女バレ〜Jr

Naaaa

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上級生たち

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バレー部に入部したのがいいが、、、

私たち下級生は上級生の球拾いと雑用が主な仕事である

少しでもボールの供給が遅れたら怒られ

ボール拾わないと怒られ

練習も上級生の休憩中の僅かな時間しかしない

正直言ってつまらない…
面白くないし辞めたくなってきた

それは私だけだじゃないと思っていたけど、他の子は不満は言うが黙々としている
みんなバレーが好きなんだなと感じた

なので私も頑張ろうと心に誓った

部員は上級生7人と私たち下級生6人と他のチームにくらべて少ない

上級生はとても大人に見えた
本当に6年生?って感じたが、たまに練習にくるOGの中学生に比べたらやはり幼く見えるとママが言っていた

上級生は新人戦ではいい成績を収めていたみたい

そして夏の県大会予選が始まった

お揃いのチームTシャツを着て会場へ
下級生の私たちは荷物を抱えていく
会場に入ると多くのチームがいる

必死に上級生の後をついていく
すると…

「あれってヤタじゃない?」

「本当だ、あのTシャツはヤタだ」

あっちこっちから注目してくる

黒地に金色で八咫(ヤタ)のチーム名が入ったTシャツ

東京リ○ンジャーズの特攻服みたいな感じですw
しかしこれは昔からの伝統のものでここら辺では有名だった

そのブランドに周りはざわめく
その時初めてうちのチーム強いんだと感じた

しかし、上には上がいる

王者 保美(ホミ)

常勝 古西(コニシ)

伝統 阪浜(サカハマ)

古豪 八咫(ヤタ)

新戦力 湖月(コゲツ)

大体このチームが強いとされていると聞いた

公式戦なのでユニフォームももらっていない私たちは道具の準備をしてスタンドで応援

メガホンを持ち大きな声で応援した
しかし私たちより保護者の応援がすごかった

私たちのチームだけでなく他のチームも個性的な応援をしている

熱くなって審判に注意されるチームもあった

我がチームは順調に勝ち進みベスト8まできた

しかし、準々決勝の相手は阪浜
部員の数も20人以上いるところで6年生は苦手なチーム

3セットして負けた

しかし敗者復活戦で勝ち県大会に出場できた

県大会はベスト8どまり

6年生の年間成績は準優勝1回、3位2回、県大会ベスト8という成績で終わった

最後の試合で負けた瞬間上級生が泣き崩れていたのをみて私たちも号泣した

涙ながらキャプテンが私たちを励まし
「強くなれ」と言い

私たちは泣きながら返事をした

そして引退して私たちの時代がきた






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