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第六章:プリンセス、絶望に挑む
(28)☆?
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「ほら雌豚! 陛下が冥土の土産を下賜されます。有り難くその身に受け取りなさい!」
「ァアァァッッ!!」
女の体を全く考慮しない無遠慮な動きで一気に貫いた。
「んぁっ……」
「悲鳴の一つも上げぬとは可愛げのない。テイル何か持って参れ」
「はい陛下」
「うぅぅっ」
言いながらも腰は激しく前後する。グチュグチュと肉を掻き混ぜるような音と体を打ち付ける音が響く。
声を出さぬように歯をくいしばる。ここで声を出すわけにはいかない。例えどれほどおぞましくとも。
「どれいい声で鳴けば可愛がってやるぞ」
麻痺したままでは声もろくに出す事はできない。にもかかわらず鳴け、泣き喚けとばかりに無茶な挿入を繰り返す。
「頑張るではないか。ますます惜しいな。素直に屈服すれば少しはいい思いをさせてやるものを……」
この異常者め……。女を犯しながら嬲る変態が国王とは呆れてものも言えない。
「その生意気な目が屈服する所が見ものだな」
いくら腰を動かした所で声なんて出さないわよ。
「陛下、こちらは如何でしょう?」
国王に手渡したものは……籠。もちろんただのカゴではない事は確か。……あちこち針みたいなものが突き出していてどう見ても拷問器具にしか見えない。
「ふむ。鳥籠か……」
「こちらもございますが? 如何なさいますか……」
もう一つは洋梨の様な形の金属の道具。ツマミを捻れば金属が割れて開いていく。おおよそ見当がつく使い道に心が冷えていく。
「苦悩の果実か。確かに今はどちらも塞げぬな。カゴを使うとしよう」
「かしこまりました」
恭しく頭を下げる。
目が合った。
なるほど。狂っているのは王だけではないらしい。
ドス黒いカゴにスッポリと胸を納めて根元を革紐で縛る。まるで金属のブラみたいだけど、飛び出した棘がこの後どうなるのかを想像すると嫌になる。
「いい表情だ。己に何が起こるのかを理解しておるな。さあ鳴け!!」
「んんっ……ィィッィギィャァァッッ!!??」
「おおっ!! 良い声で鳴くではないか。どれ反対の胸も可愛がってやろう」
左の胸にも無数の棘が突き刺さる。歯を食いしばっていても苦痛に声が漏れる。
「んぐぅぅっっっ!!」
「テイル死なぬように癒せ!」
「かしこまりました『治癒の光』」
「先端が気持ちいのか?」
「ィイッ!!」
「『治癒の光』」
「こうか? 締まる、締まるぞ!」
「ィギィャァァッッ!?」
「『治癒の光』」
「この方がいいのだな。ふむ段々とわかってきたぞ……」
「んぁぁあああああっっっ!!」
「『治癒の光』」
「いい声だ! もっと、もっと鳴け! 儂にいい声を聞かせよ!!」
「ぎぃゃぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
「『治癒の光』」
「んぁぁぁぁっっ!!!!」
「ふははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは………………」
グチュグチョグチュグチョ……。
「ぁ……ぁ……ぁ……」
グチョグチュグチョグチュグチョグチュ……。
「ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……」
気の遠くなるような時間与えられ続けた苦痛と快楽。いいえ、苦痛だけ。目の前の屑の精が溢れている光景が無性に穢らわしい。
「おおぉぉ! 堪らぬ!! これ程の名器を儂は知らぬ。良い拾い物をした。ククククククク!! もっとだもっと締まれ!」
何をほざいているのかしら?
