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第一章:プリンセス、冒険者になる
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「ーー全員無事で何よりだ」
ジェイクさんの声に皆が一斉にそちらを見る。
「ただし……ラヴェル……このままだと噛まれたお前は死ぬ……」
「ーーえっ!?」
「「何で!!」」
彼らがそれぞれに疑問の声を上げた。そんな彼らを無言で抑えて、ジェイクさんは私を見た。
「キラリ……あいつがクロスパイソンだと知っていたな?」
「はい……」
そうね、真っ先に私が叫んだわ。
「あいつの毒のことも知っているか?」
「………………」
毒? クロスパイソンの毒……!?
あぁぁ!! そうか、あのイベントか!! 思い出したわ。
パーティ内に一定以上の好感度異性キャラがいると発生する毒を中和するイベント……。
でもどうしてそんなイベントが……いえ、違うわね。ここは現実となった世界。男の子が女の子を庇って噛まれる……なんて事くらい日常的に起こりうることよね。ただそれだけのことよ……。
「……はい、知っています」
「そうか……それなら話が早い。頼めないだろうか……」
差し出されたものは一本の牙。クロスパイソンの毒牙。
今この場にいて毒の中和ができるのは私だけ。噛まれたラヴェルに対する異性は私だけ。つまりそういうことだ。
「大変な事を頼んでいる事は理解している。特別報酬も用意する。それでも抵抗はあるだろうが人命救助と割り切ってはもらえないだろうか……」
真剣な表情。それはそうだろうなって思う。女の子にあんな解毒をしてくれと頼むんだから。でも彼が毒を受けた原因は私だ。その私が嫌だなんて言える訳がない。
「……二人きりにしてください」
毒牙を受け取る。私を庇って死なせるわけにはいかない。それに庇ってなければ私が噛まれていた。その時は四人の誰かに頼まなくちゃいけなかった。どう転んでもこうなる筋書きだったみたいね。それなら……勇気を出して私を庇ってくれたラヴェルがいいわ。
「わかった。いざという時に駆け寄れる程度だが離れていよう。彼のことを頼む」
「……はい」
そして私とラヴェルは二人きりになった。
「あの、キラリさん……? 僕死んでしまうの?」
オドオドと今にも泣きそうなラヴェル。
「このまま何もしなければあなたは死んでしまうわ」
「そんなーー!?」
「落ち着いてラヴェル。助かる方法はあるの……あなたが嫌でなければ私と……その、私と……してくれる?」
「えっ!?」
意味がわからない、そんな表情だわ。当たり前か……。
「あのね、あなたを噛んだあの蛇の魔物はクロスパイソンというのだけど、少し変わった毒を持っているの」
そう変わったというか、おかしな毒。解毒魔法では中和不可能な致死毒。唯一の解毒方法はともに毒に侵された男女がエ○チをすること……。そう淡々と説明をする。
「あなたが助かるには……そうするしかないのよ」
ホントふざけた毒だわ。どう考えてもエ□ゲー的イベントを発生させるために設定された毒よねこれ。
「そんなのダメだよ! キラリさんがする必要はないよ! 街に戻れば誰か……」
「無理よ。噛まれてから一時間以内じゃないとダメなの……」
「そんな……」
絶望するわよね……。
「ごめんなさい、私しかいなくて、その、恋人には言わなくていいから。ただの解毒処置だから……」
私は彼に見えるように毒牙を腕に突き刺した。
チクリ。
薄っすらと血が滲んだ。ちゃんと牙が刺さってよかったわ。
「これであなたと出来なければ私も死んでしまうわ」
「なんで、そんな!?」
そっと彼の頰に手を伸ばす。
「助けてくれてありがとう。今度は私の番ね」
そっと唇を重ねる。
ラヴェルが落ち着くまでそのままじっとしてる。
……つもりだったのだけど……イヤだわなんだか興奮してきてしまったわ。
「ん、ちゅ、ぅんちゅ……」
思っていたよりもずっと柔らかいラヴェルの唇を軽くついばみ、舌を這わせる。
その度に彼の体がビクンと反応して可愛い。
まだ硬い彼の体に私はすがりつくように体を押し当てる。意外と逞しい体に少しドキドキしてしまう。
