226 / 259
第6章
第6章10幕 ナンパ<hitting on girls>
しおりを挟む
ベルダートの御付として半数の私兵が出ていることで、残りの半数にはみっちりと訓練をすることができました。
エルマも剣ではなく精霊魔法を一から教え、ほくほくした顔をしています。
「ところでチェリーさん」
「ん?」
サリアが辺りを見回していた私に話しかけてきます。
「複合属性って上級属性魔法からなんですよね?」
「うん。一応はね」
「では二つ同時に中級属性魔法を放てば複合属性魔法になるんでしょうか?」
「うーん。実例を見てもらった方がいいかな。≪サンダー・ボール≫、≪シャドウ・ボール≫」
私は片手に一つづつ雷属性魔法と闇属性魔法で作った≪ボール≫を持ちます。
「少し離れててね」
そう言うと少し、後ろに下がったサリアとレルカレンがコクリと頷きます。
私もコクリと頷きます。
そして右手と左手の≪ボール≫を手を合わせるようにくっつけます。
直後、ボンという音とともに私の手元が爆発し、魔法が霧散しました。
「えっ? 複合属性魔法では雷属性魔法と闇属性魔法の性質を持ったモノを発動してますよね? どうしてですか?」
「それはね」
「それは魔法として完成する前に混ぜてるからー」
とことここちらに歩いてきたステイシーがそう説明を始めてくれます。
「チェリーなら複合属性じゃない魔法二つ以上混ぜるときどうするー?」
おっ。これは私も勉強になりそうな予感です。
「そうだね。二つ方法が考えられるかな」
「たとえばー?」
「まずはエンチャントを使う」
「うんうんー。やってみてー」
「わかった。≪ダーク・ボール≫、≪サンダー・エンチャント≫」
右手に出現した≪ダーク・ボール≫の表面を雷がパチパチと走ります。
「基本だねー。でもそれじゃぁー」
「威力が低い」
私はそう言って右手の≪ダーク・ボール≫を壁に投げつけます。
「じゃぁチェリー。どうするー?」
「属性混合スキルを使う」
「おー」
「≪サンダー・ユナイト・ダーク・ボール≫」
すると右手に出現した≪ダーク・ボール≫には完全に雷属性が混ざりこんでいます。
「完璧だねー。でもこの方法だと消耗が激しいから、複合魔法は使えると便利なんだよー」
「そういうこと」
私の実演とステイシーの解説で何か思ったのか、すぐにサリアとレルカレンが質問してきます。
「先ほどエルマさんが火属性魔法を風属性魔法で威力の底上げをしていたのですが、あれはどういった理由でなったのですか?」
「いい質問だねー。チェリー火魔法お願いー」
「わかった。≪グランド・フレイム≫」
地面に軽い焚火を起こします。
「≪ウィンド・ボール≫。よー」
そこにステイシーが≪ウィンド・ボール≫を投げ込みます。
すると投げ込まれた瞬間だけ、ボゥと強く燃え上がります。
「わっ!」
少し離れていた場所にいる私達の肌を熱風が撫で、サリアはびっくりしていたようです。
「これは基本属性と雷属性、氷属性でしか使えないんだけどー。威力の底上げができるんだー」
そう言ったステイシーが無属性魔法で空中に図を書きました。
「こんな感じー」
火には風、風には土、土には水、水には火。そして雷には水、氷にも水、と図でわかりやすく表示されます。
「こうやって見ると水属性って便利なんですね」
サリアがじっと図を見ながら言います。
「便利だよー。形態の操作は楽だし、無尽蔵にある物だから消費も少ない方だしー」
「その代わり水は、威力が弱いのと、防がれやすい」
殺気のお返し、と言わんばかりに私はステイシーのセリフをとってしまいました。
「チェリーの言う通りー。どの属性にも長所、短所があるからねー。そこは覚えておかなきゃねー」
ステイシーがそう締めくくると、リンゴーンと鐘が鳴りました。
「集合っ!」
私兵隊隊長が大声を出します。
「本日の訓練は終了。各自帰宅し、身体を休めよ。本日、当番の者は残れ。解散」
すると私兵は数人を残してぞろぞろと訓練場を出て行きます。
「もう17時なんですね。では私達も訓練を終えましょう。本日はありがとうございました」
「ありがとうございました」
サリアとレルカレンがそう言ってお辞儀をし、訓練場から出て行きました。
ある意味唖然としている私達は訓練場の隅っこに集まります。
「定時上がりなんだね」
エルマがボソッといった言葉に意を唱える者はおらず、皆無言になっていました。
「皆様お食事の準備ができております」
だから早えよ! 少し休ませろよ!
