思い出は小糠雨と共に

あなたと出会ったのは雨の日だった。

あそこに行けば会えたから、名前や連絡先を知らなくてもよかった。
お互いに謎めいた存在のまま、あの店で一緒に取り留めのない話をするだけで十分だった。
あなたの存在はつらくて孤独な私の心を癒してくれた。
しかし突然あなたは私の前から消えてしまった。
そして私は気づいてしまった。あなたに恋をしていたことに…。
あなたは今どこにいるの? 何をしているの?

◎この物語はフィクションです。設定、登場人物、場所、企業等、全て架空のものです。
◎これまでの作品に登場しました、あのカフェレストランが舞台です。

24h.ポイント 0pt
0
小説 192,158 位 / 192,158件 恋愛 57,218 位 / 57,218件

あなたにおすすめの小説

雨の日に傘をさして、きみにアイにいく。

あびくらむげ
恋愛
明るい性格の美雨は、少し派手で口の悪い幼馴染みの太陽のことが好き。 けれど、授業中に居眠りをしたことがきっかけで旧図書室での仕事をすることになる。 そんな時、旧図書室の小窓から雨の日だけ現れる雨男くんと出逢う。 太陽のことが好きなはずなのに、雨男くんも気になってしまう美雨。 そんな恋心と裏腹に、美雨は最近よく頭痛に悩まされていた。 その頭痛が起こるたびに、未来の内容が断片的に映像として頭の中に流れ込んでくる。 漠然とした不安を抱えながら日々を過ごしていた。 太陽の言動で、太陽と雨男くんが重なって見えてしまいー!?。 太陽に聞くもはぐらかされてしまう美雨。 そして、頭痛が再び起こってしまった。 そんな時、ある光景が映像として頭の中に流れ込んできた。 それは、ひとつの事件だったー。 太陽と美雨の恋の行方はー。 雨男くんと頭痛の関係はー。 タイトルにも意味を含ませたのでそちらも楽しんでいただけたら、と思います◎

【本編完結】婚約破棄された令嬢は心を決める。~私、今まで頑張りましたから~

ひつじのはね
恋愛
フラウには、婚約者がいた。 見目麗しく人気者の王子様とは、良い関係を築いていると思っていた。 大好きだと思っていた。 だから、フラウは頑張った。淑女たるもの、かくあるべきと言われるがままに、頑張った。 なのに、突如破棄されてしまった大切な婚約。いらなくなってしまった、フラウの努力。 ――フラウは、心を決めた。 ******** 本編は7話で完結、あとは蛇足になるのでよろしければどうぞ! テンプレを踏襲しようと思って、どうしてこうなった。 最初に謝っておきますね! ごめんなさい!!

【完結】君の世界に僕はいない…

春野オカリナ
恋愛
 アウトゥーラは、「永遠の楽園」と呼ばれる修道院で、ある薬を飲んだ。  それを飲むと心の苦しみから解き放たれると言われる秘薬──。  薬の名は……。  『忘却の滴』  一週間後、目覚めたアウトゥーラにはある変化が現れた。  それは、自分を苦しめた人物の存在を全て消し去っていたのだ。  父親、継母、異母妹そして婚約者の存在さえも……。  彼女の目には彼らが映らない。声も聞こえない。存在さえもきれいさっぱりと忘れられていた。

貴方の傍に幸せがないのなら

なか
恋愛
「みすぼらしいな……」  戦地に向かった騎士でもある夫––ルーベル。  彼の帰りを待ち続けた私––ナディアだが、帰還した彼が発した言葉はその一言だった。  彼を支えるために、寝る間も惜しんで働き続けた三年。  望むままに支援金を送って、自らの生活さえ切り崩してでも支えてきたのは……また彼に会うためだったのに。  なのに、なのに貴方は……私を遠ざけるだけではなく。  妻帯者でありながら、この王国の姫と逢瀬を交わし、彼女を愛していた。  そこにはもう、私の居場所はない。  なら、それならば。  貴方の傍に幸せがないのなら、私の選択はただ一つだ。        ◇◇◇◇◇◇  設定ゆるめです。  よろしければ、読んでくださると嬉しいです。

〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。

藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった…… 結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。 ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。 愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。 *設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 *全16話で完結になります。 *番外編、追加しました。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

雨の向こう

naomikoryo
恋愛
雨の向こうに、彼女は立っていた。 灰色の空が彼女の心情と重なり、雨滴が頬を伝って流れていく。 彼女の名前は小雪。 幼い笑顔とは程遠く、悲しみがその瞳に宿っていた。

顔が醜いから婚約破棄された男爵令嬢は、森で昆虫男爵に出会う。

ありま氷炎
恋愛
美しい男爵令嬢ジャスティーナは、その気位の高さが仇となり、魔女の呪いによって醜い顔に変えられた。婚約破棄されるわ、態度がまったく変わってしまった父に怒り、彼女は家を飛び出してしまった。そうして森に迷い込み、昆虫男爵に出会ったことで、彼女の世界は変わっていく。1話ごとの文字数ばらばら(1400-3000文字)です。別サイトでも連載。