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別れは瑠璃色
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漫画か。と少しガックリした。
「あっ、うちはね、好きな人の隣にいると何でかわかんないけど、落ち着くよ。
あとは、うちだけに何かしてくれたりとか、プレゼント貰うと凄く嬉しい!」
『うぇ、明子、好きな人いんの!?』
「うん、宗介!秘密ね。」
人差し指を口元で立てて照れ笑いする明子はとても可愛かった。
「咲空、そろそろ出発するよ」
家からおにぃが出てきて、荷物を車の中に入れた。
『うん、そろそろ行く!』
「空ねぇ、来年頑張って!」
明子はそう言って宗介の元へ走って行った。
小学生に恋愛の応援される中学生って、ちょっと複雑だ。
明子の後を追うように3人の元へ歩く。
「それじゃあ、またね。空姉ちゃん。」
「空ねぇ、また遊ぼうね!」
『うん、またね。』
「咲空、引越し先でも今まで通りでね。」
璃空くんは、私の目を真っ直ぐ見てそう言った。
きっと、この前の目の話をした時のことを言っているんだと思う。
「あっ、うちはね、好きな人の隣にいると何でかわかんないけど、落ち着くよ。
あとは、うちだけに何かしてくれたりとか、プレゼント貰うと凄く嬉しい!」
『うぇ、明子、好きな人いんの!?』
「うん、宗介!秘密ね。」
人差し指を口元で立てて照れ笑いする明子はとても可愛かった。
「咲空、そろそろ出発するよ」
家からおにぃが出てきて、荷物を車の中に入れた。
『うん、そろそろ行く!』
「空ねぇ、来年頑張って!」
明子はそう言って宗介の元へ走って行った。
小学生に恋愛の応援される中学生って、ちょっと複雑だ。
明子の後を追うように3人の元へ歩く。
「それじゃあ、またね。空姉ちゃん。」
「空ねぇ、また遊ぼうね!」
『うん、またね。』
「咲空、引越し先でも今まで通りでね。」
璃空くんは、私の目を真っ直ぐ見てそう言った。
きっと、この前の目の話をした時のことを言っているんだと思う。
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