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高校生編
友達①
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ここのところ、なんだか体が気怠かった。
連日の雨のせいだろうか。気圧も、このじめじめと薄暗い空気も関係していそうだ。
しかし季節だから仕方がないとこの不調を諦めるしかない。
今年の梅雨は長くなりそうだと、テレビの中のアナウンサーが言っていた。
「やっぱりすごいなあ……」
伊織は目の前の家を見上げるが、傘で区切られた視界には入り切りそうにない。思わず心の声をそのまま呟いてしまった。
築二十年のアパートで母親と二人暮らしの伊織の目には分厚い雲も関係なく、輝くような豪邸に映る。
間違ってはいけないと表札を二度ほど確認し、ようやくインターフォンを押そうとした時だった。
「あれ? 浅葱くん?」
伊織はインターフォンに触れる直前で手を止めて、声がした方を見遣る。
彼と目が合った途端、相手の表情がぱっと華やいだ。
「うわ~~、久しぶり! 元気だった?」
「元気だったよ。櫻木くんは?」
「いやー、雨ってあんまり好きじゃないから沈んでたんだけどさ、もう浅葱くんに会えたから元気!」
「人たらしなこと言って」
「本心だってば!」
春生が隣の自宅に入ろうと向けていた足先を変えて、伊織の元へと駆け寄ってくる。
春生と最後に会ったのは春休みよりも前だ。最後まで同じクラスになることはなかったが、二人の関係は途切れることなく続いている。
伊織は頬を緩ませながら、目線を春生の足元へ下げた。先程から伊織の視界に入り込んでいて気になっていたのだ。
可愛らしい水色のレインコートを着た子犬が、春生の足の間からこちらを窺っている。
「きみ、かわいいね。名前は?」
「わたげ。今はちょーっと濡れちゃってるんだけど、普段はめっちゃ白くてふわふわなんだ。だから、わたげ」
「名前もかわいい。こんにちは」
少し身を屈めて話し掛けてみるが、子犬は吠えることすらせず、警戒するようにじっと伊織を見ていた。
そんな愛犬の様子に、春生は眉尻を下げて困った顔をした。
「あー、ごめんな。ちょっと人見知りなんだ」
「大丈夫だよ。吠えずにお行儀良くしてるなんて、いいこだね」
「普段はそうでもないよ。初対面の人に吠えないのって珍しいんだ。浅葱くんは、めぐるに会いに来たの?」
「うん」
伊織は表札を横目に頷いてみせる。
今日は環の家で映画を観る約束をしていた。予約していたDVDが届いたと連絡があったのがつい先週。そこからトントン拍子で日程が決まってしまった。
「え~、いいな。めぐるが羨ましい」
「じゃあ今度さ、俺たちもどこか遊びに行く?」
「えっ、マジで!? 行く! 絶対!」
「なあ、中入んないの?」
二人で同時に声の主を見た。いつの間にか環が玄関の扉の前に立っている。
子犬がワン、と嬉しそうに鳴いて、春生の影から飛び出てきた。
その愛らしさに、環の目元が分かりやすく緩む。
「わたげは今日もかわいいな。レインコートは新しいやつ?」
「そうそう! かわいいだろ。母さんが見つけてきた」
「おばさんもセンスいいな。浅葱、突っ立ってないで早く入って来いよ」
「あっ、うん。またね、櫻木くん」
「またな~! 絶対遊びに行こ!」
春生に手を振り返して、伊織は環の後を追うように早月家の敷居を跨いだ。
「お邪魔します」
来客用のスリッパを履いて、家に上がる。
環の部屋は二階にあるというので後に続いた。自分の部屋に専用のテレビがあるなんて羨ましい。
リビングを通って吹き抜けの階段を昇る。外観に相違ない広々とした間取りで、統一感のある家具はどれも、素人目に見ても上質そうだった。
ぶつけたら大変だとバッグを抱え込むようにしながら、おっかなびっくり歩いて、ようやく環の部屋に辿り着く。
「そこ座って……浅葱、顔色悪くないか?」
「えっと……なんか人の家って緊張しちゃって」
「そう? 俺んち共働きで今日も夜まで居ないから、騒いだって平気だけど」
「さ、騒がないよ」
環の言葉に、益々平気ではいられなくなった。
緊張した面持ちは変わらず、伊織は促されるがままフロアクッションの上に座る。目の前のローテーブルに、例のDVDが置いてあるのが見えた。
「そうだ。これお菓子。映画のお供にしようよ」
「ありがと。……お、ポップコーンだ。ちゃんと塩とキャラメル両方買ってきてくれてんね」
「もちろん」
