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俺の部屋でゲームをしていた時だった。肩に顎が乗っかって、低く柔らかな声が響く。
「まこちゃんはさ」
ぴく、と眉を動かして俺は後ろを振り返る。距離感を間違えたのか、そのマシュマロのような唇が俺の頬を掠めた。
そんなことは気にも留めず、俺はここ最近考えていたことを口にする。
「なあ、それ、やめろよ」
「え。それって?」
「だから、まこちゃんってやつ。もう中三だろ、俺たち」
「じゃあなんて呼ぶんだよ」
「俺は阿波井って呼ぶ。皆そう呼んでるし」
「えー……何か他人行儀じゃない?」
今よりずっとあどけない、しかし既に完成され始めた美しい顔が不満げに歪む。
俺は鼻を鳴らして、その顔をじとと睨めつけた。
「……分かったよ。ま……瀬川はさ」
「うん」
「俺に彼女ができた方が良かったりする?」
こちらを窺うような視線に俺は黙り込んだ。そんなことを言い出したのはきっと、クラスで流れている噂のせいだろう。
飛び抜けて美しく、何事もそつ無くこなす男を妬んだ奴らが嫌がらせで流したもの。
真実味のない噂だけれど、予想外なことに学年中に広がってしまっていた。
悪ガキたちが吐いたくだらない嘘。
嘘っぱちだけれど、ちょっとだけ、そうでもない、かもしれない。
でも俺はなんとなく、それはダメだと思っていた。だって、この美しい男を貶めてしまう。
だからちゃんと嘘にしなければいけない。
「……できた方がいい、と思う」
ぽつりと吐き出した言葉に、そう、と小さな呟きが返ってきた。
その感情を読み取ろうにも、伏せられた瞳は長いまつ毛に隠れて見えなかった。
それからすぐ、学年一可愛いと言われていた同級生に告白された男は、人生で初めてのイエスを返す。
流れた噂はあっという間に消えていった。
「寒すぎる……!」
バイト帰りにコンビニで買った肉まんは、おそらくもう冷めているだろう。
天気予報で雪マークが立て続けに出るくらいには、今年の冬は寒かった。
塾で接している生徒たちは中学生から高校生までと幅広いが、今日担当した生徒は皆中学生だった。
受検前の緊張に強ばった顔を見ていたら、自分の高校受験を思い出して、そして芋づる式にあの記憶を引き出してしまった。
当時の俺が阿波井に抱いていた感情は複雑だ。
親愛と、羨望と、嫉妬。あと、劣情。
家族と同じように大切な幼なじみだ。
外見も中身も美しい幼なじみが羨ましく、自慢だった。だがそれが時に人間として、男として妬ましくもあった。
そして、声変わりをして俺よりも低くなった声と、意外とがっしりとした均衡のとれた体と、そして赤く柔らかな唇に、どうしようもなく焦がれていた。
ずっと一緒にいたせいでごちゃごちゃに絡み合った感情は、まだ未熟な俺には読み解くことができなかった。
そしてそれらが分かるようになる前に、阿波井は俺から離れていってしまったから、その感情たちは心の奥深くに沈めてしまうほか無かったのだ。
「世間はいよいよクリスマス本番、って感じだなあ」
案の定冷めてしまった肉まんを頬張りながら、SNSを眺める。行儀は悪いが、一人だから許して欲しい。
クリスマスマーケットだとか、イルミネーションだとか、それぞれがイベントを満喫している様子を見ていると、微笑ましいような、恨めしいような、そんな気分になった。
「ケーキでも買って帰るか……」
幸か不幸か、フラれた俺を労ってくれた友人たちは皆クリスマス当日には予定があった。
恋人と過ごす者、イベントに行く者、バイトをする者と様々だ。
二十五日は教授の意向で休講となり、バイト先の塾も休みで、俺はいよいよ予定が無かった。普段通り過ごすつもりだったが、他人がああやって楽しんでいるのを見ていると、ケーキくらいは食べたいような気分になってくる。
予約してまで、というのは虚しいから、通りすがった店であったら買うくらいの心持ちでいよう。
ほとんど手癖でメッセージアプリを開く。二回ほど下へとスクロールして、指を止めた。
阿波井とのトーク履歴は、あの日の翌朝送られてきた「大丈夫だった?」という一言から、一度も更新されていない。
あの夜のことを思い出すと、罪悪感で胸の奥が痛む。それでも、謝ろうと画面を開いては何も送らず閉じるということを何度も繰り返していた。
自分の感情に気付いてしまったのに、それらを割り切って、取り繕って接することができるほど俺は器用では無い。
