128 / 259
第4章 精霊駆動
第4章39幕 盲点<scotoma>
しおりを挟む
「いやー! これはテンションあがるねー!」
城から出たエルマは軽快なスキップをしながら大声を出します。
「そうだね。まさかゲームの中で昔懐かしいゲームがみられるとは」
「久々に触りたくなったよ!」
「わかる」
私達がそう話しているとステイシーがログインしてきたようでパーティーチャットを送ってきます。
『おはよー』
『おはよ』
『おはよ!』
『おはよう』
『こっちで飲んだお酒が抜けなくてリアルでもまだ気持ち悪いー』
『そういう、ときは、迎え酒。軽めの、お酒、飲んでくると、いいわ』
それ依存症になるやつじゃ?
『もっかい酒場いってくるー』
やるんかい。愛猫姫って見かけによらず結構ワイルドですよね。最近は慎ましく読書しかしていませんが。
『みんな揃ったしどこか行く?』
エルマがそう聞きます。
『じゃぁステイシーが行く酒場で待ち合わせしよっか』
『わかった、わ。すぐいく』
愛猫姫がすぐ行くといったので私とエルマも酒場に向かいます。
「昨日飲んだところに行ったのかな?」
「たぶんね。そんなに遠くないからゲートだすよ。≪ワープ・ゲート≫」
「ありがと」
エルマがゲートをだしてくれたのでそのゲートをくぐり酒場までひとっ飛びします。
酒場に入るとすでにステイシーがぐったりしながらカウンターに突っ伏しています。
「ステイシー大丈夫?」
私が声をかけるとステイシーは唸りながら答えます。
「だいじょうぶー。もう少しこうしてればー、よくなるー」
「マオにも場所伝えといた」
そう言いながらエルマがステイシーの横に座ります。
「なんでエルマは平気なんだろうねー?」
「毎日飲んでるからじゃ?」
ステイシーの恨みがこもった言葉に私が返します。
「失敬な! これでもちゃんと休肝日は設けてる!」
「なら大丈夫だねー」
ステイシーがまともな思考できていないですね。
「おま、たせ」
愛猫姫がすぐにやってきました。
「あれ? マオ本は?」
「読み終わって、しまった、の。それに、満たされた、わ」
「満たされた?」
「読書欲が」
「なるほど」
読書好きの人に、サツキのことですが、聞いたことがあります。短期間に集中して本を読みすぎると突然欲が満たされることがあると。
「お城凄かったよ! 昔懐かしいものがたくさん!」
エルマがそう先ほどのお城探検の話を始める頃、私に個人チャットが届きます。
『お久しぶりです』
『お久しぶりです』
ハリリンの部下というか弟子だった、カリアンという女性からのチャットです。
『何かありましたか?』
私がそう返すと、少しの間が開いて、返事がきます。
『大したことじゃ無いんだけど、気になることを小耳にはさんだから。『ヴァンヘイデン』から亡命したの?』
『そう。この間の戦争の件でいろいろありまして。詳しくはハリリンに聞いてください』
『そう……。残念。私チェリーのこと気に入ってたよ』
『ありがとう。私もカリアンさんのこと気に入ってました』
『敵国同士になっちゃたけど何かあったら言って。できるだけ協力するから』
ん?