私もラヴェルも先に鎧や外套を外している。昂り始めた私の体の敏感なところへ彼の手を誘う。
「ぁん……」
熱い。小さく震えるような手がゆっくり、ゆっくり。氷が溶けるように私の胸を包み込んでいく。
「ぅんっ……や、優しく触れてくれる?」
決して強くはない彼の力加減だけれど、興奮してきたらどうなるかはわからない。痛いのが嫌な私は先におねだりしておく。
「……うん……」
ぎこちない手つき。でも男の人の手。そんな彼の手が私の胸を這う。
「あん、ん、んぅんっ……」
硬くなった胸の先端に指が触れる度に私の口から自然と甘い声が漏れる。それを誤魔化すように口づけをした。
ピチャピチャ……。
舌を絡める度に口元からいやらしい音がする。
「ん、ぅく、んん……んちゅ……」
ああ……胸だけじゃイヤ……。焦れったい。胸だけを弄ばれても満足できない私は抱きついた彼に体を擦り付けて快楽を求めてしまう。
「あの……ぅん……下も、その触って欲しいの……」
「ーー!?」
自分からおねだりするだなんて……。はしたない娘だと思われたかしら? でももう我慢できないわ!
「おねがい……して?」
そっと彼の股間に触れる。
すごく熱くて硬い。
「うわぁ……やめ……!」
服の上からなんてもどかしくて、腰の隙間から手を差し入れた。
「やぁぁん、熱いの……」
先端から竿へと指を絡ませる。気持ちの良い部分は知っているから……。そっと優しく撫でる。
「う、うう、あぁぁ……」
ラヴェルの口からエ○チな声が漏れてくる。嬉しい……もっと……もっとしよう……。口付けて舌を絡ませて私の唾液を流し入れる。
媚薬……。そう私の体液は媚薬効果を持っている。効果のほどはわからないけれど。どうせきっと凄いんだろうななんて思う。
彼の股間をゆっくりと弄る。
腰がビクンビクンと跳ねる。気持ちいい?
ねぇ……。
「私もして欲しい……」
ぃゃぁぁ恥ずかしい。私またおねだりしてる。
彼の手を女の子の大切なところへ導く。
クチュ……。
「ぁぁん……」
指が触れただけで痺れるような快感が走った。
お願いもっと……もっとして欲しいの……。
じっと動かない彼の指に自分で擦り付ける。
イヤ、あん、ダメ……自分からするなんて、あん、あ、ぁぁん……。
クチュクチュクチュ……。
彼の熱いモノを擦るリズムに合わせて自分で動く。
あんイヤらしい、私彼の指で自慰してるみたい。
ぃゃん、何これすごく恥ずかしいのに興奮しちゃう!?
「ハァハァ、ハァァン!」
ダメよ、何一人で逝こうととしてるの。エッチしなきゃ解毒できないのよ……。
「あのね、私じゃイヤ……かもしれないけど、その、して、くれる?」
「イヤ、とかそんなこと思うわけないよ。キラリさん凄く綺麗で可愛くて……なのに僕のせいでこんなことさせて……」
「気に、しないで……私のこと助けてくれたでしょ? もう一度助けて、ぁ、くれる?」
「キラリさん……」
「ぁぁん!?」
クチュクチュリ……。
私の中へゆっくりと指が入ってくる。
「ん、ん、ぅんっ……」
クチュクチュクチュ。
絡まり合う舌から、刺激し合うお互いの股間から、いやらしい音が気分を高揚させる。
彼の熱いモノをそっと取り出す。
「ぁん……凄くおっきい……」
ビクリと反応する彼の体。その上に跨る私。
イヤだ……これじゃまるで私が襲いかかってるみたいじゃない。
彼の熱くて硬いモノを自分のグチョグチョになったアソコへと導いていく。
「ぃやぁぁ……」
先端が触れた。それだけで逝ってしまいそうになる。相変わらずエ○チな体だわ……。
でも凄く期待しているのがわかる。早く入れたくて仕方がない。
右手で下着をズラして左手で彼の熱くそそり勃つアレ濡れたを割れ目へと差し挿れていく。
ああっっ熱い。そして……んんっっ、おっきい……。
「ぅん、んくぅ……ア、ああ、ぁぁァアアアアアアアア!」
奥までズブリと入った。
熱い塊が内側から私の奥を圧迫してくる。
挿れただけで軽く逝っちゃったみたい。お腹のあたりがピクピクしてる。
「ハァ、ハァ、ハァ……」
彼の体に跨って抱きついて自分で腰を振る女の子……それが今の私。なんてエ○チなのかしら!?
