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第1章 女装男子と天然ボーイは恋をする
女装男子だけどね?
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「ねぇ、ねぇ、おねーさん?デート?待ち合わせ?俺らと遊ばない?」
待ち合わせで有名な時計台の前で、白と淡いピンクのワンピースを着たセミロングの可愛い女性が茶髪にピアスをしたラフな格好の男にナンパされていた。
すると、女性は笑顔で
「はい、デートです。」
そう言ってとびっきりの笑顔でナンパ男を退治した。
そのすぐ後に長身の
上品な服を着た
男が女性の方に駆け寄る。
「ごめん、琴さん。電車が遅れちゃって。」
「いいよ、別に…待ってるのも楽しかったし。」
照れながら真琴が言う。それを聞いて秋桐は、目を大きくしてからにっこり笑う。
「幸せだね。」
「うん。幸せ。」
2人はにこにこしながら目的地であるレストランへと向かう。
「あの、さ…秋桐。」
もごもごしながら真琴がいう。
「どうしたの、琴さん。」
「それ…琴さんてのがさ…俺、真琴だから…その…。」
恥ずかしがりながら俺が言うと秋桐がにっこりしてから
「でも、僕、琴さんって呼ぶの慣れちゃったんですよね」
と意地悪そうに言う。
「小悪魔系も可愛いけどさ…でもさ…。」
ぶつぶつ俺が言うと秋桐はえへへと笑ってから
「嘘ですよ、真琴さんって呼びますね?」
と俺の目を見て言う。
(そういうことじゃあるけど…違うんだよぉーさんがいらないんだよー)
そうは、思ったもののにこにこしながら秋桐が見るので
「…ぅ、うん…」
と言った。
レストランに着くと手を上げて待っている朔弥が目に入る。
朔弥の隣には梓暮さんがいる。
「あっ、梓暮!」
パァーと秋桐が嬉しそうに梓暮さんの方へ寄る。俺は、少し寂しくはなったけど朔弥の方に行く。
「朔弥、今日は奢ってやるよー!」
朔弥には、応援してもらったりきっかけをもらったりした。だから、好意のつもりで言ったんだけど…。
「ぇ…?真琴がぁ?いいよぉ、お前に恋人が出来た祝いに奢ってやるよ。」
と逆に好意をもらう。
「ぇ、ぁあ、ありがとう?」
奢りには、弱い俺だった。。。
俺の向かいには、朔弥。隣には秋桐、斜め向かいには、梓暮さんがいる。
正直、梓暮さんとは話したことが無いから気まずいのでちょうど良かった。
「あっ、梓暮くん。改めて俺の友達紹介するね?」
朔弥が隣の梓暮に言う。
「俺の友達、華宮 真琴。こんな可愛いけど男だよ?」
笑顔を崩さず俺を紹介する。
「ぇと、よろしく…。」
俺は、何を言われるか不安で声が小さくなる。
でも、梓暮さんは笑顔で
「よろしく、真琴君!」
と言ってくれた。
(良い人だぁ)
俺は、可愛いものが好きだ。可愛い人も好きだ。小さくて可愛いのが一番好きだ。
でも、俺の恋人はすっごくイケメンで俺も結構背が高い方なのに俺より長身だ。
でも、俺の恋人はすっごく可愛い。
俺は、男だ。俺の恋人も男だ。俺の恋人は、女が好きだ。でも、俺の事を好きだと言ってくれる。凄く優しい人間だ。
俺は、可愛いのが好きだ。男でも女でも可愛い人を好きになる。だから、俺は人とは違う。俺は見た目凄く可愛い。もう、本当に女と間違えてナンパされるくらいには可愛い。
でも、それは偽りの姿。
本当の俺の姿はただの男だ。なんの取り柄もないただの男。
でも、今まで偽りの姿と思っていた俺もちゃんと俺だ。
今は胸を張ってそう言える…と思う。
だって、可愛いは正義だから!
