ユニコーンの眠る場所

雨の降りしきる中、「どこか」から落ちたぼくは、緑色の雨がっぱを着込んだカエルのような男に助けられた。しかも男は、背丈ほどもある蓮の葉を傘がわりにさしている。
「命・尽きる・おまえ・すぐ」
助かるためには、その原因となる人物を探し当てる必要があるらしい。犯人候補は三人。クラスの問題児、義理の父、同僚教師。彼らの一日を観察したぼくは、その秘密を探っていく。
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