20才からプロ野球になる

タクミ

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目指せプロ野球

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今は大学2年の冬。だらだらと生きてきて20年とうとう成人式を終え20才になってしまった。お酒をのみ大学に通ってバイトをするローテーション。唯一他の人と違うのは野球をやっていること。
そんなときに先輩からメールが届いた。
[俺独立リーグに入れることになった!すごいべ!!]
というメールだった。
すごいとは思ったけれど自分よりも下手であった先輩が入れるのかと思った。タクは小学校、中学、高校、大学の今まで野球をやっていた。小学校時の話で相手は優勝候補のチーム絶対に負けると思っていた。しかしタクのチームが初回にホームランが出て回が流れていき最終回2対0で勝っていた。しかしとうとうピッチャーが打たれはじめ2アウトながらも2.3塁そんなときタクの守っていたセンターに飛んできた。三塁ランナーがホームイン二塁ランナーも回ってきた、タクはすかさずバックホームをした微妙なタイミング…[アウトー]
審判の声がセンターまで聞こえた。こんなような武勇伝はたくさんある。中学ではピッチャーに変わりエースになれ、高校でもエースになれた。大学でもそれなりにはやれている。
しかし上には上がいると真に受けてしまうとプロ野球なんかになれるわけがないと思ってしまっていた。努力も人並みにしかしてこなかった。これを人並み以上に努力をすればプロ野球に入れるんじゃないかとふとおもった。

それからはまずプロ野球の研究を始めた。今はどんな選手が必要なのかピッチャーなのかキャッチャーなのか野手なのか。それともムードメーカー的な存在なのか。調べたところでなれるわけがないと気づく、まずはトライアウトを受けてみたまず第Ⅰ試験50メートル走、遠投、球速など基礎的なものだった。50メートル走なんかはみんなフライングで走っていた。結果はダメであった。すごくショックでタクは落ち込んだ。高校よりもすべての記録が落ちていた。やはり20才からはきついのだろうか、そこからは毎日走って、遠投をし記録を伸ばすことだけを費やした。するとみるみる記録があがっていった。一ヶ月たつとまたトライアウトを受けていた。また同じような試験であった50メートル走はフライングをした。結果は合格した。すぐに第二次が始まる次はランナーをつけたりしたバッティングやピッチングだった。自分はピッチャーでやったが打たれてしまった。結果は第二次で終わってしまった。また練習を始めた。気づけば21になってしまっていた。野球の平均引退は25~6である。どんどん近づいている。次は投球技術を磨き強い高校にお願いして投げさしてもらったりもした。それからまたトライアウトをうけた第二次までは受かることができた。最後は7対7の試合であった。活躍すればいいのか勝てばいいのかはよくわからなかった。しかしこれがラストチャンスなような気がした。
試合が始まった。自分はピッチャーで投げることができた。初回は抑えることができた。しかし次の回ホームランを打たれてしまった。ふてくされずに後を抑えることができた。しかし次の回から外野に回された。ピッチャーではだめだったのかきがきじゃなかった。そんなときに守っていたとこに飛んできた二塁ランナーが回って小学校の頃のようにアウトにすることができた。これは評価高いかなと集中を切らしたがすぐ直した。結果勝つことができたが合格かは後日に回された。
ある日にメールが届いていた。結果合格したが育成枠であった。育成枠から有名になった人はいるがあまり多くはない。自分の将来を考える大学四年になり、結局普通の企業に逃げてしまった。
やはり才能というものがこの世にはあるのかもしれない。
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