「商家って、忙しい、のね」
マオがそう言って立ち上がりました。
女給に案内され、再び食堂へとやってきた私達は、席に着き、出されたスープのをチビチビと飲み始めます。
「皆様、本日はご苦労様でした。明日はどうされるご予定でしょうか」
「その前に一つ、いいだろうか」
「なんでしょう、サツキ様」
「この訓練はいつまでやるんだい? 私達的には日帰りで受けられる依頼だと思っていたのだが」
「こちらの依頼は旦那様が直々に出したもので、私達は期間について知らされておりません」
つまり、自分がいない間、防衛戦力を留めておきたかったと。
「そう言うことなら仕方ないねー。案内所に行ってくるー」
ステイシーがスープ用のスプーンをカチャリと置き、食堂を出て行こうとします。
このままだとクエスト放棄の扱いになってしまいそうです。
「ステイシー。破棄するつもりか?」
サツキがそう聞くと、ステイシーは首を横に振りながら答えます。
「まさかー。ここまでやったんだから達成するよー。僕は依頼を出しに行くんだー」
「なんのだい?」
「忘れてないよねー? 僕らは3日後、懇親会に行かなきゃいけないんだよー? その次の日を開けておいてってエルマが言ってるんだし、二日分誰かに代役頼まないとでしょー?」
「あぁ。そう言うことか」
「うんー。チェリー。一緒に来てくれる?」
「えっ。わかった」
私はスプーンを置き立ち上がります。
「お食事は残して置きますのでごゆっくりどうぞ」
「あっ。ありがとうございます」
そう女給に告げ、私とステイシーはベルダート家を出ました。
「チェリー。まずは『ディレミアン』の案内所に行くよー」
「まずは?」
「そこで調べたいことがあるー」
「わかった」
私とステイシーは少し早歩き気味になりながら案内所へと歩きました。
NPCの姿はほとんど見えず、プレイヤーばかりとなった案内所の階段を上り、クエストカウンターへと向かいます。
「ねーねー。聞きたいことがあるんだけどー」
「はい。なんでしょうか」
ステイシーが依頼受付の女性NPCに話しかけます。
「この後暇ー?」
えっ。
「えっ。ええっ! 大丈夫です!」
「仕事終わったら教えてねー」
「あい……」
そしてこちらに向き直ったステイシーが蟹のように両手をハサミにしてちょきちょきしています。
「なんでナンパしてるの?」
「必要な情報を得るためだよー。少なくとも依頼受付のNPCは仕事中絶対口を割らないからー」
「な、なるほど。でもナンパはちょっと……」
「そうー?」
「そうだよ」
私達がそう話していると、従業員専用と書かれた扉から先ほどのNPCが飛び出してきます。
「ごめんなさーい。お待たせしましたぁ」
うお。別人。
「じゃぁいこうかー。良いバーがあるんだー」
「はいっ!」
私、ステイシー、受付のお姉さんという異色の三人でバーというには少し寂れた所にやってきました。
「リーリ? いるー?」
「はいはい。ステイシーじゃないか!? 久しいね。女連れかい? 自慢なら他でやってくれないか?」
「違う違う、チェリーは知ってるでしょ?」
「もちろんだ。初めましてチェリー。【解析屋】のリーリだよ」
「初めまして」
「調べてほしいのはそこのお嬢さんかな?」
「えっ?」
受付のお姉さんが突然目を向けられ、おろおろし始めます。
「そうだよー」
「了解だよ。奥の個室へどうぞ。準備ができたら、行くからね」
そう言ったリーリはカウンターの奥へと消えて行ったので、私達は言われた通り、奥の個室に入りました。
to be continued...