今ではもう殆ど感じていないであろう胸への痛み。それでも頭のおかしいこの国の王は獣の様に腰を振り胸に付けたカゴを弄り得られる快楽に溺れている。
「へい……か……」
掠れるような声。
私の見下ろす先で可愛かった緑の髪のメイドが血にまみれて伏している。愛する王に拷問されながら抱かれて死に瀕している。
そんな光景が牢の中鉄格子の向こうで繰り返されている。
「まだ生きておるか。他者の命を容易く奪う割に己の生にはしがみつくとは……腹立たしいな」
「そうね。ほかの牢も似たような感じ?」
「うむ。反吐が出そうであった。貴様はよく免れたな?」
「ん? そうね。あれに抱かれたいとは思わなかったから最初にメイドと入れ替わったのよ。魔法って便利でしょ?」
「気が付かぬものなのか?」
「実際に見ての通りよ。王はメイドを私だと思ってずっと犯しているわ。メイドの方は違うのだけどね。でもほら、ついでに麻痺させといたから……」
「酷いな」
「そう? コイツらがやろうとした事そのままよ? 麻痺させてやりたい放題。ホントどうしようもない屑だわ」
「確かに屑だな。それよりも王は何故我に気がつかぬ?」
「静寂の魔法で外からの音をシャットアウト。幻惑の魔法で牢の外には誰もいないように見えているわ。ついでにこの中は濃厚な媚薬で満たしてあるから入っちゃダメよ」
「なにっ!?」
「失礼ね、外は平気よ。空気をコントロールしているから……それとも媚薬を胸いっぱいに吸い込みたい?」
「誰が吸いたいものか。しかし気体なのか? そんなもの聞いたことがないが……」
「私の秘技よ。こう見えて色々出来るのよ?」
エ□方面はね……。あー嫌になるわね。でもこの「ブレス」ってスキルは色々と出来そうね。また今度試してみましょう。
「それはいい。で、いつまでこの者どもを生かしておくのか?」
「竜の姫は?」
「ここまで見てきた所にはおらぬ。もっと下であろうな。下る途中でお前を見かけた訳だが……中々酷いことになっておるな」
「そうね、ちょっと寒いわね……」
言われて思い出したけど私ってば裸のままだった。それに鎖や枷も付いたままだし……。奴隷美少女コス十八禁仕様ね。
「そういう事ではないのだが……ふん!」
枷に指をかけたかと思えばいとも簡単に引き千切ってくれた。足の枷を取るときにすぐ側で屈まれてドキっとした。
「あ、ありがとう。さすがね、鉄を容易く引き千切るだなんて……」
「貴様も自分でどうにでも出来るであろうが……。ふん、いつまで裸でいるつもりだ。これでも着ろ」
言いながらすぐ近くに置かれた布を放ってよこす。あら気がきくわね……ってこれガラードラが用意した!?
……訳ないか。あいつら一体何をするつもりだったのよ……。色々な道具と一緒に置かれた黒いエナメルっぽい衣装を見て頭痛がしてきた。
「………………」
「どうした? 早く着ろ」
いやいや着ろと言われても……これって……。
どう見てもSMボンテージ衣装にしか見えないんだけど……。それともこういうのが好きなのかしら?
私も初めて着るから少しドキドキしてきたわ。
他に着るものがないわけじゃないけど……うふ♪
「ァアァァッッ!!」
女の体を全く考慮しない無遠慮な動きで一気に貫いた。
「んぁっ……」
「悲鳴の一つも上げぬとは可愛げのない。テイル何か持って参れ」
「はい陛下」
「うぅぅっ」
言いながらも腰は激しく前後する。グチュグチュと肉を掻き混ぜるような音と体を打ち付ける音が響く。
声を出さぬように歯をくいしばる。ここで声を出すわけにはいかない。例えどれほどおぞましくとも。
「どれいい声で鳴けば可愛がってやるぞ」
麻痺したままでは声もろくに出す事はできない。にもかかわらず鳴け、泣き喚けとばかりに無茶な挿入を繰り返す。
「頑張るではないか。ますます惜しいな。素直に屈服すれば少しはいい思いをさせてやるものを……」
この異常者め……。女を犯しながら嬲る変態が国王とは呆れてものも言えない。
「その生意気な目が屈服する所が見ものだな」
いくら腰を動かした所で声なんて出さないわよ。
「陛下、こちらは如何でしょう?」
国王に手渡したものは……籠。もちろんただのカゴではない事は確か。……あちこち針みたいなものが突き出していてどう見ても拷問器具にしか見えない。
「ふむ。鳥籠か……」
「こちらもございますが? 如何なさいますか……」
もう一つは洋梨の様な形の金属の道具。ツマミを捻れば金属が割れて開いていく。おおよそ見当がつく使い道に心が冷えていく。
「苦悩の果実か。確かに今はどちらも塞げぬな。カゴを使うとしよう」
「かしこまりました」
恭しく頭を下げる。
目が合った。
なるほど。狂っているのは王だけではないらしい。
ドス黒いカゴにスッポリと胸を納めて根元を革紐で縛る。まるで金属のブラみたいだけど、飛び出した棘がこの後どうなるのかを想像すると嫌になる。
「いい表情だ。己に何が起こるのかを理解しておるな。さあ鳴け!!」
「んんっ……ィィッィギィャァァッッ!!??」
「おおっ!! 良い声で鳴くではないか。どれ反対の胸も可愛がってやろう」
左の胸にも無数の棘が突き刺さる。歯を食いしばっていても苦痛に声が漏れる。
「んぐぅぅっっっ!!」
「テイル死なぬように癒せ!」
「かしこまりました『治癒の光』」
「先端が気持ちいのか?」
「ィイッ!!」
「『治癒の光』」
「こうか? 締まる、締まるぞ!」
「ィギィャァァッッ!?」
「『治癒の光』」
「この方がいいのだな。ふむ段々とわかってきたぞ……」
「んぁぁあああああっっっ!!」
「『治癒の光』」
「いい声だ! もっと、もっと鳴け! 儂にいい声を聞かせよ!!」
「ぎぃゃぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
「『治癒の光』」
「んぁぁぁぁっっ!!!!」
「ふははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは………………」
グチュグチョグチュグチョ……。
「ぁ……ぁ……ぁ……」
グチョグチュグチョグチュグチョグチュ……。
「ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……」
気の遠くなるような時間与えられ続けた苦痛と快楽。いいえ、苦痛だけ。目の前の屑の精が溢れている光景が無性に穢らわしい。
「おおぉぉ! 堪らぬ!! これ程の名器を儂は知らぬ。良い拾い物をした。ククククククク!! もっとだもっと締まれ!」
何をほざいているのかしら?
