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本編
56.迎えた本番
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出会ってから、こんなに会わない時間が長かったのは初めてだった。
季節が変わり私は高校3年生に。
萌ちゃんも真夏ちゃんも大学進学を目指し、受験勉強が本格化している。
寒い日が減って、暑い日が少し増えてきた頃。
ようやくやって来たその日に、私はドキドキと誰よりも緊張してしまう。
頑張れ、頑張れ。
心の中ではいつだって大声援で、その声は今日が近づくたびに大きくなって、昨夜は上手く眠れなかったほどだ。
会場にはすでにたくさんの人だかりが出来ていた。
テレビで盛んに宣伝され、観客参加型という真新しさも相まって、前売り券は即売だったらしい。
予想以上の盛り上がりに急遽ネット配信まで決まったというのだから驚きだ。
公正を期するためにという理由で、参加者の顔も名前も前情報は一切与えられていないというのに。
それでも音楽事務所が総出で新人発掘をするという話題性と、どこからか漏れてきた今オーディションのレベルの高さに注目度は跳ね上がっている。
そう、今日はタツとシュンさんが参加しているAオーディションの最終審査だった。
2人の運命が決まる日。
私はその姿を関係者席から見守ることになる。
私達の事務所も参加しているオーディション、大塚さんが私のために関係者席を用意してくれたのだ。
「あいつ、残ったぞ」とその嬉しい報告とともに。
「さて、じゃあ行こっかちー」
「う、うん……!」
千歳くんと2人で関係者通路から会場に入る。
会場を温めるため、そして審査中の時間を埋めるために、各事務所からそれぞれアーティストも参加していた。千歳くんはうちの事務所代表だ。
今回芸音祭のように私が歌う予定はない。
だからどちらかと言うとお客さんに近い感覚で純粋に楽しみにしていた。
……はずだけれど。
「えっと……その、なんで変装して」
気付けば私の見た目はちぃ仕様だ。
会場に入ると同時に出迎えてくれたアイアイさんに半ば拉致されるような形でメイクされ今に至る。
「そらお前、一応関係者として千歳の横に座るんだから、身バレしたらまずいだろが」
「え、ち、千歳くんの、横……!? 大塚さんの、横、じゃなくてですか?」
「そう。少しずつお前も慣れてかなきゃな、人目に」
どうやら、私の場馴れ訓練も含まれていたらしい。
千歳くんは参加者のパフォーマンスを見守り審査集計中に場つなぎ役としてライブをする招待ゲストという扱いだ。
参加者さんやお客さんの気持ちを盛り上げるという意味もあるから人目につく場所に座る。
今回はオープニング、審査集計中、エンディングと各場面でプロのアーティストが場繋ぎのパフォーマンスをする。
そのため8社もある各事務所から1組2組ずつゲストとして参加している上、各事務所の社長や幹部も座る。関係者席に座る人数が多いからそれほど大げさに目立つわけではない。
けれどそれにしたって位置が位置だし、そこにいる人達も皆有名人な訳だから視線が集まらないというわけでは勿論ない。
それが分かったから突然の展開に思わず固まってしまう。
コツコツと後ろから足音が聞こえたのはその直後だった。
「本当は千歳と歌わせたいところだったけどね、学校との約束もあるしまだお前は公に活動できる立場じゃない。これが限界といったところかな」
「しゃ、社長さん……!」
「やあ、千依。生でその姿見るのは初めてだが中々似合ってるじゃないか。ただ猫背は直した方が良いな、お前は人に夢を与えるのが仕事なんだから」
「は、はい」
押し寄せる緊張の波と戦う私に声をかけてきたのは事務所の社長さんだ。
華奢な体で背は高く、お洒落で若い。
一見してこの人がもう60歳を越えているだなんて思う人はそうそういないだろう。
私も初めて会った時は実年齢より15歳くらい下だと思っていた。