『敵国同士ってどういうこと?』
『あれ? 知らない? 『ヴァンヘイデン』が『ヨルダン』との同盟を破棄しちゃったの』
『えっ……』
『当面大事にはならないけど、何かあった時、戦争まで進んじゃうかもしれないから』
『そうだったんですか……。情報ありがとうございます』
『いいよ。このくらい。じゃぁまたね。そっちでも頑張って』
『はい。カリアンさんも頑張って』
チャットを終え、今知ったことをこの場にいる人に伝えます。
「ごめん。話の腰を折る感じで申し訳ないんだけど、少し聞いてくれる?」
「ほあー?」
ステイシーの間の抜けた声とナッツをリスのように口に詰めているエルマがこちらを見てきます。
「『ヴァンヘイデン』が『ヨルダン』との同盟を破棄したらしい」
「んー。何かあったら戦争起こしそうだねー。でも大丈夫じゃないー?」
「どうして?」
「だって『ヨルダン』に僕とチェリーがいるの知ってるわけじゃんー? 国ごと消滅させられるって思うだろうから戦争にはならないと思うよー。情報戦争は起きるかもしれないねー」
「確かにそうだね。あっ!」
エルマが唐突に声をあげます。
「マズイ! チェリー急いで『ヨルダン』に行かなきゃいけない! マオも!」
「どういうこと?」
「あたしがチェリーとステイシーの敵対勢力になっちゃってる! あたしまだ『ヴァンヘイデン』所属!」
「なるほど」
敵対勢力としてエルマがいると私とステイシーのスキルをある意味で完封できるってわけですね。となると……。
「私とステイシーは残ってないとまずいね。二人で『ヨルダン』に行ってエルマは亡命して、愛猫姫は所属国が無いからすぐに受け入れてもらえるはず。とりあえず、このローブ持って行って、偉い人に会わせて貰えばなんとかなると思う」
「おっけい! ちょっと行ってくる」
そう言ったエルマが愛猫姫の手を掴み酒場から走り出して行きました。
「ステイシー、この状況は読めた?」
「いやー。全くー。ってことはそろそろ追手がくる頃だねー」
「かもしれないね」
「町中での戦闘は流石にしないと思うけどー、馬車に乗って移動してる時間も危ないかー」
「クルミには一言伝えて待っててもらおう。馬車のレンタル少し長くなっちゃうけど仕方ないね」
「おっけー。一度宿屋に戻ろう」
宿屋までまっすぐ戻ってきた私達は4階に泊まっているクルミの部屋をコンコンコンとノックします。
「はい」
「クルミさん。扉越しでごめんなさい。ちょっと私達急用ができちゃったので今日一日留守にします。馬車のレンタルの期間伸びちゃうかもしれないです。これは経費ってことで受け取っておいてください」
話している間にクルミが扉を開けてくれたので用意しておいた10万金を渡します。
「こんな大金……」
「もし私達からの連絡が何もなかったら、このお金で『アクアンティア』に帰ってください」
「わ、わかりました」
「振り回しちゃってごめんなさい」
「いえ。大丈夫です。では今日一日はお宿でおとなしくしています」
「ありがとう。じゃぁ少し行ってくるね」
「いってらっしゃいませ」
クルミがお辞儀をしたのを見届け、私とステイシーは宿屋から走り抜け、都市の外へと向かいます。
「この辺までくれば巻き込んだりはしないかなー?」
『雷精の里 サンデミリオン』から魔法系の全力疾走5分程の場所で立ち止まります。
上がる息を整え、周囲を警戒します。
「前襲ってきたのは『アクアンティア』だったよね?」
「そうだねー。増員が到着したとするなら妥当な頃合になるねー。問題はどうやって僕たちの行動を監視していたかでしょー?」
「だよね」
≪テレポート≫やフレンデールの高速移動等、普通に追跡していたら振り切れる物ばかりです。
「でもそれは考えても答えが出ないことだと思うしねー。とりあえずは敵がいないかどうかだよー≪広範囲探知≫」
ステイシーが超広範囲にわたって≪探知≫できるスキルを発動します。
「あー。そう言うことかー」
「どうしたの?」
「えっとねー。結論からいうと尾行はエルマに憑いてたー」
「エルマに? 憑いてた?」
「≪生霊≫か何かをずっと憑けてたんだよ。いつからか知らないけどー。目的は僕らだろうからすでにこっちに向かってるはずなんだー。そしてこの周囲に15人『ヴァンヘイデン』の騎士団がいる」
「途中でエルマが消えたから私達も≪テレポート≫したと思っているのかな?」
「そうだとありがたいけどね。そうもいかなそう」
ステイシーがそう言いきると私の身体を空気の壁のようなものが通過していきました。
「≪探知≫かー」
「だねー」
「『サンデミリオン』からまだ近い、少し距離を開けながら戦闘準備しよう」
「了解ー」
さらに都市から離れる為に私達は走り出します。
to be continued...
