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強者の祭典
試練と決意
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奥の壁一面のガラス越しに歓声が部屋に入り込む。恐らく試合が始まっているのだろう。
熱気と興奮を孕んだ声は、しかし俺の耳には辛うじて届くかといったくらいだ。それはあの窓の遮音性の素晴らしさか、それともこの部屋の空気のせいか。
「まあそう堅くなるな。それでも飲んで落ち着きなさい」
円卓の対面に座る老人に促され、目の前に置かれたジュースを口へ運ぶ。
……無味。味を感じる余裕がない。さっきの音も絶対後者だ。
「さて。君にはいくつか確認したいことがある。君は何かを憑依させている。その何かとは、ドラグニールで間違い無いか」
直球も直球。そうであることを前提にした、言葉通り質問でなく確認だ。
――ここでの否定は意味が無い。それどころか逆効果にすらなるだろうな。
だよな。それにバレてるんなら、こうやって話し合いになってる時点で何か訳がある。それに賭ける方が誤魔化すよりよっぽど良い。……よし、腹くくった。
「はい。間違いありません」
俺の返事に、にわかに部屋がざわついた。
「……ふむ。ほぼ間違い無いと思ってはおったが、事実こうして認められると流石に緊張もするか。老体には堪える」
「一つ確認ですが、それを証明するものはありますか?」
ガルシオの隣に座る温和な男の言葉に、俺は思わず考え込んだ。
そう言われると、証明方法って無くないか?
「ラウド。貴様のスキルで見抜けぬか?」
「アリア、ドラグニールが細工をしなければ可能でしょうが……」
「やめておいた方が良いと思います。相手は最上位とも言える高位存在。見るだけで何か起こる可能性もあります」
言葉を濁すラウドに代わりか、さっき俺とガルシオを止めた男が言葉を繋いだ。
「まあここで奴の名をわざわざ騙る理由もない。今は状況証拠だけで話を進めよう。してアリア、君は確か記憶喪失だったな。あの洞窟に何故いたかも覚えてはいないか?」
この状況では嘘をつくリスクの方が大きい。とはいえこの質問に正直に答えるのは不味いかもしれない。
以前グリムワールによってこの世界の文字が読める様になってから魔法の種類が書かれた本を何冊か読んだが、異世界から誰かを呼び寄せる類の魔法についての記述は見当たらなかった。たまたま読んだ本に書いてなかった、一般には知られていないレアな魔法って線もあるけど、迂闊に渡るには危ない橋かもしれない。
「……はい。何も覚えていません」
「……ふむ。あのドラグニールの憑依だ。痛みも尋常なものではなかったであろう。その衝撃で起こってしまったのかもしれんが……正直に言ってしまえばそのようなことは些細なことだ」
「え……」
「重要なのは我々は君を仲間として迎え入れるか、それとも討伐するか。ただそれだけだ」
「――っ!」
やはりそうなるか。でも仲間になる選択肢もある……それってどういう。
「我々はある目的の為の集団……所謂ギルドの垣根を越えたパーティとでもいおうか。今回の統合武道祭典、君にとってはこのパーティの入団試験となる。受かれば君は我々の仲間となり、そうでなければ殺される。ただそれだけだ」
そんな……そんな横暴な。
「勝手な話だというのは儂とて重々承知だ。だがそれ程までに、君の中の存在は我々には危険なのだ。例え君が無害だとしてもだ」
老人はそう言い頭を下げる。その言葉は本心なのだろう。俺に対し申し訳ないと思っていることも、危険と思っていることも。
……まあ遅かれ速かれこうなるとは思っていた。退屈な日常から夢見たファンタジー世界に来て、世界征服を終えたレベルの魔王を身に宿して力を得て、友人や仲間もいる。ならこれくらいはあって然るべきだ。
「分かりました。私は何をすれば良いんでしょうか?」
これくらいの試練、乗り越えてみせるさ。
俺がそう返事すると、老人はどこか安心したような表情を浮かべた。
「そう言ってくれて何よりだ。我々が君に求めるのは二つ。強さと……優しさとでも言おうか」
「二つ目、ガルシオさん持ってます?」
「聞こえてんぞエクシアァ!」
老人の隣の青年――エクシアの小馬鹿にするような言葉に、ガルシオが怒鳴る。いやこれ絶対無いだろ。
「黙っとれ馬鹿ども。……これだけでは些か抽象的過ぎるな。強さは、まあ単純だろう。今回の試合で出場するSランクの者に勝つこと。正確に言えば我々が求めているのは強い者ではなく目的の為の役割を果たせる者だが……そのためにはやはり強さも必要でな。手加減している彼らに勝てぬようではそれも叶わぬ。二つ目の優しさと言ったが、冒険者とは人の依頼を受け動く者……言い換えれば人の為に動く者だ。なれば優しさは必要であるし、君の善良性の証明ともなる」
彼の言うことはもっともだ。その二つが必要なのは当然だろう……あれ?
