恋愛がわからない僕に彼女ができた話。(と日常)

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頭の中をぶちまけよう

好きってなんだ?

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彼女のことが好きだ。それは、確かだ。

僕には親友がいる。親友のことも好きだ。

友達のことも好きだ。

楽しそうだから、推しを作った。
推しを生きがいにするのは面白くて好きだ。
推しも好きだ。

僕には妹がいる。少し距離感が近すぎてたまに苦手だが妹も好きだ。


確かに、全部好きなんだ。

でも、僕には何が違うのかわからない。

彼女への好きと友達への好きの違いがわからない。

彼女を特別にしようと思って、心を変えようとしてきた。

でも、恋とはそういうものなのか?

恋の好きがわからない。

彼女への想いは恋か?

けれど、きっと彼女以外の人が恋人になっても僕は同じことを考えただろう。

彼女が特別だったか?

どうだろう…面白いから、楽しいから、それだけの理由で一緒にいた。

君を待っていたのは、待つのが面白そうだったから。

君じゃなくてもいいのかもしれない。

だけど、君の恋人になった以上君じゃなきゃ駄目になった。

もし、君が今も友達だったら?

僕はきっと今もユニークと阿呆みたいなやりとりをして、親友と時々会って、極稀に彼女にメッセージを送って。

誰とも恋愛をしないで、誰も恋人にしないで、そうやって過ごせたのかもしれない。

僕は、誰かの幸せを見ているのがいい。
自分の幸せなんてどうでもいい。つまらない。

つまらないことはしたくない。
面白いことがしたい。

もう、自分を責める生き方は飽きた。
けど、自分を責めないといけない。
誰かを責めるのはできないのに、誰かを責めないといけない。

馬鹿みたいだ。くだらない。

だから、誰かに責められるくらいなら自分で自分を責めたほうが楽だ。その方が早い。

何が早いかも、何が楽なのかもわからないのに、そんなことだけは思える。

僕も大概馬鹿だ。

そうだ、僕は馬鹿だから、くだらないから。どうせ、くだらないなら、楽しい方がいいと思った。面白い方がいいって。

僕はつまらない人間だから、せめて行動する時だけは楽しく面白くって。

だけど、この原理で動くのはどこか悲しい。何かが悲しい。

それなのに、悲しいのに、僕が好きなの?

君は知らないから、僕が好きなの?

なんで、僕が好きなんだ。
友達と何が違う?

わからないよ。君はどうやって僕に恋したの?
どうして、僕は君に恋できないの?

そうだよ、僕は君に恋することができない。

君への好きが恋愛的好きだとしても、僕は“君に恋することができていない”って思いが心から離れない。
それが、君に罪悪感を抱かせる。


君のことが好きなのに、恋愛的感情を抱きたいのに、どうして?

君を大切にしたい。大事にしたい。

でも、きっと僕は君じゃなくても同じ事をできてしまう。
心からの言葉を送りたい。

どうして、恋だと思えないんだ?

君がいい理由がわからない。
理由があっても、友達だって変わらない。

友達じゃ駄目な理由がわからない。
恋人になる必要がわからない。

どうして、僕じゃなきゃ駄目なんだ?

人に必要とされたくない。

だから、好きを返されないでいい。
僕を見ないで、僕を知らないで。
君の中に僕と言う人間を置きたくない。

好きにならないで……。

僕は返せない。心から、返せないよ。

好きって、なんだ?

僕は誰が好きなんだ?

どうして、好きな人を聞かれて
「いない」
と答えてしまう?

本当に、反射のように直ぐに答えてしまった。
もし、これを聞いたのが大学の友達だったら、僕は君を傷付けていた。

君を傷付けたくない。誰も傷付けたくない。

でも、咄嗟に出たんだ。なんで、好きな人がいるって、言えないんだ?

彼女を好きにならないといけないのに。
彼女が好きなのに。

僕の中に、確かに恋愛感情はあるはずだ。だから、いないって言ってしまった。違うって思ってしまった?



あぁ、もう、駄目だ。やめよう。

僕は彼女が好きだ。大切にしたい。

それでいいよ。

恋も好きもわからなくていい。

今日は駄目だ。いや、いつも、これを書くときは良くない。けれど、知りたいじゃないか。
知って、君に心から恋愛的感情の好きを送りたいんだ。

だけど、今日は良くない。

これ以上考えたらいけない気がする。

だから、今日は終わりだ。

僕は君が好き。

恋も好きもわからない。だから、君に恋をしているかもわからない。

そうだろ?

うん。そうだ。
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