画面を真っ暗にしたスマホを、テーブルの片隅に押しやった。
「……阿波井は彼女と過ごすのかな」
ふと窓の外を見る。真っ暗な空からぱらぱらと雪が降り始めていた。
悶々とした気持ちを抱えながらもそれを消化できないまま、あっという間に時間は過ぎていく。気が付けばクリスマス当日になっていた。
「ホワイトクリスマスなんてクソ喰らえだ……」
体の芯から凍りついてしまうような寒さに、恨みがましいぼやきが洩れる。楽しげな街のムードに水を差すようではあるが、どうせ聞こえていないだろう。
瞬きをする間にやってきた今年のクリスマスは、なんと前日から雪だった。今日はそれほど降ってはいないが、ざくりと足跡を残す程度には積もっている。
俺は朝から年明け提出のレポートのための調べ物をしに、大学の図書館に出向いていた。気付けばすっかり夕方で、俺は図書館の外に出て深いため息を吐く。
寒すぎて早く家に帰りたい。さっさと風呂に浸かって毛布にくるまりたい。
当初考えていたはずの、ケーキを買うという予定を遂行する気はほとんど消え失せてしまっていた。
大学から自宅までは歩いて十分ほど。この雪がぱらつく中、歩いて帰るのはなかなか辛いものがあったけれど我慢する。
いつもの道が運悪く工事中で、少し遠回りしなければならなくても我慢だ。
「………あれ」
いつもは通らない道を使うと、小さな発見がある。今日のそれは、名前だけは聞いたことのある小洒落たカフェだった。
ケーキが美味しいだとか、店員がイケメンだとか、そんなことを元恋人が話していたような気がする。
本来、新しい店に行く時は事前に下調べをするタイプではあるのだが。
「ケーキ、テイクアウトできるじゃん……」
店前の立て看板を眺めて呟く。ほんの少しの間思考をめぐらせてから、俺は店の扉を開いた。
ドアベルが鳴る。外装と同様に店内のインテリアもこだわりが見えて、話題になるのも分かる気がする。
扉を完全に閉めると、冷えた体を暖まった空気が包み込んだ。
ほっと息を吐きながら、ケーキの並ぶショーウィンドウに近づく。クリスマス当日ではあるものの、意外と種類は残っていた。
「いらっしゃいませ」
「……えっ」
新しい客を出迎えた店員の、耳を擽る柔らかな声に目を見開く。何気なくこちらを見遣った相手も、同じような顔をしていた。
まじまじと店員の顔を見て、それから、喉がひくりと引き攣る。
いつもしないことはするもんじゃないと、心からそう思った。
「……瀬川?」
俺が今一番会いたくない相手に会ってしまったのだから。
このまま踵を返して帰るには少し遅かった。阿波井の視線を浴びながら、俺はショーウィンドウを食い入るように見つめる。
カフェでバイトしているとは言っていたけれども。なんでこんな所で働いているんだ。
というか、なんでクリスマスにバイトしてるんだ、こいつ。
ショートケーキの苺の赤さを意味もなく見比べつつ、心の中で叫ぶ。
店内に入ってすぐに気が付かなかったのは、阿波井の髪色が黒くなっていたからだ。
この数ヶ月ですっかりあの綺麗なアッシュグレーに見慣れていたようである。
「瀬川、あの」
「ショートケーキ一つ、持ち帰りで」
阿波井の目を見ないようにしながら、遮るように注文する。俺の声は誰が聞いても分かるくらいに強ばっていた。
それ以上は俺は何も言わず、俯いたままで会計まで済ませる。
つむじに痛いほど阿波井の視線が突き刺さっていたけれど、全部知らないフリをした。
「……ケーキ、確認してください」
「はい……って、なんで」
ケーキが間違っていないかどうかを確かめるために視線を向けて、俺は思わず声を上げた。
箱に入っていたショートケーキが二つだったからだ。
「さっき一つって……」
「俺のぶん」
阿波井が真っ直ぐと俺の目を見つめる。視線を逸らそうとした俺の手を、阿波井がそっと握った。
「あと二時間でバイト終わるんだ。……その後、それ食べに家に行っていい?」
「…………ダメ。だから、ケーキも一つでいい」
「ダメなら二つ食べていいから」
有無を言わさぬ口調に、俺は押し黙ってしまった。
阿波井の指が俺の手の甲をすりすりとなぞる。それを振り払う気にはなれなかった。
「お願い、瀬川」
そんな切なそうな声色で、そんな寂しそうな目で言わないでくれ。
俺が何も言えないでいると、阿波井の手が離れていく。優しい色をした目で、阿波井が俺に微笑みかけた。
