それならいいが…定時だ、もう上がっていいぞ」
「お、おつかれさま…店長」
「おう!お疲れ様!」
携帯と財布を小脇に抱え、ダンジョンを後にする。
帰り道、私は決まってここに寄る。
ここは叫びの岩。この岩に空いた穴に向かって叫んだことはどれだけ大きな声であっても外に聞こえない。
私は口を穴にあて思い切り叫ぶ。
「ヒマだぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「上司が良いやつだから辞めづれぇわああああああああああああああああ!!!!」
「もう今週のジョンプ4週目だわああああああああああああああああああ!!!!」
「まだ火曜日だわああああああ終わったわああああああああああああああ!!!!」
「はぁ…はあっ…」
ふざけやがって…!私がこうなったのはどれもこれもアイツが来てからだ…
シュタルテ・エイラー、通称テラーと呼ばれるコイツは今、私のダンジョンで中ボスをやっている。
最初面接をしたときに彼女が発した一言は今でも忘れない。
「私、絶対に負けない中ボスになります。負けられない理由がありますから!」
まさか、あの言葉が現実のものになるとは私も店長も思いもよらなんだ。
あの時私なんて言ったんだっけ…
記憶を必死に思い起こす。
「ふふっ!店長、採用だ!彼女の胆力は素晴らしいよ!君の心意気を買おうじゃないか!」
なんてこと言っちまったんだぁ!私はぁ!しかもちょっとイタい!
長らく思考を放棄していたせいですっかり忘れてた…
あの時の私は確実に鼻高々だった。当時17才だった私がボス認定試験に受かるのは
協会にとってもこの魔法社会にとっても異例の事態だったし、
日夜取材に追われる日々だったからそれも仕方なかったとは思うけど。
「はぁ…何か間違っちゃったのかな…私…」
ボスとしての活動に憧れがあって頑張って試験対策も徹底したし、ボスに必要な心構えから、
魔力操作に至るまで私は人並みならぬ努力をした。
そんな日々があったから。だから私はしばらくして取材を拒絶した。
「今思えば恨みを買った私も悪かったのかも…」
メディアは驕った若き天才という題目で私をヒールへと仕立て上げ、
見事に私はその知名度を失った。今でも私の足跡を追っている者はごく少数だろう。
「あの人たちもお金を稼ぐのに必死なんだしっ…!」
天高く魔力を込めた石ころを思い切り垂直に空へと飛ばす。
これは私が編み出したセルフ流れ星という遊びだ。
「おお!来たか!?」
だが、石ころは空中で霧散する。
「駄目かぁ…」
それにしても今日は星がきれいな日だな。
こんな日はどうしても感傷に浸ってしまう。
「こんなことがしたかったのか?アイヴァ・リリィ…」
毎日やってくる冒険者を一発KOするエイラを横目に食っちゃ寝を繰り返す毎日。
もっとこう…血沸き肉躍るような戦いが…!
流れる血を拳で拭いニヤリと笑いながらギリギリを楽しむようなスリルある戦いが…!
「はぁ…まぁ当分はないだろうなぁ…」
実績がなければボスは移籍できない、それはダンジョン協会の定めた絶対のルールだ。当然移籍となれば元居たボスは実質左遷となるわけで、実際のハードルは想像以上に高いものだ。
つまり初動が肝心なわけで、そんな私がなぜこんな僻地のダンジョンを選んだのかというと…
「はぁ…厄介だよなぁ…」
つまるところ恋である。
当時、ヒールとして世間からのバッシングを浴びていた私を彼が救ってくれた。
彼だけが私を信じ、守ってくれた。
最初こそ、その恩返しという意味を込めてボスに買って出た私だったが、
想像以上に彼は良い男でこの気持ちが恋だと自覚するのにそれほど時間はかからなかった。
「あ、流れ星…」
エイラが負けますように!エイラが負けますように!エイラが負けますように!