ポップコーンと、あとはペットボトル飲料も買ってきた。
友人の家に行くのに菓子折りは仰々しいと思いつつ、せめてこれくらいはしなければ落ち着かない。
「皿とコップ取ってくる。適当にくつろいでて」
環が部屋から出ていく。
扉が音を立てて閉まったのと同時に、伊織の唇から抑えていたため息が洩れ出てきた。
不躾とは思いつつもきょろきょろと辺りを見回してしまう。
実に、環らしいと思う。高校生の一人部屋にしては広々とした空間は、黒や紺色の落ち着いたカラーリングで、散らかってもいない。
ラックには映画のDVDがぎっしりと詰まっている。そのうちの何本かは借りたことがあるし、大体のタイトルを伊織も観たことがあった。
吐き出した息が妙に熱い。伊織はぶるりと体を震わせた。呼吸をする度に、環の匂いで体の中が充ちていく。
くつろげるわけがなかった。好きな男の部屋にいるのだ。
伊織は環への恋心を自覚したが、特段何かが変わるということはなかった。これからも、趣味の合う親しい友人としての姿を一度とて変えるつもりはない。
一方で、環への気持ちを自覚してしまったせいで、今まで以上にその一挙一投足に意識が向かうのは伊織にはどうにもならないことではあった。
今だって、階段を上がってくる足音にすら緊張してしまう。
「ポップコーンに最適なやつあったわ。あと浅葱、はい」
「これって……?」
「福岡土産。絶対忘れるから今のうちに渡しとく」
部屋に戻ってきた環は深めのボウルとコップ以外に、淡い色の箱菓子も手にしていた。
伊織は差し出された箱を受け取る。土産の品としてはあまりにも有名な、和洋折衷を謳うまんじゅうだ。
「ありがとう。いいな、ゴールデンウィークに行ったの?」
「そうそう、一泊二日でな。すげえ混んでてしんどかった」
「まあ、ゴールデンウイークはどこも混むからね。明太子食べた? ラーメンは?」
「当たり前だろ。もつ鍋もうどんも食ったよ。写真見る?」
「うん、見たい」
環は伊織の隣に座ると、スマホの画面を触り出す。その手元を覗き込むようにすると、見やすいように環も伊織へと体を寄せてきた。
鼻腔を擽る爽やかな香りの中には、ほのかな甘さが滲んでいる。目の前が一瞬くらりとしたが、伊織は悟られないように持ち直した。
環が画面を横にスクロールする度に、食べ物や景色の写真が現れるが、環が写っているものはほとんどない。ぼんやりとそう思っていた時に、その写真が視界に入り込んできた。
「あっ」
「なに?」
「早月ってラーメンも似合うんだ……」
「なんだそれ」
つい溢れ落ちた感想に、環がおかしそうに笑った。
写真の中の環の手元には豚骨ラーメン。場所は屋台らしく、照明も頼りなく、背景も雑然としているのに、どこかの雑誌に使えそうな一枚となっていた。
しかし少なくともラーメン特集ではない。読者がその流し目と微笑みに心を奪われてしまう。
「早月はほら……なになにを添えて、みたいなフランス料理が似合うと思われてるから」
「それは浅葱の中で?」
「ううん、おおむね共通認識」
「……たまに思うけど、浅葱って俺に対して結構なフィルターかかってるよな」
当然である。だって伊織は環が好きだから。
伊織は曖昧な笑みを見せる。
再度環の指が画面を滑り、表示された写真に伊織の表情が固まった。
「……櫻木くんと行ったの?」
「ああ。正確に言うと俺とハルの家族で、だけど」
春生は先程の環とは打って変わって、満面の笑みをカメラへと向けている。両手をどんぶりに添えているのが、そこはかとなくあざとい。もちろん計算されたものではない。
「ハルってこんな顔して大食いなんだよ。横で平気な顔しながら一人で二杯くらい食ってんの」
「そう、なんだ。意外だね」
環が語る旅行の思い出話に適当な相槌を打ちながら、伊織は自分の腹の奥底が熱くなっては冷えていく不快感を味わっていた。
環と春生の写真が環のスマホに収まるに至った経緯を、勝手に想像して胸が苦しくなる。伊織の与り知らぬところで交わされたであろう会話を思うと、感情を土足で踏み荒らされた気分になる。
「あー、これ。朝二時間くらい並んだんだけど、すげえ美味かった。福岡行ったら食った方がいいよ」
環は引き続き写真を見せながら話を続けるが、その内容はあまり伊織の頭に入ってこなかった。
伊織は時折、優しく愛らしい環の幼馴染で、そして自分の友人でもある彼をどうしようもなく憎らしく思うことがある。
春生に対して湧き上がるこのどす黒い感情が嫉妬であることに気が付いてからは、よりいっそうはっきりとした形をもって伊織を苛んでいた。