「もっと、動いて、いいよ?」
ううん。動いていいんじゃなくて、ホントは動いて欲しいの。
自分で腰を振っても満足できないの。誰かのリズムで突いて欲しいの。
「あう、あああ……ごめん、で、でるっっ!!」
「まって、まだ、まだなの私ーー!?」
あ、あ、あぁぁぁぁ……。
私の中で彼の熱い塊が大きく跳ねた。ドクンドクンと脈打つそれから更に熱い精が吐き出されている。ビュルビュルと奥に吐き出されている感覚が一層私を快楽に誘う。
でも、ダメ……これじゃ満足できない。ねぇもっとして、もっと腰を強く打ち付けて、ねぇ、ねぇ……。
全ての精を吐き出した彼は荒い息でぐったりしている。物足りない私が腰を振るけれど、私の中のアレはふにゃっとして気持ちよくない。嘘でしょ、一回出しただけで終わりなの!? 若いんだから五回でも十回でもガチガチでいける筈よね!?
ちょっと、ねぇ、私まだ逝ってないわよ!?
「キラリさん、よかったです……僕気持ちよかったです……」
満足そうな彼。でも私は……。
「あのね、私も逝きたいの……」
耳元に顔を埋めてお願いする。やだ、恥ずかしいよ。
「……えっと、僕もう……」
本気で無理なの!? たったの一回で打ち止め!? 軟弱だわ! そんなのダメよ!!
「あのね、ごめんねラヴェル……これじゃ私満足できないの……ごめんね……だから……『ヒーリング』」
ぃやぁぁん! 中でまた硬くなってきた!!
あ、あ、ああんっっっ!!!
やだ、これ気持ちいいのっっ!!
「ちょっ!? ちょっと待って! 僕さっき逝ったばかりで敏感過ぎてーーう、うわぁっ!? で、出ちゃうぅぅ!!」
何で!? 私の中でまた熱い塊が跳ねた!?
ドクンドクンドクンドクン……。
奥に当たるのは気持ちいいけど……ちょっと早すぎるわよ! また私おいていかれたじゃない!!
「……『ヒーリング』!」
「ああうおおあうおお!?」
すぐに逝けないように袋の根元を掴んで絞る。こうすると逝きにくいって聞いたことがあるの。
今度こそ気持ちよくしてね。
凄く変な体勢なのに全く体がしんどくないなんて……これが軟体?
やっぱりこういう時のためのスキルなのよねきっと……。
考えれば考えるほど私って変態一直線のような気がする……。
「き、キラリさん! 逝きそうなのに、逝きそうなのにっっ!?」
「まだよ、私を気持ちよくしてからよ、ほら、今度こそ頑張るのよっ!!」
彼の腰に合わせて私も自分が気持ちよくなれるように動く。今度こそちゃんと逝かせてね。あ、ほら、そこ。そこが気持ちいいのよっ!!
