魔法の国のプリンセス

中山さつき

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第一章:プリンセス、冒険者になる

(15)☆

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 ピチャ、ピチャ、ピチャ……。
 唇も口の中も余すところなく嬲られて。心も体も熱く蕩けそう。
 ほんの少し体が擦れ合うだけで堪らない快感が押し寄せてくる。
 あまりの快感に体に力が入らない。必死に魔狼王にしがみついて体を支えようとするけれど、足腰だけでなく腕にも力が入らない。
 結局ズルズルと滑るようにして地面に座り込んでしまった。

「む……どうした? 体に力が入らぬのか?」

 再び抱きかかえられた私は彼の膝に乗せられる。

「はぅぅっっ!!」

 膝がアソコに当たって電気が駆け抜けた。
 ちょっと、その乗せ方は違うと、思うの。
 なんで跨がせるのよ……アソコが……んんっ。

 クチュリ……。

 筋肉の無骨な感触にトロリと愛液が溢れ出す。ただ乗せられているだけなのに剥き出しのアソコが濡れていやらしく音を立てる。

「ぃやぁぁ……ハァァン」

 違う。
 私腰を動かしてる。
 気持ちよくなろうと自分で動かしてる。
 だからクチュクチュと音がするんだ……。

「アン、あ、あ、ああ……」

 喘ぐ声とクチュクチュと卑猥な水音が重なる。唇や胸や背中や股間……。
 体の全部が気持ちいい。もしこのままアソコに挿入されたら……どうなってしまうんだろう。どれほど気持ちがいいのだろう。
 間断なく緩い刺激を与えられて私の体は、心は、女の子の大切な大切なアソコはアレを求めている。
 奥まで貫いてほしいとアレを求めて蠢いている。

「ぃいい……いいのぉ……あ、あぁぁ……」

 あの時は堪えられた昂まりを今は少しも我慢できない。胸の先が痛いほどに固くなって衣服越しの刺激がとてももどかしい。
 もっと、もっと激しく触れて欲しい。どうして私は服なんて着ているの!? 今すぐ破り捨ててありのままの私を抱きしめて欲しい。

「ガルムさまぁ……お願いです、私に……私のアソコに挿れてください!」

 服の上からでもわかるくらいに硬く隆起したそれ。知らないうちに私の手はそれを撫でていて、気がついた今でも離せずにいる。

 欲しい。
 生唾を飲み込むほどに。

 欲しい。
 蕩ける私のアソコに……。

 お願い……。
 もう我慢なんて……。

 ガルムさまぁ……。
 挿れて、挿れてくださいっ!!

「ーーよかろう娘よ。望みを叶えよう。我を受け入れるが良い」

 ガルム様の逞しい腕が快楽に震える私の片脚を抱え上げた。

「ぁん……」

 彼の膝に触れていたアソコが艶かしい糸を引き更なる刺激を求めてヒクヒクと蠢いている。
 恥ずかしくて見てられなくて彼の口元に視線を向けた。

「いい子だ……じっとしていろ」
「はぁぅん……」

 心を蕩かすような低く深い声。
 息ができないくらい苦しくて、切なくて、彼が欲しくて堪らなくて……。
 はや……く……。
 いやらしくおねだりを口にしかけたその時。
 熱い塊が濡れてグチョグチョになった私の大切なところに触れた。

「アゥ、あ、あ、ああ……アン……アア……」

 焦らすように先端で撫でられて私の中からトロリと熱いものが溢れ出す。
 欲しい……ガルム様の熱いのが欲しい……私のアソコに欲しい!
 想いは一層昂り強くなる。

「あ、あん、ガルムさまぁ挿れてぇ……はぁぁぁぁぁん!!!」

 ゆっくりと狭い入り口を押し広げて先端が私の中に……。
 すでにトロトロになった蜜壺は大きな熱い肉棒を難なく呑み込んでいく。
 息がつまる。
 お腹がジクジクと痛い。
 熱いモノが私の中を掻きながらズルズルと突き進んでくる。

 んあぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!

 アソコの奥の小さな部屋に先端が届いた。子宮口を強引に押し広げ一番奥まで。
 貫かれた痛みとともに押し寄せる圧倒的な快感に目の奥がチカチカする。
 もう何も考えられない。
 気持ちよくて気持ちよくてずっと抱かれていたい。
 ああ、いい、いいのぉ……きもちいいよおぉぉ……。

「アン、あ、あ、あぁん、あ、や、ハァハァ、ハァァン!」

 クチュクチュグチョグチョクチュクチュ……。

 最初はゆっくりとした動きから次第に早く、荒々しく。激しく繰り返される腰の動きに私の声といやらしい音が響きあう。
 何度も何度も。奥を突かれる度に味わったことのない幸福感に包まれる。それだけで引き攣るような痛みもお腹を押し拡げる圧迫感も途端に快楽に変わってしまう。
 大きなアレが私の中へと入っては引き抜かれて、引き抜かれては奥まで突き刺さる。クチュクチュグチョグチョといやらしい水音を立て続けている。

「あん、あん、あん、あん……ガルムさまぁ、ガルムさまぁ逝きます! いっちゃいます!! あぁぁぁぁーーーーーーーー!!!」

 仰け反る体をきつく抱きしめられて私のアソコは吸い付くように熱い塊をギュッと咥え込む。
 お腹の中の熱い塊はドクンドクンと激しく脈打ち熱い精を大量に吐き出した。

「あ、あ、あぁ……ガルム様の精液が奥に……」

 ガルム様は快楽に達した私を抱き抱えて腰を下ろした。繋がったままのアソコはちょっとした振動ですら快楽に変えて私の体を包み込む。

「さぁ娘よ褒美はまだ与え終わっておらぬぞ……」
「ぃやぁぁん!?」

 今度は座った体勢で腰を突き上げられた。
 待って、待ってよ。まだ、まだ逝ってるの。ダメなの。今動かれたら! ダメなの逝っちゃうの、あん、あ、あぁーーーーーーーーーー!!!
 喘ぐ私の声といやらしい水音がそれからしばらく森に響き続けることになった。



ーーーーー
2021.02.05改稿
誤字脱字と表現を修正。
……エロさアップ……したつもりです。
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