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第一章:プリンセス、冒険者になる
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水晶の洞窟のクエスト達成から十日が過ぎようとしていた。
本当はすぐに出発するつもりだったのだけど、ラーサスさんの一週間時間をくれという話に応じてしまったため、現在に至る。その間、私はソロでいくつかのクエストをこなしてギルドポイントを貯めていたのだけれど、昨日の晩、ミレーヌさんを通してラーサスさんから連絡があった。それが翌朝ギルドに来て欲しいというものだった。
早朝、隣で眠るお姉様に口づけをしてベッドから抜け出した。
昨夜も楽しみすぎたせいか少し気だるさがある。
「ヒーリング」
万能回復魔法を自分とお姉様にかけて疲労を癒す。これなら朝から一発……バカ、何考えてるの私ったら。
ベッドで眠るお姉様ことミレーヌさん……いえアリーシャお姉様を見つめる。
宿場町以降ほぼ毎晩、ミレーヌさんが眠るとアリーシャさんがその体を支配して起きてくる。元々双子だったからか、驚くほど適性が良くて、夜の時間はアリーシャタイムになっていた。ただ、堂々とアリーシャとして出歩くわけにはいかないので、もっぱら私を調きょ……じゃなくて可愛がることに注力していた。
おかげでお姉様なしでは生きられない体……にはなっていないけれども、お姉様に命令されると逆らえないというか体が喜んでしまうようになってしまった……。嫌だわ、考えただけでドキドキしちゃう。
ダメだってわかっているのに、お姉様にイタズラしたくなってしまうのよ、構って欲しくて……なんだか私ペットみたい!?
でもこの時間お姉様は眠りについている。目覚めた時には元のミレーヌさんに戻っているはず。なのでそうそうイタズラするわけにもいかない。約束もあるしね。ちなみにアリーシャタイム中はミレーヌさんの意識はないみたい。だから毎夜毎夜の情事のことは全く知らないみたい。……いいのかしらね? 姉妹の事なので私は関与しないけれど。
幸い女同士だから子供が出来てしまうこともないので、ミレーヌさんの生活には影響しないし……そういう問題でもないような気がするけれど、この件も姉妹のことだし、そちらに任せてしまいましょう。
お姉様に触りたい欲求をどうにか抑えて、シャワーを浴びに行く。
ここはミレーヌさんが借りている部屋で、2LDKにトイレはもちろんお風呂もついている。ファンタジーどこにいったのかしらね……。
ずっと宿だとお金が掛かるからとミレーヌさんが泊まりにおいでと誘ってくれた。おかげですごく快適に過ごさせてもらった。その分夜はアリーシャさんの慰めモノになったわけだけれど……。
まぁ私も相当楽しんでいるのでおアイコかしら。まさか女の子の体があんなにも気持ちがいいだなんて……。やっぱりどこが気持ちいいか分かってるからかしら? それとも柔らかくていい匂いがして……?
シャワーを浴びながらそんなことを考えているとどうにも体が疼くというか何というか……エ○チな物語みたいね……ぅん……。
「ーー姫様! いい加減にしてくださいね!」
「はぁーい」(苦笑)
ここ最近アンには叱られてばかりのような気がするわね。大抵は私が悪いのだけれど、でも仕方がないじゃない。変なスキルのせいなんだもの。
「またスキルのせいにする気ですね!?」
「まだ言ってないじゃない」
「ほら、まだって言ってますよ! やっぱりスキルのせいにするつもりなんじゃないですか!」
もう、そんなに怒らないでよ。アンだって気持ちがいいことは好きでしょ? などと言おうものなら本気で怒り出すので言わない。
これでもアンには迷惑をかけているという自覚はあるのよ。でも、アンが相手だと遠慮がなくなるのよね。やっぱり生まれた時からずっと一緒だからかしらね。
「スキルのせいなのは本当のことだと思うけれど……ごめんねアン……いつもいつもあなたには負担をかけてしまって……」
少し俯き加減に、そして悲しそうな声色で……。
「そ、そんな風に言わないでください! アンはそんなつもりではありません! アンはいつまでも姫様と共にありますから!!」
「うん、ありがとう。これからもよろしくね♪」
あ、嬉しくて思わず素敵な笑顔で言っちゃった。
えへ♪
「なっ!? 姫様!? ……キラリ様……また騙しましたね!!」
騙してないわよ? どちらの言葉も気持ちも本当の私よ?
「うふふ、ごめんなさ~い」
でもそれはちょっと恥ずかしくて言えないわね。ふふふ。
支度を済ませて冒険者ギルドへ向かう。早朝……とか思ってたけど、普通に九時過ぎてました。シャワーして軽くお化粧をしたらもういい時間。残念だけれど朝食はお預けね。時間があれば話の後にでもカフェに寄ろうと思う。
「こんにちは~」
お役所仕事のギルドは十時開店。丁度朝一のバタバタが落ち着き始める十一時頃。狙い通り、中は日中の落ち着いた空気に包まれていた。
……狙い通りよ?