エルマも剣ではなく精霊魔法を一から教え、ほくほくした顔をしています。
「ところでチェリーさん」
「ん?」
サリアが辺りを見回していた私に話しかけてきます。
「複合属性って上級属性魔法からなんですよね?」
「うん。一応はね」
「では二つ同時に中級属性魔法を放てば複合属性魔法になるんでしょうか?」
「うーん。実例を見てもらった方がいいかな。≪サンダー・ボール≫、≪シャドウ・ボール≫」
私は片手に一つづつ雷属性魔法と闇属性魔法で作った≪ボール≫を持ちます。
「少し離れててね」
そう言うと少し、後ろに下がったサリアとレルカレンがコクリと頷きます。
私もコクリと頷きます。
そして右手と左手の≪ボール≫を手を合わせるようにくっつけます。
直後、ボンという音とともに私の手元が爆発し、魔法が霧散しました。
「えっ? 複合属性魔法では雷属性魔法と闇属性魔法の性質を持ったモノを発動してますよね? どうしてですか?」
「それはね」
「それは魔法として完成する前に混ぜてるからー」
とことここちらに歩いてきたステイシーがそう説明を始めてくれます。
「チェリーなら複合属性じゃない魔法二つ以上混ぜるときどうするー?」
おっ。これは私も勉強になりそうな予感です。
「そうだね。二つ方法が考えられるかな」
「たとえばー?」
「まずはエンチャントを使う」
「うんうんー。やってみてー」
「わかった。≪ダーク・ボール≫、≪サンダー・エンチャント≫」
右手に出現した≪ダーク・ボール≫の表面を雷がパチパチと走ります。
「基本だねー。でもそれじゃぁー」
「威力が低い」
私はそう言って右手の≪ダーク・ボール≫を壁に投げつけます。
「じゃぁチェリー。どうするー?」
「属性混合スキルを使う」
「おー」
「≪サンダー・ユナイト・ダーク・ボール≫」
すると右手に出現した≪ダーク・ボール≫には完全に雷属性が混ざりこんでいます。
「完璧だねー。でもこの方法だと消耗が激しいから、複合魔法は使えると便利なんだよー」
「そういうこと」
私の実演とステイシーの解説で何か思ったのか、すぐにサリアとレルカレンが質問してきます。
「先ほどエルマさんが火属性魔法を風属性魔法で威力の底上げをしていたのですが、あれはどういった理由でなったのですか?」
「いい質問だねー。チェリー火魔法お願いー」
「わかった。≪グランド・フレイム≫」
地面に軽い焚火を起こします。
「≪ウィンド・ボール≫。よー」
そこにステイシーが≪ウィンド・ボール≫を投げ込みます。
すると投げ込まれた瞬間だけ、ボゥと強く燃え上がります。
「わっ!」
少し離れていた場所にいる私達の肌を熱風が撫で、サリアはびっくりしていたようです。
「これは基本属性と雷属性、氷属性でしか使えないんだけどー。威力の底上げができるんだー」
そう言ったステイシーが無属性魔法で空中に図を書きました。
「こんな感じー」
火には風、風には土、土には水、水には火。そして雷には水、氷にも水、と図でわかりやすく表示されます。
「こうやって見ると水属性って便利なんですね」
サリアがじっと図を見ながら言います。
「便利だよー。形態の操作は楽だし、無尽蔵にある物だから消費も少ない方だしー」
「その代わり水は、威力が弱いのと、防がれやすい」
殺気のお返し、と言わんばかりに私はステイシーのセリフをとってしまいました。
「チェリーの言う通りー。どの属性にも長所、短所があるからねー。そこは覚えておかなきゃねー」
ステイシーがそう締めくくると、リンゴーンと鐘が鳴りました。
「集合っ!」
私兵隊隊長が大声を出します。
「本日の訓練は終了。各自帰宅し、身体を休めよ。本日、当番の者は残れ。解散」
すると私兵は数人を残してぞろぞろと訓練場を出て行きます。
「もう17時なんですね。では私達も訓練を終えましょう。本日はありがとうございました」
「ありがとうございました」
サリアとレルカレンがそう言ってお辞儀をし、訓練場から出て行きました。
ある意味唖然としている私達は訓練場の隅っこに集まります。
「定時上がりなんだね」
エルマがボソッといった言葉に意を唱える者はおらず、皆無言になっていました。
「皆様お食事の準備ができております」
だから早えよ! 少し休ませろよ!