「でもまぁ…女装男子なんだけどね…?」
待ち合わせで有名な時計台の前で、白と淡いピンクのワンピースを着たセミロングの可愛い女性が茶髪にピアスをしたラフな格好の男にナンパされていた。
すると、女性は笑顔で
「はい、デートです。」
そう言ってとびっきりの笑顔でナンパ男を退治した。
そのすぐ後に長身の
上品な服を着た
男が女性の方に駆け寄る。
「ごめん、琴さん。電車が遅れちゃって。」
「いいよ、別に…待ってるのも楽しかったし。」
照れながら真琴が言う。それを聞いて秋桐は、目を大きくしてからにっこり笑う。
「幸せだね。」
「うん。幸せ。」
2人はにこにこしながら目的地であるレストランへと向かう。
「あの、さ…秋桐。」
もごもごしながら真琴がいう。
「どうしたの、琴さん。」
「それ…琴さんてのがさ…俺、真琴だから…その…。」
恥ずかしがりながら俺が言うと秋桐がにっこりしてから
「でも、僕、琴さんって呼ぶの慣れちゃったんですよね」
と意地悪そうに言う。
「小悪魔系も可愛いけどさ…でもさ…。」
ぶつぶつ俺が言うと秋桐はえへへと笑ってから
「嘘ですよ、真琴さんって呼びますね?」
と俺の目を見て言う。
(そういうことじゃあるけど…違うんだよぉーさんがいらないんだよー)
そうは、思ったもののにこにこしながら秋桐が見るので
「…ぅ、うん…」
と言った。
レストランに着くと手を上げて待っている朔弥が目に入る。
朔弥の隣には梓暮さんがいる。
「あっ、梓暮!」
パァーと秋桐が嬉しそうに梓暮さんの方へ寄る。俺は、少し寂しくはなったけど朔弥の方に行く。
「朔弥、今日は奢ってやるよー!」
朔弥には、応援してもらったりきっかけをもらったりした。だから、好意のつもりで言ったんだけど…。
「ぇ…?真琴がぁ?いいよぉ、お前に恋人が出来た祝いに奢ってやるよ。」
と逆に好意をもらう。
「ぇ、ぁあ、ありがとう?」
奢りには、弱い俺だった。。。
俺の向かいには、朔弥。隣には秋桐、斜め向かいには、梓暮さんがいる。
正直、梓暮さんとは話したことが無いから気まずいのでちょうど良かった。
「あっ、梓暮くん。改めて俺の友達紹介するね?」
朔弥が隣の梓暮に言う。
「俺の友達、華宮 真琴。こんな可愛いけど男だよ?」
笑顔を崩さず俺を紹介する。
「ぇと、よろしく…。」
俺は、何を言われるか不安で声が小さくなる。
でも、梓暮さんは笑顔で
「よろしく、真琴君!」
と言ってくれた。
(良い人だぁ)
俺は、可愛いものが好きだ。可愛い人も好きだ。小さくて可愛いのが一番好きだ。
でも、俺の恋人はすっごくイケメンで俺も結構背が高い方なのに俺より長身だ。
でも、俺の恋人はすっごく可愛い。
俺は、男だ。俺の恋人も男だ。俺の恋人は、女が好きだ。でも、俺の事を好きだと言ってくれる。凄く優しい人間だ。
俺は、可愛いのが好きだ。男でも女でも可愛い人を好きになる。だから、俺は人とは違う。俺は見た目凄く可愛い。もう、本当に女と間違えてナンパされるくらいには可愛い。
でも、それは偽りの姿。
本当の俺の姿はただの男だ。なんの取り柄もないただの男。
でも、今まで偽りの姿と思っていた俺もちゃんと俺だ。
今は胸を張ってそう言える…と思う。
だって、可愛いは正義だから!
「でもまぁ…女装男子なんだけどね…?」
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