この感情の処理の仕方を伊織はまだ見出していなかった。
やり過ごすような笑顔をつくる方法しか伊織は知らない。
連日の雨のせいだろうか。気圧も、このじめじめと薄暗い空気も関係していそうだ。
しかし季節だから仕方がないとこの不調を諦めるしかない。
今年の梅雨は長くなりそうだと、テレビの中のアナウンサーが言っていた。
「やっぱりすごいなあ……」
伊織は目の前の家を見上げるが、傘で区切られた視界には入り切りそうにない。思わず心の声をそのまま呟いてしまった。
築二十年のアパートで母親と二人暮らしの伊織の目には分厚い雲も関係なく、輝くような豪邸に映る。
間違ってはいけないと表札を二度ほど確認し、ようやくインターフォンを押そうとした時だった。
「あれ? 浅葱くん?」
伊織はインターフォンに触れる直前で手を止めて、声がした方を見遣る。
彼と目が合った途端、相手の表情がぱっと華やいだ。
「うわ~~、久しぶり! 元気だった?」
「元気だったよ。櫻木くんは?」
「いやー、雨ってあんまり好きじゃないから沈んでたんだけどさ、もう浅葱くんに会えたから元気!」
「人たらしなこと言って」
「本心だってば!」
春生が隣の自宅に入ろうと向けていた足先を変えて、伊織の元へと駆け寄ってくる。
春生と最後に会ったのは春休みよりも前だ。最後まで同じクラスになることはなかったが、二人の関係は途切れることなく続いている。
伊織は頬を緩ませながら、目線を春生の足元へ下げた。先程から伊織の視界に入り込んでいて気になっていたのだ。
可愛らしい水色のレインコートを着た子犬が、春生の足の間からこちらを窺っている。
「きみ、かわいいね。名前は?」
「わたげ。今はちょーっと濡れちゃってるんだけど、普段はめっちゃ白くてふわふわなんだ。だから、わたげ」
「名前もかわいい。こんにちは」
少し身を屈めて話し掛けてみるが、子犬は吠えることすらせず、警戒するようにじっと伊織を見ていた。
そんな愛犬の様子に、春生は眉尻を下げて困った顔をした。
「あー、ごめんな。ちょっと人見知りなんだ」
「大丈夫だよ。吠えずにお行儀良くしてるなんて、いいこだね」
「普段はそうでもないよ。初対面の人に吠えないのって珍しいんだ。浅葱くんは、めぐるに会いに来たの?」
「うん」
伊織は表札を横目に頷いてみせる。
今日は環の家で映画を観る約束をしていた。予約していたDVDが届いたと連絡があったのがつい先週。そこからトントン拍子で日程が決まってしまった。
「え~、いいな。めぐるが羨ましい」
「じゃあ今度さ、俺たちもどこか遊びに行く?」
「えっ、マジで!? 行く! 絶対!」
「なあ、中入んないの?」
二人で同時に声の主を見た。いつの間にか環が玄関の扉の前に立っている。
子犬がワン、と嬉しそうに鳴いて、春生の影から飛び出てきた。
その愛らしさに、環の目元が分かりやすく緩む。
「わたげは今日もかわいいな。レインコートは新しいやつ?」
「そうそう! かわいいだろ。母さんが見つけてきた」
「おばさんもセンスいいな。浅葱、突っ立ってないで早く入って来いよ」
「あっ、うん。またね、櫻木くん」
「またな~! 絶対遊びに行こ!」
春生に手を振り返して、伊織は環の後を追うように早月家の敷居を跨いだ。
「お邪魔します」
来客用のスリッパを履いて、家に上がる。
環の部屋は二階にあるというので後に続いた。自分の部屋に専用のテレビがあるなんて羨ましい。
リビングを通って吹き抜けの階段を昇る。外観に相違ない広々とした間取りで、統一感のある家具はどれも、素人目に見ても上質そうだった。
ぶつけたら大変だとバッグを抱え込むようにしながら、おっかなびっくり歩いて、ようやく環の部屋に辿り着く。
「そこ座って……浅葱、顔色悪くないか?」
「えっと……なんか人の家って緊張しちゃって」
「そう? 俺んち共働きで今日も夜まで居ないから、騒いだって平気だけど」
「さ、騒がないよ」
環の言葉に、益々平気ではいられなくなった。
緊張した面持ちは変わらず、伊織は促されるがままフロアクッションの上に座る。目の前のローテーブルに、例のDVDが置いてあるのが見えた。
「そうだ。これお菓子。映画のお供にしようよ」
「ありがと。……お、ポップコーンだ。ちゃんと塩とキャラメル両方買ってきてくれてんね」
「もちろん」
ポップコーンと、あとはペットボトル飲料も買ってきた。
友人の家に行くのに菓子折りは仰々しいと思いつつ、せめてこれくらいはしなければ落ち着かない。