「強さの証明は分かったんですけど、優しさは?」
理由だけで方法までは言ってなかったよな?
「逆に聞くが、自分が優しいと証明できるか?」
「……ボランティアとか、やってました」
「ぼらんてぃあ?」
「あ、いえ。何でもないです」
改めて聞かれると、優しさってどう証明するのがいいんだろう……?
「優しさとはいったが、正確には人間性だな。取り繕い、表面上のものだけではないその者本来の人間性。統合武道祭典の期間を通して我々が君の人間性を確かめる」
「有り体に言えば、こっちで勝手に確認するから君はいつも通りにしててねって事」
ラウドが補足し、エクシアが噛み砕いて説明した。
いやまあ実際人となりの確認方法なんてそんなもんだろうけど、ざっくりしすぎでは。
「まあそんなところだ。今までまともに名乗らず済まない。君が正式に仲間になった際に改めて無礼を詫び、名乗らせてもらおう」
その言葉を最後に、円卓会議は幕を閉じた。
***
「俺等の出番、一回戦の最後だって。まだ半分もいってないからもうちょいゆっくり出来るな」
――…………。
「ニーアを楽しませるので準備運動代わりになったかと思ったけど、座りっぱなしで鈍っちまった。どっかで出来ないかな」
――…………。
「そういえばクラガとエリシアの試合ってもう終わっちゃったかな。観客席で見たい……いやでも準備運動……」
――……アリアよ。
「おうテメェようやく喋りやがったなこの野郎。お陰でとんでもない事態になったぞ」
――……すまんな。
「まあそうだよな。テメェは上から我関せず……お前今謝ったか? 正気か?」
――我とて爪先程度は責任を感じるさ。利害こそ一致してはいたが、お前をこの世に呼び出し憑依したのは我の勝手だ。その代償として貴様を今回危機に晒している。
「……大丈夫かお前。キャラ崩壊してないか?」
――……貴様、馬鹿にしとるだろ。
「まあな」
――おい。
「だってよ。お前がいたからオーガと二回戦っても生き残れてるし、グリワモールだって、竜の目の奴らとか。というかお前がいなかったら初日で死んでんだよ。つまり俺がここにいるのはお前のお陰って訳。それに俺とお前なら強さの証明は余裕だろ」
――優しさとやらはどうする。
「それは俺の問題だしな。安心しろって。俺昔から地母神の権化って言われてる位なんだぜ」
――それは笑うところだな。
「おっ、分かってきたじゃねぇか。それならお前の優しさも問題ないだろ。それにまあ、万が一駄目でも大丈夫だって。なにせ俺って」
――不死身だからな。
そういって二人して笑いながら暢気に控え室に向かって歩き始める。
「――うし。やってやろうぜ相棒」
――ああ。ぶちかましてやろう。
熱気と興奮を孕んだ声は、しかし俺の耳には辛うじて届くかといったくらいだ。それはあの窓の遮音性の素晴らしさか、それともこの部屋の空気のせいか。
「まあそう堅くなるな。それでも飲んで落ち着きなさい」
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……無味。味を感じる余裕がない。さっきの音も絶対後者だ。
「さて。君にはいくつか確認したいことがある。君は何かを憑依させている。その何かとは、ドラグニールで間違い無いか」
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――ここでの否定は意味が無い。それどころか逆効果にすらなるだろうな。
だよな。それにバレてるんなら、こうやって話し合いになってる時点で何か訳がある。それに賭ける方が誤魔化すよりよっぽど良い。……よし、腹くくった。
「はい。間違いありません」
俺の返事に、にわかに部屋がざわついた。
「……ふむ。ほぼ間違い無いと思ってはおったが、事実こうして認められると流石に緊張もするか。老体には堪える」
「一つ確認ですが、それを証明するものはありますか?」
ガルシオの隣に座る温和な男の言葉に、俺は思わず考え込んだ。
そう言われると、証明方法って無くないか?