「あ、あん、あ、あ、ぁぁん、いい、いいよぉ……あ、アァァァァ!」
「キラリさぁぁぁぁぁぁぁんんっっ!!!」
ーーーーー
2021.02.12改稿。
ラヴェルうらやま……。
ジェイクさんの声に皆が一斉にそちらを見る。
「ただし……ラヴェル……このままだと噛まれたお前は死ぬ……」
「ーーえっ!?」
「「何で!!」」
彼らがそれぞれに疑問の声を上げた。そんな彼らを無言で抑えて、ジェイクさんは私を見た。
「キラリ……あいつがクロスパイソンだと知っていたな?」
「はい……」
そうね、真っ先に私が叫んだわ。
「あいつの毒のことも知っているか?」
「………………」
毒? クロスパイソンの毒……!?
あぁぁ!! そうか、あのイベントか!! 思い出したわ。
パーティ内に一定以上の好感度異性キャラがいると発生する毒を中和するイベント……。
でもどうしてそんなイベントが……いえ、違うわね。ここは現実となった世界。男の子が女の子を庇って噛まれる……なんて事くらい日常的に起こりうることよね。ただそれだけのことよ……。
「……はい、知っています」
「そうか……それなら話が早い。頼めないだろうか……」
差し出されたものは一本の牙。クロスパイソンの毒牙。
今この場にいて毒の中和ができるのは私だけ。噛まれたラヴェルに対する異性は私だけ。つまりそういうことだ。
「大変な事を頼んでいる事は理解している。特別報酬も用意する。それでも抵抗はあるだろうが人命救助と割り切ってはもらえないだろうか……」
真剣な表情。それはそうだろうなって思う。女の子にあんな解毒をしてくれと頼むんだから。でも彼が毒を受けた原因は私だ。その私が嫌だなんて言える訳がない。
「……二人きりにしてください」
毒牙を受け取る。私を庇って死なせるわけにはいかない。それに庇ってなければ私が噛まれていた。その時は四人の誰かに頼まなくちゃいけなかった。どう転んでもこうなる筋書きだったみたいね。それなら……勇気を出して私を庇ってくれたラヴェルがいいわ。
「わかった。いざという時に駆け寄れる程度だが離れていよう。彼のことを頼む」
「……はい」
そして私とラヴェルは二人きりになった。
「あの、キラリさん……? 僕死んでしまうの?」
オドオドと今にも泣きそうなラヴェル。
「このまま何もしなければあなたは死んでしまうわ」
「そんなーー!?」
「落ち着いてラヴェル。助かる方法はあるの……あなたが嫌でなければ私と……その、私と……してくれる?」
「えっ!?」
意味がわからない、そんな表情だわ。当たり前か……。
「あのね、あなたを噛んだあの蛇の魔物はクロスパイソンというのだけど、少し変わった毒を持っているの」
そう変わったというか、おかしな毒。解毒魔法では中和不可能な致死毒。唯一の解毒方法はともに毒に侵された男女がエ○チをすること……。そう淡々と説明をする。
「あなたが助かるには……そうするしかないのよ」
ホントふざけた毒だわ。どう考えてもエ□ゲー的イベントを発生させるために設定された毒よねこれ。
「そんなのダメだよ! キラリさんがする必要はないよ! 街に戻れば誰か……」
「無理よ。噛まれてから一時間以内じゃないとダメなの……」
「そんな……」
絶望するわよね……。
「ごめんなさい、私しかいなくて、その、恋人には言わなくていいから。ただの解毒処置だから……」
私は彼に見えるように毒牙を腕に突き刺した。
チクリ。
薄っすらと血が滲んだ。ちゃんと牙が刺さってよかったわ。
「これであなたと出来なければ私も死んでしまうわ」
「なんで、そんな!?」
そっと彼の頰に手を伸ばす。
「助けてくれてありがとう。今度は私の番ね」
そっと唇を重ねる。
ラヴェルが落ち着くまでそのままじっとしてる。
……つもりだったのだけど……イヤだわなんだか興奮してきてしまったわ。
「ん、ちゅ、ぅんちゅ……」
思っていたよりもずっと柔らかいラヴェルの唇を軽くついばみ、舌を這わせる。
その度に彼の体がビクンと反応して可愛い。
まだ硬い彼の体に私はすがりつくように体を押し当てる。意外と逞しい体に少しドキドキしてしまう。