ここ数日で馴染みになった受付のお姉さんにラーサスさんを呼んでもらう。
すぐに奥からインテリ眼鏡が登場して私を連れて奥のミーティングルームへ移動。
さて、一週間が十日になったことをとっちめてやらなくちゃ。
「とっ……ても待ちくたびれました」
「すまない。私の予想よりも時間がかかってしまった。本当に申し訳ない。君が旅を急いでいることは承知している。例え数日とはいえ無駄に過ごさせてしまったことは本当に申し訳なく思っている」
「う、あ、い、いいえ……。な、何か私の為に動いてくれている事は知っていますから……えっと、そんなに気にしていません」
何よ!? あんまりにも真摯に謝ってくるから調子が狂っちゃったじゃない!? もう、いつも通りちゃんと偉そうにしてなさいよ!
「ありがとう。助かるよ。それで、早速手続きをするからギルドカードを出してくれ」
「え!? 何……? 何の話ですか? それに……手続き?」
「ん……? 言ってなかったか? 冒険者ランクの昇格手続きだが?」
「聞いてません! それに大体まだ昇格に必要なポイントが貯まってませんよ?」
初級のFランクから一つ星のEランクへの昇格はそれほど難しくはない。ただ面倒なだけなのだ。基本クエストの採集、採掘、討伐、調査……などのクエストを一定数こなして冒険者としての適性を示す事。つまり、実入りの少ないショボいクエストを大量にこなさなければならない。
ホント嫌になるのよね……。ゲームだとフィールドをあっちこっち走り回っていくつかを同時にこなすからあっという間に昇格なんだけれど、リアルだとホントに大変だった。最近受けていたのもその為のクエストだからよくわかる。
「それで、どういう事ですか? 説明してもらえますか?」
「ああ、まさか伝わっていないとは思っていなかった。すまないな。ギルドの昇格規定は知っているか?」
「もちろん。誰が考えたのか知らないけれど、あの面倒なクエストを大量にこなす効率の悪いやつでしょ?」
「ああ、それだ」
苦笑い。それはそうか。彼はギルドの正職員だものね。
「ごめんなさい。ここ最近それをこなしていたからちょっとストレスが溜まっていたので……」
「何!? クエストを受けていたのか?」
「ええ、一週間ほどこの街に滞在してろって言ったじゃないですか。退屈だから昇格の為のクエストをやってましたよ?」
「そうか……」
「何よ?」
「いや、すまんな。それ無駄になったわ」
「何ですって!? ちょっと、どういうことよ!?」
あんな面倒な思いをしたのに無駄になるって!?
「キマイラ討伐の功績が特殊昇格規定に該当するだろうからその為に動いていた。で昨日、昇格通知が来た。おめでとう、今日からD級冒険者だ」
「へ……??」
「私としてはC級で推薦したのだがな……。年齢だとか、その他の実績だとかごねられてD級になってしまった。力不足で申し訳ない」
「いやいやいやいやいやいや!?」
待て待て待て!! Dランクですって!?
もちろん、国を超える必要があるからランクアップはするつもりでいたけれど、D級になるには半年くらいはかかると思っていた。移動しながらだとどうしても効率が悪くなるから、余裕を見て半年だ。
それがほんの十日ほどでですって!?
「何なの!? 特殊昇格規定って!? なんかずるくない!?」
「別に狡くはないが……そうか、本人がそう言うのなら辞退するとしようか?」
「ま、待ちなさいよ! 受けないとは言ってないでしょ!?」
「フッ……」
「ムーーーーー!!」
何よ何よ、その人を食ったような態度は! あーもう! 嬉しいのか何なのかよくわかんなくなっちゃったじゃないのよ!?
「フフ……。こんなに分かり易い反応をする小娘がレベル10魔法を操る天才魔法使いとはな……。全く、誰が気がつくというのかね……ククク……」
「分かり易くて悪かったわね!」
「いや、可愛らしくて結構だがね?」
「ーーなっ!?」
さらっと言うわねこの男は……。まったく、イケメン眼鏡ムカつくわね。何でこの男が結婚してなくてジェイクのおっちゃんが結婚してるのか全く理解できないわ!