けれどそんな見た目に反して、大塚さん以上の知識と経験をもち、人脈広く、人を見極める能力もすごいとスタッフさん達が皆そう言っている。実力と実績のある凄い人なのだ。
いつも華やかな空気を纏って、かつどこかピシッとしたオーラをもつ社長さんの前だと、自然に気が張る。悪い意味ではなく、良い意味で。気が引き締まる感じがするのだ。
「千歳。そういうわけだから千依のこと支えてやってくれ。まあ私もいるからある程度はフォローするけどね。ああ、くれぐれも兄バカは見せないように。お前達の関係性を知らない人間が見たら大事なオーディションで場も弁えずいちゃつくバカップルに見えるからな」
「……へえ、社長ふだん俺達のことそんな風に見てるんですね。普通に仲の良い兄妹にしか見えないと思いますけど」
「はは、仲の良い兄妹の域を越えているから言っているんだよ。正直不気味なくらいの仲の良さだからなあ、お前達」
「……」
千歳くんが強く言い返せない相手は少なくて、社長さんがその中の1人に入る時点で社長さんのすごさを実感する。ちなみに一番千歳くんが言い返せない相手はお母さんだったりする。何故なのかは本人も含め分かっていないけれど。
「さて、それじゃあ気持ちを切り替えて行こうか。今回参加するアーティスト内ではお前たちが一番若手だろう? 挨拶行って来なさい」
朗らかに社長さんが笑う。
私と千歳くんは素直に頷いて立ちあがった。
いつもテレビで見る人達に挨拶するというのはやっぱり緊張するけれど、2回目ともなると少し、ほんの少しだけ余裕も生まれてくる。
こうして少しずつ慣れていくんだ。そう自分に言い聞かせる。
「あ? んだよ、まーた現場一緒かよ、ガキ」
「あはは、よろしくお願いしますタカさん。相変わらず表と裏のギャップ激しいですね」
「うるせえ、黙れ。お前に言われたくねえ。爽やかに毒吐くな」
「あれ、ちぃちゃん? 芸音祭以来かな? 久しぶりだね、よろしくね」
「あ、は、はい! よろ、よろしくお願いします!」
「相変わらず怪しいね、あんた」
「……ご、ごめんなさい」
「こら隼人」
「……はぁ、相変わらずうるせえなチトセが来ると」
参加者の顔ぶれの中にはフォレストもいた
今日のゲストライブでの大トリだ。
相変わらず眩しいけれど、前よりもちゃんと向き合えている気がする。
そして何よりここにこの人達がいるということが嬉しかった。
タツ、ちゃんと見てるからね、皆。
そう心で告げる。
「さあ、お手並み拝見かな」
そうして審査があるホールに入る直前、千歳くんがニッと笑った。
何だかんだで直接タツ達の演奏を聴いたことのない千歳くんは楽しみなんだそうだ。
今のタツがどんな風に歌うのか見たいと笑う千歳くんの顔は自信に溢れている。
私は強く頷いて、前を見た。
そうしたら千歳くんは私の方をもう見ない。
仕事モードのスイッチが入ったのが分かる。
だから私も置いていかれないように背筋を伸ばした。
ポンと左肩を軽く励ますよう叩いてくれたのは社長さん。
どこか背を押してくれるようなそれが嬉しい。
歓声の中で会場を進むゲスト達。
その中をやっぱり緊張はしながらギクシャク歩く私。
そうして何とか自分の椅子に座った時、目に映ったのは真っ白な大舞台。
スポットライトに照らされて輝くステージが、初めてタツをテレビ越しに見た時と重なる。
「それでは、参加者の入場です!」
会場内に響く明るい声。
同時に音楽が鳴り響き、演出も盛大だ
袖からステージにやってきた参加者達は色々な外見をしていた。
モデルのように色白で容姿の整った男性、カクテルドレスがよく似合う妖艶な女性、おそろいのダンス衣装を着て肉体美を見せるグループや、明らかに小学生くらいの女の子まで。
その中で、タツとシュンさんはいつも通りの服装といつも通りの雰囲気だった。
綺麗に着飾った人達の中で少し控えめにも映るその格好。
ベージュのチノパンに白いTシャツ、上から赤チェックのシャツを着ているタツの頭にはやっぱり顔を隠すように目深な帽子。シュンさんも黒いすっきりしたパンツに白いシャツというシンプルな服装だ。
いつも通りの見慣れた姿。