私もラヴェルも先に鎧や外套を外している。昂り始めた私の体の敏感なところへ彼の手を誘う。
「ぁん……」
熱い。小さく震えるような手がゆっくり、ゆっくり。氷が溶けるように私の胸を包み込んでいく。
「ぅんっ……や、優しく触れてくれる?」
決して強くはない彼の力加減だけれど、興奮してきたらどうなるかはわからない。痛いのが嫌な私は先におねだりしておく。
「……うん……」
ぎこちない手つき。でも男の人の手。そんな彼の手が私の胸を這う。
「あん、ん、んぅんっ……」
硬くなった胸の先端に指が触れる度に私の口から自然と甘い声が漏れる。それを誤魔化すように口づけをした。
ピチャピチャ……。
舌を絡める度に口元からいやらしい音がする。
「ん、ぅく、んん……んちゅ……」
ああ……胸だけじゃイヤ……。焦れったい。胸だけを弄ばれても満足できない私は抱きついた彼に体を擦り付けて快楽を求めてしまう。
「あの……ぅん……下も、その触って欲しいの……」
「ーー!?」
自分からおねだりするだなんて……。はしたない娘だと思われたかしら? でももう我慢できないわ!
「おねがい……して?」
そっと彼の股間に触れる。
すごく熱くて硬い。
「うわぁ……やめ……!」
服の上からなんてもどかしくて、腰の隙間から手を差し入れた。
「やぁぁん、熱いの……」
先端から竿へと指を絡ませる。気持ちの良い部分は知っているから……。そっと優しく撫でる。
「う、うう、あぁぁ……」
ラヴェルの口からエ○チな声が漏れてくる。嬉しい……もっと……もっとしよう……。口付けて舌を絡ませて私の唾液を流し入れる。
媚薬……。そう私の体液は媚薬効果を持っている。効果のほどはわからないけれど。どうせきっと凄いんだろうななんて思う。
彼の股間をゆっくりと弄る。
腰がビクンビクンと跳ねる。気持ちいい?
ねぇ……。
「私もして欲しい……」
ぃゃぁぁ恥ずかしい。私またおねだりしてる。
彼の手を女の子の大切なところへ導く。
クチュ……。
「ぁぁん……」
指が触れただけで痺れるような快感が走った。
お願いもっと……もっとして欲しいの……。
じっと動かない彼の指に自分で擦り付ける。
イヤ、あん、ダメ……自分からするなんて、あん、あ、ぁぁん……。
クチュクチュクチュ……。
彼の熱いモノを擦るリズムに合わせて自分で動く。
あんイヤらしい、私彼の指で自慰してるみたい。
ぃゃん、何これすごく恥ずかしいのに興奮しちゃう!?
「ハァハァ、ハァァン!」
ダメよ、何一人で逝こうととしてるの。エッチしなきゃ解毒できないのよ……。
「あのね、私じゃイヤ……かもしれないけど、その、して、くれる?」
「イヤ、とかそんなこと思うわけないよ。キラリさん凄く綺麗で可愛くて……なのに僕のせいでこんなことさせて……」
「気に、しないで……私のこと助けてくれたでしょ? もう一度助けて、ぁ、くれる?」
「キラリさん……」
「ぁぁん!?」
クチュクチュリ……。
私の中へゆっくりと指が入ってくる。
「ん、ん、ぅんっ……」
クチュクチュクチュ。
絡まり合う舌から、刺激し合うお互いの股間から、いやらしい音が気分を高揚させる。
彼の熱いモノをそっと取り出す。
「ぁん……凄くおっきい……」
ビクリと反応する彼の体。その上に跨る私。
イヤだ……これじゃまるで私が襲いかかってるみたいじゃない。
彼の熱くて硬いモノを自分のグチョグチョになったアソコへと導いていく。
「ぃやぁぁ……」
先端が触れた。それだけで逝ってしまいそうになる。相変わらずエ○チな体だわ……。
でも凄く期待しているのがわかる。早く入れたくて仕方がない。
右手で下着をズラして左手で彼の熱くそそり勃つアレ濡れたを割れ目へと差し挿れていく。
ああっっ熱い。そして……んんっっ、おっきい……。
「ぅん、んくぅ……ア、ああ、ぁぁァアアアアアアアア!」
奥までズブリと入った。
熱い塊が内側から私の奥を圧迫してくる。
挿れただけで軽く逝っちゃったみたい。お腹のあたりがピクピクしてる。
「ハァ、ハァ、ハァ……」
彼の体に跨って抱きついて自分で腰を振る女の子……それが今の私。なんてエ○チなのかしら!?
