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日常

彼女にメッセージを送れないでうだうだしている話。4/18

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今日は彼女にメッセージを送るのが苦痛だという話をしたい。苦痛というより、苦手と言った方がいいだろうか。けれど、精神的には痛いし苦しいので苦痛でいいだろう。

彼女を異性として意識していなかったときは、まぁ、迷いつつも今以上にくだらないメッセージを送れていた。もちろん、自発的に。

けれど、それは嫌われても別にいいかという思いの裏返しでもあった。

ところが、僕は彼女に恋をしたい。平たく言うと嫌われたくない。

そう思ってしまうと、メッセージ1つ送るのにそれはもう悩む。

あれを話してみようと思っても、話したところでなんになるんだ?という冷静な自分に止められる。

そもそも、送ったところで彼女は興味ないのでは?とも思うんだなこれが。

思い返してみると、今までのやり取りで僕が多く話すことはなかった。僕が何か問いかけ、彼女がそれに答え、答え、答え、結局僕が相槌に回るというパターンが多い。大体、メッセージも僕からより彼女から送られてくる方が多い。

確かに、僕は自分の話をするのは得意じゃない。というか、墓穴を掘ることをわかっているせいか、癖であまり話さないようになっている。僕が気軽に全てを話せるのは親友くらいだ。

よく考えれば、僕はメッセージのやりとりが苦手だ。話したいことができたとしても、半分以上話さないで終わる。

ただ、彼女へメッセージを送るのは今まで以上に慎重になってしまった。しばらく会えていないこともあって、距離感が分からなくなっている。
ここ1週間、毎回彼女にメッセージを送ろうと思い、何を送るか悩み、気がつけば1日が終わるというのを繰り返してきた。送るものを決めても直前で悩み、本当に送るのか?送ったとして、これを送られた彼女はなんて思うんだ?どうでもいい内容じゃないか???
そうやって、考えが流れ気付けば話さず終わっている。

そもそも、メッセージというのはよくない。
実際に話すだけならくだらないことでも今以上には悩まず話せる。そもそも、あっているということが大前提にあるからだ。
だが、メッセージでやり取りするということは、その時間を貰っているようなものだ。良くない。これはもう、良くない。動画を見ている最中に入るメッセージほど後回しにしたいものはない。

こういった考えのせいで、自分が話したいと思っても中々話しかけられない。
挙句、なんで話したいんだ?別に話さなくてもいいのでは?と考える始末。もう、だめだ。

1週間に1回話せばいいだろうとノルマ化している自分が更にダメだ。

と言っても、話せる内容はあるのだが、それを彼女に話せる話かというのは別問題なのだ。

うむ。僕はもうだめだ。そもそもの、社交力が少な過ぎる。

いっそ、彼女と連絡するのをやめれば良いのでは?と頓珍漢な考えが頭を過ぎる過ぎる・・・。

良くない。本当によくない。

というか、僕は彼女と話すことが目的じゃない、彼女と一緒にいたいだけだ。
けれど、外出できないし、迂闊に会えない今、できるのは話すことだけだ。
だから、こう、苦悩に苦悩を重ねている。

何か面白いことが起きればその時の勢いで話に行けるが、何も起こらない至って平凡な引きこもり生活だ。何も起こらない。起こったところで人に話すほどではない。

あぁ、こう、うだうだと考えるのは実にしゃらくさい。堂々としていたい。

もう、何も考えずに行動することにしよう。しばらくはそうしてみよう。

だが、なんだ、週一話せれば、いいよな?
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