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過去編:そういう時は海に行け
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高校二年、三年と同じクラスだった二人は、卒業後も同じ大学へと進んだ。それなりに偏差値の高い大学ではあるが、穂高は巳影はもっと上の大学に行くと思っていたので、進学先が同じだと聞いた時は密かに喜んだものだ。
大学に入って二回目の夏休み。
穂高と巳影は並んで電車に揺られていた。
「わ、凄い。温泉の種類たくさんあるよ」
「んー、どれ?」
巳影が隣から穂高のスマホを覗く。甘みの少ないシトラスの香りに、全身の神経が研ぎ澄まされたような心地になった。
しかしそれも一瞬である。こんなことで動じていては、単なる友人を続けてはこれまい。
スマホの画面には複数の温泉の写真を表示していた。数種類の室内風呂に加えて、海が見える露天風呂まである。別の友人が見つけてきた宿だが、流石旅行好きを謳うだけあると感心した。
穂高たちは長い夏休みの一部を利用して、温泉旅行に向かう途中であった。二人きりではなく、大学の仲の良い何名かで行く旅行である。
ただし他の友人達はサークルや部活があるというので、現地集合となっていた。
世間は平日の真昼間で、しかも都会から離れた場所に行くということもあって、貸切とまではいかずとも乗客はほとんどいなかった。
「いいじゃん。露天風呂で泳げるんじゃないか」
「泳ぐなよ?」
「どうだろ」
ふっと笑って、巳影は視線を窓の外に向けた。
まただ。今日駅で会ってからずっとこの調子だった。口数が減っているだとか、笑顔がないだとか、そう目に見えていつもと違うというわけではない。
しかし、ふとした瞬間にその双眸が憂いを帯びる。それに、ただでさえ白い肌が、よりいっそう青白く見えた。
穂高はスマホを暗くする。目的地まであと一回乗り換えをしなければいけないが、その駅までもまだ二十分ほど掛かる。
穂高は尋ねても良いものかどうか悩んでいた。巳影が他人の干渉を受けたがらないことはよく知っている。
穂高も人の心に踏み込んで、そのわだかまりを和らげてあげられるほど、人付き合いが上手い方ではなかった。
結局、何も聞かないことにした。穂高は再びスマホに視線を落として、大した目的もないままインターネットの海を泳ぐ。
二人の間に電車がレールの上を滑る音だけが響く。巳影との沈黙は苦ではない。ただ、今は少し心配なだけだ。
「……っ」
ふいに右肩に柔らかい重みがのる。大学に入ってからアッシュに染まった髪が肌を擽った。
突然の接触に、穂高は小さく息を呑む。
「昨日親父と喧嘩した」
どうしたの、と尋ねる前に巳影がぽつりと呟いた。
その目は相変わらず窓の外を流れていく風景を見つめていた。建物の間から時折煌めくような青色が覗く。
穂高は今度こそスマホを膝の上に伏せた。
「実家に帰ったらたまたま顔合わせてさ。大学では勉強してんのかとか、遊んでばかりで腑抜けていないだろうな、とか。普段は子どもに無関心なくせに、そういうことは聞いてくる」
「……巳影は真面目に勉強してるよ」
「だろ。穂高からも親父に言って欲しいわ」
巳影の肩が微かに揺れた。
法学部の巳影は世の文系大学生像を壊すくらいに真面目に学生をしている。もちろん、その中でアルバイトもして、穂高達と遊んでもいるのだ。
実は巳影は三つ子なのではないか。ある友人がそんなことを大真面目な顔で疑っていたことを思い出していた。
「そんでまあ、……あの人とはいつも最終的には言い合いになるんだよな。弁護士になる気ないって言ったら、何のために産んでやったと思ってるって怒鳴られて」
巳影の言葉が途切れた。握り締められた拳が白く、強ばっている。
「……あいつが産んだんじゃないのに」
巳影の声が震えていた。込み上げる何かを堪えるように、唇を噛み締めている。
巳影はそもそも自分のことをあまり語らない男であるが、家族についての話は特に注意して避けている話題だった。
しかし巳影の父親が有名な弁護士であることは、周囲の人間にはそこそこ知れ渡っていた。
そして巳影とその兄に、母親がいないということは数少ない友人のみが知っている。
それ以上は他人が踏み入れるものでは無いとして尋ねることはしなかった。なんとなく実家との折り合いが悪いことは、穂高も察していたが。
それゆえに、穂高は家のことを語る巳影に驚き、息を殺して耳を傾けていた。
「アルファのくせに、野心も向上心も無いのがおかしい、狂ってるとまで言われた」
「それは……」
「……別に願ってアルファで生まれてきたわけじゃないのにな」
途端に穂高はこの男の体を抱き締めてやりたい衝動に駆られた。