「あぁ…惨めだ…」
エイラに負けを懇願したことは何度もある。
だがエイラの奴は「私はリリちゃんがいる限り負けません!」の一点張り。
まるで話にならない。
そういえば決闘を申し込んだこともあったかな…確かその時は…
「すごい!すごいです!リリちゃんはやっぱり素晴らしい!」
「人…ボコボコにしといて…おま…」
「はーい、魔法かけるんで静かにしてかぁさーい…」
「イタぁ!?」
あぁ…今思い返しても屈辱の極みだ。
いや、ホント…アイツ強すぎるんだよな普通に。
義務教育で自衛として習う自己強化の魔法と手の平からちょっと水を出すよくわからん魔法だけで1622戦中無敗の記録をたたき出している。それもほとんど一発KO。
現状を打破する選択肢としては、店長に告白して恋仲になったうえで店を辞めるか、
エイラをぶっ倒すしかない。
「告白かぁ…」
駄目だ…店長が何て言うかなんて想像もつかない。
店長…根っからの仕事人間だし、私が告白しても迷惑かけちゃいそうだな…
ましてや嫌われたりなんてしたくないし…
「アイツを倒す…かぁ」
その時風に乗って一枚のチラシが飛んできた。
「わぷっ…まったく、貰ったものは家で捨てろよなぁ…ん?」
チラシにはデカデカと「今こそ来たれ!天下を取れる新人アイドル大募集!」
と描かれていた。
「天下を取る…アイドル…」
その瞬間、私の中で妙案が閃いた。
「そうだ!アイドルだ!知名度を上げるためにはアイドルだ!」
今までエイラに挑んできたのは田舎の冒険者共だ。それはひとえにウチの活動資金がなくて
引っ越しが出来ないからというのもある。だけどそれだけじゃない。
ダンジョンは得てして人気商売。
より新鮮で目新しいダンジョンであればその分固定客もつく。ボス自体に魅力があればそれだけで客は増える。
現状ウチのダンジョンにはそのどちらもない。
エイラは強すぎて誰も挑もうともしないし、やって来るのはいつも小さい子供達ばかり。
しまいにはエイラに恨みを持った奴に店の悪口レビューまでかかれる始末だ。
「私自身が広告塔になる…それさえできれば…」
いずれ、私目当てでやってきた人達でウチのダンジョンはごった返すだろう。
そうなれば、いくら最強のテラーといえどもいずれは負ける。
私の稼いだ金でダンジョンを都会に引っ越すのも悪くはない。
「ふふ…ふふふ…完璧じゃあないか!」
そうと決まれば早速行動だ!幸いにも体力は有り余っている。
颯爽とフォームに個人情報と顔写真を打ち込み応募する。
容姿には自信があったので迷わずこの作戦に踏み切れた。
「ママありがとう…私を恵まれた容姿に産んでくれて…」
月末に冷やさずに送ってくる生肉達にはイライラさせられるけど…
それにしても今更アイドルだなんてなぁ…もう何年前の文化になるだろう。
ダンジョンという娯楽が台頭してから一気に廃れてしまったと聞いたが、
そもそもこの作戦に見込みはあるのだろうか…
「大丈夫かな…」
一抹の不安と期待を抱え、帰路につく。
その夜は、昼間寝ていたということもあり全くもって眠れない。
そうして私はそのまま朝を迎えてしまった。
「そうですねぇ…やっぱり戦う場所って必要だと思うんです」
「誰かと全力でぶつかり合って、お互いに気持ちよく汗を流す」
「終わる頃にはお客さんも私もお互い笑顔になれるような…そんなボスになりたいです!」
「やはり、天才にあるまじき素晴らしいお答えですね!」
「これからもアイヴァさんのご活躍をー」
「リ…い…おい、リリィ!」
「うぇはっ…!?」
「どうした?寝不足か?」
「いや、そんなんじゃない…けど…」
「そうか…それならいいが…定時だ、もう上がっていいぞ」
「お、おつかれさま…店長」
「おう!お疲れ様!」
携帯と財布を小脇に抱え、ダンジョンを後にする。
帰り道、私は決まってここに寄る。
ここは叫びの岩。この岩に空いた穴に向かって叫んだことはどれだけ大きな声であっても外に聞こえない。
私は口を穴にあて思い切り叫ぶ。
「ヒマだぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「上司が良いやつだから辞めづれぇわああああああああああああああああ!!!!」
「もう今週のジョンプ4週目だわああああああああああああああああああ!!!!」
「まだ火曜日だわああああああ終わったわああああああああああああああ!!!!」
「はぁ…はあっ…」
ふざけやがって…!私がこうなったのはどれもこれもアイツが来てからだ…
シュタルテ・エイラー、通称テラーと呼ばれるコイツは今、私のダンジョンで中ボスをやっている。
最初面接をしたときに彼女が発した一言は今でも忘れない。
「私、絶対に負けない中ボスになります。負けられない理由がありますから!」
まさか、あの言葉が現実のものになるとは私も店長も思いもよらなんだ。
あの時私なんて言ったんだっけ…
記憶を必死に思い起こす。
「ふふっ!店長、採用だ!彼女の胆力は素晴らしいよ!君の心意気を買おうじゃないか!」
なんてこと言っちまったんだぁ!私はぁ!しかもちょっとイタい!
長らく思考を放棄していたせいですっかり忘れてた…
あの時の私は確実に鼻高々だった。当時17才だった私がボス認定試験に受かるのは
協会にとってもこの魔法社会にとっても異例の事態だったし、
日夜取材に追われる日々だったからそれも仕方なかったとは思うけど。
「はぁ…何か間違っちゃったのかな…私…」
ボスとしての活動に憧れがあって頑張って試験対策も徹底したし、ボスに必要な心構えから、
魔力操作に至るまで私は人並みならぬ努力をした。
そんな日々があったから。だから私はしばらくして取材を拒絶した。
「今思えば恨みを買った私も悪かったのかも…」
メディアは驕った若き天才という題目で私をヒールへと仕立て上げ、
見事に私はその知名度を失った。今でも私の足跡を追っている者はごく少数だろう。
「あの人たちもお金を稼ぐのに必死なんだしっ…!」
天高く魔力を込めた石ころを思い切り垂直に空へと飛ばす。
これは私が編み出したセルフ流れ星という遊びだ。
「おお!来たか!?」
だが、石ころは空中で霧散する。
「駄目かぁ…」
それにしても今日は星がきれいな日だな。
こんな日はどうしても感傷に浸ってしまう。
「こんなことがしたかったのか?アイヴァ・リリィ…」
毎日やってくる冒険者を一発KOするエイラを横目に食っちゃ寝を繰り返す毎日。
もっとこう…血沸き肉躍るような戦いが…!