「ラウド。貴様のスキルで見抜けぬか?」
「アリア、ドラグニールが細工をしなければ可能でしょうが……」
「やめておいた方が良いと思います。相手は最上位とも言える高位存在。見るだけで何か起こる可能性もあります」
言葉を濁すラウドに代わりか、さっき俺とガルシオを止めた男が言葉を繋いだ。
「まあここで奴の名をわざわざ騙る理由もない。今は状況証拠だけで話を進めよう。してアリア、君は確か記憶喪失だったな。あの洞窟に何故いたかも覚えてはいないか?」
この状況では嘘をつくリスクの方が大きい。とはいえこの質問に正直に答えるのは不味いかもしれない。
以前グリムワールによってこの世界の文字が読める様になってから魔法の種類が書かれた本を何冊か読んだが、異世界から誰かを呼び寄せる類の魔法についての記述は見当たらなかった。たまたま読んだ本に書いてなかった、一般には知られていないレアな魔法って線もあるけど、迂闊に渡るには危ない橋かもしれない。
「……はい。何も覚えていません」
「……ふむ。あのドラグニールの憑依だ。痛みも尋常なものではなかったであろう。その衝撃で起こってしまったのかもしれんが……正直に言ってしまえばそのようなことは些細なことだ」
「え……」
「重要なのは我々は君を仲間として迎え入れるか、それとも討伐するか。ただそれだけだ」
「――っ!」
やはりそうなるか。でも仲間になる選択肢もある……それってどういう。
「我々はある目的の為の集団……所謂ギルドの垣根を越えたパーティとでもいおうか。今回の統合武道祭典、君にとってはこのパーティの入団試験となる。受かれば君は我々の仲間となり、そうでなければ殺される。ただそれだけだ」
そんな……そんな横暴な。
「勝手な話だというのは儂とて重々承知だ。だがそれ程までに、君の中の存在は我々には危険なのだ。例え君が無害だとしてもだ」
老人はそう言い頭を下げる。その言葉は本心なのだろう。俺に対し申し訳ないと思っていることも、危険と思っていることも。
……まあ遅かれ速かれこうなるとは思っていた。退屈な日常から夢見たファンタジー世界に来て、世界征服を終えたレベルの魔王を身に宿して力を得て、友人や仲間もいる。ならこれくらいはあって然るべきだ。
「分かりました。私は何をすれば良いんでしょうか?」
これくらいの試練、乗り越えてみせるさ。
俺がそう返事すると、老人はどこか安心したような表情を浮かべた。
「そう言ってくれて何よりだ。我々が君に求めるのは二つ。強さと……優しさとでも言おうか」
「二つ目、ガルシオさん持ってます?」
「聞こえてんぞエクシアァ!」
老人の隣の青年――エクシアの小馬鹿にするような言葉に、ガルシオが怒鳴る。いやこれ絶対無いだろ。
「黙っとれ馬鹿ども。……これだけでは些か抽象的過ぎるな。強さは、まあ単純だろう。今回の試合で出場するSランクの者に勝つこと。正確に言えば我々が求めているのは強い者ではなく目的の為の役割を果たせる者だが……そのためにはやはり強さも必要でな。手加減している彼らに勝てぬようではそれも叶わぬ。二つ目の優しさと言ったが、冒険者とは人の依頼を受け動く者……言い換えれば人の為に動く者だ。なれば優しさは必要であるし、君の善良性の証明ともなる」
彼の言うことはもっともだ。その二つが必要なのは当然だろう……あれ?
「強さの証明は分かったんですけど、優しさは?」
理由だけで方法までは言ってなかったよな?
「逆に聞くが、自分が優しいと証明できるか?」
「……ボランティアとか、やってました」
「ぼらんてぃあ?」
「あ、いえ。何でもないです」
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「有り体に言えば、こっちで勝手に確認するから君はいつも通りにしててねって事」
ラウドが補足し、エクシアが噛み砕いて説明した。
いやまあ実際人となりの確認方法なんてそんなもんだろうけど、ざっくりしすぎでは。
「まあそんなところだ。今までまともに名乗らず済まない。君が正式に仲間になった際に改めて無礼を詫び、名乗らせてもらおう」
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――…………。
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――…………。
「そういえばクラガとエリシアの試合ってもう終わっちゃったかな。観客席で見たい……いやでも準備運動……」
――……アリアよ。
「おうテメェようやく喋りやがったなこの野郎。お陰でとんでもない事態になったぞ」
――……すまんな。
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――……貴様、馬鹿にしとるだろ。
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