穂高が今触れているのは巳影の心の一番もろく、柔らかいところだ。常に美しく気高い姿を崩さない巳影が、そこを触れさせているということは、本当に参っている証拠だろう。
それでも穂高の腕は動かなかった。巳影の気持ちに同情はしても、真に理解することはできない。
穂高はベータだ。アルファである巳影の苦しみがどれほどのものなのか、分かってやることはできないのだ。
自分がアルファだったら、その苦しみの一部でも共感できたのだろうか。
オメガだったら、その傷を癒してやれたのだろうか。
胃袋に石を詰められたようにずっしりと重くなる。そんな穂高に美しい人は眉を下げて笑った。
「……悪いな。変な話して、空気悪くした」
なんということだ。この男は自分が弱っている時も穂高を思いやる心を持っている。
穂高の口からつい語気の強い言葉が飛び出した。
「君にそんなことを思うもんか」
巳影がはっと頭を上げた。驚いたようにその丸くなった目の中に穂高を捉えている。
気まずそうに穂高は口を押さえた。
「……ごめん。でも、本当に、そうだから。謝らないでくれ」
穂高はなんと言ったらいいか分からなくて、口篭ってしまった。巳影への好意が、穂高の思考をぐるぐると回して、言動を難解なものにする。
「お前は……」
巳影は何かを言いかけて言葉を飲み込んだ。暫く間を置いて、その表情が和らぐ。春の陽射しを浴びたような、穏やかな顔つきだった。
「……ありがとな」
巳影は礼を述べるが、穂高は何もしていない。しかし彼はきっと一人で解決策を導き出してしまう。そのことに安堵するやら、悔しいやら、複雑な感情が入り交じる。
真っ直ぐに巳影を見ることができずに、視線を逸らした。その先の、巳影越しに見える車窓の景色に、穂高の中で閃きが生まれ落ちる。
「君に一つ、提案があるんだけど」
「何?」
「海、見に行こうよ」
待ち合わせの時間まで余裕がある。乗り換えの駅は確か海が近かった。一度改札を出て、近くまで行くのも良いだろう。
「へえ、いいなそれ」
巳影の瞳が輝き、唇が弧を描いた。
巳影の葛藤も、穂高の無力感も今はどうすることもできない。しかし空の色を溶かしたその青は、巳影の心も、穂高の心も癒してくれるに違いない。
しかし、その前に穂高は一つだけ、どうしても伝えなければいけないことがある。
「巳影」
「ん?」
普通に口に出すには少々照れ臭い。片手を添えて、その耳元で囁いた。
「俺は巳影がアルファでなくてもいいよ。……そういう人間が一人はいて、きっともっといるんだってことは知っていて」
大学に入って二回目の夏休み。
穂高と巳影は並んで電車に揺られていた。
「わ、凄い。温泉の種類たくさんあるよ」
「んー、どれ?」
巳影が隣から穂高のスマホを覗く。甘みの少ないシトラスの香りに、全身の神経が研ぎ澄まされたような心地になった。
しかしそれも一瞬である。こんなことで動じていては、単なる友人を続けてはこれまい。
スマホの画面には複数の温泉の写真を表示していた。数種類の室内風呂に加えて、海が見える露天風呂まである。別の友人が見つけてきた宿だが、流石旅行好きを謳うだけあると感心した。
穂高たちは長い夏休みの一部を利用して、温泉旅行に向かう途中であった。二人きりではなく、大学の仲の良い何名かで行く旅行である。
ただし他の友人達はサークルや部活があるというので、現地集合となっていた。
世間は平日の真昼間で、しかも都会から離れた場所に行くということもあって、貸切とまではいかずとも乗客はほとんどいなかった。
「いいじゃん。露天風呂で泳げるんじゃないか」
「泳ぐなよ?」
「どうだろ」
ふっと笑って、巳影は視線を窓の外に向けた。
まただ。今日駅で会ってからずっとこの調子だった。口数が減っているだとか、笑顔がないだとか、そう目に見えていつもと違うというわけではない。
しかし、ふとした瞬間にその双眸が憂いを帯びる。それに、ただでさえ白い肌が、よりいっそう青白く見えた。
穂高はスマホを暗くする。目的地まであと一回乗り換えをしなければいけないが、その駅までもまだ二十分ほど掛かる。
穂高は尋ねても良いものかどうか悩んでいた。巳影が他人の干渉を受けたがらないことはよく知っている。
穂高も人の心に踏み込んで、そのわだかまりを和らげてあげられるほど、人付き合いが上手い方ではなかった。
結局、何も聞かないことにした。穂高は再びスマホに視線を落として、大した目的もないままインターネットの海を泳ぐ。
二人の間に電車がレールの上を滑る音だけが響く。巳影との沈黙は苦ではない。ただ、今は少し心配なだけだ。
「……っ」
ふいに右肩に柔らかい重みがのる。大学に入ってからアッシュに染まった髪が肌を擽った。
突然の接触に、穂高は小さく息を呑む。