「気を付けて帰れよ」
「まこちゃんはさ」
ぴく、と眉を動かして俺は後ろを振り返る。距離感を間違えたのか、そのマシュマロのような唇が俺の頬を掠めた。
そんなことは気にも留めず、俺はここ最近考えていたことを口にする。
「なあ、それ、やめろよ」
「え。それって?」
「だから、まこちゃんってやつ。もう中三だろ、俺たち」
「じゃあなんて呼ぶんだよ」
「俺は阿波井って呼ぶ。皆そう呼んでるし」
「えー……何か他人行儀じゃない?」
今よりずっとあどけない、しかし既に完成され始めた美しい顔が不満げに歪む。
俺は鼻を鳴らして、その顔をじとと睨めつけた。
「……分かったよ。ま……瀬川はさ」
「うん」
「俺に彼女ができた方が良かったりする?」
こちらを窺うような視線に俺は黙り込んだ。そんなことを言い出したのはきっと、クラスで流れている噂のせいだろう。
飛び抜けて美しく、何事もそつ無くこなす男を妬んだ奴らが嫌がらせで流したもの。
真実味のない噂だけれど、予想外なことに学年中に広がってしまっていた。
悪ガキたちが吐いたくだらない嘘。
嘘っぱちだけれど、ちょっとだけ、そうでもない、かもしれない。
でも俺はなんとなく、それはダメだと思っていた。だって、この美しい男を貶めてしまう。
だからちゃんと嘘にしなければいけない。
「……できた方がいい、と思う」
ぽつりと吐き出した言葉に、そう、と小さな呟きが返ってきた。
その感情を読み取ろうにも、伏せられた瞳は長いまつ毛に隠れて見えなかった。
それからすぐ、学年一可愛いと言われていた同級生に告白された男は、人生で初めてのイエスを返す。
流れた噂はあっという間に消えていった。
「寒すぎる……!」
バイト帰りにコンビニで買った肉まんは、おそらくもう冷めているだろう。
天気予報で雪マークが立て続けに出るくらいには、今年の冬は寒かった。
塾で接している生徒たちは中学生から高校生までと幅広いが、今日担当した生徒は皆中学生だった。
受検前の緊張に強ばった顔を見ていたら、自分の高校受験を思い出して、そして芋づる式にあの記憶を引き出してしまった。
当時の俺が阿波井に抱いていた感情は複雑だ。
親愛と、羨望と、嫉妬。あと、劣情。
家族と同じように大切な幼なじみだ。
外見も中身も美しい幼なじみが羨ましく、自慢だった。だがそれが時に人間として、男として妬ましくもあった。
そして、声変わりをして俺よりも低くなった声と、意外とがっしりとした均衡のとれた体と、そして赤く柔らかな唇に、どうしようもなく焦がれていた。
ずっと一緒にいたせいでごちゃごちゃに絡み合った感情は、まだ未熟な俺には読み解くことができなかった。
そしてそれらが分かるようになる前に、阿波井は俺から離れていってしまったから、その感情たちは心の奥深くに沈めてしまうほか無かったのだ。
「世間はいよいよクリスマス本番、って感じだなあ」
案の定冷めてしまった肉まんを頬張りながら、SNSを眺める。行儀は悪いが、一人だから許して欲しい。
クリスマスマーケットだとか、イルミネーションだとか、それぞれがイベントを満喫している様子を見ていると、微笑ましいような、恨めしいような、そんな気分になった。
「ケーキでも買って帰るか……」
幸か不幸か、フラれた俺を労ってくれた友人たちは皆クリスマス当日には予定があった。
恋人と過ごす者、イベントに行く者、バイトをする者と様々だ。
二十五日は教授の意向で休講となり、バイト先の塾も休みで、俺はいよいよ予定が無かった。普段通り過ごすつもりだったが、他人がああやって楽しんでいるのを見ていると、ケーキくらいは食べたいような気分になってくる。
予約してまで、というのは虚しいから、通りすがった店であったら買うくらいの心持ちでいよう。
ほとんど手癖でメッセージアプリを開く。二回ほど下へとスクロールして、指を止めた。
阿波井とのトーク履歴は、あの日の翌朝送られてきた「大丈夫だった?」という一言から、一度も更新されていない。
あの夜のことを思い出すと、罪悪感で胸の奥が痛む。それでも、謝ろうと画面を開いては何も送らず閉じるということを何度も繰り返していた。
自分の感情に気付いてしまったのに、それらを割り切って、取り繕って接することができるほど俺は器用では無い。
画面を真っ暗にしたスマホを、テーブルの片隅に押しやった。
「……阿波井は彼女と過ごすのかな」