「皿とコップ取ってくる。適当にくつろいでて」
環が部屋から出ていく。
扉が音を立てて閉まったのと同時に、伊織の唇から抑えていたため息が洩れ出てきた。
不躾とは思いつつもきょろきょろと辺りを見回してしまう。
実に、環らしいと思う。高校生の一人部屋にしては広々とした空間は、黒や紺色の落ち着いたカラーリングで、散らかってもいない。
ラックには映画のDVDがぎっしりと詰まっている。そのうちの何本かは借りたことがあるし、大体のタイトルを伊織も観たことがあった。
吐き出した息が妙に熱い。伊織はぶるりと体を震わせた。呼吸をする度に、環の匂いで体の中が充ちていく。
くつろげるわけがなかった。好きな男の部屋にいるのだ。
伊織は環への恋心を自覚したが、特段何かが変わるということはなかった。これからも、趣味の合う親しい友人としての姿を一度とて変えるつもりはない。
一方で、環への気持ちを自覚してしまったせいで、今まで以上にその一挙一投足に意識が向かうのは伊織にはどうにもならないことではあった。
今だって、階段を上がってくる足音にすら緊張してしまう。
「ポップコーンに最適なやつあったわ。あと浅葱、はい」
「これって……?」
「福岡土産。絶対忘れるから今のうちに渡しとく」
部屋に戻ってきた環は深めのボウルとコップ以外に、淡い色の箱菓子も手にしていた。
伊織は差し出された箱を受け取る。土産の品としてはあまりにも有名な、和洋折衷を謳うまんじゅうだ。
「ありがとう。いいな、ゴールデンウィークに行ったの?」
「そうそう、一泊二日でな。すげえ混んでてしんどかった」
「まあ、ゴールデンウイークはどこも混むからね。明太子食べた? ラーメンは?」
「当たり前だろ。もつ鍋もうどんも食ったよ。写真見る?」
「うん、見たい」
環は伊織の隣に座ると、スマホの画面を触り出す。その手元を覗き込むようにすると、見やすいように環も伊織へと体を寄せてきた。
鼻腔を擽る爽やかな香りの中には、ほのかな甘さが滲んでいる。目の前が一瞬くらりとしたが、伊織は悟られないように持ち直した。
環が画面を横にスクロールする度に、食べ物や景色の写真が現れるが、環が写っているものはほとんどない。ぼんやりとそう思っていた時に、その写真が視界に入り込んできた。
「あっ」
「なに?」
「早月ってラーメンも似合うんだ……」
「なんだそれ」
つい溢れ落ちた感想に、環がおかしそうに笑った。
写真の中の環の手元には豚骨ラーメン。場所は屋台らしく、照明も頼りなく、背景も雑然としているのに、どこかの雑誌に使えそうな一枚となっていた。
しかし少なくともラーメン特集ではない。読者がその流し目と微笑みに心を奪われてしまう。
「早月はほら……なになにを添えて、みたいなフランス料理が似合うと思われてるから」
「それは浅葱の中で?」
「ううん、おおむね共通認識」
「……たまに思うけど、浅葱って俺に対して結構なフィルターかかってるよな」
当然である。だって伊織は環が好きだから。
伊織は曖昧な笑みを見せる。
再度環の指が画面を滑り、表示された写真に伊織の表情が固まった。
「……櫻木くんと行ったの?」
「ああ。正確に言うと俺とハルの家族で、だけど」
春生は先程の環とは打って変わって、満面の笑みをカメラへと向けている。両手をどんぶりに添えているのが、そこはかとなくあざとい。もちろん計算されたものではない。
「ハルってこんな顔して大食いなんだよ。横で平気な顔しながら一人で二杯くらい食ってんの」
「そう、なんだ。意外だね」
環が語る旅行の思い出話に適当な相槌を打ちながら、伊織は自分の腹の奥底が熱くなっては冷えていく不快感を味わっていた。
環と春生の写真が環のスマホに収まるに至った経緯を、勝手に想像して胸が苦しくなる。伊織の与り知らぬところで交わされたであろう会話を思うと、感情を土足で踏み荒らされた気分になる。
「あー、これ。朝二時間くらい並んだんだけど、すげえ美味かった。福岡行ったら食った方がいいよ」
環は引き続き写真を見せながら話を続けるが、その内容はあまり伊織の頭に入ってこなかった。
伊織は時折、優しく愛らしい環の幼馴染で、そして自分の友人でもある彼をどうしようもなく憎らしく思うことがある。
春生に対して湧き上がるこのどす黒い感情が嫉妬であることに気が付いてからは、よりいっそうはっきりとした形をもって伊織を苛んでいた。
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