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第五章 黄金色の淑女とネオンの騎士
第二百三十話 鏡の魔力
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光が収まると、そこには案の定、マリアの姿が映し出された。
「あれ? また本人が映ってる」
黄金色の淑女は鏡を覗き込みながらそう言った。
「うーん……。でもこの人、お姉さんとはちょっと雰囲気が違うような……。なんか柔らかいっていうか、普通っぽいっていうか……。美人だけど。……あ! もしかして双子?」
ソフィは黙ったまま目を閉じていたが、顔の筋肉はいつになく引きつっていた。
「やっぱり! ねぇ、この人あなたのお姉さん? それとも妹さん?」
ソフィはただただ沈黙を守った。
「ああ、そう。黙って目を瞑ってやり過ごそうってわけ? でも無駄だよ。この鏡は人の思考に直接働きかけることだってできるんだから」
淑女はそう言って鏡になにかの魔法を施した。するとソフィの表情はいっそう引きつった。
「どうやら像が見えたみたいだね。それじゃ、ごゆっくりご堪能あれー」
淑女はソフィが不快感を露わにするのを楽しそうに観察しだした。
鏡の映像は港町ペーシュにあるジャンの実家。朝食の片付けを終えたマリアは居間で本を読んでくつろいでいた。
そこにジェラールが入って来た。
「マリア、これ」
彼は郵便物を外のポストから取って戻って来たところだった。
「なに?」
「ジャンからの手紙」
「え!?」
マリアは本をテーブルに置いて立ち上がった。
「先に読むか?」
「うん」
彼女は封筒を受け取ると、丁寧に封を切って便箋を取り出し、食い入るようにそれを読んだ。
しばらくすると、マリアのこわばった表情がすっと和らいでいった。
「よかった。上手くやってるみたい」
喜んでいるというよりは安心したといった感じだった。
ジャンはマリアに心配をかけないよう、ひと月おきに慣れない手紙を書いていた。もちろん、窃盗団を撃退したことや、ソフィと会ったこと、シルバーランクの危険な依頼を受けたことは伏せていた。
「今度は東の大陸に渡るって。ニコラくんが一番安全な船を選んでくれたらしいから、たぶん、大丈夫よね?」
マリアはそう言いつつ少し不安だった。親心といっても少々過保護なところが彼女にはあった。
「こういうときのためにニコラと一緒に行くよう言ったんだ。大丈夫じゃなかったら困るよ」
「そ、そうよね」
「ところで、ソフィはどうしてるかな」
「え?」
ジェラールの何気ない一言にマリアは少し動揺した。
「ほら、東の大陸に行くとなったらソフィに出会うかもしれないだろ? ソフィはおまえと瓜二つだし、ジャンは若いころの俺にそっくりだから、お互い見た瞬間なにか感じるだろう」
「なにか感じたって、ソフィはもうわたしたちの手の届かない地位の人じゃない。なにも起こらないわよ。もう忘れましょ」
マリアはあからさまに話を逸らそうとした。鏡を通してそれを見ていたソフィの魔力は一段と不安定になった。
「やっぱりお姉さん凄い人なんだね。あたしには関係ないけど」
魔法の効かない淑女はもう慣れたのか、余裕の表情でそう言った。しかしソフィのほうは怒りを抑えようと必死だった。彼女の魔力と殺気は波の満ち引きのように増減を繰り返し、周辺からはすでに魔獣だけでなく野生動物も離れていた。
集落に待機しているニーナとノーマンもすでに異変に気が付いていた。
「ノーマンくん、この魔力……」
「まずいことになりましたね。一番恐れていたことが起ころうとしている」
村の人間の一部も動揺しはじめた。それを見てノーマンは状況が芳しくないことを察した。
「僕たちはそっちのほうは鈍いけど、どうやら殺気もここまで伝わって来たみたいですよ」
彼の頬に冷たい汗が垂れた。
「大丈夫……なのかな……」
ニーナは不安に押しつぶされそうな様子だった。
「大丈夫じゃなきゃ困りますよ。この世界が崩壊したら元も子もないんですから。所長がなんらかの機転を利かせて、乗り切ってくれることを祈るしかない」
けっきょくいま二人にできることはなにもなく、ただ祈るしかなかった。
鏡の映像はまだ続いていた。ジェラールは話を切り上げて部屋を出ようとしていた。
「あなた、手紙はいいの?」
「ん? ああ。あとで読む」
「そう。じゃあここに置いておくわね」
マリアは手紙を丁寧に折りたたんでテーブルの上に置き、椅子に腰かけ、遠くで旅を続ける息子に思いを馳せた。
ジェラールは居間から出た直後、ぽつりと呟いた。
「ソフィには本当に悪いことをしたな」
その言葉を耳にした瞬間、ソフィの魔力と殺気は一気に鎮まった。
「え!? ちょっと! なんでそういう余計なこと言うの!?」
あてが外れて、淑女は少し取り乱した。ジェラールはさらに続ける。
「せめて俺たちより、ずっと幸せな人生を送ってくれるといいんだが」
彼の言葉はソフィを普段の彼女に戻した。
「……ありがとう、ジェラール」
ソフィの目じりには光るものがあった。彼女は目を開き、黄金色の淑女を直視した。
「残念だったわね、黄金色の小娘さん。悪趣味ないたずらに付き合うのはここまでよ」
ソフィはそう言うと渓谷の奥へ向き直り、改めて先へ進もうとした。しかし淑女は黙っていない。
「そうはいかないわよ! ずっと無敗だったのに、一昨日からの二連敗……。これ以上負けるわけにはいかないんだから!」
淑女はまた鏡に魔法をかけた。