「商家って、忙しい、のね」
マオがそう言って立ち上がりました。
女給に案内され、再び食堂へとやってきた私達は、席に着き、出されたスープのをチビチビと飲み始めます。
「皆様、本日はご苦労様でした。明日はどうされるご予定でしょうか」
「その前に一つ、いいだろうか」
「なんでしょう、サツキ様」
「この訓練はいつまでやるんだい? 私達的には日帰りで受けられる依頼だと思っていたのだが」
「こちらの依頼は旦那様が直々に出したもので、私達は期間について知らされておりません」
つまり、自分がいない間、防衛戦力を留めておきたかったと。
「そう言うことなら仕方ないねー。案内所に行ってくるー」
ステイシーがスープ用のスプーンをカチャリと置き、食堂を出て行こうとします。
このままだとクエスト放棄の扱いになってしまいそうです。
「ステイシー。破棄するつもりか?」
サツキがそう聞くと、ステイシーは首を横に振りながら答えます。
「まさかー。ここまでやったんだから達成するよー。僕は依頼を出しに行くんだー」
「なんのだい?」
「忘れてないよねー? 僕らは3日後、懇親会に行かなきゃいけないんだよー? その次の日を開けておいてってエルマが言ってるんだし、二日分誰かに代役頼まないとでしょー?」
「あぁ。そう言うことか」
「うんー。チェリー。一緒に来てくれる?」
「えっ。わかった」
私はスプーンを置き立ち上がります。
「お食事は残して置きますのでごゆっくりどうぞ」
「あっ。ありがとうございます」
そう女給に告げ、私とステイシーはベルダート家を出ました。
「チェリー。まずは『ディレミアン』の案内所に行くよー」
「まずは?」
「そこで調べたいことがあるー」
「わかった」
私とステイシーは少し早歩き気味になりながら案内所へと歩きました。
NPCの姿はほとんど見えず、プレイヤーばかりとなった案内所の階段を上り、クエストカウンターへと向かいます。
「ねーねー。聞きたいことがあるんだけどー」
「はい。なんでしょうか」
ステイシーが依頼受付の女性NPCに話しかけます。
「この後暇ー?」
えっ。
「えっ。ええっ! 大丈夫です!」
「仕事終わったら教えてねー」
「あい……」
そしてこちらに向き直ったステイシーが蟹のように両手をハサミにしてちょきちょきしています。
「なんでナンパしてるの?」
「必要な情報を得るためだよー。少なくとも依頼受付のNPCは仕事中絶対口を割らないからー」
「な、なるほど。でもナンパはちょっと……」
「そうー?」
「そうだよ」
私達がそう話していると、従業員専用と書かれた扉から先ほどのNPCが飛び出してきます。
「ごめんなさーい。お待たせしましたぁ」
うお。別人。
「じゃぁいこうかー。良いバーがあるんだー」
「はいっ!」
私、ステイシー、受付のお姉さんという異色の三人でバーというには少し寂れた所にやってきました。
「リーリ? いるー?」
「はいはい。ステイシーじゃないか!? 久しいね。女連れかい? 自慢なら他でやってくれないか?」
「違う違う、チェリーは知ってるでしょ?」
「もちろんだ。初めましてチェリー。【解析屋】のリーリだよ」
「初めまして」
「調べてほしいのはそこのお嬢さんかな?」
「えっ?」
受付のお姉さんが突然目を向けられ、おろおろし始めます。
「そうだよー」
「了解だよ。奥の個室へどうぞ。準備ができたら、行くからね」
そう言ったリーリはカウンターの奥へと消えて行ったので、私達は言われた通り、奥の個室に入りました。
to be continued...
