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国で一番でかい戦士ギルドに入ったら、みんなひたすらボケていた。
「何だこれ!?」
「諦めろ仕様だ」
ウザがられてあぶれていると言う理由で押し付けられた先輩が返す。
「うちの裏ボスがボスの為にボケ始めて、何かボケなきゃいけない雰囲気になった」
「理不尽!」
言いながら彼は、紙袋から林檎を取り出す。何か芋虫が見えた。
「さて何の変哲も無い林檎ですが、この通り、裏返すと虫が現れます」
「ただ食われてるだけじゃねーかっ!」
彼は無言で紙袋に戻し、また取り出す。
「何と一瞬で虫が増えました」
「中に入ってただけだろぉ!?」
駄目だ、この男馬鹿だ。僕は悟る。
「まぁ頑張れよ。この紙袋やるから」
「不用品押し付けんの止めろこの屑野郎!」
……そんなわけで、僕もボケる破目になったのだった。
「何だこれ!?」
「諦めろ仕様だ」
ウザがられてあぶれていると言う理由で押し付けられた先輩が返す。
「うちの裏ボスがボスの為にボケ始めて、何かボケなきゃいけない雰囲気になった」
「理不尽!」
言いながら彼は、紙袋から林檎を取り出す。何か芋虫が見えた。
「さて何の変哲も無い林檎ですが、この通り、裏返すと虫が現れます」
「ただ食われてるだけじゃねーかっ!」
彼は無言で紙袋に戻し、また取り出す。
「何と一瞬で虫が増えました」
「中に入ってただけだろぉ!?」
駄目だ、この男馬鹿だ。僕は悟る。
「まぁ頑張れよ。この紙袋やるから」
「不用品押し付けんの止めろこの屑野郎!」
……そんなわけで、僕もボケる破目になったのだった。
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