城から出たエルマは軽快なスキップをしながら大声を出します。
「そうだね。まさかゲームの中で昔懐かしいゲームがみられるとは」
「久々に触りたくなったよ!」
「わかる」
私達がそう話しているとステイシーがログインしてきたようでパーティーチャットを送ってきます。
『おはよー』
『おはよ』
『おはよ!』
『おはよう』
『こっちで飲んだお酒が抜けなくてリアルでもまだ気持ち悪いー』
『そういう、ときは、迎え酒。軽めの、お酒、飲んでくると、いいわ』
それ依存症になるやつじゃ?
『もっかい酒場いってくるー』
やるんかい。愛猫姫って見かけによらず結構ワイルドですよね。最近は慎ましく読書しかしていませんが。
『みんな揃ったしどこか行く?』
エルマがそう聞きます。
『じゃぁステイシーが行く酒場で待ち合わせしよっか』
『わかった、わ。すぐいく』
愛猫姫がすぐ行くといったので私とエルマも酒場に向かいます。
「昨日飲んだところに行ったのかな?」
「たぶんね。そんなに遠くないからゲートだすよ。≪ワープ・ゲート≫」
「ありがと」
エルマがゲートをだしてくれたのでそのゲートをくぐり酒場までひとっ飛びします。
酒場に入るとすでにステイシーがぐったりしながらカウンターに突っ伏しています。
「ステイシー大丈夫?」
私が声をかけるとステイシーは唸りながら答えます。
「だいじょうぶー。もう少しこうしてればー、よくなるー」
「マオにも場所伝えといた」
そう言いながらエルマがステイシーの横に座ります。
「なんでエルマは平気なんだろうねー?」
「毎日飲んでるからじゃ?」
ステイシーの恨みがこもった言葉に私が返します。
「失敬な! これでもちゃんと休肝日は設けてる!」
「なら大丈夫だねー」
ステイシーがまともな思考できていないですね。
「おま、たせ」
愛猫姫がすぐにやってきました。
「あれ? マオ本は?」
「読み終わって、しまった、の。それに、満たされた、わ」
「満たされた?」
「読書欲が」
「なるほど」
読書好きの人に、サツキのことですが、聞いたことがあります。短期間に集中して本を読みすぎると突然欲が満たされることがあると。
「お城凄かったよ! 昔懐かしいものがたくさん!」
エルマがそう先ほどのお城探検の話を始める頃、私に個人チャットが届きます。
『お久しぶりです』
『お久しぶりです』
ハリリンの部下というか弟子だった、カリアンという女性からのチャットです。
『何かありましたか?』
私がそう返すと、少しの間が開いて、返事がきます。
『大したことじゃ無いんだけど、気になることを小耳にはさんだから。『ヴァンヘイデン』から亡命したの?』
『そう。この間の戦争の件でいろいろありまして。詳しくはハリリンに聞いてください』
『そう……。残念。私チェリーのこと気に入ってたよ』
『ありがとう。私もカリアンさんのこと気に入ってました』
『敵国同士になっちゃたけど何かあったら言って。できるだけ協力するから』
ん?