「これからあなたが一番見たくないものを見せてやるわ! 覚悟しなさい!」
鏡は再びソフィのほうを向いて輝きだした。
「あれ? また本人が映ってる」
黄金色の淑女は鏡を覗き込みながらそう言った。
「うーん……。でもこの人、お姉さんとはちょっと雰囲気が違うような……。なんか柔らかいっていうか、普通っぽいっていうか……。美人だけど。……あ! もしかして双子?」
ソフィは黙ったまま目を閉じていたが、顔の筋肉はいつになく引きつっていた。
「やっぱり! ねぇ、この人あなたのお姉さん? それとも妹さん?」
ソフィはただただ沈黙を守った。
「ああ、そう。黙って目を瞑ってやり過ごそうってわけ? でも無駄だよ。この鏡は人の思考に直接働きかけることだってできるんだから」
淑女はそう言って鏡になにかの魔法を施した。するとソフィの表情はいっそう引きつった。
「どうやら像が見えたみたいだね。それじゃ、ごゆっくりご堪能あれー」
淑女はソフィが不快感を露わにするのを楽しそうに観察しだした。
鏡の映像は港町ペーシュにあるジャンの実家。朝食の片付けを終えたマリアは居間で本を読んでくつろいでいた。
そこにジェラールが入って来た。
「マリア、これ」
彼は郵便物を外のポストから取って戻って来たところだった。
「なに?」
「ジャンからの手紙」
「え!?」
マリアは本をテーブルに置いて立ち上がった。
「先に読むか?」
「うん」
彼女は封筒を受け取ると、丁寧に封を切って便箋を取り出し、食い入るようにそれを読んだ。
しばらくすると、マリアのこわばった表情がすっと和らいでいった。
「よかった。上手くやってるみたい」
喜んでいるというよりは安心したといった感じだった。
ジャンはマリアに心配をかけないよう、ひと月おきに慣れない手紙を書いていた。もちろん、窃盗団を撃退したことや、ソフィと会ったこと、シルバーランクの危険な依頼を受けたことは伏せていた。
「今度は東の大陸に渡るって。ニコラくんが一番安全な船を選んでくれたらしいから、たぶん、大丈夫よね?」
マリアはそう言いつつ少し不安だった。親心といっても少々過保護なところが彼女にはあった。
「こういうときのためにニコラと一緒に行くよう言ったんだ。大丈夫じゃなかったら困るよ」
「そ、そうよね」
「ところで、ソフィはどうしてるかな」
「え?」
ジェラールの何気ない一言にマリアは少し動揺した。
「ほら、東の大陸に行くとなったらソフィに出会うかもしれないだろ? ソフィはおまえと瓜二つだし、ジャンは若いころの俺にそっくりだから、お互い見た瞬間なにか感じるだろう」
「なにか感じたって、ソフィはもうわたしたちの手の届かない地位の人じゃない。なにも起こらないわよ。もう忘れましょ」
マリアはあからさまに話を逸らそうとした。鏡を通してそれを見ていたソフィの魔力は一段と不安定になった。
「やっぱりお姉さん凄い人なんだね。あたしには関係ないけど」
魔法の効かない淑女はもう慣れたのか、余裕の表情でそう言った。しかしソフィのほうは怒りを抑えようと必死だった。彼女の魔力と殺気は波の満ち引きのように増減を繰り返し、周辺からはすでに魔獣だけでなく野生動物も離れていた。
集落に待機しているニーナとノーマンもすでに異変に気が付いていた。
「ノーマンくん、この魔力……」
「まずいことになりましたね。一番恐れていたことが起ころうとしている」
村の人間の一部も動揺しはじめた。それを見てノーマンは状況が芳しくないことを察した。
「僕たちはそっちのほうは鈍いけど、どうやら殺気もここまで伝わって来たみたいですよ」
彼の頬に冷たい汗が垂れた。
「大丈夫……なのかな……」
ニーナは不安に押しつぶされそうな様子だった。
「大丈夫じゃなきゃ困りますよ。この世界が崩壊したら元も子もないんですから。所長がなんらかの機転を利かせて、乗り切ってくれることを祈るしかない」
けっきょくいま二人にできることはなにもなく、ただ祈るしかなかった。
鏡の映像はまだ続いていた。ジェラールは話を切り上げて部屋を出ようとしていた。
「あなた、手紙はいいの?」
「ん? ああ。あとで読む」
「そう。じゃあここに置いておくわね」
マリアは手紙を丁寧に折りたたんでテーブルの上に置き、椅子に腰かけ、遠くで旅を続ける息子に思いを馳せた。
ジェラールは居間から出た直後、ぽつりと呟いた。
「ソフィには本当に悪いことをしたな」
その言葉を耳にした瞬間、ソフィの魔力と殺気は一気に鎮まった。
「え!? ちょっと! なんでそういう余計なこと言うの!?」
あてが外れて、淑女は少し取り乱した。ジェラールはさらに続ける。
「せめて俺たちより、ずっと幸せな人生を送ってくれるといいんだが」
彼の言葉はソフィを普段の彼女に戻した。
「……ありがとう、ジェラール」
ソフィの目じりには光るものがあった。彼女は目を開き、黄金色の淑女を直視した。
「残念だったわね、黄金色の小娘さん。悪趣味ないたずらに付き合うのはここまでよ」
ソフィはそう言うと渓谷の奥へ向き直り、改めて先へ進もうとした。しかし淑女は黙っていない。
「そうはいかないわよ! ずっと無敗だったのに、一昨日からの二連敗……。これ以上負けるわけにはいかないんだから!」
淑女はまた鏡に魔法をかけた。
「これからあなたが一番見たくないものを見せてやるわ! 覚悟しなさい!」
鏡は再びソフィのほうを向いて輝きだした。
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