「昨日親父と喧嘩した」
どうしたの、と尋ねる前に巳影がぽつりと呟いた。
その目は相変わらず窓の外を流れていく風景を見つめていた。建物の間から時折煌めくような青色が覗く。
穂高は今度こそスマホを膝の上に伏せた。
「実家に帰ったらたまたま顔合わせてさ。大学では勉強してんのかとか、遊んでばかりで腑抜けていないだろうな、とか。普段は子どもに無関心なくせに、そういうことは聞いてくる」
「……巳影は真面目に勉強してるよ」
「だろ。穂高からも親父に言って欲しいわ」
巳影の肩が微かに揺れた。
法学部の巳影は世の文系大学生像を壊すくらいに真面目に学生をしている。もちろん、その中でアルバイトもして、穂高達と遊んでもいるのだ。
実は巳影は三つ子なのではないか。ある友人がそんなことを大真面目な顔で疑っていたことを思い出していた。
「そんでまあ、……あの人とはいつも最終的には言い合いになるんだよな。弁護士になる気ないって言ったら、何のために産んでやったと思ってるって怒鳴られて」
巳影の言葉が途切れた。握り締められた拳が白く、強ばっている。
「……あいつが産んだんじゃないのに」
巳影の声が震えていた。込み上げる何かを堪えるように、唇を噛み締めている。
巳影はそもそも自分のことをあまり語らない男であるが、家族についての話は特に注意して避けている話題だった。
しかし巳影の父親が有名な弁護士であることは、周囲の人間にはそこそこ知れ渡っていた。
そして巳影とその兄に、母親がいないということは数少ない友人のみが知っている。
それ以上は他人が踏み入れるものでは無いとして尋ねることはしなかった。なんとなく実家との折り合いが悪いことは、穂高も察していたが。
それゆえに、穂高は家のことを語る巳影に驚き、息を殺して耳を傾けていた。
「アルファのくせに、野心も向上心も無いのがおかしい、狂ってるとまで言われた」
「それは……」
「……別に願ってアルファで生まれてきたわけじゃないのにな」
途端に穂高はこの男の体を抱き締めてやりたい衝動に駆られた。
穂高が今触れているのは巳影の心の一番もろく、柔らかいところだ。常に美しく気高い姿を崩さない巳影が、そこを触れさせているということは、本当に参っている証拠だろう。
それでも穂高の腕は動かなかった。巳影の気持ちに同情はしても、真に理解することはできない。
穂高はベータだ。アルファである巳影の苦しみがどれほどのものなのか、分かってやることはできないのだ。
自分がアルファだったら、その苦しみの一部でも共感できたのだろうか。
オメガだったら、その傷を癒してやれたのだろうか。
胃袋に石を詰められたようにずっしりと重くなる。そんな穂高に美しい人は眉を下げて笑った。
「……悪いな。変な話して、空気悪くした」
なんということだ。この男は自分が弱っている時も穂高を思いやる心を持っている。
穂高の口からつい語気の強い言葉が飛び出した。
「君にそんなことを思うもんか」
巳影がはっと頭を上げた。驚いたようにその丸くなった目の中に穂高を捉えている。
気まずそうに穂高は口を押さえた。
「……ごめん。でも、本当に、そうだから。謝らないでくれ」
穂高はなんと言ったらいいか分からなくて、口篭ってしまった。巳影への好意が、穂高の思考をぐるぐると回して、言動を難解なものにする。
「お前は……」
巳影は何かを言いかけて言葉を飲み込んだ。暫く間を置いて、その表情が和らぐ。春の陽射しを浴びたような、穏やかな顔つきだった。
「……ありがとな」
巳影は礼を述べるが、穂高は何もしていない。しかし彼はきっと一人で解決策を導き出してしまう。そのことに安堵するやら、悔しいやら、複雑な感情が入り交じる。
真っ直ぐに巳影を見ることができずに、視線を逸らした。その先の、巳影越しに見える車窓の景色に、穂高の中で閃きが生まれ落ちる。
「君に一つ、提案があるんだけど」
「何?」
「海、見に行こうよ」
待ち合わせの時間まで余裕がある。乗り換えの駅は確か海が近かった。一度改札を出て、近くまで行くのも良いだろう。
「へえ、いいなそれ」
巳影の瞳が輝き、唇が弧を描いた。
巳影の葛藤も、穂高の無力感も今はどうすることもできない。しかし空の色を溶かしたその青は、巳影の心も、穂高の心も癒してくれるに違いない。
しかし、その前に穂高は一つだけ、どうしても伝えなければいけないことがある。
「巳影」
「ん?」
普通に口に出すには少々照れ臭い。片手を添えて、その耳元で囁いた。
「俺は巳影がアルファでなくてもいいよ。……そういう人間が一人はいて、きっともっといるんだってことは知っていて」
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