「もっと、動いて、いいよ?」
ううん。動いていいんじゃなくて、ホントは動いて欲しいの。
自分で腰を振っても満足できないの。誰かのリズムで突いて欲しいの。
「あう、あああ……ごめん、で、でるっっ!!」
「まって、まだ、まだなの私ーー!?」
あ、あ、あぁぁぁぁ……。
私の中で彼の熱い塊が大きく跳ねた。ドクンドクンと脈打つそれから更に熱い精が吐き出されている。ビュルビュルと奥に吐き出されている感覚が一層私を快楽に誘う。
でも、ダメ……これじゃ満足できない。ねぇもっとして、もっと腰を強く打ち付けて、ねぇ、ねぇ……。
全ての精を吐き出した彼は荒い息でぐったりしている。物足りない私が腰を振るけれど、私の中のアレはふにゃっとして気持ちよくない。嘘でしょ、一回出しただけで終わりなの!? 若いんだから五回でも十回でもガチガチでいける筈よね!?
ちょっと、ねぇ、私まだ逝ってないわよ!?
「キラリさん、よかったです……僕気持ちよかったです……」
満足そうな彼。でも私は……。
「あのね、私も逝きたいの……」
耳元に顔を埋めてお願いする。やだ、恥ずかしいよ。
「……えっと、僕もう……」
本気で無理なの!? たったの一回で打ち止め!? 軟弱だわ! そんなのダメよ!!
「あのね、ごめんねラヴェル……これじゃ私満足できないの……ごめんね……だから……『ヒーリング』」
ぃやぁぁん! 中でまた硬くなってきた!!
あ、あ、ああんっっっ!!!
やだ、これ気持ちいいのっっ!!
「ちょっ!? ちょっと待って! 僕さっき逝ったばかりで敏感過ぎてーーう、うわぁっ!? で、出ちゃうぅぅ!!」
何で!? 私の中でまた熱い塊が跳ねた!?
ドクンドクンドクンドクン……。
奥に当たるのは気持ちいいけど……ちょっと早すぎるわよ! また私おいていかれたじゃない!!
「……『ヒーリング』!」
「ああうおおあうおお!?」
すぐに逝けないように袋の根元を掴んで絞る。こうすると逝きにくいって聞いたことがあるの。
今度こそ気持ちよくしてね。
凄く変な体勢なのに全く体がしんどくないなんて……これが軟体?
やっぱりこういう時のためのスキルなのよねきっと……。
考えれば考えるほど私って変態一直線のような気がする……。
「き、キラリさん! 逝きそうなのに、逝きそうなのにっっ!?」
「まだよ、私を気持ちよくしてからよ、ほら、今度こそ頑張るのよっ!!」
彼の腰に合わせて私も自分が気持ちよくなれるように動く。今度こそちゃんと逝かせてね。あ、ほら、そこ。そこが気持ちいいのよっ!!
「あ、あん、あ、あ、ぁぁん、いい、いいよぉ……あ、アァァァァ!」
「キラリさぁぁぁぁぁぁぁんんっっ!!!」
ーーーーー
2021.02.12改稿。
ラヴェルうらやま……。
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