「ーーうぅう……なんか悔しいッ!!」
翌朝、私は乗合馬車に乗って二つ目の街、カンドールへ向かって出発した。
結構早い時間だったのに三人とも見送りに来てくれて……思わず泣きそうになっちゃった。
ずっと長いこと一緒に旅した仲間と別れるような、そんな感じがした。仲間っていいな。
三人が見えなくなるまでずっと手を振り続けた。
第一章:プリンセス、冒険者になる
ーー完ーー
本当はすぐに出発するつもりだったのだけど、ラーサスさんの一週間時間をくれという話に応じてしまったため、現在に至る。その間、私はソロでいくつかのクエストをこなしてギルドポイントを貯めていたのだけれど、昨日の晩、ミレーヌさんを通してラーサスさんから連絡があった。それが翌朝ギルドに来て欲しいというものだった。
早朝、隣で眠るお姉様に口づけをしてベッドから抜け出した。
昨夜も楽しみすぎたせいか少し気だるさがある。
「ヒーリング」
万能回復魔法を自分とお姉様にかけて疲労を癒す。これなら朝から一発……バカ、何考えてるの私ったら。
ベッドで眠るお姉様ことミレーヌさん……いえアリーシャお姉様を見つめる。
宿場町以降ほぼ毎晩、ミレーヌさんが眠るとアリーシャさんがその体を支配して起きてくる。元々双子だったからか、驚くほど適性が良くて、夜の時間はアリーシャタイムになっていた。ただ、堂々とアリーシャとして出歩くわけにはいかないので、もっぱら私を調きょ……じゃなくて可愛がることに注力していた。
おかげでお姉様なしでは生きられない体……にはなっていないけれども、お姉様に命令されると逆らえないというか体が喜んでしまうようになってしまった……。嫌だわ、考えただけでドキドキしちゃう。
ダメだってわかっているのに、お姉様にイタズラしたくなってしまうのよ、構って欲しくて……なんだか私ペットみたい!?
でもこの時間お姉様は眠りについている。目覚めた時には元のミレーヌさんに戻っているはず。なのでそうそうイタズラするわけにもいかない。約束もあるしね。ちなみにアリーシャタイム中はミレーヌさんの意識はないみたい。だから毎夜毎夜の情事のことは全く知らないみたい。……いいのかしらね? 姉妹の事なので私は関与しないけれど。
幸い女同士だから子供が出来てしまうこともないので、ミレーヌさんの生活には影響しないし……そういう問題でもないような気がするけれど、この件も姉妹のことだし、そちらに任せてしまいましょう。
お姉様に触りたい欲求をどうにか抑えて、シャワーを浴びに行く。
ここはミレーヌさんが借りている部屋で、2LDKにトイレはもちろんお風呂もついている。ファンタジーどこにいったのかしらね……。
ずっと宿だとお金が掛かるからとミレーヌさんが泊まりにおいでと誘ってくれた。おかげですごく快適に過ごさせてもらった。その分夜はアリーシャさんの慰めモノになったわけだけれど……。
まぁ私も相当楽しんでいるのでおアイコかしら。まさか女の子の体があんなにも気持ちがいいだなんて……。やっぱりどこが気持ちいいか分かってるからかしら? それとも柔らかくていい匂いがして……?
シャワーを浴びながらそんなことを考えているとどうにも体が疼くというか何というか……エ○チな物語みたいね……ぅん……。
「ーー姫様! いい加減にしてくださいね!」
「はぁーい」(苦笑)
ここ最近アンには叱られてばかりのような気がするわね。大抵は私が悪いのだけれど、でも仕方がないじゃない。変なスキルのせいなんだもの。
「またスキルのせいにする気ですね!?」
「まだ言ってないじゃない」
「ほら、まだって言ってますよ! やっぱりスキルのせいにするつもりなんじゃないですか!」
もう、そんなに怒らないでよ。アンだって気持ちがいいことは好きでしょ? などと言おうものなら本気で怒り出すので言わない。
これでもアンには迷惑をかけているという自覚はあるのよ。でも、アンが相手だと遠慮がなくなるのよね。やっぱり生まれた時からずっと一緒だからかしらね。
「スキルのせいなのは本当のことだと思うけれど……ごめんねアン……いつもいつもあなたには負担をかけてしまって……」
少し俯き加減に、そして悲しそうな声色で……。
「そ、そんな風に言わないでください! アンはそんなつもりではありません! アンはいつまでも姫様と共にありますから!!」
「うん、ありがとう。これからもよろしくね♪」
あ、嬉しくて思わず素敵な笑顔で言っちゃった。
えへ♪
「なっ!? 姫様!? ……キラリ様……また騙しましたね!!」
騙してないわよ? どちらの言葉も気持ちも本当の私よ?
「うふふ、ごめんなさ~い」
でもそれはちょっと恥ずかしくて言えないわね。ふふふ。
支度を済ませて冒険者ギルドへ向かう。早朝……とか思ってたけど、普通に九時過ぎてました。シャワーして軽くお化粧をしたらもういい時間。残念だけれど朝食はお預けね。時間があれば話の後にでもカフェに寄ろうと思う。
「こんにちは~」
お役所仕事のギルドは十時開店。丁度朝一のバタバタが落ち着き始める十一時頃。狙い通り、中は日中の落ち着いた空気に包まれていた。
……狙い通りよ?