『敵国同士ってどういうこと?』
『あれ? 知らない? 『ヴァンヘイデン』が『ヨルダン』との同盟を破棄しちゃったの』
『えっ……』
『当面大事にはならないけど、何かあった時、戦争まで進んじゃうかもしれないから』
『そうだったんですか……。情報ありがとうございます』
『いいよ。このくらい。じゃぁまたね。そっちでも頑張って』
『はい。カリアンさんも頑張って』
チャットを終え、今知ったことをこの場にいる人に伝えます。
「ごめん。話の腰を折る感じで申し訳ないんだけど、少し聞いてくれる?」
「ほあー?」
ステイシーの間の抜けた声とナッツをリスのように口に詰めているエルマがこちらを見てきます。
「『ヴァンヘイデン』が『ヨルダン』との同盟を破棄したらしい」
「んー。何かあったら戦争起こしそうだねー。でも大丈夫じゃないー?」
「どうして?」
「だって『ヨルダン』に僕とチェリーがいるの知ってるわけじゃんー? 国ごと消滅させられるって思うだろうから戦争にはならないと思うよー。情報戦争は起きるかもしれないねー」
「確かにそうだね。あっ!」
エルマが唐突に声をあげます。
「マズイ! チェリー急いで『ヨルダン』に行かなきゃいけない! マオも!」
「どういうこと?」
「あたしがチェリーとステイシーの敵対勢力になっちゃってる! あたしまだ『ヴァンヘイデン』所属!」
「なるほど」
敵対勢力としてエルマがいると私とステイシーのスキルをある意味で完封できるってわけですね。となると……。
「私とステイシーは残ってないとまずいね。二人で『ヨルダン』に行ってエルマは亡命して、愛猫姫は所属国が無いからすぐに受け入れてもらえるはず。とりあえず、このローブ持って行って、偉い人に会わせて貰えばなんとかなると思う」
「おっけい! ちょっと行ってくる」
そう言ったエルマが愛猫姫の手を掴み酒場から走り出して行きました。
「ステイシー、この状況は読めた?」
「いやー。全くー。ってことはそろそろ追手がくる頃だねー」
「かもしれないね」
「町中での戦闘は流石にしないと思うけどー、馬車に乗って移動してる時間も危ないかー」
「クルミには一言伝えて待っててもらおう。馬車のレンタル少し長くなっちゃうけど仕方ないね」
「おっけー。一度宿屋に戻ろう」
宿屋までまっすぐ戻ってきた私達は4階に泊まっているクルミの部屋をコンコンコンとノックします。
「はい」
「クルミさん。扉越しでごめんなさい。ちょっと私達急用ができちゃったので今日一日留守にします。馬車のレンタルの期間伸びちゃうかもしれないです。これは経費ってことで受け取っておいてください」
話している間にクルミが扉を開けてくれたので用意しておいた10万金を渡します。
「こんな大金……」
「もし私達からの連絡が何もなかったら、このお金で『アクアンティア』に帰ってください」
「わ、わかりました」
「振り回しちゃってごめんなさい」
「いえ。大丈夫です。では今日一日はお宿でおとなしくしています」
「ありがとう。じゃぁ少し行ってくるね」
「いってらっしゃいませ」
クルミがお辞儀をしたのを見届け、私とステイシーは宿屋から走り抜け、都市の外へと向かいます。
「この辺までくれば巻き込んだりはしないかなー?」
『雷精の里 サンデミリオン』から魔法系の全力疾走5分程の場所で立ち止まります。
上がる息を整え、周囲を警戒します。
「前襲ってきたのは『アクアンティア』だったよね?」
「そうだねー。増員が到着したとするなら妥当な頃合になるねー。問題はどうやって僕たちの行動を監視していたかでしょー?」
「だよね」
≪テレポート≫やフレンデールの高速移動等、普通に追跡していたら振り切れる物ばかりです。
「でもそれは考えても答えが出ないことだと思うしねー。とりあえずは敵がいないかどうかだよー≪広範囲探知≫」
ステイシーが超広範囲にわたって≪探知≫できるスキルを発動します。
「あー。そう言うことかー」
「どうしたの?」
「えっとねー。結論からいうと尾行はエルマに憑いてたー」
「エルマに? 憑いてた?」
「≪生霊≫か何かをずっと憑けてたんだよ。いつからか知らないけどー。目的は僕らだろうからすでにこっちに向かってるはずなんだー。そしてこの周囲に15人『ヴァンヘイデン』の騎士団がいる」
「途中でエルマが消えたから私達も≪テレポート≫したと思っているのかな?」
「そうだとありがたいけどね。そうもいかなそう」
ステイシーがそう言いきると私の身体を空気の壁のようなものが通過していきました。
「≪探知≫かー」
「だねー」
「『サンデミリオン』からまだ近い、少し距離を開けながら戦闘準備しよう」
「了解ー」
さらに都市から離れる為に私達は走り出します。
to be continued...
0
お気に入りに追加
265
あなたにおすすめの小説
ぼくから僕へ
谷地雪@悪役令嬢アンソロ発売中
SF
冒険者ギルドに所属するアキトは、順風満帆な日々を送っていた。
ある日、「森の奥の小屋に閉じこもってしまった少年を、外に出るように説得してほしい」という依頼を受ける。
ドア越しに少年と対話するアキトだったが、少年の言い分に段々イラ立っていく。
しかし、その少年の正体は、実は――。
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
ーOnly Life Onlineーで生産職中心に遊んでたらトッププレイヤーの仲間入り
星月 ライド
ファンタジー
親友の勧めで遊び、マイペースに進めていたら何故かトッププレイヤーになっていた!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意事項
※主人公リアルチート
暴力・流血表現
VRMMO
一応ファンタジー
もふもふにご注意ください。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
いや、一応苦労してますけども。
GURA
ファンタジー
「ここどこ?」
仕事から帰って最近ハマってるオンラインゲームにログイン。
気がつくと見知らぬ草原にポツリ。
レベル上げとモンスター狩りが好きでレベル限界まで到達した、孤高のソロプレイヤー(とか言ってるただの人見知りぼっち)。
オンラインゲームが好きな25歳独身女がゲームの中に転生!?
しかも男キャラって...。
何の説明もなしにゲームの中の世界に入り込んでしまうとどういう行動をとるのか?
なんやかんやチートっぽいけど一応苦労してるんです。
お気に入りや感想など頂けると活力になりますので、よろしくお願いします。
※あまり気にならないように製作しているつもりですが、TSなので苦手な方は注意して下さい。
※誤字・脱字等見つければその都度修正しています。
Select Life Online~最後にゲームをはじめた出遅れ組
瑞多美音
SF
福引の景品が発売分最後のパッケージであると運営が認め話題になっているVRMMOゲームをたまたま手に入れた少女は……
「はあ、農業って結構重労働なんだ……筋力が足りないからなかなか進まないよー」※ STRにポイントを振れば解決することを思いつきません、根性で頑張ります。
「なんか、はじまりの街なのに外のモンスター強すぎだよね?めっちゃ、死に戻るんだけど……わたし弱すぎ?」※ここははじまりの街ではありません。
「裁縫かぁ。布……あ、畑で綿を育てて布を作ろう!」※布を売っていることを知りません。布から用意するものと思い込んでいます。
リアルラックが高いのに自分はついてないと思っている高山由莉奈(たかやまゆりな)。ついていないなーと言いつつ、ゲームのことを知らないままのんびり楽しくマイペースに過ごしていきます。
そのうち、STRにポイントを振れば解決することや布のこと、自身がどの街にいるか知り大変驚きますが、それでもマイペースは変わらず……どこかで話題になるかも?しれないそんな少女の物語です。
出遅れ組と言っていますが主人公はまったく気にしていません。
○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
※VRMMO物ですが、作者はゲーム物執筆初心者です。つたない文章ではありますが広いお心で読んで頂けたら幸いです。
※1話約2000〜3000字程度です。時々長かったり短い話もあるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる