魔法の国のプリンセス

中山さつき

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第三章:プリンセス、迷宮に囚わる

(14)☆

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 そんな無防備な冥王ハデスを束縛したわけだけど、この人なんで下着つけてないのかしら……。前合わせの夜着、ちょうど浴衣みたいなのを脱がせたら生理現象で大きくなったアレがいきなり目に入ってしまって少し顔が熱い。
 夜の事を思い出すだけで身体まで熱くなる。

「……少しくらい……いいわよね……」

 誰に言い訳してるんだろう……。
 そっと彼の股の間に移動して股間のそれに手を触れる。
 柔らかい……。
 するときはあんなに硬いのに。
 分かっているけれど、そんな事を考えてしまう。

「ハァ、ハァ、ハァ……」

 ドキドキが止まらない。軽く握っていると次第に硬くなってきて、大きく太く……。

「はぁぁぁぁん……」

 お腹の奥がキュッとなる。

「あ……少しだけ……少しだけだから……ぁむ……ぁん……ん……んちゅ……れろ……ぁん……ん……ぅちゅ……ちゅ……ぅうん……」

 ぁあん……ダメェ……止まらない! 止まらないのぉ……。

 クチュジュリュクチュジュリュ……。

「ん……ぁん……ん……ん……」

 先っぽから滲み出る液を舐めて吸って……。
 あぁぁん……何してるの私!? 寝てる人のオ◯ンポに吸い付いて……。こんなのバレたらまたーー。

「ーーそろそろいいか?」
「んーー!?」

 あ、あ……起きた!?

「人が寝てるのに何やってんだお前は……?」
「ぁ……ぇっと……その……」

 ど……どう言い訳すればいい!?

「おい変態」
「へ、変態じゃないもん!」
「寝込みを襲っといてよく言えるな?」
「ち、違うもん、いつもされてるからお返しだもん!」
「ほう? そのお返しが人を縛り付けてフ◯ラする事か? まんま変態じゃねぇか?」
「それは……えっと……その……そ、そうよ! 攻撃効かないじゃない! だからよ!!」

 絶対領域があるから仕方なくって事にしよう!

「だからってする事がエ□なのかよ? 完全に変態だな」
「ぅぅう……変態じゃない!!」

 そうよね、だからってエッチな事する必要はないものね。縛って水に沈めれば倒せるんだものね……。

「ーーまぁいい。それで、解いてくれないのか?」
「……解くわよ……」

 手を伸ばして順番に紐を解いていく。

「全く何考えてんだか…… 」
「うるさい! 言わないで!」

 少し熱が冷めてくると途端に恥ずかしさがこみ上げてくる。背中を向けて足首の紐を解く。

「……にしてもバカだな、そんな隙だらけな背中を見せて!」
「ーーなっ!?」

 背中を押されてベッドに倒された。

「ちょっと!?」

 そのまま背中にのしかかられてーー!!

「やめーーいや、ちょっと、いやよ!」
「自業自得だろ?」

 さっきまで彼を縛っていた紐が今度は私の手首足首に巻かれる。

「いい格好だな」
「ぅぅう……」

 先ほどまでの彼と同じ……ううん、彼と違い私はうつ伏せに拘束されている。

「今日はメイドか……。メイドが粗相をしたら……お仕置きが必要だな」
「ひぃっ……」
「しかし……その格好を見ているとそういう気にもならねぇな……クックク……スケスケパンツが丸見えだぜ?」

 そう言っていやらしく笑う。

「いやぁ、触らないで!」

 体を揺すって捲れ上がったスカートをどうにかしようとするけれど、もともと見えそうなくらい短いスカートだからどうしようもなくて、結果、多分完全に捲れ上がってしまったみたい……。

「だめ、見ないで!」
「あーそうだなぁ……こんなグチョグチョマ◯コは見られたくねぇよな、クックク……ホントに変態エ□メイドだよなお前は!」
「ち、違う! 私は……」
「そうか? だったらこのまま暫く放っておくぜ?」

 素っ気なく言うとベッドから降りていく。

「ーーえっ!?」

 待って、こんな状態で放っていかないで!?