肩ひじ張らず、2人なりの音楽で勝負するつもりなのだろう。
頑張れ。
心で何度も唱えた言葉を再び浮かべて、私はその姿をジッと追った。
季節が変わり私は高校3年生に。
萌ちゃんも真夏ちゃんも大学進学を目指し、受験勉強が本格化している。
寒い日が減って、暑い日が少し増えてきた頃。
ようやくやって来たその日に、私はドキドキと誰よりも緊張してしまう。
頑張れ、頑張れ。
心の中ではいつだって大声援で、その声は今日が近づくたびに大きくなって、昨夜は上手く眠れなかったほどだ。
会場にはすでにたくさんの人だかりが出来ていた。
テレビで盛んに宣伝され、観客参加型という真新しさも相まって、前売り券は即売だったらしい。
予想以上の盛り上がりに急遽ネット配信まで決まったというのだから驚きだ。
公正を期するためにという理由で、参加者の顔も名前も前情報は一切与えられていないというのに。
それでも音楽事務所が総出で新人発掘をするという話題性と、どこからか漏れてきた今オーディションのレベルの高さに注目度は跳ね上がっている。
そう、今日はタツとシュンさんが参加しているAオーディションの最終審査だった。
2人の運命が決まる日。
私はその姿を関係者席から見守ることになる。
私達の事務所も参加しているオーディション、大塚さんが私のために関係者席を用意してくれたのだ。
「あいつ、残ったぞ」とその嬉しい報告とともに。
「さて、じゃあ行こっかちー」
「う、うん……!」
千歳くんと2人で関係者通路から会場に入る。
会場を温めるため、そして審査中の時間を埋めるために、各事務所からそれぞれアーティストも参加していた。千歳くんはうちの事務所代表だ。
今回芸音祭のように私が歌う予定はない。
だからどちらかと言うとお客さんに近い感覚で純粋に楽しみにしていた。
……はずだけれど。
「えっと……その、なんで変装して」
気付けば私の見た目はちぃ仕様だ。
会場に入ると同時に出迎えてくれたアイアイさんに半ば拉致されるような形でメイクされ今に至る。
「そらお前、一応関係者として千歳の横に座るんだから、身バレしたらまずいだろが」
「え、ち、千歳くんの、横……!? 大塚さんの、横、じゃなくてですか?」
「そう。少しずつお前も慣れてかなきゃな、人目に」
どうやら、私の場馴れ訓練も含まれていたらしい。
千歳くんは参加者のパフォーマンスを見守り審査集計中に場つなぎ役としてライブをする招待ゲストという扱いだ。
参加者さんやお客さんの気持ちを盛り上げるという意味もあるから人目につく場所に座る。
今回はオープニング、審査集計中、エンディングと各場面でプロのアーティストが場繋ぎのパフォーマンスをする。
そのため8社もある各事務所から1組2組ずつゲストとして参加している上、各事務所の社長や幹部も座る。関係者席に座る人数が多いからそれほど大げさに目立つわけではない。
けれどそれにしたって位置が位置だし、そこにいる人達も皆有名人な訳だから視線が集まらないというわけでは勿論ない。
それが分かったから突然の展開に思わず固まってしまう。
コツコツと後ろから足音が聞こえたのはその直後だった。
「本当は千歳と歌わせたいところだったけどね、学校との約束もあるしまだお前は公に活動できる立場じゃない。これが限界といったところかな」
「しゃ、社長さん……!」
「やあ、千依。生でその姿見るのは初めてだが中々似合ってるじゃないか。ただ猫背は直した方が良いな、お前は人に夢を与えるのが仕事なんだから」
「は、はい」
押し寄せる緊張の波と戦う私に声をかけてきたのは事務所の社長さんだ。
華奢な体で背は高く、お洒落で若い。
一見してこの人がもう60歳を越えているだなんて思う人はそうそういないだろう。
私も初めて会った時は実年齢より15歳くらい下だと思っていた。
けれどそんな見た目に反して、大塚さん以上の知識と経験をもち、人脈広く、人を見極める能力もすごいとスタッフさん達が皆そう言っている。実力と実績のある凄い人なのだ。