0
お気に入りに追加
265
あなたにおすすめの小説
ぼくから僕へ
谷地雪@悪役令嬢アンソロ発売中
SF
冒険者ギルドに所属するアキトは、順風満帆な日々を送っていた。
ある日、「森の奥の小屋に閉じこもってしまった少年を、外に出るように説得してほしい」という依頼を受ける。
ドア越しに少年と対話するアキトだったが、少年の言い分に段々イラ立っていく。
しかし、その少年の正体は、実は――。
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
ーOnly Life Onlineーで生産職中心に遊んでたらトッププレイヤーの仲間入り
星月 ライド
ファンタジー
親友の勧めで遊び、マイペースに進めていたら何故かトッププレイヤーになっていた!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意事項
※主人公リアルチート
暴力・流血表現
VRMMO
一応ファンタジー
もふもふにご注意ください。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
いや、一応苦労してますけども。
GURA
ファンタジー
「ここどこ?」
仕事から帰って最近ハマってるオンラインゲームにログイン。
気がつくと見知らぬ草原にポツリ。
レベル上げとモンスター狩りが好きでレベル限界まで到達した、孤高のソロプレイヤー(とか言ってるただの人見知りぼっち)。
オンラインゲームが好きな25歳独身女がゲームの中に転生!?
しかも男キャラって...。
何の説明もなしにゲームの中の世界に入り込んでしまうとどういう行動をとるのか?
なんやかんやチートっぽいけど一応苦労してるんです。
お気に入りや感想など頂けると活力になりますので、よろしくお願いします。
※あまり気にならないように製作しているつもりですが、TSなので苦手な方は注意して下さい。
※誤字・脱字等見つければその都度修正しています。
Select Life Online~最後にゲームをはじめた出遅れ組
瑞多美音
SF
福引の景品が発売分最後のパッケージであると運営が認め話題になっているVRMMOゲームをたまたま手に入れた少女は……
「はあ、農業って結構重労働なんだ……筋力が足りないからなかなか進まないよー」※ STRにポイントを振れば解決することを思いつきません、根性で頑張ります。
「なんか、はじまりの街なのに外のモンスター強すぎだよね?めっちゃ、死に戻るんだけど……わたし弱すぎ?」※ここははじまりの街ではありません。
「裁縫かぁ。布……あ、畑で綿を育てて布を作ろう!」※布を売っていることを知りません。布から用意するものと思い込んでいます。
リアルラックが高いのに自分はついてないと思っている高山由莉奈(たかやまゆりな)。ついていないなーと言いつつ、ゲームのことを知らないままのんびり楽しくマイペースに過ごしていきます。
そのうち、STRにポイントを振れば解決することや布のこと、自身がどの街にいるか知り大変驚きますが、それでもマイペースは変わらず……どこかで話題になるかも?しれないそんな少女の物語です。
出遅れ組と言っていますが主人公はまったく気にしていません。
○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
※VRMMO物ですが、作者はゲーム物執筆初心者です。つたない文章ではありますが広いお心で読んで頂けたら幸いです。
※1話約2000〜3000字程度です。時々長かったり短い話もあるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる