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思いつき

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歩いていて気が付いた。下ばかり見ている。
そう思って空を仰いだ。空はどんより曇っていた。

特に思うこともないけれど、何となく自分の心の中を見ているようだった。

下を向いても上を向いてもいいことなんて1つもなかった。
かと思って、前を向けば現実が僕を押し潰すんだ。
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