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僕たちの唄

依存の笑み 

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ー真木 優翔ー

白い光が心を照らしていた
その光が大好きで

大切に、大切にしていた

けれど、その光はいつしか心の中で揺れ動くようになった

はっきりと見えたその光が、ぼやけて見えるようになった

ふと、その光が消えてしまうのではないかと思った

そうしたら、怖くなった

怖くて、怖くて、無意識に“代わり“を探した

まだ、光は心に灯っていたのに

心はもう、光がいなくなることではなくて、光がいることで「いなくなってしまうかもしれない」と思うことに耐えられなくなっていた

そうして、心は暗闇を見つけた

暗闇は、光がなければずっとそこにいてくれると言う

「失うこと」を恐れた心は、その言葉に笑顔を見せた

その日から、心は光を拒絶するようになった

ー自分は、この暗闇と共にいるー

「失わないこと」

ただ、そのためだけに、心は暗闇を愛した

ーこれが、幸せでしょ?ー

心は、そう言って笑った

しかし、その笑みは、光の側にいた時の笑顔とは、違うものに見えた
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