魔法の国のプリンセス

中山さつき

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第四章:プリンセス、聖都に舞う

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 あれからずっとお昼過ぎまで、私は彼の下で喘ぎ続けて何度も気を失ったりしながら久しぶりの男の人の愛をいっぱい味わった。
 そういえばハデス様のところを出てから初めてだと気がついた。少し前なら一週間もご無沙汰すれば欲しくなっていたのに……?
 自分の体……スキルの事ながらよくわからない。間隔が空いても平気なのはありがたいと思う。あまり酷いとまるでサキュバスにでもなってしまったのかと思ってしまう。
 ちなみにこの世界のサキュバスは女性に化ける魔物として存在している。あまり長時間は変化していられないので森の中やダンジョンで魅惑的な体と匂いで男を誘って喰ってしまう。比喩的な表現ではない方の食うである。淫夢を見せられながら喰われるらしい。何というか……怖い。

 さて、目を覚ました私はすぐ側で死んだように眠るワードさんの温もりを感じているわけだけど、いつまでもこうしているわけにもいかない。
 自分と彼に治癒の魔法をかけてから少し名残惜しいけれど彼の腕の中から抜け出す。
 とりあえずあちこちに付着したアレを処理してしまおう。中に出された分は……どうやらいつも通り種族特性のおかげで吸収済みらしい。アレを吸収して何になるのか若干不安ではあるけれど、今の所私が自覚するような影響はないので、栄養補給くらいに思っておくことにしている。
 気にしだしたらきりがないし、気にしたところで答えも得られない。つまり気にするだけ損みたいなものよね。
 まぁ開き直りとでもいうのかしら?
 自分の体は……勝手だけれどお風呂を使わせてもらうとして、ベッドの方が問題なのよね……。
 何この惨劇の後は……例の白濁液もそれなりには散らばっているのだけれど、殆どその相手の垂らした蜜よねこれ……いいえ、二人の汗もあるとは思うのだけれど……一体どれだけの時間され続けたらこんなにもシーツがベトベトになるのかしら……。
 改めて彼の顔を見るけれど……この童顔タレ目の人見知り君があんなにも激しいだなんて詐欺よね詐欺。髪をあげてればモテると思うのだけれど……勝手に切っちゃ……ダメよねさすがに……。

 さぁて、彼が眠っている間にやってしまいましょう。宴の後片付けを……。


 意外といい部屋に住んでいるのねワードさんて。お風呂もちゃんと浴槽があるし、キッチンも十分お料理ができるわ。冷蔵庫……俺くんの記憶の中の物とは少し違うけれど、機能的には同様のモノが存在する。
 失礼だとは思ったけれど勝手に食事の用意をさせてもらうことにした。大したものは作れないけれどね……これでもお姫さまだったから。
 ベッドの方も可能な限り清潔な状態にした。予備のシーツがあってよかった。
 さてと、少し遅い昼食にしましょう。ワードさんを起こさなくちゃね。
 魔法で回復しているのでそれほど疲れてはいないと思うの。だからきっと起こせばすぐに起きるはず。
 せっかくなので少しサービスしてあげましょう。たくさん可愛がってくれたもの。
 ストレージから取り出したミニスカメイド服に着替えてホワイトブリムを頭にセット。白と黒のコントラストがとっても可愛いミニスカエ□メイドキラリちゃんの出来上がり♪
 ご主人様~今から参りますわ~♪
 うふふ。こういうの楽しから好き。

 ベッドの上で毛布に包まれて眠るワードさんの耳元で「おはようございます」と囁いてみる。
 僅かに反応はあるけれどまだ起きてはいない。

「ご主人様さま……朝でございます」

 もう一度。今度は少し大きな声で。
 先ほどよりも大きな反応。
 意外と朝が弱いのかしら? 起きそうにない。
 どうしたものかしら……考えていると。

「あん……」

 彼の手が私のお尻を鷲掴みにした!?
 ちょうど彼の手のあたりに腰掛けていたからたまたまだと思うのだけれど……揉んでる?

「あ、いや……下着の中に指が入ってる……ワードさんのエ○チ……」

 眠っているのに指が……あん……だめ……。
 あそこに少し入ってる……んん。

「ご、ご主人様ぁぁ……おきて……くださいませぇ……」

 少し強めに体を揺すると目覚めの兆候があった。自然と手の動きは落ち着いていき、瞼がゆっくりと開く。

「お、おはようございます……ご主人様……昨夜はとてもお楽しみでしたね」
「………………」

 次第に私に焦点が定まっていき、そして表情が一変する。

「あわわ!? な、何!? 誰!? え、いや、キラリさん!? どうして!! あ、ああ! 僕は! まさか!?」
「きゃっ!?」

 勢いよく起き上がり毛布を払いのけるワードさん。
 自分の体を確認してホッとため息をついた。

「どうぞこれで顔をお拭きくださいませ」
「あ、ああ、ありがーー」
「いかがなさいました、ご主人様♪」

 フリーズするワードさん私はとびっきりの笑顔で先ほどのセリフを繰り返す。

「ご主人様、昨夜はとってもお楽しみでしたね♪ キラリはとっても気持ちよかったですわ」

 パジャマを着ていて安心したところを絶望に突き落とす。うふふ、楽しい。
 でも絶望って少し失礼よね。私というとっても可愛い女の子と好き放題にエ○チしたわけだし。

「ーーでもご主人様……少し激しすぎです……キラリ壊れちゃうかと思いました♪」
「………………」
「ご主人様……? ワード……さん?」

 目を見開いたまま気絶していました。

 この後一時間ほどしてワードさんは目を覚ますのですが、さすがにその時は普通に対応しました。衣装がそのままだったのでワードさんの視線が定まることはありませんでしたが、チラチラと見ていたので色々と興味はありそうでした。
 一緒に食事をしてまた明日とさすがに帰りましたよ私も。いくらなんでもそのままもう一泊は……してもよかったかしら? 気持ちよかったし……ああ見えて彼のアソコは今まで見た中でも最大級なのよね……あらやだ。思い出すとキュンとしちゃった。
 また今度抱いてくださいねご主人様♪


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名前:キラリ・フロース・ヒストリア
種族:桃色魔族
性別:女
年齢:16
レベル:434(+28)
生命力:400/400(+300)
魔力:9999/9999
体力:20
筋力:20
敏捷力:120(+100)
知力:70(+50)
器用さ:40(+20)
精神力:120(+100)
運:55

基本スキル/名称:レベル
・礼儀作法:4
・魔法:100
・受胎制御:10
・魔狼招来:2
・魔法改変:2
・隕石召喚:1

パッシブスキル/名称:レベル
・耐性(快楽):-10
・誘惑:10
・依存(快楽):10
・属性(M):9(UP)
・百合の花園:6(UP)
・調教:4
・属性(人妻):1
・龍珠:1
・冥王流剣術:1

特殊スキル/名称:レベル
▼種族特性:桃色魔族
▼種族特性:スライム
▼種族特性:世界樹
▼魔狼王の加護
▼百合の烙印
▼四神の洗礼(白帝)
▼黄龍の守護
▼冥王の寵愛

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