ベアりんぐ文章精製群

つながっている

　09 「つながっている」

　次の文章に手を伸ばす。つながることは、つながれていると同義だ。だけど捉え方が変わる。

　人と人はつながることで人足りえている。どんなものにもつながりが必要だ。

　でも、一定の人はつながりを切ったり必要としない。心とは違う意見だろうが。

　いつか、つながりなど気にしない。そんな世界が来るだろうか。






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　繋がりを求めるために、様々なグループに参加する。これは往々にしてある。

　時に少し無理をしてでもそのグループに入ろうとする。

　しかし、どうしても合わない人はいる。どんなに合わせようとしても、相手の得体が知れない時がある。

　つながりとは、つながれていることだ。

　だから、思いもしない形でつながってしまう時もあるし、先述のようなこともある。

　でも、切ることは難しい。

　簡単につながれてしまうのに、切るのは意外と難しいのだ。

　人によっては簡単、と答える人も多い。実際そう思った時もあった。

　しかし、別の場所であっさりと再会と再演を果たしてしまう。

　人には見えない力が働いている。

　だから、合わない人はどうすればいいのか。分かり合えない人はどうするのか。

　きっと、分かり合えるのだ。

　確かに、分かり合えない部分もあるだろう。しかし、分かり合える部分もある。

　みんな、負の部分ばかり見てしまうのだ。それは人間だからだ。

　だから、余計なまでにプラス面を見る必要がある。とても面倒くさい。面倒くさいのだ、人間は。

　だけど、その努力が争いを無くすのかも知れない。必要のない、無意味な争いを。






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　人間が世に蔓延る限り、争いは無くならないだろう。だがそれは、必要な争いだ。

　不必要な争いを無くすこと。それが人間の急務かも知れない。

　つながることは、分かろうとする必要がある。努力する必要がある。

　分かり合えない人間なんてきっと、いないのだから。


　: 分かりあう、純粋を求めし青年の手記