ふと窓の外を見る。真っ暗な空からぱらぱらと雪が降り始めていた。
悶々とした気持ちを抱えながらもそれを消化できないまま、あっという間に時間は過ぎていく。気が付けばクリスマス当日になっていた。
「ホワイトクリスマスなんてクソ喰らえだ……」
体の芯から凍りついてしまうような寒さに、恨みがましいぼやきが洩れる。楽しげな街のムードに水を差すようではあるが、どうせ聞こえていないだろう。
瞬きをする間にやってきた今年のクリスマスは、なんと前日から雪だった。今日はそれほど降ってはいないが、ざくりと足跡を残す程度には積もっている。
俺は朝から年明け提出のレポートのための調べ物をしに、大学の図書館に出向いていた。気付けばすっかり夕方で、俺は図書館の外に出て深いため息を吐く。
寒すぎて早く家に帰りたい。さっさと風呂に浸かって毛布にくるまりたい。
当初考えていたはずの、ケーキを買うという予定を遂行する気はほとんど消え失せてしまっていた。
大学から自宅までは歩いて十分ほど。この雪がぱらつく中、歩いて帰るのはなかなか辛いものがあったけれど我慢する。
いつもの道が運悪く工事中で、少し遠回りしなければならなくても我慢だ。
「………あれ」
いつもは通らない道を使うと、小さな発見がある。今日のそれは、名前だけは聞いたことのある小洒落たカフェだった。
ケーキが美味しいだとか、店員がイケメンだとか、そんなことを元恋人が話していたような気がする。
本来、新しい店に行く時は事前に下調べをするタイプではあるのだが。
「ケーキ、テイクアウトできるじゃん……」
店前の立て看板を眺めて呟く。ほんの少しの間思考をめぐらせてから、俺は店の扉を開いた。
ドアベルが鳴る。外装と同様に店内のインテリアもこだわりが見えて、話題になるのも分かる気がする。
扉を完全に閉めると、冷えた体を暖まった空気が包み込んだ。
ほっと息を吐きながら、ケーキの並ぶショーウィンドウに近づく。クリスマス当日ではあるものの、意外と種類は残っていた。
「いらっしゃいませ」
「……えっ」
新しい客を出迎えた店員の、耳を擽る柔らかな声に目を見開く。何気なくこちらを見遣った相手も、同じような顔をしていた。
まじまじと店員の顔を見て、それから、喉がひくりと引き攣る。
いつもしないことはするもんじゃないと、心からそう思った。
「……瀬川?」
俺が今一番会いたくない相手に会ってしまったのだから。
このまま踵を返して帰るには少し遅かった。阿波井の視線を浴びながら、俺はショーウィンドウを食い入るように見つめる。
カフェでバイトしているとは言っていたけれども。なんでこんな所で働いているんだ。
というか、なんでクリスマスにバイトしてるんだ、こいつ。
ショートケーキの苺の赤さを意味もなく見比べつつ、心の中で叫ぶ。
店内に入ってすぐに気が付かなかったのは、阿波井の髪色が黒くなっていたからだ。
この数ヶ月ですっかりあの綺麗なアッシュグレーに見慣れていたようである。
「瀬川、あの」
「ショートケーキ一つ、持ち帰りで」
阿波井の目を見ないようにしながら、遮るように注文する。俺の声は誰が聞いても分かるくらいに強ばっていた。
それ以上は俺は何も言わず、俯いたままで会計まで済ませる。
つむじに痛いほど阿波井の視線が突き刺さっていたけれど、全部知らないフリをした。
「……ケーキ、確認してください」
「はい……って、なんで」
ケーキが間違っていないかどうかを確かめるために視線を向けて、俺は思わず声を上げた。
箱に入っていたショートケーキが二つだったからだ。
「さっき一つって……」
「俺のぶん」
阿波井が真っ直ぐと俺の目を見つめる。視線を逸らそうとした俺の手を、阿波井がそっと握った。
「あと二時間でバイト終わるんだ。……その後、それ食べに家に行っていい?」
「…………ダメ。だから、ケーキも一つでいい」
「ダメなら二つ食べていいから」
有無を言わさぬ口調に、俺は押し黙ってしまった。
阿波井の指が俺の手の甲をすりすりとなぞる。それを振り払う気にはなれなかった。
「お願い、瀬川」
そんな切なそうな声色で、そんな寂しそうな目で言わないでくれ。
俺が何も言えないでいると、阿波井の手が離れていく。優しい色をした目で、阿波井が俺に微笑みかけた。
「気を付けて帰れよ」
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