恋愛がわからない僕に彼女ができた話。(と日常)

ここクマ

文字の大きさ
上 下
10 / 61
隙間時間に僕の頭を整理しよう。

バイト前に僕のクズさと視線について考えよう。

しおりを挟む

時々、彼女の顔が思い出せない。
彼女だけじゃない。友達の顔も、思い出せない時がある。

僕は基本的に人の顔を見ないからだ。

しかし、万人の顔を見ないわけではない。

先生や、バイトの先輩等、自分が教えを乞う立場になる時はその人の顔を見る。

僕は、こうやって文字にして自分の考えを書くことは好きなのだが、人に自分の話をするのが好きではない。苦手だ。

だから、極力聞き手に回る。
その反動かなんなのか、一応時々目を合わせるが、基本的には頷きながら外の景色を見ている。

だからか、友達と目を長い時間合わせるというのは、意識しないとできない。

そのせいか、声は思い出せても、顔が全く思い出せない。髪型や雰囲気、背格好は思い出せるのに、特に彼女の顔は今でも思い出せない時がある。

今思い出したが、そういえば僕は目が悪かった。視力がほとんどない。にも関わらず、普段は裸眼でいる。そうか、それもあるのかもしれない。だから、雰囲気や背格好しか覚えていないのだ。

しかし、春学期から仲の良かった友達の顔はパッと思い出せる…。

なんだ…好きだから恥ずかしいのか?目が合わせられないのか???

そこで、直近で出掛けたことを思い出す。

目を、合わせたか…?
僕は基本的、外の景色を見ていなかったか…?いや、僕にしては割と目を合わせたつもりだ。身長差も考えれば、自然…か?

よく考える。

彼女の視線は、痛いほど伝わる。

あ、こっち見てるなぁ。ってのは、わかる。でも、目を合わせたら「ん?」みたいな顔される。…いや、そっちが見てたのでは…?

んー?

なんとも、難しい。

しかし、彼女の顔を思い出せないのは…痛い気がする。

いや、普通にあり得るのか?彼女だぞ。恋人なんだぞ?

こう、思い出そうとしないと思い出せないあたり、、、僕のクズさが、、、凄い。

かと言って、どうすればこのクズさを直せるのか・・・悩ましい。

おっと、そろそろバイトの時間だ。

とりあえず、恋人の顔が思い出さなくてもパッと出てくるようになりたい。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

おてんばプロレスの女神たち ~男子で、女子大生で、女子プロレスラーのジュリーという生き方~

ちひろ
青春
 おてんば女子大学初の“男子の女子大生”ジュリー。憧れの大学生活では想定外のジレンマを抱えながらも、涼子先輩が立ち上げた女子プロレスごっこ団体・おてんばプロレスで開花し、地元のプロレスファン(特にオッさん連中!)をとりこに。青春派プロレスノベル「おてんばプロレスの女神たち」のアナザーストーリー。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

俺の日々の起こり(日記ってことだよー!!!)

code: scp-3001-ss
エッセイ・ノンフィクション
暇な時間にマイペースに書いていきます。もちろん個人情報は厳守するし毎日書こうとは思ってます。 この投稿が初めてなのでお気に入りとか感想は歓迎します! ①2022年2月18日のはデータが消えてしまいました。すいません

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

Breathe 〜僕の生きてきた時間〜

いろすどりあ
エッセイ・ノンフィクション
この物語は事実に基づいたフィクションです。 『僕』はごく平凡な家庭に生まれ、ごく普通の生活を送ってきた。…あの時までは。 幸せな日々を送ることができますように…

処理中です...