「そうだ、変態メイド用にこれを置いといてやるよ」

 足の間、ギリギリ触れないくらいのところに何か重いものが置かれた。
 黒い塊が辛うじて見えるけど……。

「好きに使え……」

 ブーンという振動音がし始めた。

「そ、そんな物使わないわよ!」
「そうか? じゃあ頑張って避けろよ」
「ふあぁぁ!」

 あ、当たってる……。慌てて体を離すけれどほんの一瞬で私の体は快楽を求め始めた。

「あ、あ……」
「じゃぁな、変態じゃねぇ普通のメイド」
「くっ!」

 そういう事ね! 屈するものですか!!
 振動する黒い何かに触れないように体を離して堪える。少し我慢すれば落ち着くはず。
 大丈夫……。

 ヴゥゥゥゥーーン……。
 静かな部屋に振動音が妙に響く。

 ヴーーーーーン……。

 かすかな振動がベッドを伝わってくるような気がする。

 ヴヴヴゥゥゥゥウン……。

 ………………。

 ヴゥゥゥゥンンン……。

 グチュグチュグチュグチュ……。

「ぁ、あ、ぁぁん……」

 あん……気持ちいぃ……。奥まで届いてるの……。
 黒い台座のついたそれはかなり重たく少しくらい動いてもビクともしない。
 それに跨りゆっくりと腰をくねらせる。

「ぃいい……イクゥ……逝っちゃうのぉ……」

 あ、あ、あーー!

「ーーおい変態」
「あああぁぁぁぁ……ぁ……」

 あ、あ、あ……私……なんで……。
 声がした方を見れば笑みを浮かべた冥王ハデスが立っていた。

「変態……何してんだ?」
「あ……これは……」
「認めろよ……お前は変態だ。エ□い事がしたくてしたくてたまんねぇんだろ?」
「ちが……私は……」
「そうか、だったらこれはいらねぇよな」

 アソコに深く挿さっていたそれを取り除かれる。
 その刺激で逝きそうになるけれど、ほんの少し足りない。

「ぅぁ……」
「どうした物欲しそうな顔して?」
「ぁぅ……」
「一回だけチャンスをやろう……どうして欲しい?」

 あ、あ……。
 彼が言う一回はホントに一回だけ。前に意地を張って拒絶した時、朝までお預けにされた。縛られたまま自分ですることも出来ずに耐えるしかなかった。
 もうあんな思いはしたくない……でも……。

「5・4・3・2……」
「……てください……」
「聞こえねぇ!」

 聞こえてるくせに……。

「え○ち……してください!!」
「何をどうして欲しいか言えよ」

 くっ……またそんな恥ずかしい事を言わせようとする……。

「どうした? 言わなきゃわかんねぇだろ?」
「あぅ……あ……私の……キラリのお◯んこに……ご主人様の極太オ◯ンポを入れてください……ご主人様のモノで気持ちよくしてください! ご主人様もえ○ちなキラリで気持ちよくなってください!」

 散々言わされた恥ずかしいセリフ……。
 いやだ……アソコがヒクヒクしてる。

「仕方がねぇな……」

 溢れ出した愛液ですでに迎え入れる準備が整っている。入り口に熱いものが触れる。

「いくぜ……」

 浅く先端が挿入された。

「ぁぁあん……ご主人様……もう我慢できません……ぁああああああああああ!!!」

 一気に奥まで貫かれた。痺れるような快感が身体中を駆け巡る。挿入されただけで快楽の頂に達してしまった。
 敏感な体はご主人様がくださる刺激に反応して繰り返し何度も何度も達してしまう。

「ご主人様! ご主人様! あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ!!!」
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