ここ数日で馴染みになった受付のお姉さんにラーサスさんを呼んでもらう。
すぐに奥からインテリ眼鏡が登場して私を連れて奥のミーティングルームへ移動。
さて、一週間が十日になったことをとっちめてやらなくちゃ。
「とっ……ても待ちくたびれました」
「すまない。私の予想よりも時間がかかってしまった。本当に申し訳ない。君が旅を急いでいることは承知している。例え数日とはいえ無駄に過ごさせてしまったことは本当に申し訳なく思っている」
「う、あ、い、いいえ……。な、何か私の為に動いてくれている事は知っていますから……えっと、そんなに気にしていません」
何よ!? あんまりにも真摯に謝ってくるから調子が狂っちゃったじゃない!? もう、いつも通りちゃんと偉そうにしてなさいよ!
「ありがとう。助かるよ。それで、早速手続きをするからギルドカードを出してくれ」
「え!? 何……? 何の話ですか? それに……手続き?」
「ん……? 言ってなかったか? 冒険者ランクの昇格手続きだが?」
「聞いてません! それに大体まだ昇格に必要なポイントが貯まってませんよ?」
初級のFランクから一つ星のEランクへの昇格はそれほど難しくはない。ただ面倒なだけなのだ。基本クエストの採集、採掘、討伐、調査……などのクエストを一定数こなして冒険者としての適性を示す事。つまり、実入りの少ないショボいクエストを大量にこなさなければならない。
ホント嫌になるのよね……。ゲームだとフィールドをあっちこっち走り回っていくつかを同時にこなすからあっという間に昇格なんだけれど、リアルだとホントに大変だった。最近受けていたのもその為のクエストだからよくわかる。
「それで、どういう事ですか? 説明してもらえますか?」
「ああ、まさか伝わっていないとは思っていなかった。すまないな。ギルドの昇格規定は知っているか?」
「もちろん。誰が考えたのか知らないけれど、あの面倒なクエストを大量にこなす効率の悪いやつでしょ?」
「ああ、それだ」
苦笑い。それはそうか。彼はギルドの正職員だものね。
「ごめんなさい。ここ最近それをこなしていたからちょっとストレスが溜まっていたので……」
「何!? クエストを受けていたのか?」
「ええ、一週間ほどこの街に滞在してろって言ったじゃないですか。退屈だから昇格の為のクエストをやってましたよ?」
「そうか……」
「何よ?」
「いや、すまんな。それ無駄になったわ」
「何ですって!? ちょっと、どういうことよ!?」
あんな面倒な思いをしたのに無駄になるって!?
「キマイラ討伐の功績が特殊昇格規定に該当するだろうからその為に動いていた。で昨日、昇格通知が来た。おめでとう、今日からD級冒険者だ」
「へ……??」
「私としてはC級で推薦したのだがな……。年齢だとか、その他の実績だとかごねられてD級になってしまった。力不足で申し訳ない」
「いやいやいやいやいやいや!?」
待て待て待て!! Dランクですって!?
もちろん、国を超える必要があるからランクアップはするつもりでいたけれど、D級になるには半年くらいはかかると思っていた。移動しながらだとどうしても効率が悪くなるから、余裕を見て半年だ。
それがほんの十日ほどでですって!?
「何なの!? 特殊昇格規定って!? なんかずるくない!?」
「別に狡くはないが……そうか、本人がそう言うのなら辞退するとしようか?」
「ま、待ちなさいよ! 受けないとは言ってないでしょ!?」
「フッ……」
「ムーーーーー!!」
何よ何よ、その人を食ったような態度は! あーもう! 嬉しいのか何なのかよくわかんなくなっちゃったじゃないのよ!?
「フフ……。こんなに分かり易い反応をする小娘がレベル10魔法を操る天才魔法使いとはな……。全く、誰が気がつくというのかね……ククク……」
「分かり易くて悪かったわね!」
「いや、可愛らしくて結構だがね?」
「ーーなっ!?」
さらっと言うわねこの男は……。まったく、イケメン眼鏡ムカつくわね。何でこの男が結婚してなくてジェイクのおっちゃんが結婚してるのか全く理解できないわ!
「ーーうぅう……なんか悔しいッ!!」
翌朝、私は乗合馬車に乗って二つ目の街、カンドールへ向かって出発した。
結構早い時間だったのに三人とも見送りに来てくれて……思わず泣きそうになっちゃった。
ずっと長いこと一緒に旅した仲間と別れるような、そんな感じがした。仲間っていいな。
三人が見えなくなるまでずっと手を振り続けた。
第一章:プリンセス、冒険者になる
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