夜這いは王子のお好きなように

はちみつスフレ

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誤算の罰

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 シャルロットのことが頭から離れないシルヴィは、心を落ち着けようと自室にこもっておりました。ランスロットが自分に甘えてきたのも、ただの気まぐれだったのだと、自分を諭すことに決めたのです。

 しかし、そんなシルヴィの元へランスロットの護衛を担当していたリカルドがやってきます。何やら慌ただしい様子でシルヴィの部屋へとやってきたのです。事情を聞くと、ランスロットが機嫌を損ねているとのこと。成人の儀を終えたランスロットには時期君主としての多忙な毎日が続いており、『息をつく暇がない』と駄々をこねはじめたと言うのです。

 「あまりの不機嫌さに、侍女達も怖がってしまってな。殿下のお気持ちに気付けば良かったのだか、浅はかであった。殿下も其方そなたを思し召しである。執務室まで参上してくれまいか」

リカルドの要請にシルヴィも応えます。急ぎだと言うので、着替えず軽装のまま王宮内のランスロットの執務室まで行くことになりました。

 「遅い!」

執務室に着くや否や、ランスロットの声が響き渡ります。

 「俺が呼んだらすぐに来るものではないか!シルヴィウス・アンティウスよ!」

リカルドの言った通りランスロットの機嫌は最高に悪く、本来なら整理された書類も乱雑に散らかっています。ランスロットが苛立っている証拠なのでした。

 「…リカルド、其方そなたはもうよい。下がれ」

ランスロットの命令に従い、リカルドは静かに退室して行きました。執務室には、ランスロットとシルヴィの2人だけです。何をしていいかわからないシルヴィは、とりあえず散らかった書類を片付けようとしました。しかし、ランスロットが「腕を揉め」と言うので、持っていた書類を置いて彼の言う通りにしていきました。椅子に座った彼の後ろに立ち、マッサージを始めたのです。疲労のせいか彼の腕は硬くなっていました。

 「頭も痛い。ペンを使いすぎて首筋も張っている。そこも揉め」

懸命にマッサージを続けていくシルヴィに、ランスロットも落ち着きを取り戻していきます。気持ちが良くなったランスロットは、シルヴィの袖口に顔を近づけました。

 「お前はいい匂いがするな。石鹸か」

すんすんと自分の匂いを嗅いで行くランスロットをシルヴィは避けようとしますが、彼はシルヴィの腰に手を回して、彼女を逃さないようにしてしまいました。くすくすと笑っています。

 「この数日間、何をしていた?誰かと一緒に過ごしていたのか?」

自分のあるじが大変多忙であったと知らなかったシルヴィは、バツの悪い顔をしています。まさか、呑気に自室で過ごしていたなど言えるはずもありません。

 「書物を読んで勉学に励んでおりました」

 「それ以上、何を学ぶことがある。ゆっくりと茶でも飲んでいればよかったのだ」

その優しい一言に、ホッとしたシルヴィは

 「そういえば、シャルロット姫にお会いしました。お茶に呼ばれ、殿下より贈り物を賜ったと…」

と、うっかりシャルロットの話しをしてしまうのです。それを聞いたランスロットは急激に不機嫌になり

 「なぜ今シャルロットの話しをする!そうか、お前だな!シャルロットに『クミンの焼菓子』を教えたのは」

と、激昂したのです。

 「シャルロット姫に求婚の意思を伝えたのでは…⁉︎」

 「贈り物の意味は『ご苦労様』だ。清らかな乙女に選ばれた娘は、厳重な警護のもと1年間を過ごす。それを労ってやっただけだ」

シルヴィの考えは全くの見当違い。それに怒ったランスロットの目は爛々と彼女を睨みつけています。

 「『クミンの焼菓子』はお前しか知らない。お前の前でしか食べないからな。それが姫から贈られてきたからおかしいと思っていたが、お前が言ったのだな!」

ランスロットの詰問に膝を折って深く頭を下げるシルヴィですが、彼の怒りはおさまりません。

 「あるじが多忙な時を過ごしているにも関わらず、呑気に茶を飲み、あまつさえそのあるじの嗜好を許しもなく他人に話すなど、言語道断!」

ランスロットは近くにあった窓のカーテンを閉め、その飾り紐でシルヴィの両手を後ろに縛りあげました。

 「少しお仕置きが必要だな」

あまりの恐怖にシルヴィは固まってしまいました。怒ったランスロットは何をするかわかりません。ただ言うことに従うしかないのです。

 「シルヴィ、口でしろ。前みたいに」

 シルヴィは両手を縛られたまま、椅子に座り直したランスロットの前に跪きました。そして、口でランスロットのズボンを緩め、大きく起ち上がったモノを舌で奉仕していくのです。下から上まで丁寧に舐め上げ、口で深く包み込んでいくのです。「俺の顔を見ながらしろ」という命令にも素直に聞き、シルヴィの従順な様子にランスロットも満足しています。

そして、ランスロットはシルヴィを後ろ向きに机にもたれさせ、彼女のズボンと下着を剥ぎ取っていきました。彼女の股の間はすでに濡れています。ランスロットは指を奥底まで深く挿入れて乱暴に掻き混ぜていきます。あまりの激しさに痛みを感じたシルヴィは「あぁ…っ」と声を漏らすのですが、外に聞こえないようじっと耐えるのです。

 「痛いか、シルヴィ。もっと突っ込んでやろうか」

必死に首を振るシルヴィは、涙をうっすら浮かべています。手首に食い込んだ紐も痛く、それどころか今度は乳首を強くつねられて、その痛みにも耐えています。

 「…殿下、もう…お許しを……!」

シルヴィの懇願にランスロットも気を良くし、指を外していきました。シルヴィの頬からは涙がつたっています。ランスロットはシルヴィに腰を突き上げるよう命令し、その濡れた淫部に自身のモノを強く擦り付けていきました。擦り付けられたシルヴィは、色んなところにランスロットの太く硬くなったモノがあたり、その快感に悶えてしまいます。

 「…お前のここはいいな…!ぬるぬるしていて気持ちがいい…!」

ランスロットと一緒に感じるシルヴィは自らも大きく股を開き腰を高く突きつけ、自分のあるじにねだるようになっていました。そのいやらしさにランスロットも高揚して、彼女胸や腰を強く掴み一緒に達していくのです。

 「シルヴィ、いくぞ!」

という声と共に放たれた精液は、すぐさまシルヴィの口の中に。シルヴィもランスロットの精液を飲み込んでいきます。はぁはぁと息を切らしたランスロットは椅子に座り込み、シルヴィはまた股間に顔を埋め、舌で舐めて綺麗にしていくのでした。

 シルヴィの奉仕に精を放ったランスロットは、彼女を縛っていた紐を解いていくのです。彼女の乱れた服を直していき、涙を拭い優しくキスをしていきます。そして耳元で「今夜、部屋に来い」と囁くのでした。


 
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