今ではもう殆ど感じていないであろう胸への痛み。それでも頭のおかしいこの国の王は獣の様に腰を振り胸に付けたカゴを弄り得られる快楽に溺れている。
「へい……か……」
掠れるような声。
私の見下ろす先で可愛かった緑の髪のメイドが血にまみれて伏している。愛する王に拷問されながら抱かれて死に瀕している。
そんな光景が牢の中鉄格子の向こうで繰り返されている。
「まだ生きておるか。他者の命を容易く奪う割に己の生にはしがみつくとは……腹立たしいな」
「そうね。ほかの牢も似たような感じ?」
「うむ。反吐が出そうであった。貴様はよく免れたな?」
「ん? そうね。あれに抱かれたいとは思わなかったから最初にメイドと入れ替わったのよ。魔法って便利でしょ?」
「気が付かぬものなのか?」
「実際に見ての通りよ。王はメイドを私だと思ってずっと犯しているわ。メイドの方は違うのだけどね。でもほら、ついでに麻痺させといたから……」
「酷いな」
「そう? コイツらがやろうとした事そのままよ? 麻痺させてやりたい放題。ホントどうしようもない屑だわ」
「確かに屑だな。それよりも王は何故我に気がつかぬ?」
「静寂の魔法で外からの音をシャットアウト。幻惑の魔法で牢の外には誰もいないように見えているわ。ついでにこの中は濃厚な媚薬で満たしてあるから入っちゃダメよ」
「なにっ!?」
「失礼ね、外は平気よ。空気をコントロールしているから……それとも媚薬を胸いっぱいに吸い込みたい?」
「誰が吸いたいものか。しかし気体なのか? そんなもの聞いたことがないが……」
「私の秘技よ。こう見えて色々出来るのよ?」
エ□方面はね……。あー嫌になるわね。でもこの「ブレス」ってスキルは色々と出来そうね。また今度試してみましょう。
「それはいい。で、いつまでこの者どもを生かしておくのか?」
「竜の姫は?」
「ここまで見てきた所にはおらぬ。もっと下であろうな。下る途中でお前を見かけた訳だが……中々酷いことになっておるな」
「そうね、ちょっと寒いわね……」
言われて思い出したけど私ってば裸のままだった。それに鎖や枷も付いたままだし……。奴隷美少女コス十八禁仕様ね。
「そういう事ではないのだが……ふん!」
枷に指をかけたかと思えばいとも簡単に引き千切ってくれた。足の枷を取るときにすぐ側で屈まれてドキっとした。
「あ、ありがとう。さすがね、鉄を容易く引き千切るだなんて……」
「貴様も自分でどうにでも出来るであろうが……。ふん、いつまで裸でいるつもりだ。これでも着ろ」
言いながらすぐ近くに置かれた布を放ってよこす。あら気がきくわね……ってこれガラードラが用意した!?
……訳ないか。あいつら一体何をするつもりだったのよ……。色々な道具と一緒に置かれた黒いエナメルっぽい衣装を見て頭痛がしてきた。
「………………」
「どうした? 早く着ろ」
いやいや着ろと言われても……これって……。
どう見てもSMボンテージ衣装にしか見えないんだけど……。それともこういうのが好きなのかしら?
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