流れる血を拳で拭いニヤリと笑いながらギリギリを楽しむようなスリルある戦いが…!
「はぁ…まぁ当分はないだろうなぁ…」
実績がなければボスは移籍できない、それはダンジョン協会の定めた絶対のルールだ。当然移籍となれば元居たボスは実質左遷となるわけで、実際のハードルは想像以上に高いものだ。
つまり初動が肝心なわけで、そんな私がなぜこんな僻地のダンジョンを選んだのかというと…
「はぁ…厄介だよなぁ…」
つまるところ恋である。
当時、ヒールとして世間からのバッシングを浴びていた私を彼が救ってくれた。
彼だけが私を信じ、守ってくれた。
最初こそ、その恩返しという意味を込めてボスに買って出た私だったが、
想像以上に彼は良い男でこの気持ちが恋だと自覚するのにそれほど時間はかからなかった。
「あ、流れ星…」
エイラが負けますように!エイラが負けますように!エイラが負けますように!
「あぁ…惨めだ…」
エイラに負けを懇願したことは何度もある。
だがエイラの奴は「私はリリちゃんがいる限り負けません!」の一点張り。
まるで話にならない。
そういえば決闘を申し込んだこともあったかな…確かその時は…
「すごい!すごいです!リリちゃんはやっぱり素晴らしい!」
「人…ボコボコにしといて…おま…」
「はーい、魔法かけるんで静かにしてかぁさーい…」
「イタぁ!?」
あぁ…今思い返しても屈辱の極みだ。
いや、ホント…アイツ強すぎるんだよな普通に。
義務教育で自衛として習う自己強化の魔法と手の平からちょっと水を出すよくわからん魔法だけで1622戦中無敗の記録をたたき出している。それもほとんど一発KO。
現状を打破する選択肢としては、店長に告白して恋仲になったうえで店を辞めるか、
エイラをぶっ倒すしかない。
「告白かぁ…」
駄目だ…店長が何て言うかなんて想像もつかない。
店長…根っからの仕事人間だし、私が告白しても迷惑かけちゃいそうだな…
ましてや嫌われたりなんてしたくないし…
「アイツを倒す…かぁ」
その時風に乗って一枚のチラシが飛んできた。
「わぷっ…まったく、貰ったものは家で捨てろよなぁ…ん?」
チラシにはデカデカと「今こそ来たれ!天下を取れる新人アイドル大募集!」
と描かれていた。
「天下を取る…アイドル…」
その瞬間、私の中で妙案が閃いた。
「そうだ!アイドルだ!知名度を上げるためにはアイドルだ!」
今までエイラに挑んできたのは田舎の冒険者共だ。それはひとえにウチの活動資金がなくて
引っ越しが出来ないからというのもある。だけどそれだけじゃない。
ダンジョンは得てして人気商売。
より新鮮で目新しいダンジョンであればその分固定客もつく。ボス自体に魅力があればそれだけで客は増える。
現状ウチのダンジョンにはそのどちらもない。
エイラは強すぎて誰も挑もうともしないし、やって来るのはいつも小さい子供達ばかり。
しまいにはエイラに恨みを持った奴に店の悪口レビューまでかかれる始末だ。
「私自身が広告塔になる…それさえできれば…」
いずれ、私目当てでやってきた人達でウチのダンジョンはごった返すだろう。
そうなれば、いくら最強のテラーといえどもいずれは負ける。
私の稼いだ金でダンジョンを都会に引っ越すのも悪くはない。
「ふふ…ふふふ…完璧じゃあないか!」
そうと決まれば早速行動だ!幸いにも体力は有り余っている。
颯爽とフォームに個人情報と顔写真を打ち込み応募する。
容姿には自信があったので迷わずこの作戦に踏み切れた。
「ママありがとう…私を恵まれた容姿に産んでくれて…」
月末に冷やさずに送ってくる生肉達にはイライラさせられるけど…
それにしても今更アイドルだなんてなぁ…もう何年前の文化になるだろう。
ダンジョンという娯楽が台頭してから一気に廃れてしまったと聞いたが、
そもそもこの作戦に見込みはあるのだろうか…
「大丈夫かな…」
一抹の不安と期待を抱え、帰路につく。
その夜は、昼間寝ていたということもあり全くもって眠れない。
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