いつも華やかな空気を纏って、かつどこかピシッとしたオーラをもつ社長さんの前だと、自然に気が張る。悪い意味ではなく、良い意味で。気が引き締まる感じがするのだ。
「千歳。そういうわけだから千依のこと支えてやってくれ。まあ私もいるからある程度はフォローするけどね。ああ、くれぐれも兄バカは見せないように。お前達の関係性を知らない人間が見たら大事なオーディションで場も弁えずいちゃつくバカップルに見えるからな」
「……へえ、社長ふだん俺達のことそんな風に見てるんですね。普通に仲の良い兄妹にしか見えないと思いますけど」
「はは、仲の良い兄妹の域を越えているから言っているんだよ。正直不気味なくらいの仲の良さだからなあ、お前達」
「……」
千歳くんが強く言い返せない相手は少なくて、社長さんがその中の1人に入る時点で社長さんのすごさを実感する。ちなみに一番千歳くんが言い返せない相手はお母さんだったりする。何故なのかは本人も含め分かっていないけれど。
「さて、それじゃあ気持ちを切り替えて行こうか。今回参加するアーティスト内ではお前たちが一番若手だろう? 挨拶行って来なさい」
朗らかに社長さんが笑う。
私と千歳くんは素直に頷いて立ちあがった。
いつもテレビで見る人達に挨拶するというのはやっぱり緊張するけれど、2回目ともなると少し、ほんの少しだけ余裕も生まれてくる。
こうして少しずつ慣れていくんだ。そう自分に言い聞かせる。
「あ? んだよ、まーた現場一緒かよ、ガキ」
「あはは、よろしくお願いしますタカさん。相変わらず表と裏のギャップ激しいですね」
「うるせえ、黙れ。お前に言われたくねえ。爽やかに毒吐くな」
「あれ、ちぃちゃん? 芸音祭以来かな? 久しぶりだね、よろしくね」
「あ、は、はい! よろ、よろしくお願いします!」
「相変わらず怪しいね、あんた」
「……ご、ごめんなさい」
「こら隼人」
「……はぁ、相変わらずうるせえなチトセが来ると」
参加者の顔ぶれの中にはフォレストもいた
今日のゲストライブでの大トリだ。
相変わらず眩しいけれど、前よりもちゃんと向き合えている気がする。
そして何よりここにこの人達がいるということが嬉しかった。
タツ、ちゃんと見てるからね、皆。
そう心で告げる。
「さあ、お手並み拝見かな」
そうして審査があるホールに入る直前、千歳くんがニッと笑った。
何だかんだで直接タツ達の演奏を聴いたことのない千歳くんは楽しみなんだそうだ。
今のタツがどんな風に歌うのか見たいと笑う千歳くんの顔は自信に溢れている。
私は強く頷いて、前を見た。
そうしたら千歳くんは私の方をもう見ない。
仕事モードのスイッチが入ったのが分かる。
だから私も置いていかれないように背筋を伸ばした。
ポンと左肩を軽く励ますよう叩いてくれたのは社長さん。
どこか背を押してくれるようなそれが嬉しい。
歓声の中で会場を進むゲスト達。
その中をやっぱり緊張はしながらギクシャク歩く私。
そうして何とか自分の椅子に座った時、目に映ったのは真っ白な大舞台。
スポットライトに照らされて輝くステージが、初めてタツをテレビ越しに見た時と重なる。
「それでは、参加者の入場です!」
会場内に響く明るい声。
同時に音楽が鳴り響き、演出も盛大だ
袖からステージにやってきた参加者達は色々な外見をしていた。
モデルのように色白で容姿の整った男性、カクテルドレスがよく似合う妖艶な女性、おそろいのダンス衣装を着て肉体美を見せるグループや、明らかに小学生くらいの女の子まで。
その中で、タツとシュンさんはいつも通りの服装といつも通りの雰囲気だった。
綺麗に着飾った人達の中で少し控えめにも映るその格好。
ベージュのチノパンに白いTシャツ、上から赤チェックのシャツを着ているタツの頭にはやっぱり顔を隠すように目深な帽子。シュンさんも黒いすっきりしたパンツに白いシャツというシンプルな服装だ。
いつも通りの見慣れた姿。
肩ひじ張らず、2人なりの音楽で勝負するつもりなのだろう。
頑張れ。
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